虫が苦手な人でも、愛らしいてんとう虫ならば平気ということはないでしょうか。
てんとう虫とはコウチュウ目テントウムシ科の総称のことです。
名前の由来は「太陽に向かって飛んで行く」ことから太陽神の天道からとられたとされています。
さてこのてんとう虫はスピリチュアル的な解釈ではどのようなことがあるのでしょうか。
詳しくまとめてみましたので、見ていきましょう。
- てんとう虫とは
- てんとう虫と太陽信仰
- ヨーロッパにおいてのてんとう虫
- てんとう虫とスピリチュアルの関係
- 世界各地のてんとう虫の言い伝え
- てんとう虫が聖母マリア使いと言われる理由とは
- てんとう虫が教えてくれるラッキーサインとは
- てんとう虫が夢に出てきたら
- まとめ
1. てんとう虫とは
てんとう虫とは、コウチュウ目テントウムシ科に分類される昆虫の総称のことを言います。
日本においては、赤や黄色の身体に黒い点の小型の甲虫ですが、名前の由来は太陽に向かって飛んで行くことから太陽神の天道からとられたとされています。
ほとんどのてんとう虫は害虫アブラムシを食べることから益虫として親しまれてもいます。
(なかには、害虫となるてんとう虫の種類もあるとされています)
2. てんとう虫と太陽信仰
てんとう虫の「てんとう」とは「太陽」のことを言います。
日本においては、昔から太陽のことを「おてんと様」「おてんとう様」と呼ぶことがあります。
これは漢字で書くと「天道」となるのですが、天道とは、戦国時代に確立した日本人の思想「太陽信仰」を言うのです。
下克上の戦乱期「神も仏もなし」と言われた戦国時代ですが、武将から農民に至るまで「すべてはお天道様が決めている」のだと密かに崇められていました。
これが太陽信仰ということなのです。
てんとう虫は太陽に向って昇りますし、枝の先端からでないと飛び立ちません。
そこから「天への道を進む虫」、天道虫になったという説もあります。
3. ヨーロッパにおいてのてんとう虫
さて、ヨーロッパにおいてはてんとう虫はどのように言われているのでしょうか。
てんとう虫は「聖母マリアの使い」とされており、英語での呼び方は「Lady bug」「Lady bird」となります。
またドイツ、スペインでは「マリア様の虫」という意味で呼ばれているとのことです。
やはり農作物を荒らす害虫を食べてくれるということで益虫として親しまれているのは、日本と同じようです。
4. てんとう虫とスピリチュアルの関係
農作物を荒らす害虫を食べてくれる益虫であるてんとう虫ですが、スピリチュアル的にはどのような解釈があるのか調べてみました。
てんとう虫はもともと「幸運を運ぶ」とも言われています。
ではここからはスピリチュアル的観点からてんとう虫を見ていきましょう。
4-1. てんとう虫が体にとまると幸運のサイン
てんとう虫が幸運の虫として知られているのは、体にとまると幸運のサインということが一般的に広く知られているからではないでしょうか。
偶然にてんとう虫が体にとまっているのを見かけますと、その人は近々幸運が訪れるという言い伝えは日本だけでなく各国においても似たようなものがあります。
4-2. てんとう虫が手にとまると結婚が近い
てんとう虫が偶然にも手にとまるということがあったとすれば、それは「結婚が近いですよ」というサインなのだとか。
今恋愛中の人にとってはこの上なく嬉しいことかもしれません。
4-3. てんとう虫を見かけたら恋の願いが叶う
てんとう虫を見るだけで、恋愛運がいいことを暗示しているとも言われます。
てんとう虫を見かけた時はその人の恋の願いが叶うとされているのです。
片思いの人は両思いになることを願うといいことが起こるかもしれません。
4-4. 病気の人にてんとう虫が止まったら治る
病気の人にてんとう虫が止まったら、治るという言い伝えもあります。
これは、てんとう虫が益虫であるところからきているのかもしれません。
ほとんどのてんとう虫はアブラムシを食べるのですが、実はアブラムシとは害虫で、農作物を育てている人にとっては厄介な存在なのです。
そういったところからもてんとう虫がいてくれたら、病気を食べてくれる=健康になるということに繋がっているのでしょう。
つまりてんとう虫の存在そのものが縁起がいいのです。
5. 世界各地のてんとう虫の言い伝え
てんとう虫が縁起が良く、益虫で親しまれていたり、幸運の虫だとされているのは何も日本に限ったことではないのです。
世界各地にもてんとう虫の言い伝えはいくつもありますし、どれもいいことばかりなのです。
それでは世界各地のてんとう虫の言い伝えを見ていきましょう。
5-1. ベルギー
ベルギーと言えば、美味しいチョコレートを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
そのベルギーにおいては、てんとう虫が若い女の子の手にとまった場合「その女の子は1年以内に結婚する」というジンクスがあるのだそうです。
お年頃の女の子にとって何とも嬉しい言い伝えと言えるでしょう。
5-2. ノルウェー
北欧のノルウェーでは、男性と女性が同時にてんとう虫を見つけたら、その二人の間には「愛が芽生える」という言い伝え、ジンクスがあるとされています。
気になる異性を誘って、てんとう虫がいそうなところへ出かけるのもいいかもしれません。
そしててんとう虫を見ることができたらそれを相手にさりげなく伝えると、愛の告白にもなるのではないでしょうか。
ロマンチックなことが好きな相手にアプローチすると成功率がアップしそうです。
5-3. イギリス
イギリスの、ビクトリア王朝においては、てんとう虫が手にとまったら「新しい手袋」頭にとまったら「新しい帽子」を受け取るとされていました。
新しい手袋も帽子も用意するには「お金」が必要ですから、てんとう虫がとまるということは「金運」アップを示すといった意味もあったのかもしれません。
5-4. フランス
フランスにおいては、てんとう虫が体にとまることで、自分の中の心配事も一緒に飛んでいってしまうと言われているのだそうです。
精神的に嬉しくなるジンクスですので、他の人にてんとう虫がとまった時にそのことを教えてあげると喜ばれるのではないでしょうか。
5-5. ドイツ
ドイツでは、てんとう虫は誕生日のカードに添えられる定番のラッキーアイテムとされています。
おめでたいと祝うものですから、やはりてんとう虫は幸運のシンボルとして愛されているのでしょう。
6. てんとう虫が聖母マリア使いと言われる理由とは
外国においては、てんとう虫は「聖母マリアの使い」「聖母マリアの化身」とも言われているのですが、その理由はどういったことからなのでしょうか。
それでは見ていきましょう。
6-1. 聖母マリア様のローブを表している
てんとう虫は赤や黄色と種類がありますが、赤いてんとう虫は、聖母マリアのローブを象徴していると言われています。
てんとう虫の背中の斑点は、聖母マリアの7つの喜びと悲しみを表しているのだとされています。
6-2. てんとう虫が益虫だから
聖母マリアの使いと言われている理由として、てんとう虫が害虫を食べてくれる益虫だったこともあるとされています。
現在では農薬や虫除けの薬がありますが、昔はそのようなものはなかったことでしょう。
農作物の害虫による被害は深刻だったと思われますし、それを防いでくれるてんとう虫は当時の人々にとって、まさに天からの使いと思えたことでしょう。
6-3. 太陽に向かって飛ぶことから神との繋がりがあると思われていた
世界的にも、てんとう虫は神様(天)との繋がりがある昆虫だと考えられていたと思われます。
世界のてんとう虫の呼び名で「聖母」「神」といった存在に由来するのはとても多く、半分以上にものぼるとも言われています。
天から来た存在と信じられ、愛されていたのでしょう。
7. てんとう虫が教えてくれるラッキーサインとは
てんとう虫は、スピリチュアル的にも幸運の虫として世界各地で愛されていることがわかりました。
また占いにおいてもてんとう虫は「ラッキーなことが起こるサイン」として捉えられています。
ここではてんとう虫が教えてくれるとされているラッキーサインを見ていきましょう。
7-1. 出会いを教えてくれている
てんとう虫が自分にとまったり、そばにいた場合、その次にどこへ飛んでいくか、方向を観察しておくようにしましょう。
実は、てんとう虫が飛んでいく方向には出会いがあると言われているからです。
その出会いは当然、良い出会い、自分にとって幸運をもたらす出会いという意味になりますので、もしかしたら「運命の人」である可能性もあります。
7-2. 好きな人の場所を教えてくれる
てんとう虫が、自分の近くにとまった後にどこかへ飛んで行ったらその方向に自分の好きな人がいる合図とされています。
例えば、学校や会社が違って、会う機会が難しいといった場合にてんとう虫を見かけたら、飛んでいく方向へ出かけてみるといいかもしれません。
7-3. てんとう虫が結婚年齢を教えてくれる
てんとう虫が手にとまった時は、何秒とまっているか数えてみてください。
とまっていた秒数の年齢以降に、結婚することになるという占いがあります。
例えば、25秒とまっていたら、25歳以上になってから結婚するというものです。
なるべく早く結婚したい人は、優しくふっと吹いて早く飛んでいってもらうといいかもしれません。
ベルギーでは、てんとう虫が若い女の子の手にとまると、1年以内に結婚すると言う言い伝えもあります。
つまり、てんとう虫が手にとまる時点でラッキーサイン、結婚する時期が近づいているとも言えるかもしれません。
7-4. てんとう虫が教える幸運期
てんとう虫が体のどこかにとまると、それは幸運の兆しとされています。
つまり、てんとう虫が幸運期であることを教えてくれているというわけです。
そして、もしもてんとう虫が一匹だけでなく何匹もとまったら、それはその人にとって、大幸運期の到来ということになるのだとか。
自分の運気を上げたい、縁起がいいことをしたいと願うならば、てんとう虫がいそうな自然豊かな場所に出かけるのがおすすめです。
無理に捕まえるのではなく、自然ととまってくれることを願うようにしましょう。
7-5. てんとう虫が病気を浄化する
病気の人にてんとう虫がとまったらそれは病気が快復する兆しを伝えてくれているとされています。
てんとう虫が飛び立つ時に、その病気を持っていってくれる合図なのです。
病気まではいかなくても、何かと不調を抱えていたり、時々古傷が痛むといったこともあるかと思います。
そのような時、てんとう虫がとまってくれたら、自分の手から飛び立つ時に「一緒に病気も飛んでいってください」と心の中で唱えるといいでしょう。
自分を悩ませている病気や物事がてんとう虫と一緒に飛んでいってくれるというおまじないでもあります。
7-6. てんとう虫が愛を繋げてくれる
ノルウェーでは、てんとう虫を一緒に見つけた男女の間には愛が芽生えるという言い伝えがあります。
もしも、今、恋人関係になりたい異性がいる人は、てんとう虫がいそうな場所に誘って一緒に行ってみると恋愛成就率がアップする可能性があります。
また、一緒にてんとう虫を見る相手というのはもともと、自分にとっての運命の人の可能性が高いとも言えるのです。
7-7. てんとう虫に心配ごとを浄化してもらう
てんとう虫が体にとまるのは幸運の印というのは世界共通のようです。
そして、そのとまったてんとう虫が自分の元から飛んで行く時は、深い心配事も一緒に連れて行ってくれるとされているのです。
今、現実の生活の上で心配事や悩みが多い人は、休みの日は自然が多い場所へ行くのがおすすめとなります。
自然と触れ合うだけでもリフレッシュ効果がありますが、さらにてんとう虫と出会うことができれば浄化してもらえるのです。
7-8. てんとう虫が教えてくれる金運
さて、幸運のシンボルてんとう虫ですが恋愛、愛情ばかりではなく金運についてもやはり幸運をもたらしてくれると信じられているのです。
もしも、家の中にてんとう虫が入ってきたらそれはその家にとって良いことが起こるサインでもあります。
またてんとう虫の身体にある斑点の数を数えるようにしましょう。
てんとう虫の斑点の数と同じお金や良いことがもたらされることでしょう。
例えば、給料がアップするとか、おこづかい、臨時収入があるとか、何かしらの形でお金が入ってくるかもしれません。
8. てんとう虫が夢に出てきたら
幸運を呼ぶと言われるてんとう虫が夢に出てきた場合ですが、どのような意味合いを持つのでしょうか。
大まかに見ていきましょう。
8-1. てんとう虫の夢の意味
てんとう虫の夢は、金運のアップ、支援者との出会いといった意味があります。
というわけで、基本的には良い夢に属すると言えるのですが、もしもてんとう虫の夢を見て自分が嫌な感じを受けたという時は、要注意になります。
それは自分の中にコンプレックスがあるという暗示になるのだと言われています。
誰にでもコンプレックスはあるのですが、これが強くなりますと、人に対する不平不満になったり、ストレスが溜まったりということになりますので、自分を見つめ直してみたり、ストレスを癒すといったことに気を配るようにしましょう。
8-2. てんとう虫の色で夢の意味は変わる
夢に出てきたてんとう虫の色でも意味合いは変わります。
普段、赤い色のてんとう虫のイメージが強いのですが、実は黄色など違う色のてんとう虫もいます。
さて夢占いにおいては、黄色のてんとう虫は、理解者が現れる、存在するという意味になるのです。
それと同時に自分自身が疲れているサインでもありますので、体調に気をつけるようにしましょう。
黒いてんとう虫の夢は再生、上昇といったものを意味すると言われています。
特に男性が見ると吉夢と言えるでしょう。
自分の力でしっかり歩いていけるという意味になります。
8-3. てんとう虫を食べる夢は好転の兆し
てんとう虫を食べるという夢は気持ち悪いかもしれません。
しかし、この夢を見た人は現実の状況が今よりも良くなる、好転するという兆しになりますので吉夢となります。
夢占いでは現実に起こったら嫌だ、困る、怖いと思うことが吉夢になることもありますので奥深く面白いものなのです。
てんとう虫を食べる夢を見た人は今後、事態が好転するということですから、夢占いにおいても、てんとう虫は幸運を運ぶ存在なのです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
愛らしい昆虫、てんとう虫についてスピリチュアル的な解説をしました。
虫は苦手という女性の人は多いと思いますが、なぜかてんとう虫ならば触れるという人もいます。
てんとう虫は益虫であり、農作物の虫害を防いでくれる存在でもあることから、ヨーロッパなどでは聖母マリアの使いとして呼ばれてもいるのです。
日本においては、太陽に向かって飛ぶということから「天道虫」と呼ばれているという説もありました。
世界中においててんとう虫は縁起のいい昆虫として愛されていることがおわかりいただけたのではないでしょうか。
もしもてんとう虫を見かけたら、それは幸運が訪れるサインです。
運気を上げたい人はてんとう虫と出会えるように自然の多い場所に出かけるといいかもしれません。
虫が苦手な人でも、愛らしいてんとう虫ならば平気ということはないでしょうか。
てんとう虫とはコウチュウ目テントウムシ科の総称のことです。
名前の由来は「太陽に向かって飛んで行く」ことから太陽神の天道からとられたとされています。
さてこのてんとう虫はスピリチュアル的な解釈ではどのようなことがあるのでしょうか。
詳しくまとめてみましたので、見ていきましょう。
1. てんとう虫とは
てんとう虫とは、コウチュウ目テントウムシ科に分類される昆虫の総称のことを言います。
日本においては、赤や黄色の身体に黒い点の小型の甲虫ですが、名前の由来は太陽に向かって飛んで行くことから太陽神の天道からとられたとされています。
ほとんどのてんとう虫は害虫アブラムシを食べることから益虫として親しまれてもいます。
(なかには、害虫となるてんとう虫の種類もあるとされています)
2. てんとう虫と太陽信仰
てんとう虫の「てんとう」とは「太陽」のことを言います。
日本においては、昔から太陽のことを「おてんと様」「おてんとう様」と呼ぶことがあります。
これは漢字で書くと「天道」となるのですが、天道とは、戦国時代に確立した日本人の思想「太陽信仰」を言うのです。
下克上の戦乱期「神も仏もなし」と言われた戦国時代ですが、武将から農民に至るまで「すべてはお天道様が決めている」のだと密かに崇められていました。
これが太陽信仰ということなのです。
てんとう虫は太陽に向って昇りますし、枝の先端からでないと飛び立ちません。
そこから「天への道を進む虫」、天道虫になったという説もあります。
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