寝ることが好きな人は案外多いのではないでしょうか。
しかし、その睡眠で嫌な夢を見てしまったら、これほど嫌なことはないでしょう。
嫌な夢はなぜ見るのか、詳しくみていきます。
- 嫌な夢とは?
- 嫌な夢ばかり見る原因
- 嫌な夢ばかり見る時の心理状態
- 嫌な夢を夢占いで解釈
- 嫌な夢ばかり見る時のスピリチュアル的な解釈
- 嫌な夢ばかり見る時の、見ないための対策
- まとめ
1. 嫌な夢とは?
嫌な夢とは何でしょう。
具体的にいえば、嫌な夢とは、自分が不快に感じる夢やストレスになる夢を意味しています。
いわゆる悪夢です。
悪夢というと、ゾンビに襲われる夢や殺人鬼に襲われる夢などといった、少しオカルトチックな怖い夢を想像しやすいですが、何もこういった夢だけが嫌な夢ではありません。
例えば、嫌いな人が登場し、不快になる夢を見たとしたら、それはその人にとって立派な悪夢だといえるでしょう。
他の人からしてみれば、単に人物が登場するだけの夢ではありますが、その人にしてみたら、不快感や恐怖心を感じる夢なので悪夢だといえます。
嫌な夢とは、具体的にどういう夢なのかを表すことができません。
なぜなら、その夢が嫌な夢かどうかはその人自身の価値観や考え方、思い出などによって決められるからです。
プールで泳ぐ夢を見たとしたら、水恐怖症の人ならばそれは嫌な夢だと認知されますし、泳ぐのが好きな人であれば、楽しい夢だと認知されます。
その夢がいい夢か嫌な夢かは、その人自身が決めることです。
2. 嫌な夢ばかり見る原因
嫌な夢ばかり見る原因を詳しくみていきましょう。
2-1. 快適な睡眠を妨げる原因がある
嫌な夢を見る原因として、寝ている間に何らかのストレスがかかっていることが考えられます。
例えば、家の外の音がうるさい、電気をつけっぱなしで寝ている、いつもと枕が違う、部屋の室温が適温ではないなどといったことです。
これらのストレスが寝ている間にあなたを襲い、体に負担がかかって嫌な夢を見るに至っていると考えられます。
睡眠中、部屋が寒いのが原因で雪山で遭難する夢をみたり、寝ているときに誰かの声を聞いて自分の悪口を言われている夢をみたりするのは、こういった原因があるものと考えられます。
そのため、快適な睡眠がとれるよう工夫することが大切です。
睡眠中、ストレスが体に溜まらないように睡眠の質を高める工夫をしましょう。
2-2. 昼間に過度なストレスを受けている
睡眠にはレム睡眠とノンレム睡眠の2通りがあり、この2つの睡眠が一定の間隔で交互にやってきます。
そして、夢を見ることが多いのがレム睡眠だと言われています。
なぜかというと、このレム睡眠のときに人は頭の中に貯めた記憶を整理しているからです。
その日、一日で感じたことや覚えたことを、翌日に備えて整理しているのです。
そのため、レム睡眠のときは脳が活発に動いている状態であり、このときに日中に起きた出来事を整理しているといえます。
さて、嫌な夢をみる場合の原因ですが、昼間に過度なストレスを受けていると、その記憶もレム睡眠時に整理されることとなります。
ストレスを受けたことを再び脳に思い起こさせて整理するので、自然とこのときに見る夢は嫌な夢となるのは当然です。
昼間に過度なストレスを受けていると、どうしても睡眠時にストレスを感じる夢を見やすくなります。
2-3. トラウマがある
過去に強いトラウマがある人は嫌な夢を見やすいと言われています。
いわゆるPTSD(心的外傷後ストレス障害)と言われる状態です。
PTSDとは辛い過去や苦しい過去が忘れられず、強くトラウマとなって心に残り続けることを意味しています。
そのため、時間が経っても、ふとした瞬間に思い出すということがあります。
嫌な夢は一体どのような夢だったのでしょうか。
もし、その嫌な夢が過去のこうしたトラウマを象徴させる夢ならば、あなたはトラウマが原因で嫌な夢をみたといえるでしょう。
3. 嫌な夢ばかり見る時の心理状態
嫌な夢ばかり見る時の心理状態をみていきます。
3-1. 心配事がある
人は何かを心配事があると嫌な夢をみます。
特にこれからの将来について不安があるときに見やすい傾向があります。
経済的な不安や職場の人間関係、健康への不安など、何か心配事を抱えていると、自分にとって不快と感じる夢が登場します。
心配事がある限り、嫌な夢はあなたを苦しめていくことでしょう。
そのため、こういった場合は心配事を少しでも減らす工夫が大切です。
信頼できる人に相談したり、心配事が減るように行動を起こす必要があります。
3-2. 罪悪感を持っている
過去に何か気がかりなことをして、自分に罪悪感を持っている人は、嫌な夢を見やすい傾向があります。
いつも何かに気をとられ、思ってしまう心は、嫌な夢となってあなたを苦しめることでしょう。
過去の思い出を塗り替えることはできないので、罪悪感を少しでも軽くするしか方法はありません。
具体的にいえば、誰かに懺悔の意味を込めて話を聞いてもらったり、可能であれば直接謝罪するなどの行動を起こしてみましょう。
3-3. 嫌な思いをしている
誰かに暴言を吐かれたり、冷たい態度をとられたなど、嫌な思いをしたときは嫌な夢となって表れてきます。
嫌な夢を見た時は、まさに今、あなたが嫌な思いで過ごしているときに見る傾向にあります。
もし、「今日は嫌な思いをたくさんしたな」
というときは、その日に見る夢は嫌な夢になる可能性が高いです。
嫌な夢を見たくないのなら、その嫌な出来事を誰かに話したりして、自分の心に受けたキズを少しでも軽くしてあげましょう。
4. 嫌な夢を夢占いで解釈
嫌な夢を夢占いで解釈してみます。
4-1. 警告夢
嫌な夢をみたら、それは何らかの傾向を表す夢かもしれません。
あなたに何か危機が迫っていることを表しています。
嫌な夢をみたら、トラブルになりそうなことには近づかないように注意しましょう。
また、トラブルに発展しそうな人にも近づかいのが一番です。
他にも、あなたが話したことが誤解を受けて捉えられたり、違うニュアンスで捉えられる可能性があります。
人と会話をするときは失言しないように気を付けて話しましょう。
4-2. 注意力が散漫になっている
嫌な夢を見たら、あなたが注意力散漫になっていることを暗示している可能性があります。
自分のことを過大評価して気を許したり、軽視しすぎる傾向があるようです。
このままでは。
注意力が散漫になり、トラブルが起きてしまうことを夢は暗示しています。
嫌な夢をみたら、もう少し気を引き締めて過ごすようにしましょう。
ほんの些細な問題でも、「大したことない」
などと軽視せず、しっかりとチェックすることが大切です。
4-3. 人間関係の後退
嫌な夢の意味には、人間関係を後退するという暗示が隠れている場合があります。
今は順調に人間関係が築けていても、これから崩れていく可能性があるので注意しましょう。
例えば、仲良しな人に気を許して愚痴や悪口などを言いすぎるのも考えものです。
いくら仲が良かったとしても、あなたの愚痴や悪口を聞いてあなたの評価を下げてしまうかもしれません。
人間関係を後退させたくないのなら、あまり自分のネガティブな面は見せない方がよいでしょう。
4-4. 大切な人との別れ
嫌な夢には大切な人との別れを意味する場合があります。
あなたにとって大切な人とは誰でしょう。
両親でしょうか。
それとも恋人でしょうか。
あなたはその大切な人と別れる可能性があるようです。
しかし、まだ夢が暗示しているだけなので、嫌な夢を見たからといって悲観する必要はありません。
そうならないように対処すれば、避けることは可能です。
大切な人に甘えすぎている人は自分の行動を反省してみましょう。
また、大切な人が体調不良であれば悪化しないように体調を整えたり、受診させたりしてあげましょう。
4-5. 金銭的に困窮する
嫌な夢は金銭的に困窮することを表す場合があります。
今は経済的に潤っていても、これから先も経済的に潤うという保証はありません。
これからは今後の生活を思い、出費を控えた方が良さそうです。
失職する、稼ぎ頭がいなくなるという不運に見舞われる恐れがあります。
今は山ほど金銭に恵まれていても、あっという間に困窮する可能性があります。
浪費癖のある人は今のうちに直しておいた方がよいでしょう。
4-6. 名誉や地位を失う
嫌な夢は名誉や地位を失うことを暗示している可能性があります。
あなたがせっかく築きあげた信頼が崩れてしまう恐れがあるでしょう。
この夢をみたら、今後の行動は慎重に。
人の悪口や人としてモラルが問われる行動はもってのほか、些細な過ちであっても、今後は大きく取沙汰される恐れがあります。
ちょっとした気の緩みが命取りになります。
もし、今の名誉や地位を失いたくなければ、人に誤解されないよう気を付けましょう。
4-7. 何をしてもうまくいかない
嫌な夢には、何をしてもうまくいかなくなるという暗示が込められている場合があります。
チャンスを掴めそうだったのに棒に振ってしまう、気の合いそうな友達を見つけたのに離れてしまうなど、うまくいかない出来事があなたに降りかかってくるようです。
こういうときは下手に頑張っても疲れるだけです。
この時期は心身を休ませ、今後、運気が好転した際に力を発揮した方がよいでしょう。
4-8. 勘が冴えない
嫌な夢をみているときは、勘が冴えない時期であることを暗示している可能性があります。
人生の重要な選択で、もし迷いがあるのなら、一人で決めずに、信頼できる人に相談した方がよいでしょう。
また、この時期はギャンブル運も低迷しています。
どのような場合でも勘が冴えないことが多いので、この時期に「運命の人だ」
と思ってもただの勘違いである可能性があるので信じないようにしましょう。
5. 嫌な夢ばかり見る時のスピリチュアル的な解釈
嫌な夢ばかり見る時のスピリチュアル的な解釈についてみていきます。
5-1. 前世の因果によるもの
人の魂はずっと昔から存在していると言われています。
そのため、この世に生を受け死を迎えると、再び違う体に魂が宿り、別の人物としてこの世に生まれてくると言われています。
嫌な夢をみた場合、もしかしたら、前世のあなたが原因かもしれません。
前世であなたが起こした事件や事故が、嫌な因果として、今世のあなたに襲い掛かっていると思われます。
こうした前世の因果を少しでもなくすには善い行いを償いとして行うしかありません。
積極的にボランティアに参加したり、困っている人がいたら助けたりしていると、自然と前世で犯した罪がなくなっていくことでしょう。
5-2. 生霊
嫌な夢を見る原因として、生霊に憑りつかれていることが考えられます。
生霊とは生きている人間の魂が飛び出して、生きている人間を襲い掛かることを意味しています。
自分の強い思いが一人歩きし、魂の叫びとなって相手に表れてしまう現象です。
生霊になっている本人には、自分が生霊になっている自覚はありません。
今、あなたを敵視している人やライバルだと思っている人がいたら、その人たちの思いがあなたに災いとして降りかかり、嫌な夢として登場しているものと考えられます。
5-3. 悪霊に憑りつかれている
嫌な夢を見る原因としては、生霊の他に死んだ人間の霊の仕業も考えられます。
悪霊などの低俗な霊がそれに当たります。
悪霊は自分の果たせなかったことが未練として残り、この世に残留しているものたちのことです。
こうした悪霊の抱く負の感情が、憑りつかれるとダイレクトにあなたの心に伝わります。
悪霊の抱く悔しい感情や怒りの感情があなたを襲い、嫌な夢として表れている可能性があります。
6. 嫌な夢ばかり見る時の、見ないための対策
嫌な夢ばかり見る時の、見ないための対策を紹介します。
6-1. ストレスを発散する
嫌な夢は、日中に過度なストレスを受けていることが原因です。
その日中受けたストレスが嫌な夢を呼び起こし、あなたの睡眠を快適ではないものにしています。
しかし、日中受けたストレスを上手に発散させることができたのなら、嫌な夢をみる確率はグッと減るでしょう。
ストレスが記憶の中にあったとしても、ストレスを発散させることでその記憶が強く刻まれていくのを防ぐことができます。
「今日はストレスたまったな」
というときは、誰かに愚痴を聞いてもらったり、美味しい物を食べるなどして発散させましょう。
6-2. これは夢だと自覚する
よく夢をみていると、心のどこかで「これは夢だ」
と気付いていることはないでしょうか。
不思議なことですが、夢を見ているとき、人は「この出来事は夢である」
と自覚しているときがあります。
こういうときは嫌な夢から逃れるチャンスです。
夢を見ている時に、夢だという自覚がある場合、その夢を自分の思い通りに作り変えることができます。
そのため、嫌な夢を見たくない人は、寝る前に、「夢をみたら絶対に気付こう」
と心の強く念じることが大切です。
日頃から心がけることで、嫌な夢を見ても逃れることができるでしょう。
6-3. 体力を酷使する
嫌な夢をどうしても見たくないときは、手っ取り早く体を酷使するとよいでしょう。
一日中、体を使ってヘトヘトになると、夜、ぐっすり眠ることができます。
夢を見るのは、どうしても眠りが浅い時です。
体力を酷使すれば、睡眠がレム睡眠であっても、体がくたくたになっているので夢自体を見ることがありません。
もしかしたら、何らかの夢をみているのかもしれませんが、それが起きた時に脳裏に焼き付いて覚えていることはないでしょう。
どんなに深刻な悩みを抱えていても、体力を消耗させれば、自然と深い睡眠を得ることができます。
まとめ
ただでさえ、日中ストレスを受けている人は、夢の中でまでストレスを受けたら嫌な気持ちになることでしょう。
嫌な夢を見たくなければ、ぜひ嫌な夢を見ないように、対処法を実践してみましょう。
少しでも快眠できるように生活を改善してみましょう。
寝ることが好きな人は案外多いのではないでしょうか。
しかし、その睡眠で嫌な夢を見てしまったら、これほど嫌なことはないでしょう。
嫌な夢はなぜ見るのか、詳しくみていきます。
1. 嫌な夢とは?
嫌な夢とは何でしょう。
具体的にいえば、嫌な夢とは、自分が不快に感じる夢やストレスになる夢を意味しています。
いわゆる悪夢です。
悪夢というと、ゾンビに襲われる夢や殺人鬼に襲われる夢などといった、少しオカルトチックな怖い夢を想像しやすいですが、何もこういった夢だけが嫌な夢ではありません。
例えば、嫌いな人が登場し、不快になる夢を見たとしたら、それはその人にとって立派な悪夢だといえるでしょう。
他の人からしてみれば、単に人物が登場するだけの夢ではありますが、その人にしてみたら、不快感や恐怖心を感じる夢なので悪夢だといえます。
嫌な夢とは、具体的にどういう夢なのかを表すことができません。
なぜなら、その夢が嫌な夢かどうかはその人自身の価値観や考え方、思い出などによって決められるからです。
プールで泳ぐ夢を見たとしたら、水恐怖症の人ならばそれは嫌な夢だと認知されますし、泳ぐのが好きな人であれば、楽しい夢だと認知されます。
その夢がいい夢か嫌な夢かは、その人自身が決めることです。
2. 嫌な夢ばかり見る原因
嫌な夢ばかり見る原因を詳しくみていきましょう。
2-1. 快適な睡眠を妨げる原因がある
嫌な夢を見る原因として、寝ている間に何らかのストレスがかかっていることが考えられます。
例えば、家の外の音がうるさい、電気をつけっぱなしで寝ている、いつもと枕が違う、部屋の室温が適温ではないなどといったことです。
これらのストレスが寝ている間にあなたを襲い、体に負担がかかって嫌な夢を見るに至っていると考えられます。
睡眠中、部屋が寒いのが原因で雪山で遭難する夢をみたり、寝ているときに誰かの声を聞いて自分の悪口を言われている夢をみたりするのは、こういった原因があるものと考えられます。
そのため、快適な睡眠がとれるよう工夫することが大切です。
睡眠中、ストレスが体に溜まらないように睡眠の質を高める工夫をしましょう。
2-2. 昼間に過度なストレスを受けている
睡眠にはレム睡眠とノンレム睡眠の2通りがあり、この2つの睡眠が一定の間隔で交互にやってきます。
そして、夢を見ることが多いのがレム睡眠だと言われています。
なぜかというと、このレム睡眠のときに人は頭の中に貯めた記憶を整理しているからです。
その日、一日で感じたことや覚えたことを、翌日に備えて整理しているのです。
そのため、レム睡眠のときは脳が活発に動いている状態であり、このときに日中に起きた出来事を整理しているといえます。
さて、嫌な夢をみる場合の原因ですが、昼間に過度なストレスを受けていると、その記憶もレム睡眠時に整理されることとなります。
ストレスを受けたことを再び脳に思い起こさせて整理するので、自然とこのときに見る夢は嫌な夢となるのは当然です。
昼間に過度なストレスを受けていると、どうしても睡眠時にストレスを感じる夢を見やすくなります。
2-3. トラウマがある
過去に強いトラウマがある人は嫌な夢を見やすいと言われています。
いわゆるPTSD(心的外傷後ストレス障害)と言われる状態です。
PTSDとは辛い過去や苦しい過去が忘れられず、強くトラウマとなって心に残り続けることを意味しています。
そのため、時間が経っても、ふとした瞬間に思い出すということがあります。
嫌な夢は一体どのような夢だったのでしょうか。
もし、その嫌な夢が過去のこうしたトラウマを象徴させる夢ならば、あなたはトラウマが原因で嫌な夢をみたといえるでしょう。
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