特におかしい場面でもないところでふと以前のおかしい出来事を思い出してしまい、気付いたらつい笑ってしまうことがあります。
思い出し笑いをする心理と、性格的特徴、人から見た印象や治し方まで徹底的に紹介します。
- 「思い出し笑い」とは?
- 思い出し笑いの心理
- 思い出し笑いしやすい人の特徴
- 思い出し笑いの原因
- 「思い出し笑い」している人のボジティブな周囲の印象
- 「思い出し笑い」している人のネガティブな周囲の印象
- まとめ
1. 「思い出し笑い」とは?
「思い出し笑い」とは、過去にあった面白いことを、全く関係のない場所で思い出してしまい、つい笑ってしまうことです。
笑い方もニヤニヤとするだけではなく、思わず「ぷっ」と拭き出したり「ふふふ」と声を出してしまうこともあります。
特に過去におかしくて爆笑したことがあると、未来に同じ様なシチュエーションになった時に過去の記憶が蘇り、連動して笑いが起こるのです。
思い出し笑いをし易い人というのがいて、何度も繰り返すので周囲の人も「また思い出し笑いをしている」とおもっています。
自分で笑いをコントロールできない為に、仕事中や人と会話をしている時に思い出し笑いをすることで相手に不快感を与えてしまうこともあります。
2. 思い出し笑いの心理
2-1. 幸せを感じている
現在の自分の状況がとても幸せな人は、心がウキウキとしてポジティブな状態です。
どの様なことでも幸福を感じていて、今少しでも良いことがあると過去の嬉しかったことを思い出し、笑ってしまうのです。
特に恋愛が上手くいっている時には、恋人とのラブラブなデートを突然思い出してしまい、嬉しくて思い出し笑いをしてしまう人が多くなります。
過去の記憶がすっかり現実にすり替わっていて、本人は過去と同じ位のときめきを感じているのです。
2-2. 癖付いている
人間の脳は、寝ている間でも様々なことを考えています。
目の前のこと以外のことを考える癖のある人は、特に過去の楽しい出来事を思い出して笑う傾向があります。
一度楽しいことを思い出してその時の気持ちに浸ると、それが病み付きになり一人でいる時に頻繁に過去を思い出す様になるのです。
そのうちに癖付いてしまい、特に今集中して考える必要がない時にはぼうっと過去の楽しかった思い出に浸り、その流れで思い出し笑いをするのです。
2-3. 現実逃避をしたい
目の前のことに興味が持てなくて、頭の中でそのことを考えようと思ってもどうしても入ってこない時に、現実逃避をしてしまいます。
今とは全く違うことを考えて、何とかして時間をやり過ごそうとするのです。
自分が幸せだったことや興味がある趣味のことなどを考えるのですが、それがエスカレートしてしまうとどっぷりと自分の世界に入ってしまい、思い出し笑いをしてしまうのです。
2-4. 不安や悩みがある
現実に不安や悩みがある場合、なるべくそのことを考えない様にしたいものです。
楽しいことを考えようとしていると、頭の中で一方的にストーリーが進んでしまいます。
自分の中で「何か楽しいことを思い出そう」と一生懸命記憶の引き出しを探して、遠い過去の思い出を次々と蘇らせていきます。
最初の方は「ああ楽しかったな」と思っているのですが、どんどん楽しいことを思い出していくうちに、脳の笑いのスイッチが入り易くなり、思い出し笑いに繋がってしまうのです。
2-5. 気まずさを感じている
明らかに自分がその場所に不釣り合いだったり、目の前の相手と相性が合わずにうまく会話ができない場合、何とかして周囲に合わせようと思います。
気まずい雰囲気を何とかしようとして、せめて自分がポジティブに笑顔を見せようと思うでしょう。
そこで過去の楽しかったことを思い出して「あの時の気持になろう」と思います。
自分では思い出し笑いをすることでいかにも今の雰囲気に合わせて和やかに過ごしているつもりですが、あまりにも笑いのタイミングが不自然なので、バレてしまいます。
3. 思い出し笑いしやすい人の特徴
3-1. 基本的に性格は穏やか
思い出し笑いをしやすい人は、基本的に性格は穏やかで優しい人です。
おっとりとしていて、言動が上品な人に多くなります。
性格が大人しい為に、笑いのツボが少し他の人とズレています。
その為に全く関係の無い時に過去のことを思い出してしまい、笑いにハマってしまうのです。
何を思い出して笑っていたのかを訊くと、他の人にとって全くおかしくないことが多くなります。
性格が明るくてハキハキとしている人の場合、リアルタイムで自分から新しいことに次々とチャレンジしていきます。
その為に過去の事を思い出している暇がなく、おかしかったことがあっても記憶の彼方に埋もれてしまうのです。
大人し人は刺激のある体験が少ないことから、過去のことが記憶に残り易いと言えます。
3-2. ポジティブ思考
現実に嫌なことがあるとそれにこだわってしまい、気持ちが切り替えられない人もいます。
ネガティブ思考の人は思い出し笑いをしようと思っても気持ちが落ち込んでしまい、楽しい記憶にブロックがかかってしまいます。
常に楽しい記憶が解放されているということは、ポジティブ思考で何事も素直に受け入れられる人なのです。
3-3. 記憶力がいい
過去のおかしい思い出を、その時のメンバーや周囲の状況、そして会話を一字一句間違えずに覚えています。
他の人の顔の表情や声などもはっきりと覚えているでしょう。
思い出し笑いをする人は意外と記憶力が良く、過去の出来事について良く覚えています。
楽しい出来事でなくても訊いてみればはっきりと思い出してくれるでしょう。
3-4. 人の話を聞いてないことがある
人と話をしていても、他のことを考えていることがあります。
たまたまその流れで過去のおかしい出来事を思い出して笑ってしまうのですが、その他の多くは頭の中で考えて終わっています。
相槌を打っていても意外と人の話を聞いておらず、後から何も覚えていない人が多くなります。
3-5. 平和主義
人間関係で余計なトラブルを好まず、その場の雰囲気がなるべく平和になる様に考えています。
その為には多少自分が嫌な思いをしても構わず、友人が気まずい思いをする位ならば自分が代わりに相手をしても良いと思っています。
常に笑顔を浮かべる為にはどうするか、自分が楽しいと思うことが一番、そうなる為には過去に楽しかったことをリンクさせればいいと思うのです。
3-6. 本心を隠したがる
本当は嫌だと思っていても、顔に出さずに人に合わせようとします。
相手のことを内心バカにしていても「すごいね」と言いながら一緒に仕事をします。
自分の本心を隠そうとして、感情を顔になるべく出さない様にします。
「つまんない」と言う前に自分で楽しいことを思い出して笑ってしまえばいいと思っているのです。
思い出し笑いをすることで笑いの先手を取り、自分の本心をなるべく隠そうとしているのです。
3-7. 友達が少ない
友達が多ければ、付き合いで出歩くことも多く、楽しい思い出ばかりとなります。
当然そのことについて友人に話す機会も多く、思い出し笑いどころかみやげ話で盛り上がるものです。
しかし友達が少なく滅多に出歩かない人の場合、一つ一つが非常に印象深い体験になります。
ちょっとしたことでも楽しかった、おかしかったと思って後から思い出すのです。
3-8. こだわりの趣味がある
何か自分が打ち込んでいる趣味や特技がある人は、そのことについて非常に強いこだわりがあります。
こだわりが強い分、印象に残り易いことが多く、自分の好きなことですので思い出す程幸せな気分になれるのです。
誰かが笑っている理由を訊いてもあまりにも専門的で理解できないことが多くなります。
4. 思い出し笑いの原因
4-1. ストレスによるもの
日常生活にストレスが多いと、リラックスしたくてなるべく嫌なことは考えない様にします。
なるべく過去の楽しいことを考えて過ごす様になるでしょう。
少しでも自分が嫌だと感じることがあれば、すぐにスイッチを切り替えて過去を思い出します。
思い出すだけではモヤモヤしてしまうので、その時の自分になるべく同調する為に声を出す様にするのです。
それが習慣になり、思い出し笑いをしてしまうのです。
4-2. 忙しくてプライベートを充実させられない
やりたいことがあっても毎日仕事で忙しく、休日は疲れてぐったりとしてしまいます。
気が付けばその様な状態で1ヵ月、3ヵ月と経ってしまいます。
自分のプライベートが充実していないと、毎日脳が刺激を受けることができません。
そこで自分で過去の面白かったことを思い出して、脳を活性化させようとするのです。
他に何もできないのでせめて過去の思い出で笑いを引き出そうとしているのです。
4-3. 上司に怒られた
仕事でミスをして上司に怒られると、とてもショックで嫌な気持になります。
怒られている時や、その仕事の後始末をしている時に、落ち込んだ表情でしていては周囲から「お気の毒に」と想われたり、ミスがミスを呼んでしまいます。
そこで今は楽しめないけれども、過去にあった楽しいことを思い出して明るい気持ちになろうとするのです。
失敗して怒られてもそのご笑顔で鼻歌を歌いながら仕事をしている人は、このタイプが多くなります。
4-4. 幸せ過ぎて人に言えない
現在の状況が幸せ過ぎるのですが、それを直接他人に自慢すると嫌われてしまいます。
「彼氏とラブラブ」「宝くじにあたった」「理想の転職先が見つかった」など、幸せなことが続くと、人に言いた行けれども言えないので心の中で葛藤が起きます。
自分では一生懸命人に悟られない様にしてるのですが、つい思い出し笑いが漏れてしまうのです。
4-5. その時の状況がほぼ同じ
過去に楽しい思い出がある場所に再度今度は違うメンバーで訪れた時に、思い出がフラッシュバックする場合があります。
その他にも、楽しいと思ったシチュエーションがほぼ今と同じだと、過去の状況ややり取り、その時の雰囲気などがフラッシュバックします。
まるで自分がタイムスリップをした様な気持ちになり、思い出し笑いをしてしまうのです。
4-6. 精神的に不安定になっている
思い出し笑いをする原因として、精神的な疾患である「統合失調症」があります。
しかし病気とまではいかなくても、精神的に不安定になっていると、ぼんやりと考え事をしてしまうことがあります。
現在の状態が自分にとって心地良いものでない時には、過去にあった面白おかしいことを思い出すのです。
離人感があったり、睡眠障害が起きる様ならば早目に精神科や心療内科で診察を受けた方が良いでしょう。
5. 「思い出し笑い」している人のボジティブな周囲の印象
5-1. 「幸せそう」
友達同士で話していて、何かの拍子に「ふふふ」と小さく笑うのを見ると「どうしたの?」と声を掛けたくなります。
その答えが「思い出し笑い」ならば、「幸せそうでいいな」と思うことでしょう。
彼氏とうまく行っているんだな、そろそろ結婚するのかな、と羨ましく思います。
少なくとも友人同士の場合は悪い感情を抱くことはありません。
5-2. 「何を言っても怒らなさそう」
楽しいことを思い出して一人で笑っている人は、それだけ心が満たされているので、仕事で多少嫌なことがあっても気にならない様に見えます。
残業を頼まれても気持ち良く引き受けてくれそうで、周囲としては助かるところです。
5-3. 「笑顔がカワイイ」
幸せそうに笑っている女性を見ると、ほっこりとした雰囲気になります。
オフィスでは、眉間にシワを寄せてパソコンに向かっている女性よりも、笑顔で仕事をしている女性の方がステキに見えるでしょう。
地味で面倒な作業をしながら思い出し笑いをしている女性は「笑顔がカワイイ」という印象を受けます。
5-4. 「何でも楽しく解釈しそう」
大勢の中には「ネガティブ思考」の人もいます。
いつも「私なんか」と思っている人と一緒に仕事をしたり、飲み会で付き合うのは疲れます。
思い出し笑いをしている人は、いわゆる「箸がころがってもおかしいと思うポジティブ思考」に見えます。
何でも前向きに捉えて、楽しい思い出として大切にできる人なんだろうと、好印象を持つでしょう。
5-5. 「ムードメーカーになってくれる」
仕事で忙しい時に、職場の雰囲気がギスギスしていると余計にイライラしてきます。
その様な時に思い出し笑いをしている人がいると、一瞬皆の視線が注目するでしょう。
「何笑っているの?」「え、あ、思い出し笑いです」と言えば「何だよ〜」と職場が和みます。
職場のムードメーカーとして、緊迫した雰囲気の時に一人いてくれると助かります。
6. 「思い出し笑い」している人のネガティブな周囲の印象
6-1. 「キモイ」
特に男性の場合、1人で思い出し笑いをしていると「キモイ」と思われることが多くなります。
昔から日本人男性は寡黙で大人しくて真面目というイメージがあるので、急に思い出し笑いをするのと周囲の注目を浴びてしまうでしょう。
しかも笑っている理由が不明だと、何を考えているのか分からず気持ち悪いというイメージになりまs。
6-2. 「エッチなことを想像している」
思い出し笑いをしている男性の印象として最も多いのがこちらになります。
何かエッチなことを想像して笑っている、周囲の女性を見て欲情しているのではと思われてしまいます。
社内で知っている人ならば「何笑ってんだよ」と言えますが、外出中に電車の中やカフェ等で一人でいる時に思い出し笑いをすると、周囲の女性が「自分に対して何か変な妄想をしているのではないか」と怖がって逃げていくでしょう。
6-3. 「失礼な奴」
会議や社外の人との打ち合わせの最中に思い出し笑いをすると、相手の話を聞いていないと思われるので「失礼だ」と言われます。
例え普段の会話であっても、余程仲の良い関係でない限り急に思い出し笑いをするとそこで会話が途切れることになるので、良い印象を持たれません。
思い出し笑いで折角のビジネスチャンスや昇進のチャンスを逃さない様にしたいものです。
6-4. 「テレビ漬けで中身が無い」
思い出し笑いをしている人の多くに、お笑い好きという点があります。
前日テレビでお笑いの番組があると、それを思い出して笑ってしまう人も多くいます。
楽しいことを思い出していいなとは思うのですが、それが仕事の場だと「テレビばっかり見ていて中身が無い人」「お笑いのことばかりで真剣味が足りない人」と思われてしまいます。
6-5. 「楽観的過ぎる」
思い出し笑いをしている人を見て「いいな」と思わない人もいます。
「自分はこんなに忙しいのにかたや思い出し笑いをして楽観的過ぎる」と悪いイメージを持つ人もいるのです。
普段から真面目で時間に厳しいタイプの人の前で思い出し笑いをすると「もっと真面目に仕事をやれ」と怒られることもあります。
思い出し笑いをしている人があまりにも楽観的過ぎて、イラツとするのでしょう。
まとめ
思い出し笑いは気の置けない友人同士ならば特に問題はないのですが、仕事の付き合いの人の前ですると自分の話の腰を折られたとして良い印象を持たれません。
特に女性は、自分が幸せな時には周囲が見えなくなってしまいますので注意しましょう。
なるべく目の前の人の話に集中して、イメージを掴む様にしましょう。
特におかしい場面でもないところでふと以前のおかしい出来事を思い出してしまい、気付いたらつい笑ってしまうことがあります。
思い出し笑いをする心理と、性格的特徴、人から見た印象や治し方まで徹底的に紹介します。
1. 「思い出し笑い」とは?
「思い出し笑い」とは、過去にあった面白いことを、全く関係のない場所で思い出してしまい、つい笑ってしまうことです。
笑い方もニヤニヤとするだけではなく、思わず「ぷっ」と拭き出したり「ふふふ」と声を出してしまうこともあります。
特に過去におかしくて爆笑したことがあると、未来に同じ様なシチュエーションになった時に過去の記憶が蘇り、連動して笑いが起こるのです。
思い出し笑いをし易い人というのがいて、何度も繰り返すので周囲の人も「また思い出し笑いをしている」とおもっています。
自分で笑いをコントロールできない為に、仕事中や人と会話をしている時に思い出し笑いをすることで相手に不快感を与えてしまうこともあります。
2. 思い出し笑いの心理
2-1. 幸せを感じている
現在の自分の状況がとても幸せな人は、心がウキウキとしてポジティブな状態です。
どの様なことでも幸福を感じていて、今少しでも良いことがあると過去の嬉しかったことを思い出し、笑ってしまうのです。
特に恋愛が上手くいっている時には、恋人とのラブラブなデートを突然思い出してしまい、嬉しくて思い出し笑いをしてしまう人が多くなります。
過去の記憶がすっかり現実にすり替わっていて、本人は過去と同じ位のときめきを感じているのです。
2-2. 癖付いている
人間の脳は、寝ている間でも様々なことを考えています。
目の前のこと以外のことを考える癖のある人は、特に過去の楽しい出来事を思い出して笑う傾向があります。
一度楽しいことを思い出してその時の気持ちに浸ると、それが病み付きになり一人でいる時に頻繁に過去を思い出す様になるのです。
そのうちに癖付いてしまい、特に今集中して考える必要がない時にはぼうっと過去の楽しかった思い出に浸り、その流れで思い出し笑いをするのです。
2-3. 現実逃避をしたい
目の前のことに興味が持てなくて、頭の中でそのことを考えようと思ってもどうしても入ってこない時に、現実逃避をしてしまいます。
今とは全く違うことを考えて、何とかして時間をやり過ごそうとするのです。
自分が幸せだったことや興味がある趣味のことなどを考えるのですが、それがエスカレートしてしまうとどっぷりと自分の世界に入ってしまい、思い出し笑いをしてしまうのです。
2-4. 不安や悩みがある
現実に不安や悩みがある場合、なるべくそのことを考えない様にしたいものです。
楽しいことを考えようとしていると、頭の中で一方的にストーリーが進んでしまいます。
自分の中で「何か楽しいことを思い出そう」と一生懸命記憶の引き出しを探して、遠い過去の思い出を次々と蘇らせていきます。
最初の方は「ああ楽しかったな」と思っているのですが、どんどん楽しいことを思い出していくうちに、脳の笑いのスイッチが入り易くなり、思い出し笑いに繋がってしまうのです。
2-5. 気まずさを感じている
明らかに自分がその場所に不釣り合いだったり、目の前の相手と相性が合わずにうまく会話ができない場合、何とかして周囲に合わせようと思います。
気まずい雰囲気を何とかしようとして、せめて自分がポジティブに笑顔を見せようと思うでしょう。
そこで過去の楽しかったことを思い出して「あの時の気持になろう」と思います。
自分では思い出し笑いをすることでいかにも今の雰囲気に合わせて和やかに過ごしているつもりですが、あまりにも笑いのタイミングが不自然なので、バレてしまいます。
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