いつまでも言い掛かりをつけてくる人は厄介です。
一緒にいても疲れるだけ。
このような人には関わらないのが一番でしょう。
さて、言い掛かりをつけてくる人にはどんな特徴があるのでしょうか。
みていきましょう。
- 「言い掛かり」とは?
- 「言い掛かり」の言い換え
- 「言い掛かり」する人の特徴
- 「言い掛かり」する心理
- 「言い掛かりする人」の仕事での対処方法
- 言い掛かりをされないようにするコツ
- まとめ
1. 「言い掛かり」とは?
「言い掛かり」とは、何かと難癖をつけてくる行為を指す言葉です。
あなたの周りを見渡しても、一人くらいはいるのではないでしょうか。
ちょっとしたことで目くじらを立て、いろいろと文句をつけてくる人が。
他の人からしたら、「そんなことで、ここまでいう?」と思う程、いろんなことをいつまでもネチネチと言ってくる人が「言い掛かりをつけてくる人」です。
一緒にいると疲れるので、なるべく避けて通りたい人物です。
「言い掛かり」をつけられるので厄介なのは、ネチネチとうるさいというだけでなく、その話が非常に困らせてしまう話であるところです。
理不尽なことを要求されたり、無理難題を言ってくることもあるでしょう。
「そんなことを言われても困るよ」
と思うことを、何のためらいもなく平気な顔で話してきます。
それは、一体、この人はどんな神経をしているのだろうと疑ってしまうほどです。
2. 「言い掛かり」の言い換え
「言い掛かり」の言い換えについてみていきます。
2-1. 「揚げ足を取る」(あげあしをとる)
「揚げ足を取る」は、言葉尻や言い間違い、またはほんの少しの間違いを取り上げて相手を攻めることを指しています。
この言葉の由来は、相撲や柔道などで、相手が技をかけようとして挙げた足を意味しています。
揚げ足で相手を倒していたことから、相手のほんの間違いにつけこんで皮肉をいったりやりこめることを指すようになりました。
例文としては、「あの人、あなたの揚げ足ばかり取っているね。あなた、何かしたの?」
(あの人、あなたの失敗につけこんで皮肉ばかり言ってくるね。あなた、何かしたの?)などが挙げられます。
2-2. 「重箱の隅をつつく」(じゅうばこのすみをつつく)
「重箱の隅をつつく」は、「どうでもよいような些細なことを取り上げて口うるさく言うこと」を意味しています。
ここで疑問が生じます。
「重箱の隅をつつく」とは、どのような行為を意味するのでしょうか。
それは、重箱の四隅に残ったお料理を爪楊枝などでつつく行為を指しています。
重箱とは、お料理を入れる四角いお弁当箱のことです。
そして、その重箱にお料理をつめると、必ず、重箱の四隅にお料理のちょっとした残りがくっついているものです。
そのような、ちょっとした重箱にくっついている程度のお料理でも、気にしてつつく行為のことを「重箱の隅をつつく」と表現しています。
気にしなくてもよいようなことを気にしているという皮肉まじりの言葉です。
どうでもいい細かいことばかり言う人などがいたら、その人のことを「重箱の隅をつつくような性格だ」などと表現します。
例文としては、「あなたのように重箱の隅をつつくような性格をしていたら、そのうちみんなに嫌われるよ」
(あなたのようにどうでもよいことにも文句をつける性格をしていたら、そのうちみんなに嫌われるよ。)などが挙げられます。
3. 「言い掛かり」する人の特徴
「言い掛かり」する人の特徴を挙げてみます。
3-1. 人の粗探しが大好き
言い掛かりする人は、「人の粗探しが大好き」な傾向があります。
こういうタイプの人は、嫌みを言うことで自分が相手よりも優位な立場であることを確認している傾向があります。
人よりも細かいところまで気が付く私の方が優れている、人の顔色を伺うことなく、しっかりと自分の意見を主張できる自分を、言い掛かりをつけることで確認し、自分に自信を持たせているのです。
周りからしたら、非常に迷惑です。
こういう人は、もう言い掛かりをつけることが癖になってしまっている可能性があります。
3-2. 自分に厳しい
言い掛かりする人は、「自分に厳しい」傾向があります。
こういうタイプの人は、「このくらい許してあげてもいいじゃない」
と思っても、それができません。
自分に厳しい人は、それが当たり前のことであり、守るべきルールであると思っているため、その自分の中でのルールを、他の人が破っているところを目撃すると、一言いいたくなってしまうのです。
自分に厳しい人ほど、他人に対しても厳しい目で見ている傾向があります。
そして、いろんなことに言い掛かりをつけてしまうのです。
3-3. 根にもつ性格
言い掛かりする人は、「根にもつ性格」をしている傾向があります。
一度、誰かに文句を言われると、ずっとそれを根にもって過ごす傾向にあります。
そのため、何か少しでも根にもつ相手が失敗を犯すと、これ見よがしに寄ってきて、様々な言い掛かりをつけてきます。
これでもかと、しつこいくらいに言い掛かりをつけるので、言われる方も頭にくることでしょう。
このタイプの人は、みんなに言い掛かりをつけるのではなく、対象者を絞って言い掛かりをつけている傾向があります。
3-4. おせっかい
言い掛かりする人は、「おせっかい」な傾向にあります。
この手のタイプは「私は親切で世話好きな良い人」
などと勘違いしているので厄介です。
その人を苦しめようとする悪意はないのですが、何かと世話を焼いて、ああだこうだと言ってくるので大変です。
「放っておいてくれ」
と思う程、余計なことにまで介入し、あれこれ指摘したりしてきます。
いくら悪意がなくても、ここまで細かく指摘されてはたまったものではありません。
3-5. 細かい人
言い掛かりする人は、「細かい人」である傾向があります。
とにかく、細かいところまで気が付いて、いろんなところに目がいきます。
もともとの性格もあるのでしょうが、こういう人は雑な人が苦手な傾向があります。
服を畳むにしても綺麗に端と端を合わせて畳んだり、部屋の掃除が常に行き届いているようなタイプです。
細かい人は細かい配慮などもできる人なので心配りのある素敵な人ではありますが、反面、それが悪い方に出てしまうと、言い掛かりをつける面倒な人だと思われてしまいます。
3-6. ストレスにさらされている
言い掛かりをする人は、「ストレスにされされている」傾向にあります。
人はストレスにさらされている状態に陥ると、イライラしたり、文句を言いやすくなる傾向があります。
もともと言い掛かりする人ではないのに、強いストレスにさらされると、ちょっとしたことに腹を立ててしまいます。
もしかしたら、あなたの周りにいる言い掛かりをする人もその可能性である場合が考えられます。
ちょっとしたことにすぐに腹を立てたり、嫌みをいうのであれば、それだけその人の境遇が恵まれていないということです。
3-7. 確固たる自分の意見を持っている
言い掛かりをする人は、「確固たる自分の意見を持っている」傾向にあります。
自分に自信があり、自分が正しいと思っているため、人に何かと文句をいうことができるのです。
また、揺るぎない自分の考えを持っている人であるため、それに歯向かうようなことを言っても無駄でしょう。
気に障り、さらに言い掛かりする性格を加速させてしまうかもしれません。
どのような状況であっても自分が正しいと信じて、様々なことに首をつっこみ、意見を主張するところがあります。
3-8. 人のことが気になる
言い掛かりする人は、「人のことが気になる」傾向にあります。
こういうタイプの人は噂や世間話が大好きです。
仕事中も、自分の仕事に集中するのではなく、周りで誰かが会話をしている内容や行動などを細かくチェックしています。
とにかく人のことを観察するのが好きで、そのために人の気になる部分や悪い部分を見つけやすいのです。
みなさんに言えることですが、自分のことはよく分からなくても、他人のことは客観視できるもの。
こういう人は、人のことにばかり意識がいって、自分のことはというと棚にあげている場合があります。
4. 「言い掛かり」する心理
「言い掛かり」する心理についてみていきましょう。
4-1. コミュニケーションをとりたい
言い掛かりする人は、実はその人とコミュニケーションをとりたいと思っているというと、非常に違和感を覚えるかもしれませんが、そうである可能性が十分あります。
というのも、人は嫌いな人にはコミュニケーションをとりたいなどとは思わないものだからです。
話なんて言語道断。
声すらも聞きたくないと思うことでしょう。
そのため、やけに言い掛かりをつけてくる場合は、もしかしたら、あなたのことが気になっている証拠かもしれません。
あなたと仲良くしたいという愛情の裏返しである可能性もあります。
もし、親しくなっていない人なら、ちょっとした余談をしてみてはいかがでしょう。
それがきっかけに仲良くなれば、何かにつけて言い掛かりをつけてくることはなくなるでしょう。
4-2. みんなに一目置かれたい
言い掛かりする人は、みんなに一目置かれたいという心理が働いています。
あれこれといろんな人に指示を出す自分を表現することで、周囲の人よりも力のある存在であり、立場が上であることを主張したいと思っています。
こういう人はプライドが高く、常に人よりも上であることにこだわっています。
あれこれと自分が指示を出し、それに従う周囲の人という環境が、その人にとって心地のよいものとなっています。
そうやって、みんなに注目を浴びることで、さらに自分の心を満足させています。
4-3. ストレスを発散させたい
言い掛かりする人は、「ストレスを発散させたい」と思っている傾向にあります。
言い掛かりをする人は、自分が不遇な環境にいる場合が多いからです。
一緒に遊んでくれる友達がいない、家で一緒に過ごしてくれる家族がいないなど、いまいち充実していない私生活を送っている場合が多いです。
そのため、自身の恵まれない境遇から、他の人に対し、寛容でいることが難しく、ちょっとしたことで腹をたてたり、嫉妬したりするようになります。
いちいち言い掛かりをつけるのは、こうした恵まれない境遇があり、そのストレスを発散させたいがためです。
楽しそうにしている人をみると、妬みから言い掛かりをつけてしまいます。
5. 「言い掛かりする人」の仕事での対処方法
「言い掛かりする人」の仕事での対処方法を挙げてみます。
5-1. 無視をする
職場で言い掛かりをつけてくる人がいたら無視をしましょう。
人はいじめられるよりも無視をされるのが一番堪えるそうです。
そのため、どのような理不尽なことを言われても相手にせず、無視をしましょう。
どうでもよいと思うことであれば、聞こえないふりをしてもよいでしょう。
とにかく無視をし続け、相手の言い掛かりする勢いがなくなるのを待ちます。
この人に言っても仕方がないと思われればしめたものです。
あきらめてくれるまで、相手が何をいっても真に受けないようにしましょう。
5-2. 同じことを言い返す
同じことを言い返すというのも、言い掛かりをつける人には有効な手段です。
同じことを言い返すというのは、同じように些細なことも言い返すという意味ではありません。
ここでいう意味は、言われたことを相手がしていた場合に同じことを言い返すという意味です。
例えば、「字の書き方が下手だ」
と言われたら、相手の字が下手なとき「字の書き方が下手だと言ってましたよね?」などと言い返すという意味です。
相手が言い掛かりをつけてきた分、その言葉を覚えておきましょう。
案外、人は他の人にいうわりに自分のことはできていないものです。
「あなただって、できていないじゃない」ということを認識させましょう。
5-3. 上司に相談するようにさせる
言い掛かりする人がいたら、上司と相談させるように誘導しましょう。
面倒なことに関わりたくないのなら、自分ではなく、上司に主張するように誘導させればよいのです。
ここで重要なのは、その上司は言い掛かりをつけてくる相手よりも上の立場であることです。
そうすれば、言い掛かりつけてくる人も別人のように大人しくなることでしょう。
例えば、「私は〇〇上司に言われた通りにやっているだけです。
それが気にいらないのなら、○○上司に話してください」といった具合です。
あまりしつこいようなら、「今後、こういった件は○○上司に話すようにしてください」
と話すようにしましょう。
6. 言い掛かりをされないようにするコツ
言い掛かりをされないようにするコツを挙げていきます。
6-1. 仲間をつくる
「仲間をつくる」と言い掛かりをつけられにくくなります。
仲間がいると、徒党を組んで反撃に出る可能性があるからです。
また、言い掛かりをつけることで、陰で嫌みを言われたり、文句を言われることが考えられます。
そして、悪い評判が社内中を駆け巡る可能性もなくはありません。
そのため、仲間のいる人ほど、言い掛かりをつけられにくいという性質があります。
プライベートまで仲良しの仲間とまでいかなくても、周りの人と仲良く話す程度にコミュニケーションがとれていれば、狙われることは少ないでしょう。
6-2. 平然とした態度をとる
「平然とした態度をとる」と言い掛かりをつけられにくくなります。
何を言われても、自分に間違いがあっても、堂々としている人はしっかりしているように見え、言い掛かりをつけられにくいのです。
逆にオドオドしている人は、たとえしっかりしていても、そうではないように見えてしまい、あれやこれやと口を出してしまいたくなります。
どんなことがあっても、堂々とした態度をとりましょう。
自分に自信がなくても、自信があるかのように見せかけるのも大事なことです。
人の印象は非常に大事なので、中身が伴わなくても平然とした態度でいれば、他の人よりも言い掛かりをつけられずにすむはずです。
6-3. 自分の意見をはっきりと主張する
「自分の意見をはっきりと主張する」と、言い掛かりをつけられにくくなります。
自分の意見を持っている人は、何か言っても言い返されたりして面倒なことを引き起こしそうだからです。
言い掛かりをつける人は、つけられそうな人を選んでいる場合があります。
そのため、言い掛かりをつけられたくない人になりたいのなら、自分の意見をしっかりと周りに言える人でありましょう。
大人しく、常に周りに合わせてばかりではだめです。
「この人は、いつも合わせてばかりだから、私のいうことも聞いてくれそう」
などと思うことでしょう。
たまには自分の意見を押し通すところも見せましょう。
まとめ
言い掛かりをつける人は非常に厄介です。
しかし、この世にはどのようなところでも、言い掛かりする人は存在します。
このような人にあっても、被害者にならないようにこれらの対処法を実践してみましょう。
言い掛かりする人は、ストレスを溜めさせる害です。
関わらない方が身のためなので、これらの対処法で距離を置くようにしましょう。
いつまでも言い掛かりをつけてくる人は厄介です。
一緒にいても疲れるだけ。
このような人には関わらないのが一番でしょう。
さて、言い掛かりをつけてくる人にはどんな特徴があるのでしょうか。
みていきましょう。
1. 「言い掛かり」とは?
「言い掛かり」とは、何かと難癖をつけてくる行為を指す言葉です。
あなたの周りを見渡しても、一人くらいはいるのではないでしょうか。
ちょっとしたことで目くじらを立て、いろいろと文句をつけてくる人が。
他の人からしたら、「そんなことで、ここまでいう?」と思う程、いろんなことをいつまでもネチネチと言ってくる人が「言い掛かりをつけてくる人」です。
一緒にいると疲れるので、なるべく避けて通りたい人物です。
「言い掛かり」をつけられるので厄介なのは、ネチネチとうるさいというだけでなく、その話が非常に困らせてしまう話であるところです。
理不尽なことを要求されたり、無理難題を言ってくることもあるでしょう。
「そんなことを言われても困るよ」
と思うことを、何のためらいもなく平気な顔で話してきます。
それは、一体、この人はどんな神経をしているのだろうと疑ってしまうほどです。
2. 「言い掛かり」の言い換え
「言い掛かり」の言い換えについてみていきます。
2-1. 「揚げ足を取る」(あげあしをとる)
「揚げ足を取る」は、言葉尻や言い間違い、またはほんの少しの間違いを取り上げて相手を攻めることを指しています。
この言葉の由来は、相撲や柔道などで、相手が技をかけようとして挙げた足を意味しています。
揚げ足で相手を倒していたことから、相手のほんの間違いにつけこんで皮肉をいったりやりこめることを指すようになりました。
例文としては、「あの人、あなたの揚げ足ばかり取っているね。あなた、何かしたの?」
(あの人、あなたの失敗につけこんで皮肉ばかり言ってくるね。あなた、何かしたの?)などが挙げられます。
2-2. 「重箱の隅をつつく」(じゅうばこのすみをつつく)
「重箱の隅をつつく」は、「どうでもよいような些細なことを取り上げて口うるさく言うこと」を意味しています。
ここで疑問が生じます。
「重箱の隅をつつく」とは、どのような行為を意味するのでしょうか。
それは、重箱の四隅に残ったお料理を爪楊枝などでつつく行為を指しています。
重箱とは、お料理を入れる四角いお弁当箱のことです。
そして、その重箱にお料理をつめると、必ず、重箱の四隅にお料理のちょっとした残りがくっついているものです。
そのような、ちょっとした重箱にくっついている程度のお料理でも、気にしてつつく行為のことを「重箱の隅をつつく」と表現しています。
気にしなくてもよいようなことを気にしているという皮肉まじりの言葉です。
どうでもいい細かいことばかり言う人などがいたら、その人のことを「重箱の隅をつつくような性格だ」などと表現します。
例文としては、「あなたのように重箱の隅をつつくような性格をしていたら、そのうちみんなに嫌われるよ」
(あなたのようにどうでもよいことにも文句をつける性格をしていたら、そのうちみんなに嫌われるよ。)などが挙げられます。
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