大企業で働くことが向いている人と、向いていない人の特徴をまとめてみました。
自己診断の参考にしてみてください。
- 大企業とは?
- 大企業に向いている人の特徴
- 大企業に向いていない人の特徴
- 大企業のメリット
- 大企業のデメリット
- 中小(ベンチャー)に向いている人の特徴
- 中小(ベンチャー)に向いていない人の特徴
- ベンチャー企業に勤めるメリット
- ベンチャー企業に勤めるデメリット
- まとめ
1. 大企業とは?
「大企業にお勤めだから安泰ですね」といったように、大企業という言葉を使うことはありますが、大企業の定義そのものは明確にはありません。
一般的には「中小企業の定義にあてはまらない企業」が大企業ということになりますが、漠然とし過ぎてよくわからないという人もいるでしょう。
- 誰もが知っている昔からある会社
- テレビCMをしている有名な会社
- 全国に支社がある会社
- 資本金が高額、従業員数が大人数
といった会社が大企業ととらえられているのではないでしょうか。
2. 大企業に向いている人の特徴
大企業に向いている人の特徴をまとめてみました。
2-1. 安定志向
何事にも冒険は望まず、安定していることが第一と考えるタイプです。
ベンチャー、独立といった言葉には魅力は感じないわけでもありませんが「もしも失敗したら?」と考えると自分は選ばないと思うのです。
大きく出世したり、稼ぐというチャンスはなくても、安定しているということが一番大事であるという考え方です。
自分の力を試したいと思うより、リスクの少ない人生をとる気持ちが強い人は大企業に向いているといえるでしょう。
2-2. 決められたことを毎日こなすのが好き
日々の仕事や生活においては、変化があるよりは決まりきったことをやり遂げる方が好きというタイプです。
ベンチャーは、会社を立ち上げてから日が浅い場合も多く自分たちがこれからを作っていく、新しいことをどんどん取り入れていくといったことが求められるのです。
大企業の場合はこれまでの歴史があることが多いですし、それぞれの役割分担がしっかりできているので、あれもこれもと一人でする必要はなく与えられた仕事をルールにそってきっちり行うことが大事となるでしょう。
新人がいきなり、新しいことを提案したり、実行することを求められるということも少ないものです。
決められた通りにミスがないようにこなしておけばお給料ももらえます。
決められたことを毎日こなす方が苦にならない、楽だと感じる人は大企業向きといえるでしょう。
2-3. 人から指示される方が楽
自分で一から考えて仕事をするより、上の人から指示されてその通りにこなす方が気楽だし、助かるという風に考えるタイプは大企業向きでしょう。
上の意向に逆らわずよく動く、働くというのは上司からも好かれるタイプですし、場の空気を乱さないからです。
2-4. 協調性がある
大企業というところは、大とつくだけに、従業員の数も大人数です。
沢山の人がいるところで大事なことは、目立つことではなく合わせていくことができるかどうかです。
場を乱す人がいれば混乱を招きます。
上からの指示に沿って素直に動く、周りとのコミュニケーション能力があるという人は大企業に向いています。
2-5. 大企業で出世したいという願望がある
本人が、大企業という場所で上に立ちたい、出世したいという願望がある場合です。
どんな仕事においてもそうですがやる気がある人というのが一番向いているタイプなのです。
いくら能力が高くても大企業という場所に魅力を感じない、一人で働きたいなどと思っている場合は大企業の雰囲気に上手くなじめないでしょう。
一番向いているのは「大企業で働きたい」という夢を持っていたり、出世欲が強いことです。
2-6. 大企業で働くことに優越感を感じる
大企業で働くこと、そのものがステータス、人に対して優越感を感じられる、自慢できると思っている人は大企業にこだわりますし、辞めようと思うこともないでしょう。
大企業で働いているということで周りの人からも「凄い」と思われたり、親や家族、友達にも自慢できると考えている人は仕事そのものよりも、どこで勤めているかということが大事だったりもします。
いずれにしても、人はどこかで働かなくては生きてはいけません。
仕事内容にこだわらない、ネームバリューにこだわるという人にとっては大企業で働くことに向いているのです。
2-7. 人づきあいが得意、接待が苦にならない
大企業に向いている人は、もともと人づきあいが得意であったり、接待などが苦にならないタイプです。
大企業には沢山の人が勤めていますし、外部とのつきあいもあるものです。
仕事以外でのつきあい、コミュニケーションが苦にならない、むしろ色々な人と話せて毎日楽しいと思える人は大企業向きでしょう。
2-8. 人を立てたり、お世辞を言うのが上手
大企業に勤めている人の年齢層は広いのです。
新卒から定年に近い人まで、どうかしたら親子以上の年齢差の人と同じ場所で働くということになります。
会社は学校ではありませんから、先輩や上司にお世辞を言ったり、相手を立てたりということが求められます。
人によってはそのような自分が媚びているみたいで嫌悪感を感じる場合もあるでしょう。
しかし大企業という場においては相手に取り入って自分を引き立ててもらうということは出世する為には必要なことでもあります。
年上の人と接することが好き、お世辞を言うことも無意識にできるという人は大企業で働くことに向いているでしょうし、出世する可能性も高くなります。
3. 大企業に向いていない人の特徴
大企業にむいていない人の特徴をまとめてみました。
3-1. 年功序列が嫌い
年上を立てるとか、上の人の言うことを聞くということが嫌いな人がいます。
年功序列ではなく実力が上の人が上になるべきといった考え方の場合は大企業には向いていないといえるでしょう。
きついことを言えば、無能な上司など沢山いるものです。
そのような相手に我慢することも仕事の一つなのです。
それができない、ストレスが溜まるという場合は完全実力主義の会社や独立して一人で仕事をする方が向いているでしょう。
3-2. 先輩、後輩の関係性が苦手
先輩、後輩といった上下関係が苦手な人は大企業には向いていません。
大企業という場所においては様々な年代の人が沢山働いています。
自分より上の立場の人もいれば、下の立場の人もいます。
相手によって接し方を変えていかなければなりませんし、求められる役割も変わってきます。
学生の頃から部活動、サークルなどの上下関係が苦手、嫌いだった人には大企業という場所は学校の社会人バージョンのように思えて苦痛かもしれません。
3-3. 決められたルールを守るのが苦手
大企業は学校のように、決まり、ルールがあるものです。
個人経営、ベンチャー、フリーランスといった人たちのような自由さ、ラフさはありません。
社則というものが存在していますし、また伝統のようなものもありますので、そのルールにのっとってやっていかなくてはならないこともあります。
決められたルールというものが苦手、守りたくないという自由なタイプには大企業は向かない部分も多いでしょう。
3-4. 集団行動が苦手
日頃から単独行動を好む人、大勢で一つのことをすることが苦手な人は大企業に入ると、息苦しさを感じるかもしれません。
そもそも大企業というのは従業員数が多いですから、会社に行くだけで人酔いしたり疲れると感じることもあったり、仕事そのものに集中できなくなる可能性もあります。
自分らしく落ち着いて仕事をしたいと思うならば、大企業よりも少人数だったり、独立することを考えた方がいいかもしれません。
また最初の何年かは大企業で社会人経験を積む、修行をすると割り切って働くという方法もあります。
3-5. 人づきあいが苦手、接待が苦になる
大企業は、沢山の人が働いている場所です。
また一つの部署に慣れたとしても異動、転勤ということもあります。
自分が新しい部署に行くこともあれば、新しく誰かがやってくることもあります。
また新入社員も毎年入ってくるので、人の流れが多いのです。
人づきあいが苦手とか、接待そのものが苦痛という人見知り傾向にある人は大企業はあまり向いていないといえます。
3-6. 頑張ってもっと稼ぎたいという欲がある
大企業の給料は高く、生活は安定します。
それゆえに大企業に勤めている男性と結婚したいと願う女性も多いのです。
しかし野心家でもっと稼ぎたい、自分が社長になりたいというような欲が強い人は大企業勤務では満足できなくなることでしょう。
もっと仕事を頑張って稼げるだけ稼ぎたいと思っている人は自分で事業を起こした方がいいでしょうから、大企業には向いていないといえるでしょう。
3-7. 将来自分で事業を始めたいと思っている
将来、自分で事業を始めたい、やりたいことがあるとすでに夢がある、目標が定まっている人は大企業であろうと、安定していようと、周りから羨ましいと思われようと満足することはありません。
失敗しても自分の力を試したい、そう思っているならば大企業には向いていないでしょう。
3-8. 自分で何かを作りたい人
人から言われるままに働く、上の意向にそって仕事を進めるより、一から自分で何かを作っていきたい、新しい仕事を生み出していきたいと思っている人は大企業には向かず、ベンチャー向きだといえるでしょう。
4. 大企業のメリット
4-1. 倒産の心配が少ない
大企業に入社したいと希望する人が多いのは、倒産の心配がない、安泰だからではないでしょうか。
一生自分が働くことを考えた場合、今業績が良くても倒産する可能性がある企業で働くのは不安です。
その点大企業ならばそう簡単に倒産はなく、業績が傾いても、最初に切られるのは派遣、アルバイトであり、社員であれば何とかなるという思いもあります。
4-2. 給料が良い
大企業は給料が良い、ボーナスがしっかりあるということが魅力です。
小さな会社であれば業績によってボーナスがカットされてしまうこともありますし、なかなか昇給してもらえないこともあります。
その点大企業ならば真面目に勤めていれば昇給もボーナスもあるという安心感があります。
4-3. 安定している
大企業は全ての面において安定しているのです。
給与、待遇面だけでなく、仕事内容も上からの指示に従って行えばよく、また先輩に面倒を見てもらったり、会社から研修をしてもらえたりとフォローも行き届いているものです。
4-4. 人に自慢できる
大企業に勤めているというと、それだけで自慢になります。
まず入社できたということだけでも学力やコミュニケーション能力がある程度優れているとわかりますし、給料も良いので一生安泰という印象を持たれます。
4-5. 福利厚生が充実している
大企業の良さは、福利厚生が充実していることでしょう。
ボーナス、手当、退職金といった金銭的なものはもちろんのこと、会社からお金を出してもらって資格をとることもできますし、サークル活動のようなものもあります。
小さな会社によっては退職金や育児休暇、手当などは最初からなしというところもあるのです。
5. 大企業のデメリット
5-1. 自分らしさを出せない
大企業で働くということは、部品の一つのようなものです。
自分の個性を出すのではなく、自分が大企業の色に染まるというイメージです。
自分らしさを出すことは求められていない場合が多いでしょう。
5-2. 途中で辞めた時に転職に困る場合もある
大企業勤めの人が途中でリストラや退職をした場合、転職に困ることが多いのです。
それはそれまでよりもいい待遇で再就職を探してもなかなか見つからないこと、また新しいところに入ってもやり辛いということもあります。
即戦力を求められている場においては、大企業勤めだったということだけでは武器にはなりません。
スキルアップを怠っていた場合はついていけずに厳しいと感じる面があるでしょう。
6. 中小(ベンチャー)に向いている人の特徴
大企業ではなく、中小(ベンチャー)に向いている人の特徴を見ていきましょう。
6-1. 向上心がある
今よりももっと自分を向上させていきたい、新しいことを取り入れていきたいという意欲がある人は中小(ベンチャー)に向いています。
6-2. ある分野にかけて得意、好きな気持ちが強い
他のことは平凡であっても、ある分野にかけて、すごく極めている、大好きという気持ちが強い人は自分に向いた仕事であれば素晴らしい成果を出すことができるものです。
中小(ベンチャー)でそのような自分の才能を活かせる仕事に就けば成功を収める可能性が高くなります。
6-3. 自分で考えて行動することが好き
人から指示された通りにするよりも、自分で考えて試したり、行動することが好きというタイプは中小(ベンチャー)向きです。
マニュアルにそった仕事の方が、時間も短く、労力もかかりません。
自分で考えたことをやってみたい、納得するまで様々な方法を試したいという気持ちが強い人は他の人からすれば時に「無駄なことに時間を費やしている」と見えるかもしれません。
しかし、このような人こそが中小(ベンチャー)で新しい可能性を作っていける人なのです。
6-4. 未知のことに挑戦すると燃えるタイプ
これまでしたことがない、未知のことに挑戦するのが好きなタイプ、燃えるタイプは中小(ベンチャー)向きといえるでしょう。
6-5. 自由人
ルールや慣習にとらわれていない、自由な感性の持ち主です。
発想力が豊かなことも特徴です。
6-6. 人と同じことをするのが嫌
みんなと同じことをするのが嫌、飽きてしまうタイプ。
それよりも自分が興味を持ったことや新しいことを開発していくことが大好きという人です。
6-7. 新しいものや、可能性に賭けることが好き
失敗するかもしれないと思っていても、可能性に賭けることが好きな人や、新しい事業、サービスに関わって作っていきたいと思う人です。
7. 中小(ベンチャー)に向いていない人の特徴
7-1. 人の指示を待つタイプ
人の指示がないと動かないタイプは中小(ベンチャー)には向いていません。
言われなかったらしない、教えてもらってないからできないと堂々と言ってしまうタイプは即戦力が求められる中小(ベンチャー)とは相性が合わないでしょう。
大企業の中で研修、フォローがしっかりある方が安心して働けます。
7-2. 自分が目立ちたくない、責任をとりたくない
中小(ベンチャー)は少人数であったり、会社が立ち上がってまだ日が浅い場合も多いのです。
その為上下関係、年功序列といったことを気にせずにばりばりと自分のやり方で開拓していくことができますし、そのような人が求められているのです。
自分の名前でプロジェクトを進めたくない、目立ちたくない、責任をとりたくないといったタイプは向かないといえるでしょう。
7-3. 仕事が好きではない
そもそも、仕事自体が好きではないというタイプは向いていません。
中小(ベンチャー)は仕事が趣味というぐらいの人でないと、ブラックに感じられたり、負担が大きいと思ってしまうでしょう。
7-4. パソコンが使えない、苦手
パソコンは苦手、できないという人はまだまだ多いのですが、中小(ベンチャー)においては、それでは仕事にならないのです。
パソコンを覚える、勉強する意思がない場合は向いていないということになります。
7-5. 仕事よりプライベート優先なタイプ
仕事よりも、プライベートが大事というタイプは中小(ベンチャー)ではキツイと感じるようになるでしょう。
休みがあってないような部分もありますし、自分の仕事が終わらなければ休日も使って仕事ということにもなります。
そういったことを苦痛と感じるならば休みがしっかり決まっている企業を選んだ方がいいでしょう。
オンオフの区別がないと絶対に駄目というタイプは中小(ベンチャー)は向きません。
8. ベンチャー企業に勤めるメリット
8-1. 経営に参加できる
ベンチャー企業に勤めるメリットは、新入社員であっても経験が浅くても、能力次第では上の立場の人と対等に話、仕事がさせてもらえるといったことでしょう。
少人数で立ち上げているところでは、社長も社員も一緒になって会議をします。
大企業では社長と入ったばかりの社員が同席で会議をするということはまずありえないでしょう。
ベンチャーのメリットは若くても、経験が浅くても経営に参加することができるということではないでしょうか。
8-2. 成長の機会が得られる
ベンチャー企業では、自分のことは自分でするというのは当たり前ですし、大企業のように教育係的立場の先輩が常にフォローしてくれるといったこともないでしょう。
と、いうよりそれほど人数が充実しているわけでもない場合も多いのです。
つまり、頼れない、甘えることができない、自分のことは自分でということが自然と身についていきます。
仕事をしながら覚えていく、鍛えられていくということで、自分自身が成長していくことを短期間で感じることができるのです。
8-3. 仕事の幅が広がる
大企業のように、一つの部署で特定の仕事だけをするというわけではなく、全てのことに対応しなければならないということも多いのが特徴です。
営業、接待、事務、単純な作業といったように仕事の内容も幅広いものとなります。
8-4. 能力で評価してもらえる
ベンチャー企業では年功序列ではなく、自分自身の能力で評価してもらえます。
また、能力次第では独立して自分が新たに会社を立ち上げることもできるのです。
8-5. やりがいを感じられる
大変なことも多いのですが、日々やりがいを感じることができます。
大企業のように、自分がいなくなっても他の人がカバーできるというわけではありません。
自分がいなければ、他に代わりはいないというのは大変ではありますが、やる気、やりがいはダイレクトに感じることができるでしょう。
9. ベンチャー企業に勤めるデメリット
9-1. 能力不足だと自分が苦しくなる
ベンチャー企業では、自分の仕事は自分の責任となる場合が多いでしょう。
大企業のように、同僚に手伝ってもらう、先輩に教えてもらって何とかクリアするということができないのです。
それほど人員が多くないということもありますし、他の人は他の仕事があるので人のことまで手が回らないということもあります。
と、なりますと、自分の能力が不足していますと、常に残業、仕事が終わらないという状態になりやすいですから、苦しいと感じるようになります。
9-2. プライベートの時間が減ることもある
ベンチャー企業では、人員が少なかったり、貪欲に仕事を増やすといったことで、仕事人間になってしまう可能性もあります。
仕事が趣味、大好きと思える人ならば大丈夫ですが、そうでない場合は自分の休みを潰してまで仕事・・・という状況に耐えられないと感じることも。
プライベートの時間が少なくなる覚悟はある程度必要かもしれません。
9-3. 給与、福利厚生など不満に感じることもある
給与面、福利厚生など、大企業に比べたら不安定な要素が多いのがベンチャー企業です。
もしも業績が悪化したり、不安定になれば給与も出なくなるということは覚悟しておかねばならないのです。
厳しいようですが、全てのベンチャー企業が順調なわけではありません。
倒産、解散してしまうところもあるでしょうし、フリーランスの場合と同じく、やる気はあっても仕事がない場合は開店休業のような状態になってしまう時もあるのです。
歩合制などの場合は暇な時は給料がかなり少なくなるということもあります。
また、退職した場合に退職金が少ないとか、ボーナスが少ない、ないといったこともあります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
大企業と中小(ベンチャー)の特徴、メリット、デメリット、向く人、向かない人などまとめて紹介しました。
かつては大企業に勤めればそれが一番いいという価値観を持っている人の方が多かったかもしれません。
しかし、今は働き方の種類は広がりました。
ベンチャー企業で新しいことを作っていき成功する人、フリーランスで自由に働いていく人、様々な価値観があります。
自分にとって、ベストな働き方、向いている企業の形態などよく考えてみて決めることをおすすめします。
また現在の働き方に悩んで転職を考えている人も同じです。
自分にとって向いている働き方を見つけていきましょう。
大企業で働くことが向いている人と、向いていない人の特徴をまとめてみました。
自己診断の参考にしてみてください。
1. 大企業とは?
「大企業にお勤めだから安泰ですね」といったように、大企業という言葉を使うことはありますが、大企業の定義そのものは明確にはありません。
一般的には「中小企業の定義にあてはまらない企業」が大企業ということになりますが、漠然とし過ぎてよくわからないという人もいるでしょう。
- 誰もが知っている昔からある会社
- テレビCMをしている有名な会社
- 全国に支社がある会社
- 資本金が高額、従業員数が大人数
といった会社が大企業ととらえられているのではないでしょうか。
2. 大企業に向いている人の特徴
大企業に向いている人の特徴をまとめてみました。
2-1. 安定志向
何事にも冒険は望まず、安定していることが第一と考えるタイプです。
ベンチャー、独立といった言葉には魅力は感じないわけでもありませんが「もしも失敗したら?」と考えると自分は選ばないと思うのです。
大きく出世したり、稼ぐというチャンスはなくても、安定しているということが一番大事であるという考え方です。
自分の力を試したいと思うより、リスクの少ない人生をとる気持ちが強い人は大企業に向いているといえるでしょう。
2-2. 決められたことを毎日こなすのが好き
日々の仕事や生活においては、変化があるよりは決まりきったことをやり遂げる方が好きというタイプです。
ベンチャーは、会社を立ち上げてから日が浅い場合も多く自分たちがこれからを作っていく、新しいことをどんどん取り入れていくといったことが求められるのです。
大企業の場合はこれまでの歴史があることが多いですし、それぞれの役割分担がしっかりできているので、あれもこれもと一人でする必要はなく与えられた仕事をルールにそってきっちり行うことが大事となるでしょう。
新人がいきなり、新しいことを提案したり、実行することを求められるということも少ないものです。
決められた通りにミスがないようにこなしておけばお給料ももらえます。
決められたことを毎日こなす方が苦にならない、楽だと感じる人は大企業向きといえるでしょう。
2-3. 人から指示される方が楽
自分で一から考えて仕事をするより、上の人から指示されてその通りにこなす方が気楽だし、助かるという風に考えるタイプは大企業向きでしょう。
上の意向に逆らわずよく動く、働くというのは上司からも好かれるタイプですし、場の空気を乱さないからです。
2-4. 協調性がある
大企業というところは、大とつくだけに、従業員の数も大人数です。
沢山の人がいるところで大事なことは、目立つことではなく合わせていくことができるかどうかです。
場を乱す人がいれば混乱を招きます。
上からの指示に沿って素直に動く、周りとのコミュニケーション能力があるという人は大企業に向いています。
2-5. 大企業で出世したいという願望がある
本人が、大企業という場所で上に立ちたい、出世したいという願望がある場合です。
どんな仕事においてもそうですがやる気がある人というのが一番向いているタイプなのです。
いくら能力が高くても大企業という場所に魅力を感じない、一人で働きたいなどと思っている場合は大企業の雰囲気に上手くなじめないでしょう。
一番向いているのは「大企業で働きたい」という夢を持っていたり、出世欲が強いことです。
2-6. 大企業で働くことに優越感を感じる
大企業で働くこと、そのものがステータス、人に対して優越感を感じられる、自慢できると思っている人は大企業にこだわりますし、辞めようと思うこともないでしょう。
大企業で働いているということで周りの人からも「凄い」と思われたり、親や家族、友達にも自慢できると考えている人は仕事そのものよりも、どこで勤めているかということが大事だったりもします。
いずれにしても、人はどこかで働かなくては生きてはいけません。
仕事内容にこだわらない、ネームバリューにこだわるという人にとっては大企業で働くことに向いているのです。
2-7. 人づきあいが得意、接待が苦にならない
大企業に向いている人は、もともと人づきあいが得意であったり、接待などが苦にならないタイプです。
大企業には沢山の人が勤めていますし、外部とのつきあいもあるものです。
仕事以外でのつきあい、コミュニケーションが苦にならない、むしろ色々な人と話せて毎日楽しいと思える人は大企業向きでしょう。
2-8. 人を立てたり、お世辞を言うのが上手
大企業に勤めている人の年齢層は広いのです。
新卒から定年に近い人まで、どうかしたら親子以上の年齢差の人と同じ場所で働くということになります。
会社は学校ではありませんから、先輩や上司にお世辞を言ったり、相手を立てたりということが求められます。
人によってはそのような自分が媚びているみたいで嫌悪感を感じる場合もあるでしょう。
しかし大企業という場においては相手に取り入って自分を引き立ててもらうということは出世する為には必要なことでもあります。
年上の人と接することが好き、お世辞を言うことも無意識にできるという人は大企業で働くことに向いているでしょうし、出世する可能性も高くなります。
スポンサーリンク