時間貧乏の特徴・(仕事・恋愛) | SPITOPI

「時間貧乏」はあなたかもしれない…

「時間貧乏」という造語があります。

現代人に多いタイプの人達です。

もしかしたら自分も「時間貧乏」になっている可能性は十分にあります。

詳しくみていきましょう。

1. 「時間貧乏」とは?

「時間貧乏」とは、分かりやすくいうと、「時間が足りない人のこと」をいいます。

よくお金がない人を貧乏といいますが、「時間貧乏」といえば時間がないことを表します。

「時間貧乏」の反対語として、十分な時間がたくさんあることを「時間リッチ」いいますが、「時間貧乏」な人と「時間リッチ」の人には、どのような差があるでしょうか。

世の中には、どんなに自分より忙しそうにしている人でも、「あれ?あの人、いつの間にか、こんなことしているの?」とか「あんなにいろんなことをしているのに、どうしてこんなことする暇を持っているの?」という人はいます。

時間は平等に与えられているはずなのに、自分だけが多忙で暇がないというときは、一度、時間の使い方について考えた方がよいのかもしれません。

時間はお金などと違って、どんどん過ぎていきます。

「もっと時間が欲しい」と思っても、お金を貯金するように貯めることなどできません。

だからこそ、時間の使い方に疑問をもったら、すぐに改善していくべきです。

人間の生命には限りがあるので、使える時間にも、また限りがあります。

時間を有効活用し、限りある人生を謳歌しましょう。

2. 「時間貧乏」の言い換え

「時間貧乏」の言い換えをみていきます。

2-1. 「多忙」

「多忙」とは非常に忙しいことを意味する言葉です。

「時間貧乏」と同様、時間がなく忙しいという意味で類語として挙げることができます。

「多忙」な人とは、やるべきことが非常に多い人のことを指しています。

過密スケジュールに追われていたり、やるべきことが多すぎて心身ともにオーバーワークしている状態となっています。

これはまさしく「時間貧乏」の特徴でもあります。

「多忙」と「時間貧乏」は非常に類似しているといえます。

2-2. 「きりきり舞い」

「多忙」の類語に「きりきり舞い」という言葉があります。

そして、この言葉の意味も、忙しい状態を表す言葉です。

そのため、「時間貧乏」と類語として考えることができます。

「きりきり舞い」の意味としては、「忙しくあわてふためいて立ち動くこと」「相手の動きに対応できずあわてたり、うろたえたりする様子」を表す言葉です。

そして、この言葉にある「きりきり舞い」という不思議な表現は、コマのように片足で立って勢いよく回転することを表しています。

「きりきり」は、物が回転する様子を擬態語にしたもので、これらの意味は、「多忙という意味でのきりきり舞い」の語源となっています。

「きりきり舞い」も、忙しく時間に追われている様子が伺える表現です。

3. 「時間貧乏」の特徴

「時間貧乏」の特徴について挙げてみます。

3-1. 「忙しい」が口癖

「時間貧乏」な人は「忙しい」という言葉が口癖になっていることが多いです。

でも、その人は本当に忙しいのでしょうか。

本人も自分のことを忙しい状態だと認めていますが、もしかしたらそれはただの錯覚かもしれません。

時間を工夫して使えば、時間に余裕ができるかもしれないのにそれをしていない可能性があります。

「忙しい」と常に言っている人ほど、実はそこまで忙しくない場合が多いです。

「忙しい」と口癖が定着してしまうと、ちょっとした忙しさにも「忙しい」と言ってしまいがちなので、「時間貧乏」になりたくなかったら、その口癖はやめましょう。

3-2. やるべきことの優先順位を考えていない

「時間貧乏」な人は「やるべきことの優先順位を考えていない」ことが多いです。

とにかく目の前に仕事がきたら突っ走る。

そして力を使い果たし、後にきた本来の仕事に力が出ないということがあります。

「時間貧乏」になりたくなかったら、とにかく時間を有効に使うべきです。

やるべきことを箇条書きなどにして可視化し、何から先にすべきかを考えます。

どうでもよいことなら、やらずに放っておくのもありでしょう。

物事の優先順位を決めて、本当にやるべきことだけ、しっかりこなすようにしましょう。

そして、どうでもよいことなら、時にはそのやるべきことを見放す勇気も必要です。

何事も人間すべてをやるのは不可能なので、時間を上手に使いましょう。

3-3. 効率が悪い

「時間貧乏」な人は効率の悪い時間の使い方をしていることが多いです。

例えば、「ながら仕事」なども効率の悪い時間の使い方の一つです。

何かをするときに「一つの物事に集中して行う」のと、「何かをしながら物事を行う」のでは、作業をする時間に大きな差がつきます。

「一つの物事に集中して行う」方が、「何かをしながら物事を行う」場合より、何倍も効率よく時間を使うことができるでしょう。

テレビを見ながら宿題をしたり、ラジオを聞きながら作業をしていることはありませんか?その行動が、結果として「時間貧乏」に繋がっています。

気分転換にテレビをつけたり、ラジオを聞いて脳を休ませるのは良いですが、二つのことを同時にするという行動は、どのような人であっても、作業恋率を悪くします。

「時間貧乏」だと感じる人は「ながら仕事」になっていないか確認してみましょう。

3-4. 睡眠時間がやたらと長い

「時間貧乏」な人は「睡眠時間がやたらと長い」という特徴がある場合があります。

人には与えられている時間が平等にありますが、睡眠時間はどうかというと、結構、人によって違います。

もうこれは、もともとの性質もあるので改善しようにもどうにもできない部分ではありますが、この睡眠時間の長さが、「時間貧乏」になるか、または「時間リッチ」になるのかの重要なカギを握っていたりします。

睡眠時間が短く、6時間でも十分という人は、家でやりたいことを十分にすることができるのではないでしょうか。

これに対し、睡眠時間がやたらと長い人は、8時間寝てもまだまだ眠いという人もいるでしょう。

6時間睡眠の人と8時間睡眠の人とでは、1日でも2時間の差があります。

2時間あれば、結構、いろんなことができるので、この差は大きいといえるでしょう。

3-5. 交友関係が広い

「時間貧乏」な人は交友関係が広い場合があります。

交友関係が広い人は、必然的に様々な人と交遊することを求められます。

LINEを送るにしても一人に送るのと、10人に送るのでは、ラインをする時間に大きな差が出るのは容易に想像できるでしょう。

それに、遊ぶ予定を入れるにしても、「今日はこちらで明日はこっち」というように有名タレント並みに引っ張りだこでイベントに参加しなくてはいけない場合もあります。

交友関係が広いと、それだけ人づきあいに割く時間の割合が大きくなり、多くの時間を費やすことになります。

だからといって「交友関係が広い」ことを非難しているわけではありませんが、人付き合いを優先しすぎて、本来やるべきことができていないという状態にならないように気を付けましょう。

3-6. 断ることができない

「時間貧乏」な人は、頼まれごとをしたときに断ることができない傾向があります。

なんとなく「時間貧乏」という言葉を聞くと、「何かにつけて忙しいことを理由に、多くの誘いを断っている人」というイメージがありますが、実は逆の場合もあります。

「時間貧乏」な人は、本当はしなくてもよいことまで首をつっこみ、仕事を増やしている可能性があるということです。

例えば、人に「この作業が大変だから手伝ってくれると助かるんだけど…」などとお願いされたら、断れないような人です。

何でも引き受けてしまう人は、必然的にやるべきことが多くなって、自分の時間を作れなくなってしまいます。

人に頼まれごとをされると弱い傾向がある人は、自分のやるべきことを常に把握して、本当にその仕事を引き受けてよいのか、考えてみましょう。

3-7. 多忙にしている自分が好き

「時間貧乏」な人は、多忙にしている自分が好きであることがあります。

「忙しくて困るよ」などと口ではいうものの、そういう時間に追われている自分に、生活が充実さを感じ、酔いしれている場合があります。

しかし、残念ながら、それはただの空想です。

本当に自分が好きなことに時間を使っているのなら良いのですが、ただ単に時間を潰すために過密スケジュールを作っているのなら、それこそ時間の無駄かもしれません。

今はSNSなどを通じて、何かをしている自分を作り出さなくてはいけない場合がありますが、それは本当に充実していると言えるのでしょうか。

人目ばかり気にして、多忙な自分を演出しても、虚しいだけです。

たまには家でまったりくつろぐ自分がいても良いのではないでしょうか。

3-8. 時間を作ることが下手

「時間貧乏」な人は、時間を作るのが下手な人が多いです。

「忙しい」と話している人の中には、通勤や通学の電車やバスの中で、何にもせずにただボーっとしているだけの人はいないでしょうか。

そういう人が「忙しい」という言葉を口にしたら「時間貧乏」な人かもしれません。

「時間貧乏」な人は時間を作るのが下手です。

そのため、ちょっとした隙間時間を有効に活用することができていない場合があります。

たとえ10分の隙間時間があったとしても、1週間あれば1時間という時間を作り出すことが可能です。

たかが10分などと思わずに、そのちょっとした時間を有効に使ってみてはいかがでしょう。

塵も積もれば山となるで、意外と「時間貧乏」から抜け出すきっかけになるかもしれません。

4. 「時間貧乏」の恋愛傾向

「時間貧乏」の恋愛傾向として、以下のことが挙げられます。

• 相手の都合に合わせられない
• なかなか会う機会がない
• 常に時間ばかりを意識している

この3つが挙げられるでしょう。

「相手の都合に合わせられない」については、あまりにも予定がパンパンに詰まっているため、どうしても相手の都合に合わせることができなくなる傾向にあります。

いつもデートをするときは「時間貧乏」の都合のよい時間に合わせる羽目となってしまうため、お互いに忙しい場合は関係が薄れていく場合が多いでしょう。

「時間貧乏」な人とお付き合いしたいなら、時間を合わせられることが重要になってきます。

また、「時間貧乏」な人とお付き合いする場合は、「なかなか会える日がないため」、そこにおいては覚悟をしておかなくてはいけません。

「会えなくて寂しい。どうしても会いたい」などとラインなどを送ってしまうと、鬱陶しがられるかもしれません。

「時間貧乏」な人と付き合うときは1カ月に1度のペースのデートも覚悟すべきです。

恋人と会えなくても、ドンと構えられるような異性がベストでしょう。

また、「時間貧乏」な人は常に時間に追われ、時間を意識しているので時計をみる癖が定着しています。

そのため、デート中も何度も頻繁に時計を見ることがあるでしょう。

「あんなに時計を意識して、早く家に帰りたいのかな。つまらないのかな」など思いますが、そうではなく、単なる癖であることが多いです。

5. 「時間貧乏」付き合うデメリット

「時間貧乏」と付き合うデメリットについて挙げてみます。

5-1. 自分が会いたいときに会えない

「時間貧乏」な人とお付き合いする上で、一番のデメリットを挙げるとすれば、自分が会いときに会えないということでしょう。

「どんなに忙しくても愛があれば、私は会えなくても耐えられる」と思っていても、恋愛をしているときはどうしても会いたくなってしまうことがあります。

例えば、仕事で上司に怒られた時、学校の成績が悪かったとき、友達とのお付き合いで悩んでいるときなどがそうです。

自分の心が折れてしまいそうなとき、人は自分が心から信頼している人に話を聞いてほしいものです。

そのため、恋愛をしているときは、恋人に話を聞いてほしいという思いが強まります。

しかし、「時間貧乏」な人が恋人である場合は、会いたいといっても会える可能性が低いです。

その状況に耐えなくてはいけないことは大きなデメリットだといえるでしょう。

5-2. デートプランを考えるのが下手

「時間貧乏」な人は、デートプランを考えるのが下手です。

例えば、食べ放題のランチに2時間も時間をさいて、肝心な映画を見る時間に間に合わなかったなどというケースです。

「時間貧乏」な人は本来やるべきことを優先するということが下手な傾向にあるので、プランを任せると、本来の目的が果たせなくなる場合があります。

言ってみれば、優先順位を考えないでプランを立てている人は、いろんなことが起きることを想定しておらず、トラブルになりやすいのです。

例えば、先ほどのケースでいえば、食べ放題の場所から映画館まで渋滞だった、食べ放題にいったら満腹になって映画をみたい気持ちが失せた、食べ放題にいったら混雑していて映画をみる時間がなくなったなどです。

「映画を見てから食事にすればよかった」と後悔してしまうような、プランを考えてくる場合があります。

6. 「時間貧乏」の仕事の傾向

「時間貧乏」の仕事の傾向についてみていきましょう。

6-1. 効率の良い方法を探らない

「時間貧乏」な人は、仕事をするときにどうしたら効率よく行動するのかを考えていない傾向があります。

仕事を目の前にしたら、その仕事から先にとりかかるというように、他のことまで意識して仕事をしていない可能性があります。

そのため、仕事を効率よく回せなかったり、同じことを二度もする羽目になったりと、無駄な時間を過ごすことが多くなりがちです。

自分にもあてはまるなと感じる人は、ぜひ仕事にとりかかる前に、他の仕事のことも意識して、どちらを優先すべきか、どのような手順で行うのが一番かを考えてみましょう。

6-2. 休息をとっていない

「時間貧乏」な人は休息をとらずに仕事をしていることが多いです。

どういうことかというと、何かの作業をするときに、適度に休息をとっていないということです。

時間がないからと休息を取らないのですが、それがかえって効率の悪い作業になっている可能性があります。

何かの作業をするときは、適度に休息をいれ、心身をリフレッシュするのが一番です。

気分転換を図ることで、効率のよい仕事を長時間こなせるようになります。

適度な休息は仕事のミスを減らし、作業量を増やします。

6-3. ここまでという区切りがない

「時間貧乏」な人は、良い意味でも悪い意味でもここまでという区切りがありません。

例えば、一つの仕事をしているとき、「今日はここまでできるようにしよう」などと、大体の仕事の目安をたてたりするものですが、「時間貧乏」な人はそれがない傾向があります。

とにかく、出来る限りのことは全てやっておこうという意識が高く、いつまでたっても仕事が終わらない傾向にあります。

これを勤勉だといえばそれまでですが、時間を長くかけたところで効率のよい仕事ができるのかは、また別の問題です。

「時間貧乏」な人は仕事がずっと終わらない傾向にあります。

まとめ

「時間貧乏」だなと感じたら、この機会に直してみましょう。

今まで以上に、時間を有効に使うことができます。

「時は金なり」です。

限りある時間を有意義なものにしましょう。