言葉には色々な意味があることわざや単語があります。
中には、形容詞でその後に続く名詞を強調するものもあります。
その中でも、強烈なことを伝える言葉もあります。
その1つにあるのが、「凄まじい」という言葉です。
- 「凄まじい」の意味とは?
- 「凄まじい」の類語
- 「凄まじい」の使い方
- 「凄まじい」を使った例文
- 「凄まじい」の対義語
- 「凄まじい」の具体例
- まとめ
1. 「凄まじい」の意味とは?
「あいつは凄まじいな」
こんなふうに使うケースが、よくあるのではないでしょうか。
「凄まじい」という言葉は、どんな意味があるのかと言うと、「ものすごい」ということになります。
とても恐ろしい雰囲気を持つ様子や空気を物語っている言葉になるでしょう。
「凄まじい形相(ぎょうそう)」等と使う場合もよく耳にしますが、とてつもない勢いで、その人が纏う空気が、恐ろしいほど激しい感じがします。
1-1. 「凄まじい」の読み方
「凄まじい」の読み方は「すさまじい」と読みます。
2. 「凄まじい」の類語
「凄まじい」という意味が、「ものすごい」ことや、「激しい」印象を与えるのですが、似たような言葉には、どんな言葉があるでしょうか?
2-1. 「猛烈」
「猛烈」も「凄まじい」に似ています。
かなり昔のテレビコマーシャルでも、「モーレツ!」というフレーズが流行語になったくらいです。
「猛烈な攻撃に合った」
戦争でも、怒濤の如く迫る攻撃。
油断もできないほどのペースで圧倒的な力で押し寄せる大軍。
過激な例えですが、このような時に、「猛烈」が使われます。
程度が激しいことの意味がある「猛烈」。
「昨日、徹夜したので、猛烈に眠たいよ」
試験前に徹夜して勉強したことによって、目も開けられないくらいに眠たくなる様を表しています。
2-2. 「荒々しい」
「荒々しい」も「凄まじい」と同じ意味があります。
この言葉も、勢いが強くて激しい様を荒らしています。
かなり厳しい雰囲気が伝わってきます。
「あいつの言っていることは、決して間違いじゃないんだけど、いつも口調が荒々しくて、ドン引きしてしまうな」
性格がとても荒っぽくて、話していることが間違っていなくても、口調がきついので、賛成する人が少ないことがあります。
「あいつの動きは、荒々しいので、周りの人が恐くなっているな」
これも普通の人と比べても、激しい動きで圧倒的な威圧感を与えてしまうような言葉ですね。
2-3. 「どう猛」
「どう猛な野性動物」
こんなふうに使われることが多い「どう猛」。
「どう猛」は、身体からほとばしる力強いエネルギーを感じ取ることがでできるでしょう。
「あいつの性格は、とてもどう猛だね。まるでライオンのような感じだ」
「どう猛な感じがする性格」
「動きがとてもどう猛」
このように、「どう猛」は、人や対象物の荒々しいことを強調していますが、性格的な内面のことを指す時に、よく使われるような感じです。
3. 「凄まじい」の使い方
「凄まじい」は、日常生活の中でも、かなり厳しく激しい環境や状態の時に使われる場合があります。
普通なら穏やかな雰囲気だった空気が「凄まじい」という表現によって一変してしまいます。
その強烈なエネルギーの力が、この言葉にはあるのでしょうか?
4. 「凄まじい」を使った例文
では、激しさを持つ「凄まじい」は、どんなケースで使われるでしょうか?
この言葉を使うことで、普段の状態とは全く異なる状態になっていることが理解できるかもしれません。
4-1. 例文1
「昨夜から日本列島に上略した台風10号は、凄まじい勢いで、通過ルートに大きな傷跡を残して行きました」
日本は台風の通りやすいルートになっていますが、穏やかな天気が急変するがの如く、強い風と大量の雨で多くの地域に多大な被害をもたらしてしまいます。
この時の「凄まじい勢い」という表現だけでも、どれほどの強い力が働いているか、とてつもなく大きなエネルギーを含んでいるのかが、連想できることでしょう。
テレビの天気予報でも、台風の迫っている地域を取材しているアナウンサーも、「凄まじい」を連発していることが少なくありませんね。
「今、凄まじい横なぐりの雨と強烈な風邪が襲いかかっています」
この言葉を聞いただけで、どれほど強い状態になのかが、たやすく分かることでしょう。
4-2. 例文2
「本日、●●駅で、大きな事故が発生しました。
爆発です。
凄まじい爆音とともに、多数の怪我人が出たらもようです」
朝、出勤する万江に、テレビをつけてニュース見ていると、このような報道が流れることがあります。
平凡な平和な時間が、一気に緊張が高まる空気に変換していきます。
事件とも事故とも分からない想定外の出来事に、思わす行きを飲んでしまうのですが、このような日常的な空気が非常時の状態へと変わっていく様を、テレビの画面からも感じ取ることができるでしょう。
この時でも、「凄まじい爆音」という表現で、どれほどの大きな音と振動が鳴り響いたのか?
想像を絶する威力が広かった感じがしてなりません。
「凄まじい」は、この言葉だけでも、爆発的な大きな威力を発揮させてしまう意味を伝えるのでしょう。
「凄まじい爆音」、「凄まじい振動」、「凄まじい威力」、「凄まじい被害」などと、突然の非常時的な出来事に対して、使われることが多いのかもしれません。
5. 「凄まじい」の対義語
「凄まじい」とは、あまりにも常識を越えた異常なまでの強烈な雰囲気や空気、力、感情、エネルギーを連想させます。
この言葉の対義語を使うことで、全く違う印象を伝える・与えることができます。
5-1.「穏やか」
「凄まじい」が強烈な印象を与えるなら、「穏やか」こと、「凄まじい」の反対語として対峙する言葉ではないでひょうか?
意味として、性格や物事の様子が、とてもゆったりとしいる感じになります。
何処か、ほのぼのとしている雰囲気があります。
「彼女は、とても穏やか性格をしているね」
と言うと、何となく平和でのほほんとした性格を連想させます。
ほのぼのとして、和やかな空気が漂っていて、とても落ち着きのある状態さえ感じることができます。
「あれだけやんちゃだったあいつも、大人になって、穏やかになったな」
子供の頃は、手も付けられないほどに悪くガキだった人。
成人してから、嘘のように穏やかになる人もいます。
それまで性格が「凄まじい」ほどに強烈だった人が、「穏やか」になって、静かな性格になっていくのです。
「穏やか」には、お淑やかさ、大人しい、落ち着いた、おっとりしたというような空気や雰囲気も漂わせているので、まさしく「凄まじい」と全く逆の意味で使われるでしょう。
5-2.「緩やか」
「緩やか」も「凄まじい」と反対の意味で使われることが多い言葉でしょう。
締め方や張り方が、きつくない状態を指していることもあり、服を着てピッタリとしていないゆったりした状態を連想させることから、「緩やかな着心地」や「ベルトを緩やかに締める」というような使い方もあります。
「緩やか」は、動きや勢いが激しくないゆっくりした動きの状態でもあり、「大河のように流れが緩やか」と使われることがあります。
とても、なだらかな状態や規律やルールなどが厳しくなく、とても寛大な様子も伝わってきます。
この数年、「ゆるキャラ」が色々な地域で人気を呼んでいますが、これも「緩やか」乃延長で使われる言葉かもしれませんね。
もしかすると、癒し的な力を持っているかもしれません。
まさに優しくゆったりとして、この言葉を聞くと、心が自然とハッピーになれるような気がしますね。
6. 「凄まじい」の具体例
「凄まじい」の反対語で紹介した「穏やか」や「緩やか」の言葉の意味や使われるシーンを見てみると、ますます「凄まじい」という言葉の意味や力を感じることができます。
かなり荒々しい空気を例えたり、気性の激しい日とを例える言葉としても使われることが多いのです。
台風接近や本土上陸の時に使われるように、「凄まじい勢い」、「凄まじい勢力」、「凄まじい雨」、「凄まじい風」と言うと、表現によってに使われることが多いです。
震災でも、「凄まじい縦揺れ」、「凄まじい地割れ」、「凄まじい音」、「凄まじい悲鳴」と、自然災害でも用いられます。
一方で、人の性格面でも、使われることが少なくありませんね。
「あいつの言葉は、凄まじい力を持っているな」
頭の良い人間が多くの人を説得するような演説をすると、その人か言葉を聞いた人達が酔いしれるように、納得したり、共鳴・賛同することがあります。
この時の言葉の力やエネルギーがとても強烈で「凄まじい」という表現で例えることがあります。
これこそ、言葉の力を強く感じます。
「凄まじい力を発揮する」といった表現を、使うケースもありますね。
この時の「凄まじい」は、情人離れした人間の状態を良く伝わってきます。
普通では考えなれないくらいの強烈なパワーを理解できるでしょう。
まとめ
言葉には、色々な意味が含まれていますが、かなりのパワーを持っていることもあります。
ある言葉を使うことで、だけで、日とを癒して穏やかな気持ちさせることができる場合もありますし、それとは逆に怒りの念を抱かせたり、不安にさせてしまう言葉もあります。
それだけに言葉には、人のこころや感情をコントロールさせるちからや効果があるのです。
「凄まじい」という言葉は、そのような意味では、とてつもなく大きなパワーを持っているのではないでしょうか?
普通では考えられない常識外れの言葉のパワーを宿しています。
桁外れというか、規格外レベルの状態を例える言葉として、最も適している言葉かもしれません。
人が物事の状態を伝える言葉はいくらでもありますが、「凄まじい」という言葉は、あまりにも強大な地からを連想させてしまいます。
また、いい意味でも悪い意味でも使うことができる言葉ではないでしょうか?
「凄まじいくらいの成長を遂げている」という表現では、人の大きな進歩を表していますし、「凄まじいほどの言葉の力」と言うと、人をおじけさせる言葉の暴力に聞こえてなりません。
それくらいの利用法がある言葉なのです。
言葉には色々な意味があることわざや単語があります。
中には、形容詞でその後に続く名詞を強調するものもあります。
その中でも、強烈なことを伝える言葉もあります。
その1つにあるのが、「凄まじい」という言葉です。
1. 「凄まじい」の意味とは?
「あいつは凄まじいな」
こんなふうに使うケースが、よくあるのではないでしょうか。
「凄まじい」という言葉は、どんな意味があるのかと言うと、「ものすごい」ということになります。
とても恐ろしい雰囲気を持つ様子や空気を物語っている言葉になるでしょう。
「凄まじい形相(ぎょうそう)」等と使う場合もよく耳にしますが、とてつもない勢いで、その人が纏う空気が、恐ろしいほど激しい感じがします。
1-1. 「凄まじい」の読み方
「凄まじい」の読み方は「すさまじい」と読みます。
2. 「凄まじい」の類語
「凄まじい」という意味が、「ものすごい」ことや、「激しい」印象を与えるのですが、似たような言葉には、どんな言葉があるでしょうか?
2-1. 「猛烈」
「猛烈」も「凄まじい」に似ています。
かなり昔のテレビコマーシャルでも、「モーレツ!」というフレーズが流行語になったくらいです。
「猛烈な攻撃に合った」
戦争でも、怒濤の如く迫る攻撃。
油断もできないほどのペースで圧倒的な力で押し寄せる大軍。
過激な例えですが、このような時に、「猛烈」が使われます。
程度が激しいことの意味がある「猛烈」。
「昨日、徹夜したので、猛烈に眠たいよ」
試験前に徹夜して勉強したことによって、目も開けられないくらいに眠たくなる様を表しています。
2-2. 「荒々しい」
「荒々しい」も「凄まじい」と同じ意味があります。
この言葉も、勢いが強くて激しい様を荒らしています。
かなり厳しい雰囲気が伝わってきます。
「あいつの言っていることは、決して間違いじゃないんだけど、いつも口調が荒々しくて、ドン引きしてしまうな」
性格がとても荒っぽくて、話していることが間違っていなくても、口調がきついので、賛成する人が少ないことがあります。
「あいつの動きは、荒々しいので、周りの人が恐くなっているな」
これも普通の人と比べても、激しい動きで圧倒的な威圧感を与えてしまうような言葉ですね。
2-3. 「どう猛」
「どう猛な野性動物」
こんなふうに使われることが多い「どう猛」。
「どう猛」は、身体からほとばしる力強いエネルギーを感じ取ることがでできるでしょう。
「あいつの性格は、とてもどう猛だね。まるでライオンのような感じだ」
「どう猛な感じがする性格」
「動きがとてもどう猛」
このように、「どう猛」は、人や対象物の荒々しいことを強調していますが、性格的な内面のことを指す時に、よく使われるような感じです。
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