自画自賛の意味や使い方・類語・心理・特徴 | SPITOPI

いつも自分で自分の事を褒めている人。

そういった人の事を自画自賛するというのですが、いつも自画自賛している人って一体どのような心理をしているのでしょう? これから下記に、自画自賛する人の心理やその性格について細かく分析していきます。

1. 自画自賛とは?

自画自賛とは、もともと自分で描いた絵を自分で褒めるといった事から来ている言葉です。

自分のした行為に対して、自分で褒めるといった事なので、手前味噌やうぬぼれとも言われています。

うぬぼれが強い人程、どうしても雄弁になって周りに自分がいかに優れているのか?魅力に溢れているのか?といった事を語りたくなってしまうようです。

その自画自賛している姿が、とてもこっけいに見えてしまうと、周りの人に変な人だとレッテルを貼られてしまうので注意しましょう。

1-1. 自画自賛の読み方

読み方は、じがじさんと読みます。

自画自賛の賛は、絵画に詩や文章を書き込むといった意味があります。

自画自賛の賛は、讃とも書く場合があります。

現代用語として、中二病といった言葉もあります。

自画自賛するタイプは、基本的に「自分ってこんなに素晴らしいの」と自分に勝手に酔っている場合が多いので、いつも自慢話を繰り返している自分の姿を周りの人は一体どのような目で見ているのか?といった事を自覚する冷静さも身につけていって下さい。

自分が自画自賛状態に陥っていないかどうか?といった事を確かめるために一番おすすめの方法は、親兄弟、配偶者といった家族や親友など、身近な人に「自分ってもしかして自画自賛している?」と尋ねてみると良いでしょう。

そうすればあなたの周りの人は、あなたの事を本気で心配しているのであれば、きっとあなたが自画自賛してうぬぼれているから気をつけてといった風に、アドバイスをしてくれるはずです。

自画自賛も自分では気がつきにくい症状なので、コンスタンスに自分の周りにいる信頼が置ける人に、自分の言動について不審な点がないかどうか?といった事を尋ねるようにしましょう。

2. 自画自賛の使い方

これから下記に、自画自賛の使い方について、数点ピックアップしていきますね。

• 小説家が自分の描いた作品を「今回の恋愛小説は、古今稀に見る作品に仕上がった」と自画自賛した。
• 「こんな難解な問題が解けるなんて、自分はなんて天才なんだ」
• 「自分みたいにカッコいい人は、そう稀にいないだろう」

上記で紹介したように、自画自賛とは自分で自分の事をベタ褒めしているので、どちらかというと、ナルシスト的な傾向が強い性格のようです。

自分の事に自信を持つのは良いですが、あまりにもいつも人前で自分の事ばかりを褒めていたら、周りの人に興ざめされてしまうので、ほどほどにしておいて下さいね。

特に、相手があなたよりも年上であったり、上司、取引先、あなたよりも何か優れている、お金持ちといった場合には、あなたがいつも自画自賛していると、敬遠したくなってしまう傾向が強いようです。

自分よりも立場が上の人に、いつも自画自賛していたら、可愛がられなくなってしまうので注意して下さい。

自画自賛ばかりしていると、目上の人に可愛がられなくなり、そのうちにライバルに出世コースを奪われてしまうリスクもあるので注意しましょうね。

3. 自画自賛の対義語

3-1. 自己否定

自画自賛の対義語としては、自己否定が当てはまります。

いつも自分の自慢話ばかりしている人に比べて、自己否定ばかりを繰り返しながら、自己嫌悪に陥るといったタイプです。

自己否定もあまりにも行き過ぎてしまうと、自殺したいと思ったり、うつ病に陥ってしまうといった風に、重大な状態を招いてしまうリスクもあるので注意しましょう。

自己否定の人は、自画自賛している人と付き合ってしまうと、さらに自己否定がひどくなるので注意が必要です。

自己否定タイプは、あなたの事を褒めてくれる人、あなたの話をしっかり聞いてくれる人と付き合うのがおすすめです。

3-2. 自己卑下

自画自賛の対義語で、自己卑下といった言葉があります。

いつも自分はどうせ何も優れたところがない、自分はどうせ誰からも好かれない、生きていてもしょうがないといった風に、自分で卑下していくのです。

自己卑下は、自分磨きする意欲がない状態なので、自分磨きに励みながら自画自賛している人に比べると、場合によってはやっかいな場合もあります。

自分だけが自分を一番理解できるのだから、自分を常に卑下して落ち込むよりは、自分磨きに励みながら、自分を認めてあげる事が大事です。

ただし、自画自賛タイプみたいに自分をあまりにも自慢しすぎるのも、場合によっては下品に映る事もあるので注意しましょう。

4. 自画自賛する人の心理

4-1. 見栄っ張り

他人といつも自分を比較している人は、大変見栄っ張りです。

それで他人にいかに自分が素晴らしいのか?といった事を理解してもらうために、自分で自分を褒めながら、周りの人にいかに自分が他の人よりも優れているのか?といった事をアピールします。

自画自賛もその話の内容に?が混じっていたり、周りの人が聞いていて敬遠しているといった風に感じたら、態度を少し改めた方がいいかもしれません。

自画自賛が有効に働くのは、あなたの事をまだ良く知らない初対面の人や、あなたよりも年下の人の場合です。

長くあなたと一緒にいる人は、いつも会う度にあなたが自分の自慢話しかしない場合には、うっとおしいと思っているかもしれません。

自分の発言ってなかなかどこがおかしいのか?といった事は自分では気がつかないものです。

だから自分で親しい人に、「もしかしれ自分って自画自賛が激しい?」と尋ねてみるのも良いかもしれません。

初対面の人であれば、ある程度は自画自賛を繰り返し話てもOKなので、時と場合を選んでから自画自賛するようにしましょうね。

4-2. ナルシスト

自画自賛する人の多くは、ナルシストです。

自己愛が強いので、いつも自分磨きにばかりエネルギーを費やしながら、実際にそれで魅力的な外見やスキルをキープしているので、自己満足度が高いのです。

自画自賛を四六時中しているのに夢中な人は、常に自分の写真や行動をSNSやインスタグラム、ブログにアップしながら誰かに「いいね」してもらったり、コメントをもらう事を求めています。

世間が狭い人が、周りの人にたまにちやほやされていた場合に、「自分でこんなにキレイで魅力的なんだ」と勘違いしてしまって、それで自画自賛している場合も多いようです。

実際にもっと都会に行ったり、おしゃれできれいな人が集まる場所へと足を運んだ場合に、自分よりも数段上のきれいな人達を目の当りにして、いかに自分が井の中の蛙であったのか?といった事を思い知る事もあるようです。

自画自賛癖が抜けない人が、やっかいな癖から抜け出す一番の方法は、もっと広い世界を見る事です。

自分よりも素敵な人、優れた人がいかにたくさん溢れいてるのか?といった事を理解できるようになれば、もう自分が世界一凄いなんて自画自賛するような癖も抜けるはずです。

4-3. プライドが高い

自画自賛する人のタイプとしては、プライドが高い人が多いようです。

自分のプライドを保つために、どうしても周りの人にいかに自分が素晴らしいのか?といった事をわかってもらうために、自分の事を自分で褒めては周りに自己アピールを繰り返します。

その様子としては、他の人が自分の長所や特技をアピールしたら、それに負けないぐらいに自画自賛を始めるから聞いている方としては大変やっかいです。

どんぐりの背比べに無駄な時間を浪費したくない人は、いつも自画自賛ばかりを繰り返しては、自分のプライドを保とうとする人をとてもやっかいに思ってしまうでしょう。

プライドを保つためにと、必至で自画自賛を繰り返している姿は、とてもこっけいに見える事もあるようです。

プライドというものも、周りの人と格差をつけるために必至で争うよりは、自分の自尊心を美しく保つためにと活かした方が、きっとあなたの姿が上品で教養の高い人に観られるはずです。

だからプライドを保つためにと必至で人よりも自分がいかに優れているのか?と必至でアピールして回るのをやめましょう。

必至で自画自賛しながらプライドを保とうとしている人程、お金に困るぐらいに貧乏だったり、僻みが強くて恋愛や結婚できない、外見が醜い、背が低いといった風に、何か大きなコンプレックスを抱えている場合が多いようです。

そのパッと見てわかるコンプレックスを抱えている人が、必至で自画自賛を繰り返す姿は、非常にみっともないので、まずは自画自賛といった短絡的な解決策へと走る前に、自分磨きに励みながら、自画自賛しなくても常に周りの人に褒めてもらえるぐらいに素敵に成長していって下さいね。

5. いつも自画自賛する人の性格的特徴

5-1. いつも他人に認めてもらいたい

周りから見たら「どうしてこの人、いつもこんなに自画自賛しているのだろう?」と不思議に思える人の性格的特徴としては、いつも他人に認めてもらいたいといった気持ちがあるようです。

それで四六時中、自画自賛しながら自己アピールに精を出しているのです。

他人に認めてもらいたい欲求が強いので、常に自分本位に話を進めがちです。

自画自賛ばかりしている人の多くは、雄弁です。

話の主導権も自分が握りながら、自分はいかに優れているのか?といった風に、話をもっていくのが上手いので、人によっては自画自賛のタイプに惹かれて恋に落ちてしまうといったパターンもあるようです。

5-2. 自分の事をわかってほしい

人に自分の事をわかってほしい場合に、自画自賛する事があるようです。

自分って実はこんなにいいところがあるんだよ、といった事は、余程昔からその人の事を詳しく知っていない人にはわかりません。

それで自分が一番輝いている場面や思い出を語りながら、相手の気を惹こうとしているのです。

それで相手があなたの事を好きになったり、気に入ればOKですが、「何なんだ、この人はいつも自分の自慢話ばかりで」とうんざりしてしまうようになったらアウトです。

でも、あなたの自画自賛の話に熱心に耳を傾けてくれたり、また会ってその話を聞きたいといってくれる人が現れた場合には、その人はきっとあなたの良き理解者となってくれるでしょう。

周りの人達にとっては、あなたの自画自賛行為が、自慢話にしか聞こえなくても、あなたに好意を抱いている人にとっては、あなたは憧れの的としてその自画自賛話をもっと聞いていたいといった場合もあるようです。

自画自賛は敬遠されがちとも言われますが、相手によっては自己アピールとしての良いツールにもなるので、相手を上手に見極めながら自画自賛して下さいね。

5-3. 自慢話が好き

いつも自画自賛する人の性格的特徴としては、自慢話が好きといった様子が伺えます。

自画自賛する人のタイプとして多いのが、何かの分野で人よりも優れたものを持っている人です。

例えばスポーツで活躍した事がある人、お金持ち、高学歴、顔やスタイルがいい、芸術などの分野に優れているといった人は、その得意分野の事を人に伝えたくてしょうがないので、いつも話の主導権を握りながら必至で自分が優れている点をアピールしていきます。

そして自然な形で自分を優位なポジションへと導いていくのです。

マウンティングを繰り返しながら、出世コースを歩んだり、モテる人に自画自賛タイプが多いようです。

最近では、自分が活躍した写真も、おしゃれなファッションもインテリアも、高級レストランで食事したメニューもみんなスマホのギャラリーに保管できたり、インスタグラムにアップしていけるから、自画自賛する場面はあらゆる所に転がっているので、なかなかその性格も改善しにくいようです。

ただし、インスタグラムに自画自賛の画像をアップしていく作業は、周りの人にはそんなに面倒な人だと感じさせる事もないので、自画自賛で自己満足を計りたい方は、ネットのインスタグラムやブログを上手に活用していきましょう。

まとめ

今回は、自画自賛する人の心理や性格的特徴について分析していきました。

自画自賛も、初対面の相手や恋愛対称者には有効に働くかもしれませんが、いつも側にいる人にとっては、自慢話ばかり聞かされてうんざりなんて事もあるので、自画自賛もほどほどにしておきましょうね。