「どやさ」という言葉の意味と言い換えた言葉について紹介します。
また「どやさ」の使い方や、適切なタイミングについて紹介していきます。
- 「どやさ」の意味とは?
- 「どやさ」の言い換え
- 「どやさ」の使い方や使うタイミング
- 「どやさ」を使った例文
- 「どやさ」は芸人の持ちネタ
- まとめ
1. 「どやさ」の意味とは?
「どやさ」とは、関西弁の掛け声のような言葉です。
一言で「どやさ」と言っても、使う場面や言い方によって受け取り方は変わります。
「どやさ」は関西弁で「どうや」という意味があります。
「どうや」は、標準語で言えば「どうですか」「どうだ」という、大きく分けると2つの意味があります。
「どうですか」という意味は、「どんな調子ですか?」とか「どのような状態ですか?」というような「ご機嫌をうかがう」意味合いが強いです。
簡単な気遣いを込めた挨拶という意味の言葉になります。
一方で「どうだ」という意味で使う時は「どうだ、すごいだろ」という「自慢」のような感情が込められます。
このように「ご機嫌をうかがう」「自慢をする」といった、全く違う意味あいをもつ、不思議で便利な言葉だといってもいいでしょう。
関西エリアに住んでいる人にとっては、すでに耳慣れた言葉かもしれません。
しかし関西以外のエリアに住んでいる人にとっては、あまり耳慣れない言葉かもしれません。
関西出身の人などと会った機会に「どやさ」と言われて驚かないように、「どやさ」の意味について知っておきましょう。
2. 「どやさ」の言い換え
「どやさ」には大きく分けて2つの意味があります。
2つの言葉に言い換えて使うと、「どやさ」の意味が分かりやすくなります。
そこで「どやさ」を言い換えた言葉「どうなの?」と「どうよ」という言葉をチェックしてみましょう。
2-1. どうなの?
関西エリアに住んでいる人は挨拶代りに「どやさ」という事があります。
「どやさ?」というように、やや疑問形で挨拶をされた時に、どのような意味だと感じるべきでしょうか。
「どやさ」には「どうなの?」という意味が含まれています。
例えば久しぶりに再会した人に「どやさ」と言う時は、「最近、どうなの?」という意味で発言しています。
「最近、体の調子はどうなの?」とか「仕事の調子はどうなの?」とか「子供は元気にしてる?」とか、様々な意味が含まれています。
関東エリアの人が久しぶりに知り合いに会った時は「最近どう?」と聞いたり、「元気ですか?」と聞いたりしますが、全く同じような意味の言葉です。
「最近どう?」と聞かれた時に「何がどうなのよ」と思う人もいるかもしれませんが、関係性が強ければ、何についてどうか聞かれているかが分かると思います。
「どやさ」と言われた時に「ああ、恋愛について、最近の調子はどうかを聞いているな」と感じたら「まだ彼氏ができない」などと、先回りをした返事をしても良いでしょう。
もちろん具体的な質問がない場合でも「どやさ」と話しかけて「最近どう?」という意味合いの質問をする事があります。
この場合は「元気です」とか「相変わらずです」などと、漠然とした返事をすると良いでしょう。
いずれにせよ「どやさ」は「どうなの?」という、挨拶的な掛け声として使われる事が多いです。
そのため「どやさ」と言われても驚かず「挨拶をされたようなものだ」と思うようにしましょう。
2-2. どうよ!
「どやさ」という言葉には、「どうよ!」という意味もあります。
「どうだ!」とか、「どうだ見たか?」というような強い意味もあります。
これは「俺ってすごいだろ」とか「お前には負けないぞ」というようなマウンティング的な意味合いが含まれています。
どの程度強い意味で使っているかどうかを判別するためには、発言者の表情や口調の強さから判断すると良いでしょう。
笑顔で「どやさ」という時は、軽い自慢である事が多いですし、シリアスな顔で「どやさ」という時は、マウンティング的な意味合いが強いかもしれません。
「どやさ」と言われたら、相手がどのような意味合いで話しているかを判断するために、良く表情や口調を観察するようにしましょう。
3. 「どやさ」の使い方や使うタイミング
「どやさ」の意味が分かったところで、どのようなタイミングで言えばいいかをチェックしてみましょう。
使い慣れていない人でも上手に使えるように、「どやさ」の使い方や使うタイミングを紹介します。
3-1. 久しぶりに会った時
「どやさ」の「どうなの?」という意味を前面に押し出した挨拶が「どやさ」という挨拶です。
誰かと久しぶりに会った時は、取りあえず「どやさ?」と言ってみましょう。
少し笑いながら「どやさ?」と微笑みかけると「元気だよ」とか「前と変わらないよ」などと返事をしてくれるでしょう。
3-2. 心配事がある時
誰かに対して心配な気持ちがある時にも「どうなの?」という意味を含んだ、「どやさ?」という言葉を掛ける事ができます。
例えば病気を患っている人に「どやさ?」と言えば、「病気の様子はどうですか?」という意味になります。
「病気はどう?」と直接聞くよりも、マイルドな印象になります。
受験生に対して「どやさ?」と言えば「勉強頑張ってる?」という意味の言葉になりますし、婚活中の人に対して「どやさ?」と言えば「彼氏や彼女はできましたか?」という意味の言葉になります。
何か心配事がある人に対して、心配している事柄のフレーズを使いたくない時に「どやさ?」と言ってみましょう。
3-3. 様子を伺いたい時に
誰かと会った時に、その人の置かれている状況が見えない時に「どやさ?」と行ってみましょう。
相手の返事や反応から、次につなげる言葉を選ぶようにします。
「どやさ?」と聞いて、苦しそうな顔や悲しそうな顔をした場合は、相手の近況はあまり芳しくない事が予想できます。
ニコニコと笑顔になったら、相手の調子が良い事が分かります。
ボクシングのジャブのように、まずは軽く言葉を出して相手の様子を伺いたい時に「どやさ?」という挨拶はピッタリですので使ってみましょう。
3-4. 特に話題が浮かばない時
誰かと会って話し始める時に、特に話題が浮かばない時があるでしょう。
無言なのも気まずいと思った時に「どやさ?」と言ってみましょう。
相手が勝手に質問の意味を想像して、適当な答えをしてくれるはずです。
その答えに対して、皿に返事をする事で会話を作り出す事ができます。
特に相手に興味がなくて、質問が浮かばない時も「どやさ?」となら言えるはずです。
とても便利な「どやさ?」という言葉を、困った時に使うようにしてみましょう。
3-5. 自慢したい時
2つ目の「どうよ!」という意味で「どやさ」を使う時は、「自慢したい時」です。
例えばルービックキューブで6面がそろった時に、「どやさ!」と言ってみましょう。
オセロやゲームで勝利した時、成績が良かった時、何かを勝ち取った時は「どやさ!」と言いましょう。
ボクシングの試合で勝った時や、プロ野球で大活躍をしてヒーローインタビューに答える時も「どやさ!」の一言で、誇らしい自慢げな気持ちが周囲に伝わるはずです。
3-6. 相手を威嚇したい時
誰かを威嚇したい時、上下関係で自分が上に立ちたいと思う時に「どやさ!」と発してマウンティングする事ができます。
例えば力では負けない事を相手に示すために、力瘤を作ってから「どやさ!」というと効果的でしょう。
身長が高い人は、自分の背の高さをアピールするようにして「どやさ!」と言うと、相手はビビるかもしれません。
もともと関西弁はドスが効いた言葉ですから「どやさ!」と言う事で、相手の心を折る事ができるかもしれません。
3-7. 笑いを取りたい時
「どやさ!」は後に説明しますが、お笑い芸人の方が頻繁に使う言葉でもあります。
そのため「どやさ」という言葉には「笑い」のエッセンスが含まれています。
大人数が集まっている場所で、一芸を披露した後などに「どやさ!」と言うと、大きな笑いが起こるかもしれません。
少なくとも関西のお笑いに詳しい人なら、面白く感じてくれるでしょう。
4. 「どやさ」を使った例文
続いて「ドヤさ」を使った例文をチェックしてみましょう。
どのように「ドヤさ」という言葉を使うと自然なイメージになるか、具体的な例文と一緒に見てみましょう。
4-1. ビジネスシーンでの「どやさ」の使い方と例文
仕事をしていると、不特定多数の人たちと付き合う事になります。
中には名刺交換をした記憶はあるものの、名前や会社が思い出せないくらい、記憶が薄い人もいるはずです。
そのような人に街中でバッタリ会った時、「どやさ」を使ってみましょう。
無視をするのは失礼で、かといって話しかける事がない時に使います。
「どやさ?」と声を掛けると、相手の方から「おひさしぶりです、○○です」と名乗ってくれるかもしれません。
また名前だけ思い出せるけれどパーソナルな記憶がまったくない人に対しても「どやさ?」と言ってみましょう。
「いや、元気ですよ。実は最近ゴルフの調子が良くて…」などと会話が続いて行くかもしれません。
「どやさ」を使いながら会話をしている間に、徐々に「この人は○○さんで、趣味がゴルフ、奥さんがいて子供がふたり…」という感じでプライベートな記憶についても思い出せるようになるでしょう。
このようにビジネスシーンでも「○○さん、久しぶり!どやさ?」という感じで挨拶に使う事が可能です。
4-2. 恋愛シーンで使う「どやさ」の例文
婚活中の人は、たくさんの異性と会っていると思います。
婚活パーティや婚活サイト、結婚相談所などで会った男性や女性の中には「感じがいい」「お付き合いをしてみたい」と思ってはいるものの、名前や会社名などを忘れているケースもあります。
このような好感を持っているけれど個人情報を思い出せない人と街中などで会った時に、無視をしたり、個人情報を忘れてしまった事に気付かれてしまったら、恋愛に発展する可能性がゼロになってしまいます。
そこで「どやさ?」を活用しましょう。
「相変わらず素敵ですね。どやさ?」と話しかけたり、「○○です。覚えてますか?どやさ?」という感じで挨拶をしてみましょう。
相手は自分の事を覚えてくれていた事、最近の様子を気遣ってくれたことが嬉しくなり、さらに好感を持ってくれるはずです。
婚活が成功する可能性が高くなるでしょう。
5. 「どやさ」は芸人の持ちネタ
「どやさ」という言葉は、一般的に関西エリアで使われる言葉です。
そして「どやさ」を持ちギャグにしているのが、「今いくよくるよ」のくるよ師匠です。
明るい声で「どやさ」と言うくるよ師匠の姿を見て、関西中の人が腹を抱えて笑い、明るい気持ちになっています。
「どやさ」と言う時は、そんな素敵な今いくよくるよ師匠の事もイメージすると良いでしょう。
まとめ
「どやさ」は使い慣れると、とても便利で魅力的な言葉です。
使った人がチャーミングになるような魔法の言葉ともいえます。
ぜひ使い方を覚えて、日常のシーンで「どやさ」を使ってみましょう。
今よりも毎日が楽しくなるかもしれません。
「どやさ」という言葉の意味と言い換えた言葉について紹介します。
また「どやさ」の使い方や、適切なタイミングについて紹介していきます。
1. 「どやさ」の意味とは?
「どやさ」とは、関西弁の掛け声のような言葉です。
一言で「どやさ」と言っても、使う場面や言い方によって受け取り方は変わります。
「どやさ」は関西弁で「どうや」という意味があります。
「どうや」は、標準語で言えば「どうですか」「どうだ」という、大きく分けると2つの意味があります。
「どうですか」という意味は、「どんな調子ですか?」とか「どのような状態ですか?」というような「ご機嫌をうかがう」意味合いが強いです。
簡単な気遣いを込めた挨拶という意味の言葉になります。
一方で「どうだ」という意味で使う時は「どうだ、すごいだろ」という「自慢」のような感情が込められます。
このように「ご機嫌をうかがう」「自慢をする」といった、全く違う意味あいをもつ、不思議で便利な言葉だといってもいいでしょう。
関西エリアに住んでいる人にとっては、すでに耳慣れた言葉かもしれません。
しかし関西以外のエリアに住んでいる人にとっては、あまり耳慣れない言葉かもしれません。
関西出身の人などと会った機会に「どやさ」と言われて驚かないように、「どやさ」の意味について知っておきましょう。
2. 「どやさ」の言い換え
「どやさ」には大きく分けて2つの意味があります。
2つの言葉に言い換えて使うと、「どやさ」の意味が分かりやすくなります。
そこで「どやさ」を言い換えた言葉「どうなの?」と「どうよ」という言葉をチェックしてみましょう。
2-1. どうなの?
関西エリアに住んでいる人は挨拶代りに「どやさ」という事があります。
「どやさ?」というように、やや疑問形で挨拶をされた時に、どのような意味だと感じるべきでしょうか。
「どやさ」には「どうなの?」という意味が含まれています。
例えば久しぶりに再会した人に「どやさ」と言う時は、「最近、どうなの?」という意味で発言しています。
「最近、体の調子はどうなの?」とか「仕事の調子はどうなの?」とか「子供は元気にしてる?」とか、様々な意味が含まれています。
関東エリアの人が久しぶりに知り合いに会った時は「最近どう?」と聞いたり、「元気ですか?」と聞いたりしますが、全く同じような意味の言葉です。
「最近どう?」と聞かれた時に「何がどうなのよ」と思う人もいるかもしれませんが、関係性が強ければ、何についてどうか聞かれているかが分かると思います。
「どやさ」と言われた時に「ああ、恋愛について、最近の調子はどうかを聞いているな」と感じたら「まだ彼氏ができない」などと、先回りをした返事をしても良いでしょう。
もちろん具体的な質問がない場合でも「どやさ」と話しかけて「最近どう?」という意味合いの質問をする事があります。
この場合は「元気です」とか「相変わらずです」などと、漠然とした返事をすると良いでしょう。
いずれにせよ「どやさ」は「どうなの?」という、挨拶的な掛け声として使われる事が多いです。
そのため「どやさ」と言われても驚かず「挨拶をされたようなものだ」と思うようにしましょう。
2-2. どうよ!
「どやさ」という言葉には、「どうよ!」という意味もあります。
「どうだ!」とか、「どうだ見たか?」というような強い意味もあります。
これは「俺ってすごいだろ」とか「お前には負けないぞ」というようなマウンティング的な意味合いが含まれています。
どの程度強い意味で使っているかどうかを判別するためには、発言者の表情や口調の強さから判断すると良いでしょう。
笑顔で「どやさ」という時は、軽い自慢である事が多いですし、シリアスな顔で「どやさ」という時は、マウンティング的な意味合いが強いかもしれません。
「どやさ」と言われたら、相手がどのような意味合いで話しているかを判断するために、良く表情や口調を観察するようにしましょう。
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