「おばけ屋敷」は怖いのが当たり前。
毎年、夏になると、「おばけ屋敷」の前に長蛇の列が出来ています。
でも、なぜ「おばけ屋敷」は怖いのでしょう。
その理由について迫ってみます。
- 「おばけ屋敷」は何のためにある?
- 「おばけ屋敷」が怖い人の心理
- 「おばけ屋敷」が苦手な人の特徴
- 「おばけ屋敷」の入ることにならない為の対処方法
- 「おばけ屋敷」に入ってしまった時の対処方法
- 「おばけ屋敷」に入る時のプラス思考の持ち方
- まとめ
1. 「おばけ屋敷」は何のためにある?
そもそも「おばけ屋敷」は何のためにあるのでしょう。
人々を恐怖のどん底に突き落とす「おばけ屋敷」に、わざわざお金を払ってまで入るのも不思議なものです。
本物のおばけが出るという事故物件には誰にも住みたがりませんが、一方で偽物のおばけがいる「おばけ屋敷」には常に人でいっぱいです。
この理由はなんでしょう。
なぜ「おばけ屋敷」があるのかを考えるとき、そのヒントは季節にあります。
そう、「おばけ屋敷」が登場するのは夏です。
雪がシンシンと降る季節に「おばけ屋敷」が登場しているところを見たことがありません。
なぜでしょう。
冬だと幽霊役の人が着物一枚で寒いから?いえいえ、そうではありません。
夏に「おばけ屋敷」があるのは、涼しさを求めるためにあるからです。
人は恐怖や焦りを感じると、冷や汗をかきます。
背中がゾッとして寒気がするのです。
そのため、どんなに暑い真夏でも、おばけに出会ったその一瞬、体がスーッと涼しくなります。
「おばけ屋敷」はまさにその涼しさを求めて出来ているのです。
しかし、最近の「おばけ屋敷」はストーリー性があって、おばけ自体もまるで本物のように作られているものが多いです。
そういった精巧な偽物おばけを見たさに入場しているお客さんも多いでしょう。
涼しさを求めるために始まったものですが、今では一つのエンターテイメントとして成り立っているふしがあります。
2. 「おばけ屋敷」が怖い人の心理
「おばけ屋敷」が怖い人の心理について見ていきましょう。
2-1. 直に体験することへの恐怖
「おばけ屋敷」が怖いのは、直に恐怖を体験しなくていけないからです。
映画やドラマと違って、画面上だけの恐怖で終わらないからです。
「おばけ屋敷」は自分の肌でその場の異様な空気を感じながら歩くもの。
ドラマや映画でみるホラーとは訳が違います。
また、ドラマや映画であれば、怖すぎるときは一時停止して、適度に休憩を入れて心を落ち着かせるということもできますが、「おばけ屋敷」ではそうはいきません。
入場したら最後。
ノンストップです。
入場したら最後。
恐怖から逃れたければ、退場口までなんとかたどり着くしかありません。
今はリアルすぎるおばけも多いため、「おばけ屋敷」に入るのに相当の覚悟で挑んでいる人も多いでしょう。
2-2. 怖いことが起こると想像できるから
「おばけ屋敷」が怖いと思う理由は、怖いことが起きるアトラクションだと分かるからです。
高いお金を払って入場するような「おばけ屋敷」は、高いお金を払わせるだけあってとても怖いつくりになっています。
そのため、入場する人は覚悟を決めて入っていくことでしょう。
人々は怖いことが起こると分かっていながら、その怖いことが起こるまでのドキドキ感を楽しんでいます。
そのドキドキ感は、スリルがあって楽しいと感じる人もいれば、いつ来るのか分からない恐怖がストレスだというヒトもいます。
同じ状況下でも感じ方は人それぞれです。
怖いことが起こるまでの瞬間がストレスになる人は、「おばけ屋敷」が苦手だと言えるでしょう。
2-3. 本能的に怖いと感じるから
人間には暗闇を怖いと思う本能が備わっています。
人間は夜行性の動物ではないため、暗いところではよく目が見えないからです。
周りがよく見えないと、本能的に怖いと感じる習性があります。
夜に停電になると、真っ暗闇になり、不安になりますが、まさにその不安な気持ちを煽り立て、恐怖を感じさせているのが「おばけ屋敷」です。
人間である限り、薄暗くて視界の悪い「おばけ屋敷」が怖いというのは当然であるといえます。
3. 「おばけ屋敷」が苦手な人の特徴
「おばけ屋敷」が苦手な人の特徴について見ていきましょう。
3-1. ホラー映画が大好き
ホラー映画が大好きな人は怖がりなことが多いです。
なぜかというと、怖い存在を知っているからです。
自分一人でトイレに行っていた子供が、ホラー映画を鑑賞したことをきっかけに一人でトイレに行けなくなるということがあります。
これは、ホラー映画を鑑賞したことで、怖い存在がいることに気づいてしまったからに他なりません。
おばけなど元々存在しないものであり、おばけという認識が全くないのなら、怖いなどとは感じないものです。
ホラー映画が大好きな人は、ありとあらゆるホラー映画を鑑賞しています。
それゆえに、いくつもの怖い場面を幾度となく鑑賞してきたはずです。
そのため、ホラー映画の主人公と自分の立場が重なってしまい、他の人よりも何倍も恐怖を感じる傾向にあります。
ホラー映画が大好きな人の中には、自分がホラー映画のような体験をするのはまっぴらごめんだと思う人もいるでしょう。
3-2. 夜勤のある仕事をしている
夜勤のある仕事をしている人は、「お化け屋敷」が苦手な傾向があります。
なぜならば、「おばけ屋敷」で体験した恐怖を、現実の世界でも味わう可能性があるからです。
夜に、ふとした瞬間、怖いことを思い浮かべると、とんでもなく怖い思いをすることがあります。
それが一人のときだったら最悪です。
恐怖におののき、仕事どころではありません。
「おばけ屋敷」に入ってしまうと、嫌でも恐怖体験をしなくてはいけません。
「おばけ屋敷」で、怖い話を聞いたり見たりしたことが思い出されたら最悪です。
「おばけ屋敷」に入ったことで、当分、夜勤の仕事が苦手になってしまうことでしょう。
夜勤だけでなく、人の生死に関わる職業の人はなおさら嫌でしょう。
例えば、看護師、警察官、葬儀屋などがそうです。
これらの職業の人は、夜勤があり、さらに人の生死に関わる仕事をしているので、「おばけ屋敷」が苦手な傾向にあります。
3-3. スピリチュアルな世界を信じている
スピリチュアルな世界を感じている人は「おばけ屋敷」は苦手でしょう。
実際におばけがいると信じているからです。
現実主義な人は非科学的なことを信じないため、いくら「おばけ屋敷」に入っても一笑して終わりです。
おばけが急に出てきたりして驚きはするものの、おばけそのものに恐怖を抱くことはないでしょう。
所詮、おばけは人間が作り上げたフィクションであると思っています。
反対に、本当におばけがいるかもしれないなどと思っている人は、ちょっとした音でも騒ぎ立て、幽霊だなどと騒ぐ傾向にあります。
きっと「おばけ屋敷」に入ったら、様々な恐怖の仕掛けに卒倒してしまうことでしょう。
3-4. 現実に恐怖体験をしたことがある
現実におばけを見たことがある人は「おばけ屋敷」が怖くて仕方がないことでしょう。
実際に自分で経験した恐怖を再び味わうことになるので、お金を払ってまで「おばけ屋敷」に入ろうとは思わないはずです。
もし、現実におばけを見たことがあるのなら、「おばけ屋敷」で恐怖体験をした瞬間、自分が出会った恐怖体験がフィードバックしていまいます。
忘れていた恐怖を再び呼び覚ますことになります。
そこまでして「おばけ屋敷」に入りたいという人はいないはずです。
3-5. どちらかというと、サディスト
サディストの人は、自分の立場が危うくなるのを嫌う傾向にあります。
常に自分が優勢でないと心が落ち着かないのです。
何が不審なものがあったとして、それを何も考えずに手で触れることができるタイプはマゾの性質を、とにかく触れずに遠巻きに見つめているタイプはサドの性質を持っているなどと言われています。
どのような恐怖が待ち受けているのか、全く想像できない「おばけ屋敷」はサディストにとってこの上ない恐怖です。
自分から好んで行くことはないでしょう。
3-6. びっくりするのが苦手
びっくりするのが苦手な人はたまにいます。
驚かされてびっくりしたと笑顔になる人ならいいですが、泣いて拒否するような人は「おばけ屋敷」に向いていないと言えるでしょう。
「おばけ屋敷」は日常で味わえないスリルを楽しむためのもの。
いちいち驚くことを嫌がっては、楽しむことなんて到底できません。
びっくりするのが苦手な人は、苦手なことのオンパレードになるので、「おばけ屋敷」は避けるべきでしょう。
3-7. 想像力豊か
想像力豊かな人は、想像力のない人に比べ、恐怖を感じる度合いが強いといえます。
例えば、前列でキャーッと悲鳴が聞こえた場合、想像力がない人ならば、「なんだろう?」と思うだけですが、想像力豊かな人は「おばけに出くわすのかな?」「おばけに追いかけられるのかな?」などと、様々なシチュエーションを考え、恐怖におびえてしまうことでしょう。
想像力が豊かだと、それだけ様々な恐怖のパターンを予想できるので、怖さやスリルを人一倍感じることができます。
それゆえに、「おばけ屋敷」に入るとどっと疲れ、もう「おばけ屋敷」はこりごりだという人もいるでしょう。
3-8. 穏やかな生活が好き
穏やかな生活が好きな人は穏やかな性質を持っています。
それゆえに、スリルを嫌い、心が落ち着かない状況を避ける傾向があります。
このような人が「おばけ屋敷」を嫌うのは当然だと言えるでしょう。
「おばけ屋敷」は非日常のスリルを味わうところであるため、穏やかに過ごしたい人には向いていません。
4. 「おばけ屋敷」の入ることにならない為の対処方法
「おばけ屋敷」に入場したくないという人はどうすればよいのでしょう。
その対処方法について考えてみます。
4-1. まず「おばけ屋敷」に近づかない
夏になると、大々的に「おばけ屋敷」のチラシが入っていたりしますが、無視をしましょう。
見なかったことにするのです。
「今日、おばけ屋敷のチラシ貰ったんだけど、怖そうだよね」などと話題に出してはいけません。
話題に出てしまうと、「おばけ屋敷」に行ってみようなどと誘われる可能性があるからです。
とにかく「おばけ屋敷」に行きたくないのなら無視をするのが一番。
誰かがおばけ屋敷の話をしたら、こっそりその場を抜け出して、メンバーから外れましょう。
4-2. あらかじめ苦手と周りに伝える
「おばけ屋敷」が苦手なら、素直に苦手であることを周囲に伝えましょう。
余程、意地悪な人や気のきかない人でない限り、「おばけ屋敷」が苦手だと公言するあなたに「行こう」と誘う人はいないはずです。
また、「おばけ屋敷」が苦手なことを伝えるのなら、日頃から話しておくことが大事です。
「おばけ屋敷に行こう」と誘われてからのカミングアウトでは、「本当はおばけ屋敷が苦手ではなくて、私と一緒に行きたくないための口実なのかな」などと勘繰られてしまう可能性があるからです。
日頃から苦手だと公言しておけば、誘われても苦手なことを伝えることで、「そうだった」と相手も納得してくれます。
4-3. 断固として拒否する
絶対に「おばけ屋敷」に行きたくないのなら、断固として拒否する姿勢が大事です。
絶対に行きたくないという本気な姿勢を見せれば、本当に何が何でも行きたくないのだなと理解してくれるはずです。
5. 「おばけ屋敷」に入ってしまった時の対処方法
それでも「おばけ屋敷」に入ってしまったときはどうすればよいのでしょう。
対処方法について見ていきます。
5-1. 「違うことを考える」
こうなったら、いったん、おばけのことは忘れて、違うことを考えてみるしかありません。
真剣に違うことに思考を傾けてみてはどうでしょう。
自分が「おばけ屋敷」にいることを忘れることができるかもしれません。
自分にとって真剣になれる話題を見つけ、そのことについて真剣に考えてみましょう。
5-2. 「真ん中を歩く」
おばけが出てくるのは端っこからです。
左右、どちらの端っこなのかは分かりませんが、大抵、端っこに隠れています。
それゆえに、歩くときは真ん中を歩くようにしましょう。
そうすることで、おばけが急に脇から飛び出しても、ある一定の距離を保てるはず。
自分の顔の真横にいきなり幽霊が現れるという状況を避けることができるはずです。
5-3. 「逆に作りや作品しての目線で見てみる」
「おばけ屋敷」が怖いと思うのは自分が客であるという認識があるからです。
そうではなくて、「おばけ屋敷」の作り側に立って物事を考えてみてはいかがでしょう。
あなたは、日本で最高の「おばけ屋敷」を作らなくてはいけない任務を会社から任されています。
そして、この任務を成功しなくては、せっかくの出世の道が途絶えることになってしまいます。
あなたは、今、目の前にある「おばけ屋敷」よりもさらにみんなを楽しませる「おばけ屋敷」を作らなくてはなりません。
さぁ、目の前の「おばけ屋敷」に偵察に行こうなどと考えてみてはどうでしょう。
真剣に作品として「おばけ屋敷」をとらえることができるはずです。
6. 「おばけ屋敷」に入る時のプラス思考の持ち方
「おばけ屋敷」に入る時に持ちたい、プラス思考は何でしょう。
6-1. 「実際の怖場よりマシ」
「実際の怖場よりマシ」ということを考えましょう。
あなたが「おばけ屋敷」で体験していることは、あなただけではなく、他の人も体験しています。
つまり、一日に何十人もの人が同じような体験をして、無事に帰還することができているのです。
所詮は「おばけ屋敷」。
実際に怖い体験をしている訳ではありません。
実際の恐怖体験とは違い、「おばけ屋敷」の方は客の安全面などをしっかりと考えているため、安心であることを忘れないようにしましょう。
6-2. 「作り物だということを意識」
「おばけ屋敷」といっても、そのおばけは生きている人間か、人間が作り上げたおばけかのどちらかです。
何も怖がる必要などありません。
「おばけ屋敷」に本物のおばけはいません。
全て偽物であり、人々を楽しませるための小道具だと思えば、心が楽になるかもしれません。
まとめ
「おばけ屋敷」が苦手な人は、誘われた際にはぜひ参考にしてみてください。
苦手を克服する方法はきっとあるはずです。
自分なりにこれならいけそうだという方法があれば、試してみましょう。
「おばけ屋敷」は怖いのが当たり前。
毎年、夏になると、「おばけ屋敷」の前に長蛇の列が出来ています。
でも、なぜ「おばけ屋敷」は怖いのでしょう。
その理由について迫ってみます。
1. 「おばけ屋敷」は何のためにある?
そもそも「おばけ屋敷」は何のためにあるのでしょう。
人々を恐怖のどん底に突き落とす「おばけ屋敷」に、わざわざお金を払ってまで入るのも不思議なものです。
本物のおばけが出るという事故物件には誰にも住みたがりませんが、一方で偽物のおばけがいる「おばけ屋敷」には常に人でいっぱいです。
この理由はなんでしょう。
なぜ「おばけ屋敷」があるのかを考えるとき、そのヒントは季節にあります。
そう、「おばけ屋敷」が登場するのは夏です。
雪がシンシンと降る季節に「おばけ屋敷」が登場しているところを見たことがありません。
なぜでしょう。
冬だと幽霊役の人が着物一枚で寒いから?いえいえ、そうではありません。
夏に「おばけ屋敷」があるのは、涼しさを求めるためにあるからです。
人は恐怖や焦りを感じると、冷や汗をかきます。
背中がゾッとして寒気がするのです。
そのため、どんなに暑い真夏でも、おばけに出会ったその一瞬、体がスーッと涼しくなります。
「おばけ屋敷」はまさにその涼しさを求めて出来ているのです。
しかし、最近の「おばけ屋敷」はストーリー性があって、おばけ自体もまるで本物のように作られているものが多いです。
そういった精巧な偽物おばけを見たさに入場しているお客さんも多いでしょう。
涼しさを求めるために始まったものですが、今では一つのエンターテイメントとして成り立っているふしがあります。
2. 「おばけ屋敷」が怖い人の心理
「おばけ屋敷」が怖い人の心理について見ていきましょう。
2-1. 直に体験することへの恐怖
「おばけ屋敷」が怖いのは、直に恐怖を体験しなくていけないからです。
映画やドラマと違って、画面上だけの恐怖で終わらないからです。
「おばけ屋敷」は自分の肌でその場の異様な空気を感じながら歩くもの。
ドラマや映画でみるホラーとは訳が違います。
また、ドラマや映画であれば、怖すぎるときは一時停止して、適度に休憩を入れて心を落ち着かせるということもできますが、「おばけ屋敷」ではそうはいきません。
入場したら最後。
ノンストップです。
入場したら最後。
恐怖から逃れたければ、退場口までなんとかたどり着くしかありません。
今はリアルすぎるおばけも多いため、「おばけ屋敷」に入るのに相当の覚悟で挑んでいる人も多いでしょう。
2-2. 怖いことが起こると想像できるから
「おばけ屋敷」が怖いと思う理由は、怖いことが起きるアトラクションだと分かるからです。
高いお金を払って入場するような「おばけ屋敷」は、高いお金を払わせるだけあってとても怖いつくりになっています。
そのため、入場する人は覚悟を決めて入っていくことでしょう。
人々は怖いことが起こると分かっていながら、その怖いことが起こるまでのドキドキ感を楽しんでいます。
そのドキドキ感は、スリルがあって楽しいと感じる人もいれば、いつ来るのか分からない恐怖がストレスだというヒトもいます。
同じ状況下でも感じ方は人それぞれです。
怖いことが起こるまでの瞬間がストレスになる人は、「おばけ屋敷」が苦手だと言えるでしょう。
2-3. 本能的に怖いと感じるから
人間には暗闇を怖いと思う本能が備わっています。
人間は夜行性の動物ではないため、暗いところではよく目が見えないからです。
周りがよく見えないと、本能的に怖いと感じる習性があります。
夜に停電になると、真っ暗闇になり、不安になりますが、まさにその不安な気持ちを煽り立て、恐怖を感じさせているのが「おばけ屋敷」です。
人間である限り、薄暗くて視界の悪い「おばけ屋敷」が怖いというのは当然であるといえます。
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