「出不精」とは、様々な理由で家の外に出たがらない性格や人のことですが、出不精の人にはどのような特徴があるのでしょうか?「出不精の心理・特徴・原因」や「出不精を改善するコツ・方法」について分かりやすく説明していきます。
- 出不精とは?
- 出不精の心理
- 出不精の特徴
- 出不精になる原因
- 出不精は悪いことばかりではない
- 出不精を改善する方法やコツ
- まとめ
1. 出不精とは?
出不精とは外出するのが面倒くさいと感じる性格であり、家の外に出たがらない人のことです。
出不精の人は外出することを「億劫(おっくう)+面倒くさい+外出する意味がない(外出する必要がない)」と感じる傾向があり、心身のバイタリティーも低いことが多いので、疲れていたりだるかったりして外に出ないことが多いのです。
出不精の人は、外に出たがらないので必然的に「インドア派」になっていきますが、同じ出不精であっても「室内で過ごすことが好きな人」と「外出したい気持ちはあるけれど面倒くさくなって外出できない人」に分かれます。
出不精になる心理・原因には様々なものがありますが、「特別に行きたい場所がない」「友人知人が少ない」「お金を使いたくない」などによって出不精な人は外出しないことが多いのです。
1-1. 出不精の読み方
「出不精」の読み方は「でぶしょう」になります。
「出(で)」は「出る」であり、「家の外に出ること(外出すること)」を意味しています。
「不精・無精(ぶしょう)」というのは、「自分のからだを動かして何かの物事をすることを面倒くさがること。
何かすることを億劫に感じてなかなか行動しないさま。
面倒くさがって自分の身だしなみにこだわらないこと」を意味しています。
「出不精(でぶしょう)」以外にも、「筆不精(ふでぶしょう)・無精髭(ぶしょうひげ)・不精者(ぶしょうもの)」などの言葉があります。
「無精な性格」といった言い回しも良く使われます。
2. 出不精の心理
出不精になる心理にはどのようなものがあるのでしょうか?「出不精の心理」について、分かりやすく説明していきます。
2-1. 服装や身だしなみを整えることが面倒くさい
出不精の心理として第一に上げられるのが、「服装や身だしなみを整えることが面倒くさい」というものです。
家の外に出かけるためには、最低でも「一通りの服装」を整えて着替えたり、「洗顔・歯磨き・髭剃り」などをしたりして、人に見られても恥ずかしくない程度には身だしなみを整えなければいけません。
さすがに、外出するのにボロボロのスエットやボサボサの髪型、化粧もスキンケアもしてないスッピン、伸び放題の無精髭、風呂も入っていないような体で出かけるわけにはいかないという常識感覚を持っているので、出不精な人は「出かけるための準備」を面倒くさく感じやすいのです。
出かける服装を選んだり身だしなみを整えたりする手間が面倒くさいというのが、出不精の心理なのです。
2-2. 手間や時間をかけて出かけるだけの価値があるか分からない
「手間や時間をかけて出かけるだけの価値があるか分からない」ということが、出不精の代表的な心理になっています。
家の外に出かけていけば、一定以上の「手間(労力)・時間・お金」がかかりますが、出不精な人は特別に行きたい場所がなければ、「外出する各種のコスト(時間やお金など)」が全て無駄になると考えやすいのです。
出不精な人は「手間や時間、お金をかけてその場所にまで出かけるだけの価値があるのか」を考えてみて、「自分にとってそこまでの価値はない(家の中でのんびり過ごしていた方が楽で良い)」と判断しやすいと言えます。
出不精な人には、「各種のコストをかけて外出する価値」に対して懐疑的な心理があるのです。
2-3. 外出・外食でできるだけお金を使いたくない
出不精の心理として、「外出・外食でできるだけお金を使いたくない」ということが上げられます。
出不精な人には、「節約好き(貯金好き)・倹約家」や「ミニマリスト」が多いと言われています。
家の外に出かければ、ちょっとした買い物をしたり、どこかのお店で外食したり交通費を使ったりと、何かとお金を使ってしまうことになります。
出不精な人は、元々、外出がそこまで好きではないということに加えて、「外出に伴う出費」をできるだけ抑えてお金を使いたくないという考えがあるのです。
出不精の心理として、毎日使うお金を最小限に留めたいというミニマリスト的な価値観があり、余計な外出をしてまでお金を使いたくない(できるだけお金を節約して貯めたい)という心理があるのです。
3. 出不精の特徴
出不精の特徴には、どのようなものがあるのでしょうか?出不精な人によく見られる特徴や傾向について、分かりやすく説明していきます。
3-1. 面倒くさがりなインドア派である
出不精の特徴として、「面倒くさがりなインドア派である」ということを指摘できます。
出不精の人は何をするのも面倒くさく感じる性格であることが多く、「用意をしたり目的地を決めたりして外出すること」自体があまり好きではありません。
面倒くさがり屋の出不精は、家の中で積極的にやりたい趣味・活動があるからインドア派になっているというよりも、家の中で何もせずにただゴロゴロしていたいからインドア派になっているという特徴があります。
3-2. 対面の人付き合いが苦手で気を遣い過ぎる
「対面の人付き合いが苦手で気を遣い過ぎる」というのが、出不精の典型的な特徴です。
出不精の人は一般的に、顔と顔を合わせてやり取りする「対面の人付き合い」に苦手意識を持っています。
人付き合いに苦手意識を感じている大きな理由として、「人に気を遣い過ぎる+人が自分をどう思っているかを気にし過ぎる」ということがあります。
人と実際に会って行動を共にすると、気を遣い過ぎて疲れてしまうので、外出をしたがらないのです。
3-3. 繊細な感受性を持っていて人との関わりで傷つきやすい
出不精の特徴として、「繊細な感受性を持っていて人との関わりで傷つきやすい」ということがあります。
出不精の人は「他人の言葉・行動・態度」に対して、敏感に反応しやすい繊細な感受性を持っています。
そのため、人と必要以上に密接な関わりを持つと、何気ない一言やそっけない態度などで心が傷ついてしまいます。
外に出て色々な人と会ったり付き合ったりすると、「予期せぬ不快な対人コミュニケーション」で傷つけられる恐れがあるので、外に出ない出不精になってしまうのです。
3-4. 体力がなくて移動するだけでも疲れやすい
「体力がなくて移動するだけでも疲れやすい」というのが、出不精の分かりやすい特徴の一つになります。
出不精の人は単純に、「体力」が平均的な人よりも無いので、外出することが億劫になりやすいのです。
外出して長距離を電車・バスで移動したり(自分で車を運転したり)、大勢の人がいる人ごみの中で活動したりすれば、健康で体力がある人でも一定の疲れを感じてしまいます。
出不精な人は体力がなくて、移動するだけでも疲れやすいので、外出を控えるようになっていくのです。
3-5. 友人が少なく会話によるコミュニケーションも好きではない
出不精の特徴として、「友人が少なく会話によるコミュニケーションも好きではない」ということがあります。
出不精の人は友人の数が少なくて、「遊び・食事」に誘われることが少ないので、あまり外出しない傾向があります。
友人が少ないだけではなく、「会話・対面による他者とのコミュニケーション」も元々好きではないので、敢えて外出する必要性を感じにくいのです。
3-6. ケチでできるだけお金を使いたくない
「ケチでできるだけお金を使いたくない」というのが、出不精の合理的な特徴になります。
出不精の人には、不要不急のお金はできるだけ使いたくないとか、人との付き合いにかかる交際費はできるだけ使いたくないとかいう「ケチな人・節約好きな人」が多いのです。
誰かとどこかに外出をすれば、使いたくなくても飲食・買い物・入場料・移動などで、いつも以上にお金を使ってしまいがちです。
だからケチな人は、できるだけ外出しない「出不精な人」になりやすいのです。
3-7. 外出先での好奇心や探究心が少ない
出不精の特徴として、「外出先での好奇心や探究心が少ない」ということが上げられます。
出不精な人は、普段行かないような場所や街に出かけても、「初めて見る綺麗な景色を楽しもう+新しいお店を探してみよう」といった好奇心が刺激されにくいのです。
出不精な人は、どこかに出かけても好奇心や探究心を抱くことが少ないので、「次もまたどこか新しい場所に行ってみたい」という外出する行動欲求のモチベーションが高まりにくいのです。
3-8. ファッションや髪型の流行に興味がない
「ファッションや髪型の流行に興味がない」ということが、出不精に多い特徴なのです。
インドアで静かに過ごすよりも、外に出ることが好きな人は、「ファッションや髪型の流行」に一定以上の興味関心を持っていることが多いのです。
流行や季節に合ったお気に入りのファッションで全身を決めるような人は、「外に出て人に自分を見られたい」という心理があります。
美容院で流行に配慮した髪型にこだわる人も、頻繁に外出するから髪型にこだわるのです。
反対に、服装や髪型に興味が全くない人は、「余り外に出ない+別に人に見られたくない」という心理があり、結果として出不精になりやすくなります。
3-9. 外出をリスクやコストと捉えるネガティブ思考が強い
出不精の特徴として、「外出をリスクやコストと捉えるネガティブ思考が強い」ことを上げることができます。
出不精な人は物事を悪い方向に捉えるネガティブ思考が強いので、「外出するメリット」よりも「外出するデメリット」のほうを意識しやすいのです。
出不精の人が考えやすい外出するデメリットとは、「外出したら事件・事故・面倒事に巻き込まれるかもしれないリスク」と「外出したら飲食や移動で一定以上のお金を使ってしまうコスト」なのです。
出不精な人は、特別な用事や必要がなければ、「リスクやコストのある外出」をしない方が楽(得)だと考える特徴を持っています。
3-10. 家で自由に過ごすのが大好き・一人で楽しむオタク趣味が多い
「家で自由に過ごすのが大好き・一人で楽しむオタク趣味が多い」ということが、出不精の大きな特徴の一つです。
出不精な人は基本的に、誰にも干渉されない自分の家(部屋)で自由に過ごすことが大好きであり、時間やお金をかけてまで外出することに大きな価値を見出しにくいのです。
出不精な人は、真正のオタクではないとしても、「インターネット・ゲーム・読書・漫画・アニメ・映画・SNSでのやり取り」などの自分一人だけでも楽しめる趣味・娯楽をたくさん持っていることが多いのです。
4. 出不精になる原因
出不精になる原因として多いのは、「人間関係が苦手であまり人と会いたくない」や「対面コミュニケーションが楽しめなくて逆にストレスになりやすい」といった対人関係の問題です。
過去に人間関係やコミュニケーションで深く傷つけられた経験があったりすると出不精になりやすくなります。
また友人関係が少なかったり、他者とのコミュニケーションで傷つきやすい繊細な人も出不精になりがちです。
出不精になる原因として、「仕事が上手くいっていない・お金に困っている・できるだけお金を使いたくない(将来・老後の経済的不安がある)」といった仕事や経済状況、金銭感覚にまつわる問題もあります。
お金に困っている人も困っていない人も、「できるだけ無駄なお金は使いたくないという思い・金銭面でケチな感覚」が強いと出不精になっていきます。
4-1. 出不精になる時代的・環境的な原因:インターネットやスマホで外出する必要性が減った
出不精が増えてきた時代的・環境的な原因として、「インターネットとスマホの普及+バーチャルリアリティー(仮想現実)で楽しむ人の増加」を上げることもできます。
インターネットでは、「動画(映画・ドラマ)・音楽やPV・オンラインゲーム・SNS」などを無料あるいは安い価格(定額制)でいくらでも楽しむことができ、スマホのデバイスによって「個人的な趣味・交遊の世界」に閉じこもりやすくなりました。
ネット通販やメルカリなどであらゆる商品の買い物も出来てしまいます。
出不精になる大きな原因として、「インターネット+スマホ」さえあれば、外に出ないインドアライフでも終わりなく楽しめる娯楽・作品・交流がたくさんあるということがあるのです。
ネットやスマホのお陰で「外出する必要性自体が減ったこと(外出しなくても楽しめるコンテンツが爆発的に増えたこと)」が、出不精の時代的要因になっています。
5. 出不精は悪いことばかりではない
出不精について、「非活動的・非社交的・非健康的(ひきこもり的)なライフスタイル」につながる「悪いこと」だと批判する考え方が根強くあります。
しかし、仕事も用事も人付き合いも一切しない「ひきこもり同等の出不精」ではなく、仕事ややるべきことだけはきちんとしているのであれば、「出不精」そのものは良いことでも悪いことでもなく、その人の「趣味嗜好・価値観の選択の一つ」に過ぎないと言えます。
出不精は悪いことばかりではなく、「不必要な外出を控えることで事件事故に遭遇するリスクを減らせるメリット」や「特別に行きたくもない場所に行くことで無駄なお金を使わなくても良いメリット」もあるのです。
インドアなライフスタイルが好きな出不精の人でも、仕事(経済的自立)や家庭生活、最低限の運動(健康管理)などのやるべきことをしているのであれば、出不精は一概に悪いことだとも言えないのです。
6. 出不精を改善する方法やコツ
出不精を改善する方法やコツにはどのようなものがあるのでしょうか?
6-1. 外出しなければいけない理由(予定)やきっかけを作る
出不精を改善する方法やコツとして、「外出しなければいけない理由(予定)やきっかけを作る」ということが上げられます。
出不精の人の多くは、「特別に外出する必要性(用事)がないから外出しない」のです。
逆に言えば、「外出しなければいけない理由(用事・予定)」があれば、出不精な人でも最終的には家の外に出ざるを得ないのです。
出不精を改善したいのであれば、友人知人と外食したり映画を見たりする約束をしたりして、「外出しなければいけない理由(予定)・きっかけ」を意識的に作るようにすると良いでしょう。
初めのほうは「約束して外出すること」を面倒に感じていても、1ヶ月に数回は誰かと一緒に出かけることが習慣化すれば、定期的に外出することが普通の生活の一部になっていきます。
6-2. 心理的・経済的な負担にならない軽い外出や散歩を習慣化する
「心理的・経済的な負担にならない軽い外出や散歩を習慣化する」というのが、出不精を改善する方法やコツになってきます。
出不精な人が外に出たくなくなる原因として多いのが、「外出する準備や手間が面倒くさいという心理的負担」と「外に出かけると食べることや買い物・移動などで何かとお金がかかってしまうという経済的負担」です。
心理的・経済的な負担を下げることができれば、出不精の人が外出するハードルは低くなるのです。
そのためには、「お金を使わなくても良い近場の公園・自然豊かな場所・図書館などの目的地」を決めて、無理に遠くまで出かけずに「軽い外出・散歩」に留めておくというのが効果的な対策になります。
近くの公園やカフェまで30分程度歩いていくというだけでも、十分な外出になります。
仕事終わりや早朝に、毎日1時間のウォーキングをする習慣を付ければ、それだけで出不精ではないライフスタイルになるでしょう。
6-3. 休日でも着替えて身だしなみを整えるようにする
出不精を改善する有効な方法やコツとして、「休日でも着替えて身だしなみを整えるようにする」ということがあります。
出不精になってしまう大きな要因として、「出かけるための準備をしていないから出かけられない」や「着ていく服を選んだり身だしなみを整えたりすることが面倒くさい」ということがあります。
これらの要因を改善するための簡単なコツとして、「休日でも起きたら洗顔・スキンケア・髭剃りをすること」や「休日でもいつまでも寝巻きのままで過ごさずに、外にも出られる服に着替えること」があります。
いつでも外出しようと思えば外出することのできる身だしなみや服装の状態をあらかじめ整えておくことで、「外出するための心理的ハードル」が下がり、出不精が改善しやすくなるのです。
6-4. Amazonや楽天ではなくリアルの店舗で買い物をしてみる
「Amazonや楽天ではなくリアルの店舗で買い物をしてみる」というのが、出不精を改善する効果的な方法やコツになります。
最近、出不精な人が増えてきた大きな理由の一つとして、「わざわざ外出しなくてもネットショッピングで買い物ができる」ということがあります。
確かに、Amazonや楽天などの大手ネットショップを利用すれば、リアルのお店を使わなくても大半の品物を手に入れることができますが、出不精を改善したいのであれば、できるだけリアルの店舗で買い物をする習慣を付けましょう。
特に食料品・飲み物・雑貨・医療品などは、リアルのスーパーやコンビニ、ドラッグストアでこまめに買う習慣をつければ、休日も自然に外出することになるでしょう。
6-5. グルメサイトやグルメ雑誌をチェックして行きたいお店を探してみる
出不精を改善する方法やコツとして、「グルメサイトやグルメ雑誌をチェックして行きたいお店を探してみる」ということがあります。
出不精な人は外食や色々な料理そのものに興味関心がないという人も多いのですが、それでも「自分が好きな料理のジャンルとメニュー」くらいはあるはずです。
別に何でもいいという人であっても、「誰もが知っている外食のチェーン店・カフェ」などを目的にした外出をすることはできます。
フレンチならフレンチ、和食なら和食、寿司なら寿司で、「料理のメニューや写真・内装・雰囲気・評判」などを参考にしながら、「一度行ってみたいなと思うお店」を決めてしまいましょう。
そんなに遠くない近場のお店(高級店ではないカジュアルなお店)に決めて、休日に散歩がてら立ち寄って試しに食べる計画を実行するだけで、出不精が改善してきます。
6-6. 旅のサイトや旅行雑誌をチェックして一度は行ってみたい場所を探してみる
「旅のサイトや旅行雑誌をチェックして一度は行ってみたい場所を探してみる」ということが、出不精を改善する有力な方法になります。
出不精な人はそもそも、「一度は見てみたい素晴らしい景色+一度は行ってみたい憧れの土地・場所」というものがないというか、それ以前に世界および日本の色々な地域・場所の旅の情報を何も持っていないのです。
「旅のサイト・旅行雑誌」をチェックしてみるだけでも、「素晴らしい景色や町並みの写真・説明」をたくさん目にすることができます。
海外はハードルが高いにしても、とりあえずは日本国内の近場で「一度行ってみたいなと思える場所」を決めてしまいましょう。
後は具体的な日程と移動手段、一人旅か誰かと行く旅かを決めれば、「出不精ではない有意義な一日」を過ごしやすくなります。
6-7. ファッションやヘアスタイルの流行にも意識して興味を持つようにする
出不精を改善する方法やコツとして、「ファッションやヘアスタイルの流行にも意識して興味を持つようにする」ということが上げられます。
出不精な人は「着ていく服がないから行きたくない+髪型がボサボサだから恥ずかしい」という感じで、外出を取りやめることが多いのです。
こういった出不精の悪循環から抜け出すためには、自分が流行のファッションやヘアスタイルに興味を持って取り入れてみることが一番効果があります。
流行の先端まで行かなくても、定期的に美容院に出かけて「自分に似合う髪型」を探したり、休みの日には洋服屋さんに足を運んで「出かけたくなるお気に入りの服」を探したりしてみましょう。
6-8. 外食・遊びに誘われたらとりあえずOKの返事をするようにする
「外食・遊びに誘われたらとりあえずOKの返事をするようにする」というのが、出不精を改善する簡単な方法やコツになります。
出不精の人は誰かと遊ぶ約束をすると、初めは「絶対に行きたくない+行くのが億劫で憂鬱になる」と思うのですが、実際に行ってみると「行ってみて良かった+思っていた以上に楽しい経験ができた」という感想になることが多いのです。
特に気心の知れた友人知人からのお誘いであれば、「受けようか断ろうか悩む」のではなく、「せっかく誘ってくれたのだから行ってみよう」という感じでとりあえずOKの返事をするようにしましょう。
人からの外食や遊びの誘いを断らずに積極的に受けることが、出不精の改善につながるのです。
まとめ
「出不精」について徹底的に解説してきましたが、いかがだったでしょうか?
出不精の特徴には、「面倒くさがりなインドア派である」「友人が少なく会話によるコミュニケーションも好きではない」などがあります。
出不精を改善する方法・コツには、「心理的・経済的な負担にならない軽い外出や散歩を習慣化する」「Amazonや楽天ではなくリアルの店舗で買い物をしてみる」などがあります。
「出不精・出不精な人」について詳しく調べたい時には、ぜひこの記事を参考にしてみて下さい。
「出不精」とは、様々な理由で家の外に出たがらない性格や人のことですが、出不精の人にはどのような特徴があるのでしょうか?「出不精の心理・特徴・原因」や「出不精を改善するコツ・方法」について分かりやすく説明していきます。
1. 出不精とは?
出不精とは外出するのが面倒くさいと感じる性格であり、家の外に出たがらない人のことです。
出不精の人は外出することを「億劫(おっくう)+面倒くさい+外出する意味がない(外出する必要がない)」と感じる傾向があり、心身のバイタリティーも低いことが多いので、疲れていたりだるかったりして外に出ないことが多いのです。
出不精の人は、外に出たがらないので必然的に「インドア派」になっていきますが、同じ出不精であっても「室内で過ごすことが好きな人」と「外出したい気持ちはあるけれど面倒くさくなって外出できない人」に分かれます。
出不精になる心理・原因には様々なものがありますが、「特別に行きたい場所がない」「友人知人が少ない」「お金を使いたくない」などによって出不精な人は外出しないことが多いのです。
1-1. 出不精の読み方
「出不精」の読み方は「でぶしょう」になります。
「出(で)」は「出る」であり、「家の外に出ること(外出すること)」を意味しています。
「不精・無精(ぶしょう)」というのは、「自分のからだを動かして何かの物事をすることを面倒くさがること。
何かすることを億劫に感じてなかなか行動しないさま。
面倒くさがって自分の身だしなみにこだわらないこと」を意味しています。
「出不精(でぶしょう)」以外にも、「筆不精(ふでぶしょう)・無精髭(ぶしょうひげ)・不精者(ぶしょうもの)」などの言葉があります。
「無精な性格」といった言い回しも良く使われます。
2. 出不精の心理
出不精になる心理にはどのようなものがあるのでしょうか?「出不精の心理」について、分かりやすく説明していきます。
2-1. 服装や身だしなみを整えることが面倒くさい
出不精の心理として第一に上げられるのが、「服装や身だしなみを整えることが面倒くさい」というものです。
家の外に出かけるためには、最低でも「一通りの服装」を整えて着替えたり、「洗顔・歯磨き・髭剃り」などをしたりして、人に見られても恥ずかしくない程度には身だしなみを整えなければいけません。
さすがに、外出するのにボロボロのスエットやボサボサの髪型、化粧もスキンケアもしてないスッピン、伸び放題の無精髭、風呂も入っていないような体で出かけるわけにはいかないという常識感覚を持っているので、出不精な人は「出かけるための準備」を面倒くさく感じやすいのです。
出かける服装を選んだり身だしなみを整えたりする手間が面倒くさいというのが、出不精の心理なのです。
2-2. 手間や時間をかけて出かけるだけの価値があるか分からない
「手間や時間をかけて出かけるだけの価値があるか分からない」ということが、出不精の代表的な心理になっています。
家の外に出かけていけば、一定以上の「手間(労力)・時間・お金」がかかりますが、出不精な人は特別に行きたい場所がなければ、「外出する各種のコスト(時間やお金など)」が全て無駄になると考えやすいのです。
出不精な人は「手間や時間、お金をかけてその場所にまで出かけるだけの価値があるのか」を考えてみて、「自分にとってそこまでの価値はない(家の中でのんびり過ごしていた方が楽で良い)」と判断しやすいと言えます。
出不精な人には、「各種のコストをかけて外出する価値」に対して懐疑的な心理があるのです。
2-3. 外出・外食でできるだけお金を使いたくない
出不精の心理として、「外出・外食でできるだけお金を使いたくない」ということが上げられます。
出不精な人には、「節約好き(貯金好き)・倹約家」や「ミニマリスト」が多いと言われています。
家の外に出かければ、ちょっとした買い物をしたり、どこかのお店で外食したり交通費を使ったりと、何かとお金を使ってしまうことになります。
出不精な人は、元々、外出がそこまで好きではないということに加えて、「外出に伴う出費」をできるだけ抑えてお金を使いたくないという考えがあるのです。
出不精の心理として、毎日使うお金を最小限に留めたいというミニマリスト的な価値観があり、余計な外出をしてまでお金を使いたくない(できるだけお金を節約して貯めたい)という心理があるのです。
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