飽き性とはどういうことか、似た言葉や特徴、心理、原因などを詳しく解説しています。
飽き性を改善するコツも紹介していますのでぜひ参考にしてみてください。
- 飽き性とは?
- 飽き性の言い換えや似た言葉
- 飽き性の特徴
- 飽き性の心理や原因
- 飽き性の長所
- 飽き性の短所
- 飽き性を改善するコツ
- まとめ
1. 飽き性とは?
飽き性とは、物事を始めてもすぐに飽きてしまう性質、またそのような人のことをいいます。
何か始めても3日ほどで飽きてやめてしまう、何をしても続かないという性格なのですが、あまりいい意味で使われることはありません。
自分で自分のことを「飽き性だから」と言うのはOKですが、相手に向かって「あなたは飽き性だね」と言うのはNGです。
言われた方は自覚していてもむっとくるものです。
このようにあまりいい印象がない飽き性なのですが、悪いことばかりでもありません。
新しいことを取り入れる柔軟性や、勇気は持っているからです。
飽き性であるという性質を理解した上で飽きがこない工夫を取り入れて継続すればいいのです。
2. 飽き性の言い換えや似た言葉
飽き性の言い換え、似た意味を持つ言葉を集めてみました。
2-1. 「移り気」
興味の対象をたやすく別のものに向けることをいいます。
また、そういう性質のことです。
2-2. 「気まぐれ」
気が変わりやすいことをいいます。
その時々の思いつきや気分で行動することです。
また、そのような人のことをいいます。
2-3. 「むら気」
気分や様子が安定していなくて、変わりやすい様子です。
「むら気がある」のように使います。
「むらき」と読むのが普通ですが、慣用的に「むらけ」「むらっけ」と読まれる場合もあります。
2-4. 「お天気屋」
気分が、その時々でコロコロと変わりやすい人のことです。
これは天気が今日は晴れ、明日は雨や曇りといったようにコロコロ変わることを、そういった性格の人に例えたものです。
気分屋と同じ意味になります。
また、自己中心的という否定的な意味を込めて使われることも多いです。
3. 飽き性の特徴
飽き性の人に見られる特徴をまとめてみました。
3-1. 刺激が好き、求めている
飽き性の人は、一つのことを長く続けるより、次から次に新しいことを取り入れていくことを好みます。
それは刺激が好きで、求めているからでもあります。
仕事でも同じ作業をコツコツ続けるのは苦手で他の人がしている仕事を「面白そう、あれがやりたい」と目移りすることも多いのです。
また恋愛においても刺激を求めますので、つきあいだしてもすぐにマンネリを感じてしまう傾向にあります。
落ち着いた関係性や物事を退屈だと感じ、刺激を求めます。
3-2. 発想力が豊か
飽き性の人は、すぐに一つのことに飽きてしまうのですが、それは新しいことを考えつくことが多いからでもあります。
発想力が豊かで良いアイデアを思いつきます。
一旦思いついてしまうと、それをすごく試したいと思うようになり、それまで続けてきたことが色あせて見えて、もう面白くない、やめたいと感じてしまうことが多くなるのです。
3-3. 行動力がある
飽き性の人が飽き性と言われたり、自分でも自覚するのは、次々に行動するからです。
ただ頭の中で「これがしたい、あれがしたい」と思っていても行動に移すことがなければ、誰にも飽き性だとは思われることもないでしょう。
つまり、飽き性の人というのは思い立ったらすぐ行動に移してしまう傾向が強く、行動力がある人でもあるのです。
何もしないより何かした方がいいというポリシーを持っているのです。
3-4. 手に入れるまでがワクワクする
買い物でも恋愛でも、自分の手に入れるまでが非常にワクワクするというタイプです。
あんなに欲しい、自分のものにしたいと思っていたのに、いざ手にすることができると、案外すーっと冷めていくことも多く、買ってもすぐに飽きて使わなくなったり、恋愛ではすぐに相手に飽きてしまう、マンネリを感じるということが多いのです。
それは、手に入れるプロセスが楽しかったのであり、手にしたところで本人の中ではすべてが完結してしまったからでもあるのです。
恋愛が長続きしない傾向にあります。
3-5. わりと器用、何でもできる
飽き性の人は、実は器用な人が多いのです。
何でもトライしてわりとすぐにある程度まで上達する、できるようになるのです。
ですから、そこで満足してしまって終わってしまうということが多くなります。
不器用だったり苦手と感じる人の方が負けん気を出したり絶対できるようになると、努力をします。
苦しい思いをしたり努力をして得たことやものは、人は大事にするものです。
また簡単に諦めたり辞めようともしません。
飽き性の人は器用貧乏になりやすいタイプなのです。
3-6. 好奇心旺盛
飽き性の人は、何でも興味を持ちますし「じゃあ試しに始めてみよう」とすぐに行動に移します。
好奇心旺盛で何歳になっても新しいことにチャレンジする気持ちを持っていますので、実年齢よりも若々しく見える人も多いのです。
ただ、長続きせず、今度は別のことに興味が向いてしまうという間隔が人より速い、多いのが特徴です。
3-7. プライドが高い
飽き性の人は、プライドが高いことが多いのです。
特に仕事において次から次に方針を変えたり、新しい試みを持ち込もうとする人(上司に多いです)がいます。
これは、自分を高めていきたい、いいことを取り入れていきたいと本人は思っているからで、前向きな動機です。
しかし自分の思うように進まない、あまり成果が上がらないとなると、すぐに「やっぱりこの方法はやめた」となるわけです。
周りの人や部下は振り回された感が強いのですが、これはプライドが高いことが原因です。
思い通りにならないことはすぐにやめてしまう、自分が失敗したと思われたくないという考えがあります。
3-8. 傷つきたくない
飽き性の人は何かをしていてもすぐにやめてしまう、放置するということが多いのです。
それは続けることで上手くいかなかったら自分が「ダメな奴」に思えるからであったり、「上手くいかなった」と失敗がはっきり確定するのが嫌な為です。
途中でやめてしまえば結果はうやむや、わからないままです。
飽き性の人は、自分が傷つきたくない、敗北感を味わいたくないという特徴があります。
相手に勝てないと見るや、その物事から手を引くということも多いのです。
3-9. 新しいものが好き
飽き性の人は、あらゆることに興味を持っていますので流行にも敏感です。
また新しいものを取り入れたい、試したいという気持ちも強いのです。
3-10. 結果をすぐに求めようとする
飽き性の人がすぐに一つのことを飽きてしまう、やめてしまうのは、結果をすぐに求めようとするからなのです。
結果はすぐに表れるものもありますが、ある程度時間をかけなければ成果が見えてこないものも沢山あります。
それをじっくり待つこと、継続することができず、その前に飽きてしまうのが特徴なのです。
4. 飽き性の心理や原因
飽き性の人の心理や、そうなってしまう原因を見ていきましょう。
4-1. 責任感がない
飽き性の人は、責任感がないことが多いのです。
軽く始める、周りと合わせるというところがありますが、最後までしっかりやり遂げる、続けるという気持ちは最初から持っていません。
「嫌になったらそこまで」と割り切っている場合すらあります。
責任感を押しつけられる、感じさせられるのは嫌いです。
4-2. 後先を考えないタイプ
飽き性の人が、そうなってしまう原因の一つとして衝動性があげられます。
ようするに後先を考えずその時の気持ちだけで何かを始めてしまう、関わってしまうことが多いのです。
よく考えずにとりあえず始めてしまう為「あれ、結構大変」「何だか面白くない」と感じてしまうとすごく苦痛になってきます。
そこで「思っていたのとは違った」「自分には無理」とすぐにやめてしまうことになるのです。
4-3. 物事を深く考えない(軽いノリ)
飽き性の人は、物事を深く考えないタイプですが、周りの雰囲気に合わせることは得意でとりあえずみんながやっているなら自分もできるかな?とどこか軽いノリがあります。
最初から長く続ける、責任を持ってやるという概念自体ない人もいます。
ですから様々なことが長続きせず「言われたから何となくしただけ、ずっと続けるとか言っていない」「そんな責任を押しつけられるようなこと?」と嫌になったらさっさと投げ出してしまうのです。
4-4. 色々なことに興味を持ってしまう
飽き性の人は、すぐ飽きるわりに色々なことを始めると言われることが多いのですが、色々なことに興味を持ってしまうことが人よりも多いのです。
興味を持つとどうしても試してみてくなります。
その気持ちを抑えたり、よく考えてみるということができず、すぐに行動に移したいと思うのです。
4-5. 刺激が欲しい
飽き性の人は、マンネリを感じやすいタイプです。
そして退屈に我慢できません。
常に新しい刺激が欲しい、そう感じていることが飽き性になる原因でもあります。
一つのことをつきつめていくのは、大変ですし、退屈な作業の繰り返しでもあります。
ですから、飽き性の人は次から次に新しい刺激を取り入れていこうとするのです。
4-6. 決めつけが激しい
飽き性の人は、自分が嫌だと思ったら、可能性が感じられないと思ったらあっさりと続けてきたことを捨てるタイプです。
「これ以上やっても伸びない」「これ以上続けても意味がない」「他の可能性の方が高い」など言い訳をあれこれつけて自分の飽き性を正当化します。
「もう少し続けて見たら」とアドバイスを受けても嫌なものは嫌と受け入れることはありません。
誰だってそういう経験は一度や二度はあるものです。
そして本当に自分が続けたいと思うものは一生懸命続けています。
飽き性の人の場合は、そのような経験が人より多く、また一生懸命続けているものが何もないという場合が多いのです。
あれもダメ、これもダメ、もう飽きた、面白くないと文句ばかり言って何も続かないということもあります。
4-7. 努力を継続することが苦手
何事も努力を続けることで花開くものです。
特に目標が大きくなればなるほど長期的に計画して努力し続けていくことが大事なのです。
しかし飽き性の人は「努力」や「継続する」こと自体が苦手な場合が多いのです。
なのでポジティブさ、やる気はあるにもかかわらず長続きしないという結果になりやすいのです。
5. 飽き性の長所
飽き性というと、どっちかと言えば悪いイメージが多く、言われたくない言葉かもしれません。
短所のイメージの方が多いのは仕方ないかもしれません。
しかし飽き性だからこそと言われる長所もあるのです。
飽き性であることの長所を見ていきましょう。
5-1. 気持ちの切り替えが早い
飽き性の人は、これがダメだった、だから辞めますとあっさりしたものです。
そうでない人の場合は、ダメだとわかっていても辞める勇気が持てずダラダラ続けたり、また辞めた後も「本当にこれで良かったのだろうか」「自分はダメな人間なのではないか」と引きずってしまうことも多いのです。
その点飽き性の人は切り替えが早いですし、辞めたことに関していつまでも考えることもありません。
お金や時間が無駄になったことについても「仕方ない」と思っていますし、気にしてもいないことの方が多いのです。
5-2. 幅広い分野で活躍できる
飽き性の人は、あれもこれも中途半端というイメージが強いのですが、それが逆に強みになっていることもあります。
様々な経験をしていること、好き嫌いが少ないこと、好奇心旺盛なことから、幅広い分野で活躍できる能力を持っているともいえるのです。
一つのことに秀でていても、それ以外のことはしたくない、できないと幅を狭めている人もいますが、飽き性の人は自分からどんどん幅を広げることができるのです。
5-3. 経験したことが多い
飽き性の人は今まで、色々なことを始めてはやめる、続かないという経験が人より多いと思います。
もちろん最後までやり遂げることは立派です。
しかし途中まで経験することで大体把握できるということも中にはあるのです。
突き詰めなくても概要を理解するということはできます。
経験したことが多くなりますと、それだけ関わっている人や物事が多いということでもありますから、それはその人の財産となります。
5-4. 流行に敏感
飽き性の人は好奇心旺盛で、興味を持ちやすいタイプです。
新しいこと、流行にも敏感で「周りに乗り遅れたくない」「周りと同じことを自分もしたい」と思いますから、いつでも「今を生きている」といった感じになります。
新しいものを拒否して自分なりのスタイルにこだわり続ける人もいますし、それはそれで本人のこだわりが感じられていいものですが、やや柔軟性に欠けるともいえます。
その点、飽き性の人は柔軟性や協調性は抜群です。
5-5. チャレンジ精神旺盛
何か始めたいと思っても、考え深い人、慎重な人はリスクをあれこれ考えてしまって「やっぱり、いい」と断念してしまうことが多いのです。
飽き性の人は、自分が始めたいと思えばそれが難しそうとか、自分には無理とかあまり考えることはないのです。
悪く言えば衝動的、後先を考えないとも言えますが、良く言えばチャレンジ精神旺盛であり、怖いもの知らず、勇気があるタイプです。
一度しかない人生ならば思い切って行動した方が悔いも残らず、たとえすぐに飽きて辞めたとしてもその瞬間は人生が充実しています。
6. 飽き性の短所
飽き性の人がいいイメージがあまりないのは、短所が目立つからだと思います。
正直なところ飽き性の人は長所よりも短所の方が多く目立ちます。
では代表的な短所をあげていきましょう。
6-1. ドライ、冷たい性格と見られる
すぐに飽きる、やめる。
このようなことを繰り返したり、平気な様子であれば、人間性が「ドライ」「冷たい性格」と周りから見られてしまいます。
特に人間関係、恋愛関係において自分が飽きたからもうつきあいを辞めるというのは、本人にしてみれば自分の気持ちに正直に生きているだけです。
しかし相手にしてみたら自分という存在をないがしろにされたり、物のように簡単に捨てられたりと、嫌な気分になります。
また、何か趣味など始めてもすぐに飽きたから辞める、面白くない、楽しくない、退屈など自分に正直すぎますと、その趣味を愛している人、楽しんでいる人からしたらやっぱり不愉快な気持ちになりますし、いい感情は持てなくなるでしょう。
飽きてしまうことは仕方がないことです。
しかし、言動には気をつけて「飽きた」という理由をはっきり言い過ぎないようにしましょう。
6-2. 忍耐がない
飽き性の人といえば、「我慢ができない」「忍耐力がない」とイメージする人が圧倒的に多いのではないでしょうか。
日本のことわざに「石の上にも3年」とありますように「我慢すること」「続けること」を美徳とする傾向が強い人もまだまだ多いのです。
「自分が勝手に我慢しているだけ、嫌なことならさっさと辞めて次にいった方が前向きだし、ポジティブ」とこのような考え方を認めない人もいます。
思っていてもあまり口に出しては言わない方がいいのかもしれません。
飽き性な人といえば忍耐がない、そういう風に言われたり思われたとしてもそれは相手の気持ちですから受け入れるしかないでしょう。
確かに嫌だと思っていてもそれを我慢して克服することで強くなる人、何かを見出す人もいますから、どっちが正しい、悪いということは簡単に決めることはできません。
自分に向いた方を選び生きるよりないでしょう。
6-3. あれもこれも、手を出し過ぎる
結局のところ、1日は24時間ですから、やれることは限られているのです。
「あれもこれもと手を出し過ぎてもどれも中途半端になるだけであり、極めることも難しい」そう思っている人たちからしたら、飽き性の人はあれこれ手を出し過ぎると思われることでしょう。
それだったら一つのことを頑張ればいいのに、というわけです。
6-4. 理想、目標が高過ぎる
飽き性の人は、かかげる理想、目標が高過ぎるのです。
はじめからハードルが高いのですぐに苦しくなり、続かなくなる、そういう傾向が強いのです。
自分のことをしっかり見つめ直して、見合ったレベルの目標を作ることができていないのです。
6-5. 簡単に考え過ぎる
思い立ったらすぐに行動という点は素晴らしいのですが、何でも簡単に考えてしまうというのは短所です。
よく考えてみれば行動を起こしてもその後が続かない、自分には手に負えないと事前にわかることもあるのです。
7. 飽き性を改善するコツ
自分にも飽き性なところがあると自覚がある場合、どのようなことに気をつければ改善できるのでしょうか。
それでは飽き性を改善するコツを見ていきましょう。
7-1. 目的をはっきり持つ
何かを始める前に、自分の目的は何であるか、どうして自分はこれを始めるのかとしっかり目的を持つことです。
何となく、ノリで、と軽い考えで始めれば軽い気持ちで取り組み長続きしないのです。
7-2. ゴールを決める
目的だけでなく、ゴールを決めましょう。
ここまでを目指す、これを作る、こういう結果を出すといったように、最終的に自分が到達したいゴールを作るのです。
その方が無駄な動きが少なくなります。
7-3. 期限、ノルマを決める
飽きない為には、期限を決めておくことです。
後でまとめてやればいいと溜めると嫌になりますし、まとめて作業することで飽きやすいのです。
一回につき、ここまで、明日までにこれだけといったようにプチで構いませんので達成可能なノルマを作っておく方がいいでしょう。
7-4. 二つのことを同時進行する
一つのことに飽きやすいならば、二つのことを同時進行で進めるという方法があります。
一つに飽きたら、別のもう一つといった具合に同じことを長時間続けないようにするのです。
7-5. 自分に刺激を与える
飽き性の人は退屈、マンネリを覚えますと嫌気がさして飽きてきます。
その自分の性質を理解して、時々何かしらの刺激を与えてあげましょう。
自分よりも素晴らしい成果を出している人の様子を見ていい影響を受けたり、頑張った毎にちょっとしたご褒美を与えるなど、単調な中にも嬉しいことや楽しいことといった刺激を入れましょう。
7-6. 行動する前によく考える
すぐに動く、始める前に、よく考える癖をつけましょう。
「これを始めて本当に続けるか?」と深く考えて見て下さい。
7-7. いきなり大きな投資をしない
何か趣味を始める時に道具や形から入る人がいます。
飽き性の人の場合はそれは止めた方がいいでしょう。
いきなり大きな投資をしてすぐに飽きたではお金の無駄遣いに終わります。
7-8. 小さな目標を作る
大きな目標は達成感も大きいのですが、飽き性の人には向きません。
達成可能な小さな目標を複数作る方が上手くいきます。
7-9. 物事を甘く見ない
誰かが簡単そうにやっているから自分にもできる!などと簡単な気持ちから入らないことです。
何でも上手な人、実力がある人ほど難しいことを「簡単そう」にこなすのです。
7-10. 自分の向き不向きを考える
何かを始める前に、まず自分自身に向いていること、向いていないことをじっくり考える方がいいでしょう。
向いていないことを始めるには相当な努力と覚悟が必要になります。
努力家の人でさえ向いていないことを継続するのは相当頑張らねば難しいことなのです。
飽き性だという自覚があるならば向いていると思うものを始めた方がいいでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
飽き性の言葉の意味、心理、原因、特徴、改善するコツなどまとめて紹介しました。
飽き性の人も自覚があるタイプと全くないタイプといます。
自覚がないタイプの人はさほど気にすることもないでしょうが、自覚があるタイプの人は「自分は何でこうなんだろう」と責めてしまったり、自分は駄目だと決めつけてしまったりすることがあります。
飽き性の人の良さを活かしつつ、改善していく方法を取り入れていくことで飽き性を改善することはできますので嘆かないでください。
今まで続かなかったのは、向いていないことばかり選んでいたということもあるかもしれません。
まずは、ノートに自分がしたいこと、そして向いていると思うこと、得意なことなど書き出してみるといいと思います。
自分を理解することができっと長続きする趣味や仕事、生き方などが見つかるでしょう。
飽き性とはどういうことか、似た言葉や特徴、心理、原因などを詳しく解説しています。
飽き性を改善するコツも紹介していますのでぜひ参考にしてみてください。
1. 飽き性とは?
飽き性とは、物事を始めてもすぐに飽きてしまう性質、またそのような人のことをいいます。
何か始めても3日ほどで飽きてやめてしまう、何をしても続かないという性格なのですが、あまりいい意味で使われることはありません。
自分で自分のことを「飽き性だから」と言うのはOKですが、相手に向かって「あなたは飽き性だね」と言うのはNGです。
言われた方は自覚していてもむっとくるものです。
このようにあまりいい印象がない飽き性なのですが、悪いことばかりでもありません。
新しいことを取り入れる柔軟性や、勇気は持っているからです。
飽き性であるという性質を理解した上で飽きがこない工夫を取り入れて継続すればいいのです。
2. 飽き性の言い換えや似た言葉
飽き性の言い換え、似た意味を持つ言葉を集めてみました。
2-1. 「移り気」
興味の対象をたやすく別のものに向けることをいいます。
また、そういう性質のことです。
2-2. 「気まぐれ」
気が変わりやすいことをいいます。
その時々の思いつきや気分で行動することです。
また、そのような人のことをいいます。
2-3. 「むら気」
気分や様子が安定していなくて、変わりやすい様子です。
「むら気がある」のように使います。
「むらき」と読むのが普通ですが、慣用的に「むらけ」「むらっけ」と読まれる場合もあります。
2-4. 「お天気屋」
気分が、その時々でコロコロと変わりやすい人のことです。
これは天気が今日は晴れ、明日は雨や曇りといったようにコロコロ変わることを、そういった性格の人に例えたものです。
気分屋と同じ意味になります。
また、自己中心的という否定的な意味を込めて使われることも多いです。
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