重苦しい雰囲気の時に、ある人が存在するだけで空気感がふわっと軽くなったり、場が明るくなることがあります。
そのようなムードメーカーの特徴、長所、短所などまとめてみました。
- ムードメーカーとは?
- ムードメーカーの言い換えや似た言葉
- ムードメーカーの特徴
- ムードメーカーは和製英語?
- ムードメーカーの長所
- ムードメーカーの短所
- ムードメーカーになるコツ
- まとめ
1. ムードメーカーとは?
ムードメーカーとは英語のmood(ムード)とmaker(作る人、製作者)を合わせた和製英語で、その場の雰囲気を盛り上げる人という意味があります。
スポーツにおいては、実力や技術が足りていなくても、チームにプラスになる存在としてとらえられています。
ですが、圧倒的な強さ、実力を持つ人が結果的にムードメーカーとしての役割も果たしていることも多いのです。
職場においては、忙しい時、困った時に明るく、その場を盛り上げたり、切り抜ける能力を持っていたりと、仕事の能力がある、なしに関係なく存在します。
仕事ができなくてもその人がいると和むとか、もしくはその人がいるとピンチでも心強くなる、頼れるといった存在です。
ムードメーカーという言葉は基本的にいい意味です。
「あなたがいる良い雰囲気になる」ということですから、褒め言葉として相手に対して使うこともできます。
2. ムードメーカーの言い換えや似た言葉
ムードメーカーという言葉と同じような意味を持つ言葉、他の言い方などを集めてみました。
2-1. 中心人物
「物事の中心人物」というような使い方をしますが、言葉の意味はある物事を行う時に中心となる重要な人物です。
リーダーのことを指す場合もあります。
2-2. 盛り上げ役
盛り上げ役とは「盛り上げる役目」という言葉を縮めたものですが、元気や雰囲気を高めることを盛り上げるといいます。
その役目をしているということですから、ムードメーカーと同じ意味を持っています。
2-3. 太陽のような人
「あなたは太陽のような人」と褒め言葉で使われることがあります。
人によって太陽の持つイメージは様々でしょうが、主に、ポジティブな人、行動力がある人、明るい人、その場にいると皆を楽しくさせる人に使われることが多いかと思います。
ムードメーカーと同じ意味で通じるでしょう。
3. ムードメーカーの特徴
ムードメーカーと言われる人にはどのような特徴があるでしょうか。
まとめてみました。
3-1. 明るい雰囲気を持っている
ムードメーカーは、とにかくいるだけでその場が明るくなる、華やかになるといった特徴があります。
また暗い雰囲気、どんよりとした状況にもその人がいたら「何とかなる!」と周りに思わせる空気感を持っています。
リーダータイプといっても、周りを恐れさせるタイプではなくいい空気感を作ってまとめていくタイプです。
見るからに明るい雰囲気、プラスのパワーにあふれていますので「幸せそう」「楽しそう」に見えるのも特徴です。
3-2. 険がない顔、笑顔である
よく言われる「険のある」「険が出てきた」という言葉ですが、これは冷たくてきつい印象、感じのことを言います。
顔つき、表情、話し方、態度などを表す時に言いますが、このようなタイプはムードメーカーにはなれませんし、むしろ場の雰囲気を悪くしてしまいます。
攻撃的な雰囲気、相手を批判する雰囲気、今にもキレそうな雰囲気ととにかく、とげとげしさが出てしまっています。
年齢を重ねるごとに自分の顔には責任を持てと言われるのはその為なのです。
内面は表情に出てしまい隠せるものではありません。
ムードメーカーはこのような険がありません。
だから相手に安心感や癒しを与えることができるのです。
また顔を思い浮かべれば笑顔の顔が思い浮かぶなど、いつも笑顔でいることが多いのが特徴です。
3-3. 共感性が高い
ムードメーカーの特徴は、相手や状況に対しての共感性をしっかり持っていて高いことです。
自分の側からしか物事を見ることができなくて、人がどうあろうと知ったことではないと思いやることができない人もいます。
学校の道徳の授業で「人に優しく」「思いやり」など学んだと思うのですが、全く身についていない人も社会に出れば案外多いのだと感じるのではないでしょうか。
そのような人が多い職場はどうなるかと言えば、往々にしてブラック状態になります。
弱肉強食、強い者にはペコペコ、弱い立場の者には仕事を押し付ける、八つ当たりをするなどといった環境になりやすく、そうなってくると人がしょっちゅう辞める、入ってきてもブラック状態なので続かず辞めるということになります。
結局我慢強い、お人好しがひどい目にあい、自分勝手な人が好き勝手をするということになるのです。
それは共感性が欠如していることが原因だといえます。
共感性があれば働きやすい環境を作っていこうと思う気持ちが持てるのです。
ムードメーカーは、自分さえ良ければいいという考えはありません。
「皆で気持ちよく働けるように」と考えて行動をとるのです。
3-4. ユーモアがある
忙しい時、ピリピリしている時はどんな状態かといえば、余裕がなく追い詰められた気持ちになっています。
このような時にムードメーカーはふっと笑えるような冗談を言ったり、気持ちを落ち着かせるような気の利いた言葉をかけるのです。
冗談やジョークといっても、誰かを嫌な気分にさせたり、下げることで笑いをとるのではありません。
これは誰かが犠牲、ターゲットになっていて、本人だけではなく、他にも嫌な気持ちを持つ人もいます。
たとえ自分が言われていなくても誰かがいじられていたり、馬鹿にされて笑い者になっていたら不愉快なのです。
ムードメーカーはそのようなことはしません。
皆が楽しく笑えるような、ユーモアを持っています。
ムードメーカーには「次はどんな楽しいことを言い出すのだろう」「もっと話を聞きたい」と周りに思わせる能力があるのです。
3-5. 聞き上手である
ムードメーカーは人の話を聞きだすことが上手い、聞き上手なタイプです。
自分の言いたいことを一方的に話そうとする人は多いです。
誰だって自分の思ったことを相手に伝えたいと思います。
職場や組織などでは気が強い人の方が発言力があります。
でも、それは表面的な力関係でそうなっているだけでもあります。
本当は聞きたくなくても、立場が上とか強い人の言うことは聞かなくてはならないから仕方なくという場合もあるでしょう。
そうなってきますと、下の立場の人や、大人しい人は圧倒的に損することになってしまいますし、本音を言えず従わなくてはならないことが多くなり雰囲気は重苦しいものが流れてしまうのです。
そのような時にムードメーカーが一人いると全然違ってくるものです。
言いたいことが言えない人に寄り添って代わりに発言したり、話を最後まで聞いたりと相手のことを尊重するのです。
傲慢な人ほど人の話を聞くことがありません。
ムードメーカーは聞き上手と、特徴は正反対なのです。
3-6. 良い空気に変えようとする、コントロールできる
ムードメーカーは場の空気を読むことが上手です。
でもそれだけではありません。
場の空気を読んで何もしないでやり過ごす人がほとんどの中、あえてその空気を良い空気に変えようとコントロールすることができるのです。
悪くなった空気を良い空気に変えるのですから、当然ながら悪い空気にしている人からは恨まれたり、お節介、出しゃばりと思われることもあるでしょう。
しかし、そのようなネガティブには負けないパワーを備えているのです。
3-7. 基本、ポジティブでメンタルが強い
ムードメーカーは、基本的にポジティブ思考です。
また嫌なことがあってもストレスを溜めない、発散できる方法を持っています。
自分というものを持っていますので、簡単にブレることもなくメンタルが強いのが特徴です。
3-8. 根に持ったり、執着しない
何かあると、ずっと根に持ったり、相手を陥れようと執着する人がいます。
このような人が組織、職場に存在すると非常に厄介なのですが、どこにでもこのような困った人というのは存在しているのが現実です。
ムードメーカーはそのようなことがありません。
もちろん人間ですから好き嫌いはあるでしょう。
しかしいつまでも根に持ったり、執着することがないのです。
むしろ、嫌だった人や物事は早く忘れたいとか、関わりたくないと思うタイプです。
いつまでも過去に囚われることはありません。
3-9. 人に押し付けない
ムードメーカーは相手の嫌がることを無理にさせようとすることはありません。
相手が嫌がっているのに正論を言って無理にさせる人がいますが、これは言い訳ができるだけで、本質としては嫌がらせやいじめと変わりないのです。
ムードメーカーは相手の気持ちを読むのが得意ですから、そのような嫌がらせはしませんし、向いている人にその仕事や役割をふるなど調整することがしっかりできるのです。
3-10. あえて気がつかないふりをしてやり過ごす
ムードメーカーは、頼れるヒーローのような存在です。
雰囲気が良くなりますので当然好かれますし、好かれやすい性格でもあります。
それを嫌うのはネガティブ思考、偏見が強い、コンプレックスがある人たちです。
「いい人ぶっている」「調子に乗っている」と悪く言う存在も少なからずいるものです。
そのような存在が雰囲気を悪くしているとも言えるのですが、ムードメーカーはもちろんその存在や自分がどう思われているかをしっかり気がついているものです。
しかし、あえて気がつかないふりをしてやり過ごしているのです。
相手にしても仕方がない、ますます雰囲気が悪くなるだけだとわかっているからです。
スルー力が高いのも特徴の一つです。
3-11. 器用である
様々な問題や、人に対して、接して対応できるのは器用だからです。
自分に理解できないことは受け入れない人は非常に多いです。
(特に年配、ベテランになるとその傾向が強くなります)それは受け入れる器用さ、柔軟性がないだけでもあります。
ムードメーカーは柔軟性があり、合わせていく器用さを持っているのです。
3-12. みんなに同じように接する
ムードメーカーはえこひいきはしませんし、人によって対応を変えたりもしないものです。
みんなに平等に接することができます。
誰かだけ特別扱い、好きではない人には辛く当たるなどこのような行動をしていればその組織、集団はいずれ上手くいかなくなるでしょう。
誰かの犠牲や不満、我慢で悪い空気が満ちあふれ重苦しい雰囲気になるのです。
3-13. 真面目である
基本的に真面目でいい人が多いのが特徴です。
真面目だからこそ「どうすれば良くなるか」と考えることができるのです。
不真面目な人も一見ムードメーカーに見えますが、ただチャラチャラしているだけです。
深い考えがあるわけでもなくその場しのぎの発言、行動で責任感はありません。
似ていますが、本質は全く逆なのです。
3-14. 口だけでなく動いて示す
口先だけでいいことを言って動かない人がいます。
これはムードメーカーではなくただ口先だけの要領がいいちゃっかり屋です。
ムードメーカーは自分から率先して動いて示すことができる人なのです。
だからこそ周りの雰囲気を変えていくことができるのです。
3-15. 包容力がある
ムードメーカーの人は経験豊富、苦労を知っている人です。
どことなく包容力があり、安心感を相手に与えることができるのです。
4. ムードメーカーは和製英語?
ムードメーカーは冒頭でもお伝えしましたが、英語のmood(ムード)とmaker(作る人、製作者)を合わせた和製英語とされています。
しかし、ネイティブの人は使わなくても意味合いとしては何となく理解はできるのだそうです。
では実際英語でムードメーカーを表す言葉はどのようなものかまとめてみました。
大体以下のような言葉で表すことができます。
4-1. 「leader」
これは日本語でもおなじみの言葉、リーダーです。
リーダーの意味は指導者、統率者です。
リーダーシップを発揮するというような使い方をします。
リーダー=ムードメーカーという解釈です。
頼れる人、その人がいると安心できるといった感覚です。
4-2. 「life of the party」
主な意味は盛り上げ役となります。
例文としては「She is the life of the party. 」(彼女は盛り上げ役)となります。
4-3. 「inspiring person」
主な意味はムードメーカーです。
英語で言う場合はmoodmakerではなくinspiring personとなります。
5. ムードメーカーの長所
ムードメーカーの長所はどのようなものがあるでしょうか。
まとめてみました。
5-1. メンタルが強い
ムードメーカーは自分の中に強い意志を持っています。
いい雰囲気に変えていく、自分が引っ張っていくと責任感もあります。
もちろんすぐに思い通りになるわけでもなく、また状況的に難しい場面も多いのです。
ですから必然的に強くなることを求められます。
ムードメーカーと思われる人は大抵、メンタルが強いものです。
動じない強さをしっかり持っています。
5-2. 気を使うことができる
相手に対して、気を使うことができます。
雰囲気を良くするにはその場にいる人の気分を上げていく、良くしていくことが求められます。
5-3. 場の雰囲気を察することができる
場の雰囲気を読むことができます。
空気を読むというのは一種の能力のようなもので、まったく読めない人、鈍感すぎる人もいるものです。
それはそれで本人はストレスフリーですが、逆に周りがストレスマックス状態になり問題だったりもします。
ムードメーカーは人の気持ちも読めるのでその場の雰囲気に応じた振舞いをすることができるのです。
5-4. いつでも明るい気分で過ごせる
ポジティブで元気、笑顔が多いので、いつでも明るい気分で過ごすことができます。
たとえ大変な状態でも「何とかなる」と前向きなのです。
5-5. 好かれやすい
ムードメーカーは、人から好かれやすくなります。
一緒にいると楽しい、落ち着く、安心できる、頼れる。
それらは全部好かれる要素であり、恋人や配偶者に求めることでもあります。
ずっと一緒にいたい、長くつきあっていきたいと思われるので人間関係も長続きする傾向があります。
6. ムードメーカーの短所
いいことばかりのムードメーカーですが、実はそのいいところが短所となってしまうこともあります。
では見ていきましょう。
6-1. 八方美人と言われやすい
皆に好かれる、好感度が高いという長所が、ある人からすれば八方美人的に映ることもあります。
場の雰囲気を良くするよりも、白黒はっきりつけなくてはならないという場においてはムードメーカーはどっちつかずの八方美人とされてしまうこともあります。
6-2. 妬みを買いやすい
ムードメーカーは周りから好かれますし、ここぞという時に頼りにされますので、妬まれやすい立場でもあります。
特に自分が一番になりたいタイプ、ワガママなタイプからは煙たがられるのです。
6-3. 押しつけがましくなることがある
良かれと思って行動することが、相手にとって「そっとしておいて欲しかった」と迷惑がられることもあります。
また元気を失くしている人にとってはポジティブすぎる言動はちょっと合わない場合もあります。
6-4. 問題、トラブルに遭遇しやすくなる
場の空気を読める能力が高いがゆえに、問題やトラブルなど察知するのも早く、また巻き込まれやすくなることもあります。
相談、噂、といったものが耳に入ってくることが多いことも原因の一つです。
6-5. 共感力が高いゆえに気を使い過ぎて消耗
ムードメーカーは人の気持ち、場の空気など読むことが得意で、共感力もあります。
それゆえに気持ちが入り込んでしまって、様々なことに気を使い過ぎてしまうこともあります。
何度かどっと疲れるという状態になることも多いのです。
7. ムードメーカーになるコツ
ムードメーカーの特徴、長所、短所など見てきました。
良い職場環境、家庭環境に必要な存在、ムードメーカーとして自分が頑張りたいと思った人もいたことでしょう。
ムードメーカーになりたいと思うならばぜひそうなってください。
以下のようなことを心がけていけばきっと素晴らしいムードメーカーとして活躍できるでしょう。
7-1. 人の悪口は言わない
人の悪口、噂話は確かに盛り上がります。
ですが、そのような話をしている人達、グループとは周りから見て感じ悪いですし、いいものではありません。
ムードメーカーは人の悪口は言わないものです。
だからこそ皆から信頼される存在なのです。
言いたくなってもぐっと我慢、なるべく意識を違うことに向けるようにしましょう。
悪口を言えば相手と同じレベルになる、そう言い聞かせてください。
7-2. 小さなことにこだわらない
ムードメーカーになるには、小さなことにこだわったり、ぐちぐち言わないことです。
大らかな気持ちを持って周りに接するようにしましょう。
こだわってぐちぐち言う人が一人でもいると雰囲気が悪くなります。
自分がそのような人間にならないように気をつけましょう。
7-3. ストレスを溜めないようにする
自分に余裕がなければ人を気遣ったり、気づくことができないですし、優しくもなれないでしょう。
ストレスを溜めないように自分が心地良い状態でいることを意識してください。
7-4. 挨拶はしっかりとする
場の空気を良くするには、挨拶からです。
相手が嫌いだから、どうでもいいからといって挨拶しなかったり、無視をするのは縁を切りたいと思う時です。
少なからず仕事する関係性、何か関わる間柄であるならば挨拶は欠かせないのです。
7-5. 困っている人を見捨てない
何か困っている人がいれば、無視するのではなく声をかけてあげましょう。
自分が直接、力になることができなくても声をかける、かけられるだけでも心に灯りがともるものです。
7-6. 笑顔を心がける
怖い顔、無表情では人を寄せ付けなくなってしまいますし、自分自身も損をするだけです。
日頃から笑顔を意識していると不思議ですが自分の中に幸福感を感じることができるのです。
笑うと元気が出ますし、運気もアップするといわれています。
自分の笑顔で周りも幸せにすると自信を持ってください。
7-7. 楽しいこと、面白いことを探す
日頃から考えていることが自分の内面を作っていきます。
ネガティブなことが多くても、心の中で楽しいこと、面白いことを考えて行動に起こしましょう。
そうすればネガティブに打ち勝つパワーを持つことができるのです。
7-8. 人の話は最後まで聞く
相手との会話において、相手の話を最後まで聞くようにしましょう。
言いたいことがわかっても、遮らずに最後まで言いたいことを言わせてあげるのです。
人は悩みが解決しなくても誰かに最後まで聞いてもらえるだけでいくらか気持ちが軽くなるものです。
解決できるかどうかではなく、共感してあげることの方が大事です。
相手の言い分を聞くようにしましょう。
7-9. 大変な時こそ、チャンスだと思うこと
大変な時、ピンチだと思った時こそ、チャンスだと思うことです。
何もない時は何も考えません。
大変なことが起これば考えなければならないのです。
だからこそいい考えが出たり、もっと飛躍できるチャンスなのです。
困ったと落ち込むより、チャンスだ!と前向きに考えるようにしましょう。
7-10. 最後まで諦めない
スポーツの試合など見ていますと、ピンチの場面になりますとムードメーカーを投入することがあります。
もう駄目だと思っているところにムードメーカーが入ることによって空気を変えていくことができるのです。
ムードメーカーは前向きで、どのような場面でも最後まで諦めない人です。
何事も最後までどうなるかわからないと諦めないことです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
ムードメーカーの言葉の意味、特徴、長所、短所などまとめて紹介しました。
自分自身がムードメーカーとして頑張りたいと思っている人はぜひ今からでも意識して思考、行動を始めてみてください。
家庭、職場、複数の人が集まる場において、ムードメーカーがいると明るく楽しいだけではなく健全な状態になります。
それはムードメーカーは人として思いやり、気遣いができ、ポジティブで真面目な正しい人だからです。
ぜひ、そのような人になれるように目指していきましょう。
重苦しい雰囲気の時に、ある人が存在するだけで空気感がふわっと軽くなったり、場が明るくなることがあります。
そのようなムードメーカーの特徴、長所、短所などまとめてみました。
1. ムードメーカーとは?
ムードメーカーとは英語のmood(ムード)とmaker(作る人、製作者)を合わせた和製英語で、その場の雰囲気を盛り上げる人という意味があります。
スポーツにおいては、実力や技術が足りていなくても、チームにプラスになる存在としてとらえられています。
ですが、圧倒的な強さ、実力を持つ人が結果的にムードメーカーとしての役割も果たしていることも多いのです。
職場においては、忙しい時、困った時に明るく、その場を盛り上げたり、切り抜ける能力を持っていたりと、仕事の能力がある、なしに関係なく存在します。
仕事ができなくてもその人がいると和むとか、もしくはその人がいるとピンチでも心強くなる、頼れるといった存在です。
ムードメーカーという言葉は基本的にいい意味です。
「あなたがいる良い雰囲気になる」ということですから、褒め言葉として相手に対して使うこともできます。
2. ムードメーカーの言い換えや似た言葉
ムードメーカーという言葉と同じような意味を持つ言葉、他の言い方などを集めてみました。
2-1. 中心人物
「物事の中心人物」というような使い方をしますが、言葉の意味はある物事を行う時に中心となる重要な人物です。
リーダーのことを指す場合もあります。
2-2. 盛り上げ役
盛り上げ役とは「盛り上げる役目」という言葉を縮めたものですが、元気や雰囲気を高めることを盛り上げるといいます。
その役目をしているということですから、ムードメーカーと同じ意味を持っています。
2-3. 太陽のような人
「あなたは太陽のような人」と褒め言葉で使われることがあります。
人によって太陽の持つイメージは様々でしょうが、主に、ポジティブな人、行動力がある人、明るい人、その場にいると皆を楽しくさせる人に使われることが多いかと思います。
ムードメーカーと同じ意味で通じるでしょう。
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