10〜20代の若者世代が使うことが多い「若者言葉」の中でも、一般的な正しい言い方を省略した言葉を「若者略語」といいます。
若者略語の典型的なものとして「マジっすか・そうっすね・あざっした・あざーす」などがありますが、この記事では代表的な若者略語の意味を説明して、「30代を超えても使う人の特徴」「言葉遣いを治すコツ・方法」を紹介していきます。
- 若者略語とは?
- 各略語の意味
- 30代を超えても若者略語を使う人の特徴
- 「っすか」「っす」などを社会で使うデメリット
- 言葉遣いを治すコツ・方法
- まとめ
1. 若者略語とは?
若者略語というのは、10〜20代の若者世代に当たる人たちが日常的に使うことが多い「若者言葉」の中で、一般的な正しい言い方を省略した言葉のことです。
一定以上の関係性(親しさ)がある若者同士のコミュニティー内部であれば、若者略語は「フランクな感じ・親密な感じ・固くない雰囲気・気さくな雰囲気」がある言葉として受け入れられやすいのですが、目上の人たちに対して若者略語を使うと失礼になったり自分の印象・評価が下がってしまったりする恐れもあります。
代表的な若者略語として、「マジっすか・そうっすね・あざっした・あざーす・ぱねーす」などがありますが、これらの若者略語は元々の一般的な正しい言い方を省略することで生まれたものなのです。
しかし、若者略語を日常的に使っている若者たちからすれば、きちんとした省略しない正しい言い方は「畏まりすぎているので気恥ずかしい・話し言葉として言いにくい」というように感じられやすいのです。
2. 各略語の意味
代表的な若者略語として、「マジっすか・そうっすね・そうっすか・あざっした・あざーす・ぱねーす」があります。
これらの各略語の意味を分かりやすく説明していきます。
2-1. マジっすか
「マジっすか」は、「マジですか」を省略したものです。
「マジ=本気・本当」の意味なので、「マジっすか」の元々の正しい言い方は「本気ですか・本当ですか」になります。
相手が驚くような体験談(経験談)を披露したり、信じられないような意見やアイデアを述べたりしたような時に、若者略語では「マジっすか」という返事を返すことが多いのです。
「マジっすか」には相手が話している内容や相手がした経験に対して、共感の気持ちを示しているというニュアンスもあります。
2-2. そうっすね・そうっすか
「そうっすね・そうっすか」は、正しい言い方である「そうですね・そうですか」を省略したものです。
相手の話している内容や相手から出された提案に対して、同意・理解(了解)の意味を込めて「そうっすね・そうっすか」という返事をします。
「今日は激しく雨が降っていますね」と言われた時に、「そうっすね(おっしゃる通りで、雨が激しいですよね)」と返したり、「今期の営業成績は思っていた以上に悪くなりそうだぞ」と言われた時に、「そうっすか(そんなに営業成績が悪いのですか)」と返したりします。
2-3. あざっした(あした)・あざーす
「あざっした(あした)・あざーす」は、正しい言い方である「ありがとうございました・ありがとうございます」を省略したものです。
きちんとした接客業・販売業では、「あざっした」といい加減な略語で感謝の挨拶をすることはないですが、ラーメン屋や大衆食堂など店舗のラフな雰囲気によっては若者でなくてもお店の大将・店員が「あざっした」ということはあります。
あざっしたを更に省略した言い方が「あした」であり、より言いやすい語感にしたのが「あざーす」です。
2-4. ぱねーす
「ぱねーす」は「半端ねーす」を更に略した言葉であり、元々の正しい言い方は「半端じゃないです」になります。
「ぱねーす」は、相手の能力や行動を褒め称えるようなニュアンスで使われる若者略語です。
「この間、ボーナスが100万円を超えたんだ」と先輩から言われた時などに、「ぱねーす(ものすごい金額で半端じゃないですね)」と返したりします。
あるいは、「俺は昔、暴走族のリーダーだったんだ」と悪ぶった土建業の先輩から言われた時などにも、「ぱねーす(半端じゃない不良のヤンキーだったんですね)」と返事をしたりします。
3. 30代を超えても若者略語を使う人の特徴
若者略語を実際に使う人には、10〜20代の若者世代(若年層)の人たちが多いのですが、中には「30代を超えた大人」で若者略語をまだ使っている人もいます。
30代を超えても若者略語を使う人の特徴には、どのようなものがあるのでしょうか?
3-1. 自分のことを実年齢と比べてまだまだ若いと思い込んでいる
30代を超えても若者略語を使う人の特徴として、「自分のことを実年齢と比べてまだまだ若いと思い込んでいる」ということがあります。
実際には30〜40代の中年世代に入っていても、気持ちだけが若くてまだまだ若者としての自己認識が強かったり、髪型・服装などを若作りした自分はまだおじさん(おばさん)ではないと思い込んでいたりするのです。
自分の実年齢より一回り以上は若いと思い込んでいるような人は、30代超でも若者略語を使いたがります。
3-2. 礼儀正しくて畏まった言い方を格好悪いと思い込んでいる
「礼儀正しくて畏まった言い方を格好悪いと思い込んでいる」ということも、30代を超えても若者略語を使う人の特徴と言えるでしょう。
「ちょい悪オヤジ系」の30〜50代の男性に多いタイプですが、「礼儀正しい言葉・畏まった言い方」を冴えない言葉遣いで格好悪いという「大人として間違った価値観」が染み付いてしまっているのです。
砕けたラフな言葉、フレンドリーで格好つけない若者略語を使う自分の方が、格好いいと思い込んでいるのです。
3-3. フォーマルな場面できちんとした発言をしなければいけない経験が少ない
30代を超えても若者略語を使う人の特徴として、「フォーマルな場面できちんとした発言をしなければいけない経験が少ない」ということがあります。
単純にきちんとしたフォーマルな場面や関係を経験することができなかった大人であり、今まで「丁寧な正しい言葉遣い」をしなければならない場面が無かったからこそ、10〜20代の頃のラフでいい加減な言葉遣いを恥ずかしいとも思わずに続けているのです。
3-4. サラリーマンとしてのマナー教育・話し方の訓練を受ける機会がなかった
「サラリーマンとしてのマナー教育・話し方の訓練を受ける機会がなかった」というのが、30代を超えても若者略語を使う人の特徴になっています。
30代を超えても若者略語を使う人は、サラリーマン経験がないか極めて短いことが多いのです。
そのため、きちんとした企業のサラリーマンとしてのマナー教育や話し方の訓練を受けていればできるはずの「大人・社会人として正しい言葉遣い」がいつまでも身に付かないのです。
3-5. 敬語の正しい使い方や敬語を使うべき場面を学んでいない
30代を超えても若者略語を使う人の特徴として、「敬語の正しい使い方や敬語を使うべき場面を学んでいない」ということが上げられます。
30代超で若者略語を使うことをやめない人は、そもそも「敬語の正しい使い方」や「敬語を使わなければいけない意味」を知らないことが多いのです。
正しい言葉遣い・敬語によって、敬意を示すべき相手に対しても、何も考えることなく若者略語でフランクに対応してしまいやすいのです。
3-6. 上下関係・年齢差に対して鈍感であり誰にでも同じ話し方をする
「上下関係・年齢差に対して鈍感であり誰にでも同じ話し方をする」ということが、30代を超えても若者略語を使う人の特徴になっています。
30代以上になっても若者略語を使っている人は、「サラリーマン的な組織人・社会人」としての適応能力が低いことが多いのです。
その結果、社会常識としてある企業内の上下関係・年齢差に対して鈍感であり、目上の人にも目下の人にも若者略語で同じような話し方をしてしまうのです。
3-7. 若者世代の一員として認められたくて若者に何でも合わせたがる
30代を超えても若者略語を使う人の特徴として、「若者世代の一員として認められたくて若者に何でも合わせたがる」が上げられます。
30代超で若者略語を当たり前のように使っている人は、「大人世代」ではなく「若者世代」にいつまでも所属していたい人なのです。
そのため、若者に媚びるような言動が多く、若者略語だけではなく何でも若者に合わせたがるのです。
3-8. 自分の客観的な年齢・立場を受け入れられずいつまでも若者ぶっている
「自分の客観的な年齢・立場を受け入れられずいつまでも若者ぶっている」ということが、30代を超えても若者略語を使う人の特徴の一つです。
30代以上になっても若者略語を使い続けている人には、「老いることを嫌なことだとする価値観」が強いのです。
こういった若さを善(楽しい)とする価値観を捨てられない人は、「何歳になっても「自分の客観的な年齢・立場」を受け入れられずに、いつまでも若者ぶっていて言葉遣いを改めることもないのです。
4. 「っすか」「っす」などを社会で使うデメリット
「っすか」「っす」などの若者略語を社会で使うデメリットとしては、以下のようなものを指摘することができます。
4-1. 年齢相応の精神的成長を果たしていない幼稚・未熟な人だと思われてしまう
「っすか」「っす」などを社会で使うデメリットとして、「年齢相応の精神的成長を果たしていない幼稚・未熟な人だと思われてしまう」ということが上げられます。
社会に出てからも若者略語を使い続けていると、実年齢に見合うだけの精神的成長ができていない未熟な人間だと見られやすいのです。
年齢相応の精神的成長が達成できていない幼稚な人間と見られてしまえば、同僚からも後輩からも尊敬されることがないデメリットがあり、上司・目上の人からも頻繁に言葉遣いに関する注意を受けやすくなってしまうのです。
4-2. 年齢相応の社会常識を持っていなくて礼儀・マナーがなっていないと思われてしまう
「年齢相応の社会常識を持っていなくて礼儀・マナーがなっていないと思われてしまう」ということが、「っすか」「っす」などを社会で使うデメリットになってきます。
何歳になっても若者略語を使っていると、自分の年齢にふさわしい社会常識を持っていない人として見られやすくなります。
それは社会人として必要な礼儀・マナーを持ち合わせていない「無礼・失礼な人間」として見られるデメリットにつながっています。
無礼・失礼な人と思われてしまうと、「年上世代の人」から仕事で評価されにくかったり嫌われやすかったりするデメリットも生じます。
4-3. 仕事上の信頼を失ったり社会人(職業人)として信用できないと判断されたりする
「っすか」「っす」などを社会で使うデメリットとしては、「仕事上の信頼を失ったり社会人(職業人)として信用できないと判断されたりする」ということを上げることができます。
社会に出てからも若者略語を使っていると、精神的に未熟な人間と思われることで仕事上の信頼を失ったり、重要な仕事を任せてもらえなかったりするデメリットが出てきます。
言葉遣いが乱れていて正しい話し方ができないと思われてしまうと、社会人(職業人)として信用できないと判断されて、ビジネスチャンス(重要な契約の機会)を逃してしまうというデメリットもあるのです。
5. 言葉遣いを治すコツ・方法
言葉遣いを治すコツ・方法としては、以下のようなやり方があります。
言葉遣いを正しい言葉遣いに治していけば、「信頼感のアップ・常識やマナーの承認・目上の人から認められる・礼儀正しい雰囲気」などで社会人・職業人として大きなメリットを得ることができます。
30〜40代以降も「若者言葉・若者略語」を連発して軽い語感の話し方ばかりをしているようでは、「社会人・職業人としての低い評価」だけではなく、「大人として非常識で礼儀知らずな物事の認識」に至ってしまう恐れもあるのです。
5-1. 年齢相応の常識や礼儀・マナーを身に付けるモチベーションを高める
言葉遣いを治すコツ・方法として、「年齢相応の常識や礼儀・マナーを身に付けるモチベーションを高める」ということが大前提になってきます。
言葉遣いを治すコツとしてまず大事なのは、「大人・社会人として年齢相応の正しい言葉遣いができていないこと」を恥ずかしいことだと思い、それを改めなければならないと思うことなのです。
年齢相応の常識・礼儀・マナーを身に付けるモチベーション(動機付け)を高めていくことができれば、必然的に「自分の若者略語をはじめとするいい加減な間違った言葉遣い」に気づいて、自発的に治していくことが可能になるのです。
5-2. できるだけたくさんの読書をして正しい言葉遣いに触れる機会を多くする
「できるだけたくさんの読書をして正しい言葉遣いに触れる機会を多くする」ということが、言葉遣いを治すコツ・方法になってきます。
若者略語をはじめとする社会人として不適切な言葉遣いをしている人は、「読書量・本に触れる機会」が圧倒的に少ないことが多いのです。
本・書籍にはありとあらゆる言葉遣いが記されていますから、たくさんの本を読めば読むほど、「自分の言葉遣い」について客観的な視点から見つめ直すことができるのです。
言葉遣いを治したいのであれば、できるだけたくさんの本を読んで、「正しい言葉遣い+言葉遣いのバリエーション」に慣れていくことが必要になります。
特に最初の頃は、「言葉遣い・敬語の初心者向けの簡単なノウハウ本」などを一冊読み通してみて下さい。
5-3. NHKアナウンサーの言葉を多く聞いて標準的な正しい言葉遣いを学ぶ
言葉遣いを治すコツ・方法として、「NHKアナウンサーの言葉を多く聞いて標準的な正しい言葉遣いを学ぶ」ということがあります。
日本の標準的な正しい言葉遣い(フォーマルな場面で使える正しい言葉遣い)を話し言葉で実践しているのが、NHKのアナウンサーとされています。
他局のアナウンサーでも「正しくて美しい日本語」を使っているのであれば誰でも構わないのですが、「アナウンサーの話す正しい言葉遣いの言葉」をできるだけ多く聞くようにして、「自分が普段使っている言葉」と照らし合わせてみましょう。
明らかに自分の言葉遣いが正しい言葉遣いからズレていることが分かれば、アナウンサーの言葉を参考にして早め早めに修正していって下さい。
5-4. 人から言葉遣いを注意されたらありがたく聞いてすぐに改めるようにする
「人から言葉遣いを注意されたらありがたく聞いてすぐに改めるようにする」ということが、言葉遣いを治す有効なコツ・方法になります。
大人になればなるほど、「自分の言葉遣いの間違い・いい加減さ」を、親切に指摘してくれたり注意してくれたりする人は減ってきます。
もし上司でも先輩でも誰かが自分の言葉遣いについて、「その言葉遣いは少しおかしいから社会人としてふさわしい言葉遣いに直した方がいいよ」と親切に注意してくれたのであれば、いたずらに反発するのではなく素直に聞き入れましょう。
「正しい言葉遣い」についても質問して、自分の言葉遣いをすぐに正しく改めるようにしましょう。
5-5. 雑でいい加減な話し方をしないと決めて、常に丁寧で正しい言葉遣いを意識するようにする
言葉遣いを治すコツ・方法として、「雑でいい加減な話し方をしないと決めて、常に丁寧で正しい言葉遣いを意識するようにする」ということが上げられます。
言葉遣いを治せるかどうかの分かれ目は、結局の所、「自分自身がどれだけ正しい言葉遣いをしたいと思っているのか」の信念や意志の強度になってきます。
まずは「今後は雑でいい加減な話し方は絶対しない・大人にふさわしい子供っぽくない話し方を身に付ける」という誓約を自分や神様に対して立てましょう。
そして、常に丁寧で正しい言葉遣いを意識して実践していけばいいわけですが、その際のポイントは、「聞き手の立場に立って自分の言葉遣いがどのように聞こえているか(=聞き手に対して不快感・無礼な感じを与えていないだろうか)」について具体的に想像することなのです。
まとめ
若者略語とは何かを定義して、代表的な若者略語の意味を説明してきました。
「30代を超えても若者略語を使う人の特徴」には、「自分のことを実年齢と比べてまだまだ若いと思い込んでいる」「フォーマルな場面できちんとした発言をしなければいけない経験が少ない」などがあります。
大人として不適切な言葉遣いを直すコツや方法としては、「年齢相応の常識や礼儀・マナーを身に付けるモチベーションを高める」「できるだけたくさんの読書をして正しい言葉遣いに触れる機会を多くする」などがあります。
若者略語や言葉遣いについて詳しく知りたい時には、ぜひこの記事を参考にしてみて下さい。
10〜20代の若者世代が使うことが多い「若者言葉」の中でも、一般的な正しい言い方を省略した言葉を「若者略語」といいます。
若者略語の典型的なものとして「マジっすか・そうっすね・あざっした・あざーす」などがありますが、この記事では代表的な若者略語の意味を説明して、「30代を超えても使う人の特徴」「言葉遣いを治すコツ・方法」を紹介していきます。
1. 若者略語とは?
若者略語というのは、10〜20代の若者世代に当たる人たちが日常的に使うことが多い「若者言葉」の中で、一般的な正しい言い方を省略した言葉のことです。
一定以上の関係性(親しさ)がある若者同士のコミュニティー内部であれば、若者略語は「フランクな感じ・親密な感じ・固くない雰囲気・気さくな雰囲気」がある言葉として受け入れられやすいのですが、目上の人たちに対して若者略語を使うと失礼になったり自分の印象・評価が下がってしまったりする恐れもあります。
代表的な若者略語として、「マジっすか・そうっすね・あざっした・あざーす・ぱねーす」などがありますが、これらの若者略語は元々の一般的な正しい言い方を省略することで生まれたものなのです。
しかし、若者略語を日常的に使っている若者たちからすれば、きちんとした省略しない正しい言い方は「畏まりすぎているので気恥ずかしい・話し言葉として言いにくい」というように感じられやすいのです。
2. 各略語の意味
代表的な若者略語として、「マジっすか・そうっすね・そうっすか・あざっした・あざーす・ぱねーす」があります。
これらの各略語の意味を分かりやすく説明していきます。
2-1. マジっすか
「マジっすか」は、「マジですか」を省略したものです。
「マジ=本気・本当」の意味なので、「マジっすか」の元々の正しい言い方は「本気ですか・本当ですか」になります。
相手が驚くような体験談(経験談)を披露したり、信じられないような意見やアイデアを述べたりしたような時に、若者略語では「マジっすか」という返事を返すことが多いのです。
「マジっすか」には相手が話している内容や相手がした経験に対して、共感の気持ちを示しているというニュアンスもあります。
2-2. そうっすね・そうっすか
「そうっすね・そうっすか」は、正しい言い方である「そうですね・そうですか」を省略したものです。
相手の話している内容や相手から出された提案に対して、同意・理解(了解)の意味を込めて「そうっすね・そうっすか」という返事をします。
「今日は激しく雨が降っていますね」と言われた時に、「そうっすね(おっしゃる通りで、雨が激しいですよね)」と返したり、「今期の営業成績は思っていた以上に悪くなりそうだぞ」と言われた時に、「そうっすか(そんなに営業成績が悪いのですか)」と返したりします。
2-3. あざっした(あした)・あざーす
「あざっした(あした)・あざーす」は、正しい言い方である「ありがとうございました・ありがとうございます」を省略したものです。
きちんとした接客業・販売業では、「あざっした」といい加減な略語で感謝の挨拶をすることはないですが、ラーメン屋や大衆食堂など店舗のラフな雰囲気によっては若者でなくてもお店の大将・店員が「あざっした」ということはあります。
あざっしたを更に省略した言い方が「あした」であり、より言いやすい語感にしたのが「あざーす」です。
2-4. ぱねーす
「ぱねーす」は「半端ねーす」を更に略した言葉であり、元々の正しい言い方は「半端じゃないです」になります。
「ぱねーす」は、相手の能力や行動を褒め称えるようなニュアンスで使われる若者略語です。
「この間、ボーナスが100万円を超えたんだ」と先輩から言われた時などに、「ぱねーす(ものすごい金額で半端じゃないですね)」と返したりします。
あるいは、「俺は昔、暴走族のリーダーだったんだ」と悪ぶった土建業の先輩から言われた時などにも、「ぱねーす(半端じゃない不良のヤンキーだったんですね)」と返事をしたりします。
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