優男の意味や読み方！類語・言い換え！優男の特徴【モテる優男とモテない優男】 | SPITOPI

「優男」は、良い意味を持っている言葉ですが、そう言われた男性はあまり嬉しくないと感じるものです。

優男の意味と特徴、モテる優男になるコツなどを紹介します。

1. 優男とは?

優男の元々の意味は「容姿が上品で美しい男性」「風流で芸術的センスのある男性」「優しい男性」です。

見た目が良いのは分りますが、どうも軟弱なイメージもあります。

これは「優しい」という言葉に優柔不断で頼りないというイメージが含まれている為です。

しかし時代劇では優男と言われながらも腕の立つ役を演じている俳優もいるのです。

優男を正しく解釈すると「見た目の印象がよく、センスがあり気配りができる男性」となります。

いざという時には勇ましく行動できる男性もいるということです。

1-1. 優男の読み方

優男の正しい読み方は「やさおとこ」ですが、最近では他の読み方も流行ってきています。

「やさお」は、現代の高校生の間で流行っている言葉で、こちらは「ポジティブな意味で優しい男性」を意味します。

また、男の子の名前として「まさお」という読み方にも使われています。

2. 優男の類語やほかの言い方

優男は日本語独特の表現で、類語としては以下のものがあります。

2-1. 男前

こちらは歌舞伎用語で、男性役者の動きの美しさから使われる様になった言葉です。

歌舞伎では「前」は「動き」を意味していることから動きの美しい男性を「男前」と呼んだそうです。

2-2. 色男

こちらも歌舞伎用語です。

ラブシーンを演じる役者は、よりセクシーに見せる為に顔を白く塗っていました。

そこから色白で魅力的な男性を色男と呼ぶ様になったのです。

2-3. 二枚目

こちらも歌舞伎用語です。

昔、歌舞伎の芝居小屋の前に看板が立てられ、それぞれに役者の名前が書かれていました。

1枚目は主役、2枚目は美男役、3枚目には道化役の順番であったことから、見た目の良い男性を二枚目と呼ぶ様になったのです。

2-4. 美丈夫

見た目が良く、しかも立派な男性を意味しています。

心掛けが良くて精悍なイメージが強くなります。

2-5. 伊達男

伊達政宗に因んで作られた言葉です。

正宗が豊臣秀吉に謀反を疑われていました。

そこで直接弁明をする為に上京したのですが、その際に潔白をアピールする為に白装束をまとっていたそうです。

それを見た人々は「派手な格好をした人」を「伊達者」と呼ぶ様になりました。

江戸時代には歌舞伎で派手な装束の役者を「伊達男」と呼ぶ様になり、現在では「粋でオシャレな男性」を意味する様になっています。

2-6. ナイスガイ

英語の「nice guy」ですが、こちらは見た目の良さよりも「いいヤツ」の意味が強くなります。

3. 優男の特徴

見た目が良いのが優男のもっとも大きな特徴ですが、優男にはそれだけではなくて以下の様な内面的な特徴も含まれています。

3-1. 大切なことは相談してくれる

彼氏と付き合い結婚した時に、価値観が違うと苦労するものです。

大きな買い物をする時に何も相談せずに決めてしまい、生活費に余裕がなくなってしまったり、夕飯を作って待っていても、飲み会に誘われたらOKしてしまいしかも連絡してこなかったりなど、すれ違いが積み重なると大ゲンカに発展してしまう可能性があります。

優男は価値観が違うことを理解していて、普段とは違うことをする時に必ず一言連絡をしてくれます。

たとえ決定権は男性にあるとしても、勝手に行動せずに「こうするよ」と言ってくれれば、女性がイライラしたり不安を感じずに済みます。

3-2. 他人の意見に耳を傾ける

男性はプライドの高い人が多く、一度決めたらあれこれ口出しされるのを嫌います。

優男は、人の意見にも耳を傾けて、妥協案を探る様に努力します。

例え自分の決めた通りに行動しても、その中で相手の希望を取り入れる様に幅を持たせてくれるのです。

一方的に振り回すのではなく、ちゃんと相手の事も考えて行動していることが伝わるので、相手もやたらと機嫌を損ねることはありません。

3-3. 人が困っていると助けてくれる

仕事でミスをしてしまった時に、「こうするといいよ」と笑顔でアドバイスしてくれたり、「いいよ、これはやっておいてあげるから」と他の仕事を引き受けてくれたり、優男にはそれができるのです。

会社では誰でも自分のことだけで精いっぱい、変に他人を手伝うと「暇なのか」と思われてしまうので、誰も見て見ぬふりをするのが普通なのに、これは余程人間的な器が大きくないとできないことです。

優男は優しくて、しかも多少仕事が増えても効率的にすることでさほど影響を受けない、実は隠れた「デキる男」が多いのです。

3-4. 気配りができる

気配りというと女性がするものと思っている人もいますが、優男は気配りもちゃんとできます。

別に飲み会で飲み物がなくなっていないか気にしたり、職場の作業スペースの掃除をしたりする訳ではありません。

誰かが誕生日だとしたら朝一番に「お誕生日おめでとう」と言ってくれたり、ミスをして上司に怒られて落ち込んでいる人にそっとコーヒーを差し入れしたりなど、自然にさりげない行動ができるのです。

3-5. 聞き上手

聞き上手も女性のテクニックに思われがちですが、優男は相槌を打つのも上手です。

元々口下手だったり、普段あまり話をしない人に対しては聞き役に回り、タイミング良く相槌を打つことで話をさせます。

周囲はその人の知られざるエピソードや趣味などを知り大いに盛り上がるのですが、その陰に優男の聞き上手なテクニックがあるのです。

3-6. 悩み事を聞いてくれる

男性は女性の悩みを聞くのは好まない人が多くなります。

女性の悩みや恋愛や人間関係などネチネチしたものが多く、聞いてもアドバイスしにくくて面倒臭いからです。

女性はもっぱら女友達に悩みごとを相談するものですが、そんな中で優男は女性の悩み事にも親身になってくれます。

まずは喋りたいだけ喋らせて、それから「そうなんだ、大変だったね」と共感する、これだけでもかなり高度なテクニックです。

そして最後まで聞いた後で「僕ならこうするけどね」と言って的確なアドバイスをしてくれます。

「頑張って」だけで終わらせないところが優男の特徴です。

3-9. 耳痛い意見でも言ってくれる

女友達に悩み事を相談すると、大抵100%こちらの味方になってくれます。

しかし優男は男性目線で考えてくれるし、自分の意見もしっかり持っているので、時には耳痛いことも言ってくれるのです。

「今回は君の方がちょっと感情的になり過ぎちゃったんじゃない?」等と、やんわりと指摘してくれます。

普通の男性ならば「君の方が悪いだろ」とズケズケと言ってしまうのですが、これではこちらが傷ついてしまいます。

優男は一方的にどちらかを悪者にすることなく、どちらも自分が正しいと思っているので仕方がないという前提でアドバイスしてくれます。

優しさと気配りが伝わるので、注意されても素直に受け入れることができて、感謝する気持になれるのです。

3-10. 言葉遣いを考えてくれる

男性はお喋りが苦手で、人のことを考えた言葉遣いができずに傷つけてしまうことが多くあります。

優男は、相手により言葉遣いを考えてくれて、傷つかない言い方をしてくれます。

男性同士ならば「そりゃやり過ぎだろう」とハッキリ言うのですが、女性に対しては「よっぽど辛かったんだろ、仕方ないんじゃない、これからのことを考えようよ」と言います。

自分が悪いことは分かっているけれども誰かに理解してもらいたかった、優男にそれを受けれいて貰えたお蔭で、女性は反省することができるのです。

同じことを言うのでも言葉を変えるだけで、人間関係をよりスムーズにできます。

3-11. 激怒しない

優男は怒らない訳ではありません。

自分に対して悪意を持って接してくる人に対しては反感も持ちます。

但し、その場で怒り任せて暴言を吐いても何も解決しないことが分かっています。

「ちょっと待って下さい」と言い、冷静に話し合うチャンスを作ろうとします。

相手が激高してしまったら、「会議室を取りますので、10分後に話し合いましょう」と言います。

少し時間を置くことで相手も落ち着き、生産的な話し合いが出来る様になるのです。

但し、自分ではなく大切にしている家族や親友などを守る時には、怒りの感情をあらわにすることもあります。

滅多に怒る人でない分迫力があり、相手もビビるでしょう。

3-12. 人前で泣ける

男性は人前で泣くのは情けない行為と思っています。

しかし優男は、良い涙ならば流すことに抵抗はありません。

ドキュメンタリーを見て感動した時や、大きな試合で優勝した時など、感涙することが多いのです。

決して泣き虫なのではなく、爽やな涙で後を引かずにしっかりとした態度が取れます。

4. モテる優男とモテない優男の違い

同じ優男でも、モテる優男とモテない優男がいます。

この違いはどの様な点なのでしょうか。

4-1. モテる優男は判断力がある

モテる優男は、自分の意思をしっかりと持っています。

想定外の事態が起きた時に、自分がするべきことを的確に判断できるのです。

もしも失敗したらと心配する気持ちもありますが、このままでは事態は好転しないと分れば、考え付くベストな方法で行くしかないと思い切って行動します。

迷わず行動することでタイミング良く物事が繋がり、成功に導くこともあります。

一方、モテない優男はいざという時に「失敗したらどうしよう」「やったことがないし」等と躊躇ってしまいます。

その結果絶好のチャンスを逃してしまったり、タイミングが悪くてうまくいかなくなってしまうのです。

何かを相談しても「えー」と言ったまま結論が出せない優柔不断な優男はモテません。

4-2. モテる優は男何でも相手に従わない

モテる優男は、自分がきちんと納得してからでないと相手の意見には従いません。

話し聞いて理解して納得すれば協力を惜しみませんが、そうでない時には「自分はこう思いますが」とはっきりと持論を述べます。

モテない優男は、面倒なことが嫌いなので、何でも人の意見に従ってしまいます。

そして後から文句や愚痴を言うので、周囲から相手にされないのです。

4-3. モテる優男は女々しくない

モテる優男は、見た目もイケメンで、しかも性格が優しく一緒にいて心が和みます。

しかしだからと言って女性っぽい正確な訳ではありません。

実は体育会系だったり、いざという時に夜中でも大胆に行動できるのです。

モテない優男は、見た目は良いのですが非常に女々しく、行動せずに愚痴や文句ばかりを言います。

自分にはできないことを人がやっても「大したことない」と言ったり、自分に自信がなくやる前から「どうせできっこないし」とネガティブになるのです。

男らしさに欠けているので、見た目が良くてもすぐに彼女に飽きられてしまいます。

5. モテる優男のポイント

モテる優男になる為にはどうしたら良いのでしょう。

以下に幾つかのポイントを紹介しますので、実践してみてください。

5-1. 誰にでも平等に接する

優男は、誰に対しても優しくするのが特徴です。

強い人に対しては媚びる態度を取り、弱い人に対しては上から目線で接していると、見た目が良くても心が狭い人になってしまいます。

まずは人に対して態度を変えず、常に平等に接する様に心掛けましょう。

「ヘラヘラしている」と思われても構いません、優男とはその様なものだからです。

相手の緊張感をほぐしてスムーズなコミュニケーションが取れる様にしましょう。

5-2. 相手の為ならば意見も言う

優男は人の言うことだけを聞いていれば良いわけではありません。

優しさには、時に相手の為になるならば厳しい意見も言えるということも含まれているのです。

「相手が怒りそうだから」「反論されたら面倒くさいから」と思わずに、相手が気が付かない点について指摘してあげることも優しさなのです。

優男は人当たりが良いというメリットがあるので、言葉を選んで様々な人達を説得できる能力が備わっています。

相手の気持ちを受け入れて共感して落ち着かせて、良い方向に導いてあげましょう。

5-3. 優しさの中に強さを持つこと

優しいだけで何を聞いても「任せるよ」「好きにすれば」と言ったり、いざという時に「どうしよう」とオロオロするのは単なる頼りない人です。

モテる優男になるには、優しさだけではなく強さを持つことも大切です。

どうしても受け入れられないものに対しては「No」とはっきりと言うこと、できないものは「できません」ということも強さのうちです。

そして理不尽なことに対してははっきりと拒絶の意思を見せることも忘れてはいけません。

いざという時に頼れる、守って貰えると思われる為にも、筋の通った強さを持つ様にしましょう。

5-4. 人にお礼を言える

「ありがとう」という言葉は身近な人に対しては中々言えないものです。

今更感謝の気持なんて恥ずかしい、言わなくても分かってくれている筈、というのは思い込みに過ぎません。

モテる優男になる為には「ありがとう」の言葉が素直に言える様になることが大切です。

お礼を言われると人は嬉しいもので、「親切にして良かった」「この人と知り合えて良かった」と思うことでしょう。

それが次の親切に繋がり、何かあった時に協力してくれる味方が増えるのです。

相手との信頼関係を深める為にも、感謝の言葉を口に出せる様にしましょう。

5-5. マナーを身に付けよう

人と一緒に行動する時には、社会常識やマナーが問われます。

モテる優男は人に気配りができるのですが、一般的なマナーが身についています。

「大勢で行動する時」「タバコを吸う時」「有給休暇を取る時」「メールを送る時」など、要所要所でマナーが身についていれば、他人を不愉快にさせずにスムーズに行動ができます。

5-6. 他人を認めよう

人を羨ましがったり、嫉妬心から「大したことないじゃん」と言ったりするのは人間が小さすぎます。

優男はそもそも見た目が優れているので、より大らかな心を持っていればそれだけでモテる要素が増えるのです。

人が成功したら素直に認めて「おめでとう」「すごいな」と褒めたたえ、「次は自分も頑張ろう」と思う様にしましょう。

人は人、自分は自分の良さがあると信じて行動すれば、外見だけではなく内面も評価される様になります。

5-7. 損得だけで行動しないこと

自分を良く見せようと思うと、つい目の前の損得勘定で行動してしまいがちです。

モテる男は損得は考えずに行動します。

その結果人から信頼を得られて人間関係が円滑になっていくのです。

優男は根が優しいので、自分のことよりも周囲の人のことを考えながら行動すれば、モテる様になるでしょう。

まとめ

優男と呼ばれるからには、モテる優男になりたいものです。

見た目の良さに満足せずに、常に自分を磨く様に心掛けましょう。

周囲の人に良い意味で「あいつ優男だなあ」と言って貰える様に、凛とした優しさを身につけることが大切です。