劣等感とは何かを解き明かしていきましょう。さらに劣等感に苦しんでいる人に向けて、劣等感から解放されるコツを紹介します。
- 劣等感が生まれる原因
- 劣等感が強い人の特徴
- 劣等感を抱えるデメリット
- 劣等感から解放されるコツ
- 恋愛において劣等感は感じる必要はない理由
- まとめ
1. 劣等感が生まれる原因
激しい劣等感に苦しんでいる人もいるかもしれません。
劣等感が強すぎて、誰かと会うのが困難になっている人も、あるいは中にはいるでしょう。
あまりにも人を傷つけすぎてしまう劣等感は、この世から消えてしまえば良い感情のような気がします。
しかし劣等感は、人類の進化や技術の発達に欠かせない感情でもあるのです。
それでは、劣等感がなぜ生まれるのか、その理由を見て行きましょう。
1-1. 勝ちたいけれど勝てない
劣等感が生まれる時は、必ず競争が起こっています。
AさんとBさん、あるいはAさんと社会全体が競争しているような感じです。
競争があると、必ず誰かが負けます。
そして負けた人の中には劣等感を感じる人もいるのです。
とはいえ、負けた人がすべて劣等感を味わうかといえば、そんな事はありません。
劣等感を覚えるのは「勝ちたいけれど勝てない」という感情が伴う必要があるからです。
勝ちたいと真剣に思って、競争に臨んでいる人だけが、劣等感を覚える可能性があります。
「別に負けてもいいや」と思っている人は、仮に惨敗したとしても、劣等感を持つ事はありません。
1-2. 他人と比較して自分はダメだと思う
劣等感が生まれるには、真剣に勝ちたいと思う人が集まって競争をするという前提があります。
勝ちたいのに勝てない時に、負けた人は、負けた事を深刻に受け取る必要があります。
負けた事を軽く考えられる人は、劣等感を持ちません。
負けた事を真剣に捉える人は、「他人と比較して自分はダメだ」感じます。
この、人と比較して自分が無力だと感じる時に、劣等感は生まれます。
つまり自分一人で何かをしている時は、劣等感は生まれません。
一人遊びをしている子供が、劣等感を持つ事はないのです。
複数の人が真剣にチャレンジする舞台で負けた人が、勝った人と負けた自分を比較して、劣等感を持つのです。
1-3. 劣等感を生みやすい世の中
例えばどのような舞台で、劣等感は生まれるのでしょうか。
いちばん分かりやすいのが、「受験」かもしれません。
例えば「東京大学」を目指す人たちは、本気で大学に入りたいと思っています。
合格を目指した競争の舞台に上がった人たちです。
東京大学に合格した人は良いですが、一度受験が行われると合格した以上の敗者が誕生します。
不合格だった人は、本気で受験という競争に参加したため、不合格になった時に落ち込みます。
落ち込むだけでなく、合格した人と比べて「劣等感」を持つ事になります。
一方で同じ東大受験でも「記念受験」のような軽い気持ちで受けた人は、仮に不合格になっても劣等感を抱きません。
「本気」ではないからです。
1-4. トーナメントは劣等感を生みやすい
甲子園を目指す高校球児も、劣等感を抱きやすいでしょう。
本気で甲子園を目指して、強豪校に入った生徒は、まず校内のレギュラー争いに勝たなければなりません。
レギュラー争いに負けた生徒の中で、真剣に取り組んだ生徒ほど、劣等感を抱きやすいでしょう。
さらに甲子園の地方予選大会は、トーナメント方式です。
地方大会で優勝しなければ、目標の甲子園には足を踏み入れる事ができません。
つまり、地方大会で優勝する1校のレギュラー生徒以外は、すべて敗者になる可能性があります。
爽やかな高校野球ですが、実はシステム上、ものすごく多くの生徒達が、劣等感を抱える可能性があります。
1-5. 劣等感を生みやすい世の中
高校野球は高校時代の3年間のストーリーですが、大人の社会は、数十年間の競争の場になります。
会社の中で勝者といえる取締りの立場になる人は、同期に数人いるかどうかでしょう。
つまりほとんどの会社員が、乱暴に言えばどこかの時点で敗者になります。
日本中の会社員が、劣等感を得る可能性があります。
もちろん会社員だけでなく、プロを目指す人も、公務員や官僚を目指す人も、真剣にトップを狙えば狙うほど、劣等感を味わいやすい状況になります。
このように最終的に数人が勝者になり、ほとんどの人が敗者になる世の中では、劣等感を持つ人が生まれやすいです。
真剣に競争に取り組んだ人だけが、劣等感を持つという皮肉な結果を生んでいます。
2. 劣等感が強い人の特徴
劣等感が強い人は、どのような特徴を持っているでしょうか。
先述したように向上心を持った理想が高い人たちほど、強い劣等感を持ちやすい傾向があります。
ダメな人よりも、有能な人のほうが劣等感を持ちやすいということです。
それでは具体的に劣等感が強い人の特徴を見てみましょう。
2-1. 向上心を持っている
強い向上心を持ち、競争に参加をする機会が多い人ほど、劣等感を持ちやすいです。
始めから向上心を持たずに、適当に生きている人は劣等感を持ちません。
向上心がある人は、高校受験、大学受験、社内の出世争いなど、競争にどんどん参加します。
すべてを勝ち抜く人は稀で、ほとんどの人は何度も敗者になります。
勝てそうで勝てない有能な人ほど、他人と比較して挫折感を強く持ちます。
勝者と比較して、自分のダメな部分を責めたりします。
これは強く反省をして、負けた事を悔しがる事で「次は必ず勝つ」という意識を高めるためです。
そして次回勝てればいいですが、負けた場合は劣等感を強くしていきます。
2-2. 理想が高い
理想を高く持つ人は、一つの競争に勝っても負けても、さらなるレベルの競争に参加する事になります。
レベルの高い競争は、ハイレベルな人達が集まります。
当然、負ける可能性も高くなります。
中学時代に学校一の秀才だった生徒が、最もレベルの高い高校に行き、周囲のレベルの高さに苦しむ事があります。
自分のレベルにふさわしい高校か、ちょっとレベルが下の高校に行けば、劣等感を持つ事もなかったでしょう。
しかし理想が高い人は、ちょっと下のレベルの高校に行こうとは思いません。
自分が挑戦できる一番レベルが上の高校にチャレンジします。
こうして理想が高い人は、劣等感を得やすい場所で競争をする事になります。
2-3. 他人の長所にフォーカスする
勝負をして僅差で負けた時などは、楽天的な人ならば「ほとんど同じくらいだったな」と思ったり、「次は勝てそうだな」と気楽に捉えるかもしれません。
しかし控えめな人は、勝者の素晴らしい部分ばかりにフォーカスするため、実力以上に大きな存在に見えてしまいます。
想像上のすごい人と自分を比べてしまい、自分がことさらダメな人間に見えてしまいます。
このように本来は僅差だったはずなのに、強い劣等感を持つ事があります。
2-4. 自分の欠点にフォーカスする
他人の長所にフォーカスすると同時に、自分の欠点にフォーカスしてしまうと、さらに両社のギャップが大きくなってしまいます。
2つの癖の強い望遠鏡を使って、他人と自分を比較する事により、自分の存在がとんでもなくちっぽけに見えてしまいます。
もしこの人が、相手の欠点にフォーカスし、自分の長所にフォーカスする事ができたら、「勝負には負けたが、実力では勝っていた」と思い、劣等感を持つ事はなかったはずです。
3. 劣等感を抱えるデメリット
劣等感を抱える事は、次の勝負に勝つために必要な事でもあります。
しかし劣等感が強すぎると、やはりデメリットの方が大きくなります。
劣等感が強すぎると、具体的にどのようなデメリットがあるのか見て行きましょう。
3-1. うつになる
劣等感が強くなりすぎると、心の病になってしまう事があります。
特に真面目に努力をしてきて、何度も勝負に負けてしまった人は、無力感を持ち、何もやる気が出なくなる可能性があります。
中には朝起きるのも辛くなり、動けなる事もあります。
これは「うつ」と呼ばれる心の病を抱えてしまった状態です。
競争に勝つために、一生懸命努力をした真面目な人は、努力の大きさと、報われなさのギャップに苦しみます。
また自分を応援してくれた人の期待に応えられなかった事にも申し訳なく思います。
真面目で優しい人ほど、劣等感がうつにつながりやすいです。
3-2. 引きこもる
劣等感が強くなり、何をしても無駄だという無力感が強くなると、外に出たくなくなります。
どうせ勝負しても負けるなら、安全な家の中にいた方がマシだと思うからです。
こうして、会社や学校に行くのを避けるようになると、久しぶりに会社や学校に行くのが心の負担になります。
どんな顔で同級生や同僚に会えばいいか、わからなくなるからです。
こうして気付けばひきこもってしまう人が出てしまいます。
社会的地位を失い、経済的自由を失うと、それから先の人生が辛いものになります。
このようになるなら、初めから適当に生きていた方が良かったと、本人も周囲の人も思うでしょう。
向上心が強く真面目な結果、引きこもりになったとしたら、辛い話です。
4. 劣等感から解放されるコツ
劣等感が強くなると、デメリットが多い事が分かりました。
そこで劣等感から解放されるコツを知っておきましょう。
4-1. 他人と比較し過ぎない
競争で負けてしまった時、勝者と自分を比較して、自分がダメに見えた時に劣等感が生まれます。
劣等感を持たないために、過剰に他人と自分を比較しないようにしましょう。
仮に何かの勝負に負けたとしても、「次に頑張ろう」と思って、勝者と自分を比べないようにします。
「運が悪かった」程度の反省に留めておくのもテクニックのひとつです。
「今回は本気じゃなかった」と言い訳をするのも、落ち込みすぎないためには大切です。
他の人に言い訳をすると格好悪いので、自分の心の中だけの言い訳にしましょう。
4-2. 自分の基準で勝ち負けを決める
競争に負けた時に他人と比較するのでなく、「自分の基準に沿って評価する」事をおすすめします。
競争に参加する前に、「今回の目標」を決めておきます。
例えば甲子園に参加する生徒なら「ベスト16」とか「ヒットを1本打つ事」とか「大きな声を出して仲間を鼓舞する事」など、達成可能な目標を決めます。
そして仮に試合に負けて甲子園に出られなくても、個人の目標を達成できればよしとします。
これは応用可能な便利な方法です。
プレゼンに参加する時も「声が震えなければ勝ち」とか「クライアントの目を見て話せば十分」などと、小さな目標を決めましょう。
大きな意味での勝負に負けても、自分が決めた基準で勝っていれば落ち込む事はないはずです。
4-3. 心の中で繰り返さない
負けた事を辛い時、負けた原因になった出来事や、自分の失敗した場面を、繰り返し頭の中で再生して傷つく人がいます。
負けた事が悔しくても、劣等感を抱きやすいシーンを心の中で繰り返さないようにしましょう。
繰り返しが始まったら、深呼吸をするなどして、再生を止めるようにしましょう。
4-4. 自分の長所をみつける
落ち込むと、自分の良い部分が見えなくなる事があります。
そうなると、自分を必要以上にダメな人だと感じるようになり、劣等感を持ってしまいます。
そこで落ち込んだ時に見る「自分の長所メモ」を用意しましょう。
手帳などに、自分の長所を書いておきます。
「女性に優しい」「お年寄りに優しい」などの長所を確認すると、自分も捨てたものじゃないと思えてくるでしょう。
4-5. 休息する
劣等感が強くなってきたら、競争の場所から離れて休息するようにしましょう。
競争の場は会社かもしれません。
有給休暇などを利用して長期休暇を作り、家や南の島などのんびり時間を過ごせる場所でリフレッシュしましょう。
5. 恋愛において劣等感は感じる必要はない理由
恋愛の場面でも、劣等感を感じる人がいます。
しかし恋愛面で、劣等感を持つ必要はありません。
なぜなら恋愛は競争ではないからです。
恋愛は勝ち負けの世界ではなく「好みとタイミング」の世界です。
自分が好きな人が、自分の事を好きになってくれれば、恋愛は成就します。
そこには競争がありませんし、勝ち負けはありません。
さらにタイミングが良ければ、会ったその日に付き合う事もできます。
一目ぼれをした相手と、恋に落ちて、その日のうちにカップルになる事は、それほど珍しい事ではないからです。
もし素敵な彼女や彼氏ができない人は、好みの相手にタイミングよく会っていないだけです。
そこには競争もなく敗者もいないので、劣等感を抱く必要はありません。
まとめ
劣等感はキャリアアップやレベルアップのために必要な感情です。
しかし強すぎると、自分の心身を蝕んでしまいますので注意が必要です。
劣等感から解放されるコツを覚えて、劣等感を感じやすいシチュエーションになったら実践してください。
劣等感をコントロールする事が、素敵な人生を送るためのヒントになりそうです。
劣等感とは何かを解き明かしていきましょう。さらに劣等感に苦しんでいる人に向けて、劣等感から解放されるコツを紹介します。
1. 劣等感が生まれる原因
激しい劣等感に苦しんでいる人もいるかもしれません。
劣等感が強すぎて、誰かと会うのが困難になっている人も、あるいは中にはいるでしょう。
あまりにも人を傷つけすぎてしまう劣等感は、この世から消えてしまえば良い感情のような気がします。
しかし劣等感は、人類の進化や技術の発達に欠かせない感情でもあるのです。
それでは、劣等感がなぜ生まれるのか、その理由を見て行きましょう。
1-1. 勝ちたいけれど勝てない
劣等感が生まれる時は、必ず競争が起こっています。
AさんとBさん、あるいはAさんと社会全体が競争しているような感じです。
競争があると、必ず誰かが負けます。
そして負けた人の中には劣等感を感じる人もいるのです。
とはいえ、負けた人がすべて劣等感を味わうかといえば、そんな事はありません。
劣等感を覚えるのは「勝ちたいけれど勝てない」という感情が伴う必要があるからです。
勝ちたいと真剣に思って、競争に臨んでいる人だけが、劣等感を覚える可能性があります。
「別に負けてもいいや」と思っている人は、仮に惨敗したとしても、劣等感を持つ事はありません。
1-2. 他人と比較して自分はダメだと思う
劣等感が生まれるには、真剣に勝ちたいと思う人が集まって競争をするという前提があります。
勝ちたいのに勝てない時に、負けた人は、負けた事を深刻に受け取る必要があります。
負けた事を軽く考えられる人は、劣等感を持ちません。
負けた事を真剣に捉える人は、「他人と比較して自分はダメだ」感じます。
この、人と比較して自分が無力だと感じる時に、劣等感は生まれます。
つまり自分一人で何かをしている時は、劣等感は生まれません。
一人遊びをしている子供が、劣等感を持つ事はないのです。
複数の人が真剣にチャレンジする舞台で負けた人が、勝った人と負けた自分を比較して、劣等感を持つのです。
1-3. 劣等感を生みやすい世の中
例えばどのような舞台で、劣等感は生まれるのでしょうか。
いちばん分かりやすいのが、「受験」かもしれません。
例えば「東京大学」を目指す人たちは、本気で大学に入りたいと思っています。
合格を目指した競争の舞台に上がった人たちです。
東京大学に合格した人は良いですが、一度受験が行われると合格した以上の敗者が誕生します。
不合格だった人は、本気で受験という競争に参加したため、不合格になった時に落ち込みます。
落ち込むだけでなく、合格した人と比べて「劣等感」を持つ事になります。
一方で同じ東大受験でも「記念受験」のような軽い気持ちで受けた人は、仮に不合格になっても劣等感を抱きません。
「本気」ではないからです。
1-4. トーナメントは劣等感を生みやすい
甲子園を目指す高校球児も、劣等感を抱きやすいでしょう。
本気で甲子園を目指して、強豪校に入った生徒は、まず校内のレギュラー争いに勝たなければなりません。
レギュラー争いに負けた生徒の中で、真剣に取り組んだ生徒ほど、劣等感を抱きやすいでしょう。
さらに甲子園の地方予選大会は、トーナメント方式です。
地方大会で優勝しなければ、目標の甲子園には足を踏み入れる事ができません。
つまり、地方大会で優勝する1校のレギュラー生徒以外は、すべて敗者になる可能性があります。
爽やかな高校野球ですが、実はシステム上、ものすごく多くの生徒達が、劣等感を抱える可能性があります。
1-5. 劣等感を生みやすい世の中
高校野球は高校時代の3年間のストーリーですが、大人の社会は、数十年間の競争の場になります。
会社の中で勝者といえる取締りの立場になる人は、同期に数人いるかどうかでしょう。
つまりほとんどの会社員が、乱暴に言えばどこかの時点で敗者になります。
日本中の会社員が、劣等感を得る可能性があります。
もちろん会社員だけでなく、プロを目指す人も、公務員や官僚を目指す人も、真剣にトップを狙えば狙うほど、劣等感を味わいやすい状況になります。
このように最終的に数人が勝者になり、ほとんどの人が敗者になる世の中では、劣等感を持つ人が生まれやすいです。
真剣に競争に取り組んだ人だけが、劣等感を持つという皮肉な結果を生んでいます。
2. 劣等感が強い人の特徴
劣等感が強い人は、どのような特徴を持っているでしょうか。
先述したように向上心を持った理想が高い人たちほど、強い劣等感を持ちやすい傾向があります。
ダメな人よりも、有能な人のほうが劣等感を持ちやすいということです。
それでは具体的に劣等感が強い人の特徴を見てみましょう。
2-1. 向上心を持っている
強い向上心を持ち、競争に参加をする機会が多い人ほど、劣等感を持ちやすいです。
始めから向上心を持たずに、適当に生きている人は劣等感を持ちません。
向上心がある人は、高校受験、大学受験、社内の出世争いなど、競争にどんどん参加します。
すべてを勝ち抜く人は稀で、ほとんどの人は何度も敗者になります。
勝てそうで勝てない有能な人ほど、他人と比較して挫折感を強く持ちます。
勝者と比較して、自分のダメな部分を責めたりします。
これは強く反省をして、負けた事を悔しがる事で「次は必ず勝つ」という意識を高めるためです。
そして次回勝てればいいですが、負けた場合は劣等感を強くしていきます。
2-2. 理想が高い
理想を高く持つ人は、一つの競争に勝っても負けても、さらなるレベルの競争に参加する事になります。
レベルの高い競争は、ハイレベルな人達が集まります。
当然、負ける可能性も高くなります。
中学時代に学校一の秀才だった生徒が、最もレベルの高い高校に行き、周囲のレベルの高さに苦しむ事があります。
自分のレベルにふさわしい高校か、ちょっとレベルが下の高校に行けば、劣等感を持つ事もなかったでしょう。
しかし理想が高い人は、ちょっと下のレベルの高校に行こうとは思いません。
自分が挑戦できる一番レベルが上の高校にチャレンジします。
こうして理想が高い人は、劣等感を得やすい場所で競争をする事になります。
2-3. 他人の長所にフォーカスする
勝負をして僅差で負けた時などは、楽天的な人ならば「ほとんど同じくらいだったな」と思ったり、「次は勝てそうだな」と気楽に捉えるかもしれません。
しかし控えめな人は、勝者の素晴らしい部分ばかりにフォーカスするため、実力以上に大きな存在に見えてしまいます。
想像上のすごい人と自分を比べてしまい、自分がことさらダメな人間に見えてしまいます。
このように本来は僅差だったはずなのに、強い劣等感を持つ事があります。
2-4. 自分の欠点にフォーカスする
他人の長所にフォーカスすると同時に、自分の欠点にフォーカスしてしまうと、さらに両社のギャップが大きくなってしまいます。
2つの癖の強い望遠鏡を使って、他人と自分を比較する事により、自分の存在がとんでもなくちっぽけに見えてしまいます。
もしこの人が、相手の欠点にフォーカスし、自分の長所にフォーカスする事ができたら、「勝負には負けたが、実力では勝っていた」と思い、劣等感を持つ事はなかったはずです。
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