芯が強い人は目標がブレないため、理想とする人生を送ることができます。
芯が強い人とはどんな人なのか、詳しく見てみましょう。
- 芯が強いとは?
- 芯が強いの対語
- 芯が強い人の特徴
- 芯が強い人の短所
- 芯が強い人の長所
- 芯が強い人間になるコツ
- まとめ
1. 芯が強いとは?
芯が強いという表現を人に使う場合、「芯」は「心」と捉えられます。
強い意志を持ち、信念を貫く人で、困難にも負けず、物事を簡単には諦めない、途中で投げ出さない人のことを指します。
頼りがいがあり、信頼されるタイプの人です。
2. 芯が強いの対語
2-1. 意志が弱い
意志が弱い人は、何かを始めても長続きしません。
困難な状況になりそうになると、越えられそうな壁でも、最初から越えようとせずにすぐ諦めてしまいます。
「どうせ自分にはできない」というネガティブなイメージを常に持っているため、出来ることも出来なくなってしまいます。
又、周囲に流されやすいため、主義主張が一貫していません。
自分に自信がない人に多く、「言っていることとやっていることが違う」「やると決めたことをやり遂げられない」といった後ろ向きな印象を持たれてしまい、頼りないイメージが付きまといます。
2-2. 信念がない
強い信念を持っていないので、すぐに考えを変えます。
他人に流され、その場を支配している考えに簡単に同調します。
良くも悪くも他人の影響を受けやすいので、周囲にいるメンバーによって、行動だけでなく、生活まで変わってしまうこともあります。
自分の考えを持っていない為、意見を求められると困ってしまいます。
あてにならない人、頼りにならない人という印象を持たれます。
2-3. ブレやすい
目標がブレやすい、考えがブレやすい、といった人は、自分に自信がなく、言葉と行動が一致しません。
ダイエットをすると張り切っていたのに、3日後にはやっぱりやめた、と言ってみたり、起業を目指すと意気込んでいたのに、明確なビジョンがないために、目標が定まらず、いつまでたっても行動を起こさないなど、信頼性に欠ける言動から、職場では重要なポジションには縁が薄いことが多くなります。
考えが一貫していないことから、対応に苦慮されたり、やりにくい人という印象を持たれます。
3. 芯が強い人の特徴
3-1. 自分に自信がある
芯が強い人は、自分に自信を持っています。
自分の生き方、行動、ファッションセンスなど、自分のことに自信があるので、主義主張や志向がブレません。
自分に自信がないと、自分のやっていることはこれでいいのだろうか?こんな服を着ていてセンス悪いと思われないだろうか?など、周りの評価を気にしすぎて、みんなと違うことをしていると不安になります。
そのため、周りの影響を受け過ぎて、自分のポリシーがなくなり、軸が定まらないことになります。
自分に自信がある人は、自分の言動にも自信があるので、常に堂々としています。
周囲からも説得力がある人だと思われ、影響力も大きくなります。
3-2. 気持ちに余裕がある
芯が強い人は、気持ちに余裕があり、焦りがありません。
いつも何かにガツガツしていたり、焦って自分を見失うことがないので、自分の置かれている状態や自分の行動を客観的に見ることができます。
又、気持ちに余裕がある人は、目先のことだけに囚われずに先の事にも考えが及ぶため、目標に近づく道筋を明確につかむことができます。
それにより、言動と行動がブレず、考え方も一貫しています。
考えや言動が首尾一貫しているので、周囲に惑わされることがなく、大きく道を外れることもありません。
不安を持ちながら毎日を送る必要がなく、気持ちに余裕が生まれるのです。
3-3. 自分の実力をよく分かっている
芯が強い人は、自分のことを良く理解しています。
常に客観的に自分を見つめているので、自分の実力がどの程度なのか、しっかりと把握しています。
有言実行タイプと、不言実行タイプに分かれますが、いずれにしても、やると決めたことは、自分の実力にあった方法、ペースで、やり遂げます。
自分の実力が良く分かっているため、無謀な目標を立てません。
高い目標を持つことは良いことですが、実力を顧みずに高すぎる目標を掲げていると、目標を達成することができずに、口先だけで行動が伴わない人になってしまいます。
結果、信頼されずに、「また大きなことを言っている」と、周囲からあきれられてしまいます。
3-4. 甘えない
芯が強い人は、自分にも他人にも、むやみに甘えません。
他人に協力を求めたり、助けを求めることはあっても、同情を誘って甘えるようなことはありません。
自分を助けるのは最終的には自分なのだということを良く分かっているので、やたらと泣き言をいったり、愚痴をこぼしたりしたところで何も変わらないという考えがあるからです。
それは、他人を見下したり、他人を信用できないということではありません。
他人のことも認めた上で、他人に甘えることをしないということです。
又、自分のことも甘やかさないので、やると決めたことをやり遂げることができるのです。
3-5. 自分の価値観を持っている
芯の強い人は、独自の価値観を持っていて、その価値観に自信があります。
常に自分の物差しで判断して行動しているので、首尾一貫した行動ができます。
流行に敏感でいることが自分の価値観に合っていると考えている人は、徹底して流行を取り入れます。
周りと同じでいることに安心してなんのポリシーもなく流行りの服を着ているのとは違うので、流行に流されているわけではないのです。
今シーズンの服は、次のシーズンには着ないなど、徹底しています。
生き方にしても、世間一般で良しとされている生き方に固執しません。
周りからは自由な人と思われますが、自分の価値観に従って生きているので、地に足が付かないフラフラした生き方にはなりません。
3-6. 媚びない
芯の強い人は、媚びることをしません。
信念を貫けるだけの強い意志を持っていて、誰にでも媚びることを良しとしません。
相手の機嫌をとるために考えを曲げたり、相手の立場や影響力の傘に入る必要がないのです。
世渡り上手とは言えないタイプですが、相手によってコロコロと態度を変えたり、簡単に言動を覆したりといったことをしないので、周囲からは、裏表のない信頼のおける人と思われます。
同性からも異性からも慕われ、尊敬される人が多くなります。
信念を貫くことで、組織の主流から外れたとしても、それを悔んだり、主流に戻ろうと悪あがきすることはありません。
むしろ、信念に従って行動した自分に満足できる人です。
3-7. 周りの目を気にしない
芯の強い人は、自分に自信を持っているので、周りの評価に惑わされません。
自分に自信がないと、人目を気にしすぎて、自分を見失ったり、信念を持たない、いい加減な人になってしまうこともありますが、芯の強い人は、あくまでも自分は自分であると考えます。
ただ、人の話など意に介さず、独りよがりになるというのとは異なり、周りから何か指摘をされたり、注意を受けたことは、きちんと受け止め、本人がその通りだと思えば、素直に改善します。
客観的に自分を見ることができるから、他人のアドバイスを聞き入れることができるのです。
3-8. 粘り強い
芯の強い人は、粘り強く、やると決めたことは諦めずにやり遂げます。
強い意志を持って行動しているので、やるべきことを途中で投げ出したり、やると決めたことを途中で諦めたりしません。
成し遂げることができるのは、自分には成し遂げられるという自信と、ポジティブなイメージを持っているため、自然と結果が付いてくるということでもあります。
又、途中で諦めずに成し遂げる努力を続けられるのは、本人がそれを苦に感じていないというのもあります。
気持ちに余裕があるので、周囲からは苦労していると思われるような状況も、本人は楽しんでしまいます。
3-9. 人を外見や肩書で判断しない
芯が強く信念を持っている人は、人をうわべだけで判断しません。
立派な身なりをしているから、とか、社長の肩書を持っているからといって、無条件にその人を立派な人と判断して態度を変えたりしません。
分かりやすい条件に囚われずに、相手の人間性を見抜くことができるので、プライベートで付き合いのある友人や知人には、人間的な魅力のある人が多くなります。
3-10. 見栄を張らない
芯が強い人は、自分に自信があり、又、自分のことを客観的に把握しているので、自分を良くみせようと見栄を張ったり、力があると思われたくて虚勢を張ったりすることをしません。
表面だけを取り繕っても、中身が伴わなくては何の意味もないと分かっているからです。
人間性は内からにじみ出てくるもので、人は、その人間性に魅力を感じるものです。
うわべだけを良くしてみても、内面は変わらず、メッキが剥げれば余計にみすぼらしくなることを知っているのです。
4. 芯が強い人の短所
4-1. 諦めが悪い人だと思われる
粘り強く取り組める意志の強さがあるので、人によっては、諦めが悪い人だと思うこともあります。
潔く諦めることが必要な場面もあるものですが、そんな時にも、粘り強さを発揮してしまうのです。
しかし、客観的に物を見ることができるので、悪あがきをしていると感じ、粘ることに意味がないと感じれば、潔く諦めます。
4-2. 頑固な人だと思われる
強い意志を持っていて、確固とした信念がある人は、自分の考えを曲げないので、周囲からは頑固な人だと思われることがあります。
本人が納得できなければ、考えを変えないタイプですが、実は、納得すれば考えを変えることができる柔軟さも持ち合わせています。
5. 芯が強い人の長所
5-1. 言動がブレないので信頼される
言っていることとやっていることが違う人や、口先ばかりで結果が伴わない人は、信頼されないものですが、芯が強い人は自分というものをしっかりと持っているので、言動に辻褄が合わない、言動がコロコロと変わる、といったことがありません。
又、自分のことをよく把握していて、自分に出来ないことを軽はずみにやろうとしないので、頼まれたことが出来なかったり、求められた成果を出せずに周囲に迷惑をかけることがありません。
そのため、周囲から信頼されることになります。
5-2. 理想に近づくことができる
芯が強い人は、目標を定めたら、それを達成するための努力を惜しみません。
理想を掲げれば、その理想に近づけようとします。
強い意志を持って取り組むために、途中で諦めずに根気よく理想に近づく努力をします。
さらに、自分は理想の姿になれるという自信があり、ポジティブなイメージを持って行動を起こすので、望む結果を出すことができるようになります。
6. 芯が強い人間になるコツ
6-1. ポリシーを持つ
ポリシーを持つことが、芯の強い人になるためには必要です。
ポリシーいうのは、その人自身の軸になります。
強いポリシーのある人には、強い軸が通ることになります。
軸は強ければ強いほど、ブレなくなります。
その結果、言動にブレが生じなくなるのです。
ポリシーを持って生きていると、周囲に流されることもなくなり、自分にも自信が持てるようになります。
仕事でも、言ったことをきちんと実行できる人、思考が一貫している人には、安心して仕事を任せることができ、取引の相手としては、安心して付き合えるビジネスパートナーになれます。
6-2. 自分を客観的に見る
仕事においては、自分の実力や自分の立ち位置を客観的に把握しておくことは大切なことです。
人は自分を過大評価してしまいがちで、実力以上のことができると思い込んでしまうことがあります。
しかし、頼まれたことや、提案したことを正確にやり遂げることができないと、周囲に迷惑をかけることになり、信用されなくなります。
自分のことを把握していれば、できない約束をすることがなくなります。
自分の実力では難しい、自分の立場では難しいと思う仕事を受けなくてはならなくなったとしても、早い段階で、周囲に協力を要請したり、立場の違う人にアドバイスをもらったり、人を紹介してもらったり、と、対策を取ることができます。
又、自分に出来るようにスケールダウンしてもらうよう要請することもできます。
6-3. 自分に自信をもつ
芯の強い人になるためには、自分を肯定して、自分に自信をもつことが大切です。
周囲に流されない生き方というのは、自分を信じていなければできないことです。
時には人とは違う方向を向くことにもなるからです。
自分に自信が持てなければ、正しい方向を向いているのか不安になり、道に迷ったり、周りの人が行く方向に、ただついて行くだけになってしまいます。
自分に自信がもてると、何にも惑わされない強い心も養われるようになり、気持ちにも余裕が出来てきます。
自分を肯定する習慣を付けることから始めれば、徐々に自分に自信を持てるようになってきます。
6-4. ポジティブに考える
やると決めたことをやり遂げるには、ポジティブな思考が役に立ちます。
「本当にやり遂げられるだろうか?」と半信半疑だったり、「とりあえず挑戦してみるけど、どうせできないだろうな」と、ネガティブな思考だと、良い結果は出ません。
又、ネガティブ思考の人は、自分に自信を持つこともできません。
自分を信じて、「できる」とポジティブに考えて行動していれば、良い結果はついてきます。
途中で投げ出したくなったとしても、「まだやれる」と思っていれば、頑張る気力も湧いてきます。
6-5. 人と違うことに違和感を持たない
自分の強い信念を貫き通す、自分の価値観で生きる、といった、ブレない生き方というのは、周囲と違う自分に不安を抱いていては出来ません。
自分は自分と割り切って、自分の基準に自信が持てないと、他人の基準に合わせたくなってしまい、言動がブレてしまうことになります。
自分の基準で行動するということは、他人と違う行動をすることにもなって当然なのです。
人と違うことに違和感を持っているなら、まだ自分を信じきれていないということになります。
人目を気にし過ぎる習慣がなくなれば、人と違うことなど大した問題ではないと思えてくるものです。
6-6. 小さいことを気にしない
些細なことをいつまでも気にしたり、終わったことをいつまでも引きずってくよくよと悩んだり、小さなことを気にしていると、大事なことを見逃してしまいます。
芯の強い人は、常に前を向いてポジティブな思考をしています。
失敗は成功の母というように、過去の失敗を成長するための糧にできれば、失敗することも歓迎できるようになります。
そういった大らかな気持ちを持つことが、心の余裕にも繋がり、ブレない人生を送ることができるようになります。
まとめ
芯の強い人には、多くの人が憧れます。
自分には芯がなく、ブレてばかりだ。
と感じている人も、意識を変えるだけで、ブレのない生き方はできるようになります。
なりたい自分になるために、今日から芯の強い人を目指してみましょう。
芯が強い人は目標がブレないため、理想とする人生を送ることができます。
芯が強い人とはどんな人なのか、詳しく見てみましょう。
1. 芯が強いとは?
芯が強いという表現を人に使う場合、「芯」は「心」と捉えられます。
強い意志を持ち、信念を貫く人で、困難にも負けず、物事を簡単には諦めない、途中で投げ出さない人のことを指します。
頼りがいがあり、信頼されるタイプの人です。
2. 芯が強いの対語
2-1. 意志が弱い
意志が弱い人は、何かを始めても長続きしません。
困難な状況になりそうになると、越えられそうな壁でも、最初から越えようとせずにすぐ諦めてしまいます。
「どうせ自分にはできない」というネガティブなイメージを常に持っているため、出来ることも出来なくなってしまいます。
又、周囲に流されやすいため、主義主張が一貫していません。
自分に自信がない人に多く、「言っていることとやっていることが違う」「やると決めたことをやり遂げられない」といった後ろ向きな印象を持たれてしまい、頼りないイメージが付きまといます。
2-2. 信念がない
強い信念を持っていないので、すぐに考えを変えます。
他人に流され、その場を支配している考えに簡単に同調します。
良くも悪くも他人の影響を受けやすいので、周囲にいるメンバーによって、行動だけでなく、生活まで変わってしまうこともあります。
自分の考えを持っていない為、意見を求められると困ってしまいます。
あてにならない人、頼りにならない人という印象を持たれます。
2-3. ブレやすい
目標がブレやすい、考えがブレやすい、といった人は、自分に自信がなく、言葉と行動が一致しません。
ダイエットをすると張り切っていたのに、3日後にはやっぱりやめた、と言ってみたり、起業を目指すと意気込んでいたのに、明確なビジョンがないために、目標が定まらず、いつまでたっても行動を起こさないなど、信頼性に欠ける言動から、職場では重要なポジションには縁が薄いことが多くなります。
考えが一貫していないことから、対応に苦慮されたり、やりにくい人という印象を持たれます。
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