「近寄りがたいオーラを持つ人」がいます。
オーラ(aura)とは人体から発散される目には見えない霊的なエネルギーのことであり、このオーラの持つ霊的な雰囲気や影響力によってその人の個性が決まってくることがあります。
近寄りがたいオーラを持っている人には、どのような特徴があるのでしょうか?
「近寄りがたいオーラを持つ人の特徴」「近寄りがたいオーラが出る原因」「近寄りがたいオーラを改善するコツ」を解説していきます。
「近寄りがたい」という言葉の言い換えについても紹介します。
- オーラ(aura)とは?
- 「近寄りがたい」という言葉の言い換え
- 近寄りがたいオーラを持つ人の特徴
- 近寄りがたいオーラが出る原因
- 近寄りがたいオーラを改善するコツや方法
- まとめ
1. オーラ(aura)とは?
オーラ(aura)とは人体・物体が発散しているとされる霊的なエネルギーのことであり、このオーラによってその人や物が持っている独得の霊的・個性的な雰囲気が規定されてきます。
古代インド哲学・医療のアーユルヴェーダでは、オーラは「プラーナ(生命エネルギー)」で形成されていると考えられています。
オーラは内側から外側に向かって「エーテル体・アストラル体・メンタル体・コーザル体」の4つの層から構成されているとされています。
オーラは「電磁場・波動・光」と呼ばれることもあり、オーラは光のように「色」を持っていて、「オーラの色の違い」がその人のパーソナリティーや精神状態の違いを表現しているのです。
オーラの語源は、「微風・香り・光輝」などを意味するラテン語の「アウラ(aura)」です。
アウラはオカルティズム、神智学、トランスパーソナル心理学などの分野において、人間の周囲を取り囲んでいる「神秘的な光彩の放射」と定義されています。
2. 「近寄りがたい」という言葉の言い換え
「近寄りがたい」という言葉は、以下のような言葉に言い換えることができます。
2-1. 「取っ付きにくい」
「近寄りがたい」という言葉の言い換えとして、「取っ付きにくい」があります。
「取っ付きにくい」という言葉は、「着手しにくい感じ・親しみがもてず付き合いにくい・最初に抵抗や違和感を感じている様子」などを意味しています。
「取っ付きにくい」の例文として、「無愛想で話している感じが冷たいので、その男はどうしても周りから取っ付きにくい人物だと見られやすかった」「その人は初対面の時には取っ付きにくいと思われることが多いのだが、月日が経つと非常に温かい心を持った優しい人であることが分かってくる」などを上げることができます。
2-2. 「畏れ多い」
「近寄りがたい」という言葉の言い換えとして、「畏れ多い」があります。
「畏れ多い」は、「身分の高い人や尊敬する人に対して失礼であること」や「身分の高い人や尊敬する人から受けた厚意・恩義が身に過ぎていて、もったいないこと」などを意味しています。
「畏れ多い」の例文として、「昔から憧れていた先輩の女性とこれ以上親密なお付き合いをするなんて畏れ多いことです」「畏れ多いことだが業界の重鎮である素晴らしい方と、対面でお話をする機会を持つことができた」「あまりに畏れ多くて、自分などがその人に直接口を聞くことははばかられます」などを上げることができます。
2-3. 「よそよそしい・他人行儀(たにんぎょうぎ)」
「近寄りがたい」という言葉の言い換えとして、「よそよそしい・他人行儀(たにんぎょうぎ)」があります。
「よそよそしい」は、「心理的な隔たりがあって冷淡である・見知らぬ他人に対するような親しみがない態度である・無関係な他人であるかのように振る舞う」などの意味を持っています。
「よそよそしい」は「他人行儀」という言葉に言い換えることもできますが、他人行儀も「他人に対するような親しみを感じさせない態度」のことを意味しています。
「よそよそしい・他人行儀」の例文としては、「彼女がわざとよそよそしい態度を取ってきたことで彼女の気変わりを察することができた」「親しい相手からよそよそしくて冷たい対応をされると腹が立つものだ」「こちらと関係があると思われたくないのだろうか、彼はなぜか極端なまでに他人行儀に振る舞っていた」などを上げることができます。
2-4. 「突っ慳貪な(つっけんどんな)」
「近寄りがたい」という言葉の言い換えとして、「突っ慳貪な(つっけんどんな)」があります。
「突っ慳貪な」は、「言葉や態度がとげとげしい様子・冷たくて思いやりがないさま・相手に冷たくてつらい仕打ちをするような拒絶的態度」などの意味を持っています。
「慳貪(けんどん)」の「慳」とは「物惜しみすること」であり、「貪」とは「貪り欲すること」です。
その慳貪のネガティブな意味が転じて、慳貪は「情けがないこと・ひどい仕打ちをすること・思いやりがなくて冷たいこと」などを意味するようになりました。
「突っ慳貪」の例文としては、「信じていた彼から突っ慳貪な対応をされて一気に気持ちが冷めてしまった」「人は自分が置かれている利害関係の状況が変わると、急に突っ慳貪な態度を取る可能性が少なからずある」「あれだけの突っ慳貪な仕打ちをしてきたということは、こちらとはもう絶縁する覚悟があるのだろう」などを上げることができます。
2-5. 「水臭い」
「近寄りがたい」という言葉の言い換えとして、「水臭い」があります。
「水臭い」は、「親しい間柄なのによそよそしい・親しい関係にあるはずなのに他人行儀である」などの意味を持っています。
食べ物や飲み物の水分が多くて味が薄いということから、水臭いには「愛情・情が薄い」という意味もあります。
「水臭い」の例文としては、「親友の彼女が急に水臭いことを言い始めたので、何かあったのだろうかと心配になってきた」「わざと水臭い話し方をすることで、彼は私のことを遠ざけようとしているようであった」「俺とお前の仲でそんな水臭いことを言うな」などを上げることができます。
3. 近寄りがたいオーラを持つ人の特徴
近寄りがたいオーラを持つ人には、以下のような特徴があります。
3-1. 笑顔・愛想がなくていつも無表情の仏頂面である
近寄りがたいオーラを持つ人の特徴として、「笑顔・愛想がなくていつも無表情の仏頂面である」ということを上げることができます。
近寄りがたいオーラを持つ人は、ニコニコとした柔らかい笑顔を出していることがなく、話し方や返事の仕方にも愛想がありません。
笑顔や愛想がなければ、相手は拒絶されているような感じを受けやすくなり、何度か話しかけてもそっけない態度を取られれば、それ以上自分のほうから話しかけたいとは思わなくなるのです。
「無表情の仏頂面」は、周囲の人を遠ざける大きな要因にもなります。
3-2. 顔つき・目線・態度に威圧感がある
「顔つき・目線・態度に威圧感がある」ということが、近寄りがたいオーラを持つ人の代表的な特徴になっています。
近寄りがたいオーラを持つ人は、顔つきが怖かったり目線が異常に鋭かったり態度がトゲトゲしかったりするので、その人と接している相手は「自分が睨まれているような感覚+自分が嫌われているような感覚」に陥りやすいのです。
3-3. 受容的ではなく拒絶的な雰囲気がある
近寄りがたいオーラを持つ人の典型的な特徴として、「受容的ではなく拒絶的な雰囲気がある」ということを上げることができます。
近寄りがたいオーラを持つ人には、相手の存在や言葉、価値観を優しく受け入れてあげようという感じの「受容的な雰囲気」がありません。
受容的な雰囲気ではなくて、むしろ「拒絶的な雰囲気」があるので、周囲の人達は自分から気安く話しかけることが出来なくなってしまうのです。
3-4. 無口で何を考えているか分からない
「無口で何を考えているか分からない」ということが、近寄りがたいオーラを持つ人の代表的な特徴の一つです。
近寄りがたいオーラを持つ人は、言葉数が少なくて無口な傾向があり、ちょっと付き合っているだけでは「内面で何を考えているのか?本当の性格はどんな感じなのか?」がよく分からないのです。
何を考えているか分からなくて怖いというところから、近寄りがたいオーラが生じやすくなります。
3-5. 非常識な言動が多く礼儀・マナーがなっていない
近寄りがたいオーラを持つ人の特徴として、「非常識な言動が多く礼儀・マナーがなっていない」ということを上げることができます。
近寄りがたいオーラを持つ人は、非常識な言動や乱暴な振る舞いが目立っていることがあります。
更に礼儀作法が無茶苦茶だったり、最低限のマナー・ルールも守れていなかったりすると、周囲の人達はその人には近づきにくいと感じてしまうのです。
3-6. 無気力さ・怠惰な感じが周囲に漂っている
「無気力さ・怠惰な感じが周囲に漂っている」ということが、近寄りがたいオーラを持つ人の典型的な特徴になっているのです。
近寄りがたいオーラを持つ人は、人生や物事に対するやる気が感じられず、無気力なオーラが周囲に漏れ出していることが多いのです。
無気力で怠惰な感じがあからさまに漂っていると、人はその人に敢えて近寄りたいとは思わなくなってしまうのです。
3-7. 清潔感がなくて服装・姿勢がだらしがない
近寄りがたいオーラを持つ人の特徴として、「清潔感がなくて服装・姿勢がだらしがない」ということを指摘することができます。
近寄りがたいオーラを持つ人は、服装がだらけていたり姿勢が崩れて猫背になっていたりすることが多いのです。
毎日きちんとお風呂に入っていなかったり、洋服を綺麗に洗濯していなかったりして、「清潔感がない(不潔感がある)」から人に嫌われやすいという特徴を持っていることもあります。
3-8. 目線を合わせず話しかけても反応や表情が乏しい
「目線を合わせず話しかけても反応や表情が乏しい」ということが、近寄りがたいオーラを持つ人の特徴になっています。
近寄りがたいオーラを持つ人は、自分に話しかけてくる人がいても、ほとんど目線を合わせないという特徴があります。
相手が一生懸命に話しかけても、「反応や返事が乏しい+明るい笑顔の表情もない」ということが多いので、次第に人が近寄らなくなっていくのです。
3-9. 容姿が完璧に整っている美人(イケメン)で笑顔がない
近寄りがたいオーラを持つ人の特徴として、「容姿が完璧に整っている美人(イケメン)で笑顔がない」ということを上げることができます。
近寄りがたいオーラを持つ人の中には、完璧に整った美しい容姿や顔立ちを持っている人もいます。
容姿が完璧に整っている美人(イケメン)が愛想も笑顔もない場合には、人は「ちょっと美人(イケメン)だからといって自分のことを見下していい気になっている」と反発や怒りを感じやすくなるのです。
その結果、近寄りがたいオーラを身にまとうことになるのです。
3-10. 成功者だけが持つ独特の威厳・貫禄が備わっている
「成功者だけが持つ独特の威厳・貫禄が備わっている」ということが、近寄りがたいオーラを持つ人の特徴の一つになっています。
社会的・経済的な成功者や権力者は、一般人とは異なる独特の威厳や貫禄のあるオーラを放っていることが多いのです。
威厳・貫禄を伴った成功者のオーラは、間接的に「私とあなたでは生きている世界が違う」というメッセージを伝えていることもあり、成功者が澄ました無表情や厳格ないかめしい雰囲気を出していると、普通の人はまず近寄ることができないのです。
成功者の持つ風格や迫力が、安易に人を寄せ付けないのです。
4. 近寄りがたいオーラが出る原因
「近寄りがたいオーラが出る原因」として、以下のような原因を指摘することができます。
4-1. 相手と視線を合わせず相手の話をまともに聞こうとしていない
近寄りがたいオーラが出る原因として、「相手と視線を合わせず相手の話をまともに聞こうとしていない」ということを上げることができます。
相手と親密なコミュニケーションを取るつもりがないという拒絶的・嫌悪的な雰囲気をあからさまに出していることが、近寄りがたいオーラが出る大きな原因になっているのです。
「相手と全く目線を合わせない+相手の話の内容を聞いていない+笑顔が全くない+相手の問いかけに対する返事がそっけなくて冷たい」といった態度・言動が、近寄りがたいオーラが形成される原因になってしまっています。
4-2. 自分の不機嫌さ・イライラを隠さずに顔や態度に出している
「自分の不機嫌さ・イライラを隠さずに顔や態度に出している」ということが、近寄りがたいオーラが出る原因の一つになっています。
不機嫌な怒った表情を見せたり、イライラとした落ち着かない動作を出したりすると、周囲の人はその人に気安く近づいたり話しかけたりすることが出来なくなります。
「眉間にシワが寄っている+目つきが鋭くて怒っている+腕組みをして目を閉じている+慌ただしく貧乏ゆすりをしている+ドアを激しく開け閉めする+大声で怒鳴りつけるような話し方をする」などの表情・態度・言動は、近寄りがたいオーラが漂う大きな原因になってしまうのです。
4-3. 極端に忙しそうにしたり話しかけても反応が悪かったりする
近寄りがたいオーラが出る原因として、「極端に忙しそうにしたり話しかけても反応が悪かったりする」ということを上げることができます。
極端に忙しそうに動き回っている人は、間接的に「私はとても忙しいのであなたなんかをまともに相手している暇はありません」というメッセージを相手に伝えていることになりやすいのです。
ずっと忙しそうに働いていたり、相手に全く視線も送らなかったりすると、相手は「この人は話しかけて欲しくないのだろう」という忖度や判断をしてしまい、その人にはもう近寄ってこなくなるのです。
その人に話しかけてみた時に、「極端に反応が悪くてそっけない+冷たい感じで返事も短い」ということも、近寄りがたいオーラが形成される原因の一つです。
5. 近寄りがたいオーラを改善するコツや方法
近寄りがたいオーラを改善するコツには、以下のようなやり方や方法があります。
5-1. 人と笑顔で機嫌よく接して冗談も言うようにする
近寄りがたいオーラを改善するコツとして、「人と笑顔で機嫌よく接して冗談も言うようにする」ということがあります。
近寄りがたいオーラを周囲に放っている人は、「笑顔がなくて怒っているような表情の人」が多いのです。
人と接する時に、笑顔を出して機嫌よく対応するようにするだけで、近寄りがたいオーラは段階的に消えていくことになります。
「人を冗談やユーモアで笑わせてくれる人」というのは特に、近寄りがたいオーラがない人と言われています。
人を笑わせるのが得意ではないという人も、たまには冗談を言ったりユーモア精神を発揮したりして、人をくすりと笑わせる努力を少ししてみましょう。
5-2. 相手が話しかけてきたら共感的な返事や質問を返すようにする
「相手が話しかけてきたら共感的な返事や質問を返すようにする」というのが、近寄りがたいオーラを改善するコツの一つになります。
他人と会話をする時には、双方向的なコミュニケーションのレスポンスを良くするだけで、近寄りがたいオーラが自然に弱まっていくようになります。
人は「自分に対して好意的・共感的な興味関心を持ってくれる人」のことを好きになりやすく、自分が話しかけた時に「反応が良い人」のことを「話しやすくて気が合う相手」だと思いやすいのです。
相手が話しかけてきた時には、その話題に興味を示しながら、「共感的な返事+話の内容を深める質問」をするようにしましょう。
5-3. 不機嫌・イライラの感情を人に見せずに愛想よく振る舞う
近寄りがたいオーラを改善するコツとして、「不機嫌やイライラの感情を人に見せずに愛想よく振る舞う」ということがあります。
近寄りがたいオーラを持っている人というのは、「怒っている雰囲気+イライラしている表情・態度」を相手に分かるような形で見せていることが多いのです。
人に不機嫌な自分の姿や雰囲気を見せないことが、近寄りがたいオーラの効果的な改善につながっていきます。
「不機嫌・イライラ・怒り」を間接的に示す厳しい目線や貧乏ゆすり、腕組み、緊張感なども他人には見せないようにした方がいいでしょう。
不機嫌さを表に出さずに、いつも愛想よく明るく振る舞うことで、あなたの近寄りがたいオーラは改善に向かうのです。
まとめ
オーラ(aura)とは人体・物体が発散しているとされる霊的なエネルギーや微妙な雰囲気のことです。
近寄りがたいオーラを持っている人の特徴として、「笑顔・愛想がなくていつも無表情の仏頂面である」「顔つき・目線・態度に威圧感がある」「無口で何を考えているか分からない」などを上げることができます。
近寄りがたいオーラを改善するコツや方法としては、「人と笑顔で機嫌よく接して冗談も言うようにする」「相手が話しかけてきたら共感的な返事や質問を返すようにする」「不機嫌・イライラの感情を人に見せずに愛想よく振る舞う」などがあります。
「近寄りがたいオーラを持つ人の特徴・原因・改善方法」について詳しく調べたい人は、ぜひこの記事を参考にしてみて下さい。
「近寄りがたいオーラを持つ人」がいます。
オーラ(aura)とは人体から発散される目には見えない霊的なエネルギーのことであり、このオーラの持つ霊的な雰囲気や影響力によってその人の個性が決まってくることがあります。
近寄りがたいオーラを持っている人には、どのような特徴があるのでしょうか?
「近寄りがたいオーラを持つ人の特徴」「近寄りがたいオーラが出る原因」「近寄りがたいオーラを改善するコツ」を解説していきます。
「近寄りがたい」という言葉の言い換えについても紹介します。
1. オーラ(aura)とは?
オーラ(aura)とは人体・物体が発散しているとされる霊的なエネルギーのことであり、このオーラによってその人や物が持っている独得の霊的・個性的な雰囲気が規定されてきます。
古代インド哲学・医療のアーユルヴェーダでは、オーラは「プラーナ(生命エネルギー)」で形成されていると考えられています。
オーラは内側から外側に向かって「エーテル体・アストラル体・メンタル体・コーザル体」の4つの層から構成されているとされています。
オーラは「電磁場・波動・光」と呼ばれることもあり、オーラは光のように「色」を持っていて、「オーラの色の違い」がその人のパーソナリティーや精神状態の違いを表現しているのです。
オーラの語源は、「微風・香り・光輝」などを意味するラテン語の「アウラ(aura)」です。
アウラはオカルティズム、神智学、トランスパーソナル心理学などの分野において、人間の周囲を取り囲んでいる「神秘的な光彩の放射」と定義されています。
2. 「近寄りがたい」という言葉の言い換え
「近寄りがたい」という言葉は、以下のような言葉に言い換えることができます。
2-1. 「取っ付きにくい」
「近寄りがたい」という言葉の言い換えとして、「取っ付きにくい」があります。
「取っ付きにくい」という言葉は、「着手しにくい感じ・親しみがもてず付き合いにくい・最初に抵抗や違和感を感じている様子」などを意味しています。
「取っ付きにくい」の例文として、「無愛想で話している感じが冷たいので、その男はどうしても周りから取っ付きにくい人物だと見られやすかった」「その人は初対面の時には取っ付きにくいと思われることが多いのだが、月日が経つと非常に温かい心を持った優しい人であることが分かってくる」などを上げることができます。
2-2. 「畏れ多い」
「近寄りがたい」という言葉の言い換えとして、「畏れ多い」があります。
「畏れ多い」は、「身分の高い人や尊敬する人に対して失礼であること」や「身分の高い人や尊敬する人から受けた厚意・恩義が身に過ぎていて、もったいないこと」などを意味しています。
「畏れ多い」の例文として、「昔から憧れていた先輩の女性とこれ以上親密なお付き合いをするなんて畏れ多いことです」「畏れ多いことだが業界の重鎮である素晴らしい方と、対面でお話をする機会を持つことができた」「あまりに畏れ多くて、自分などがその人に直接口を聞くことははばかられます」などを上げることができます。
2-3. 「よそよそしい・他人行儀(たにんぎょうぎ)」
「近寄りがたい」という言葉の言い換えとして、「よそよそしい・他人行儀(たにんぎょうぎ)」があります。
「よそよそしい」は、「心理的な隔たりがあって冷淡である・見知らぬ他人に対するような親しみがない態度である・無関係な他人であるかのように振る舞う」などの意味を持っています。
「よそよそしい」は「他人行儀」という言葉に言い換えることもできますが、他人行儀も「他人に対するような親しみを感じさせない態度」のことを意味しています。
「よそよそしい・他人行儀」の例文としては、「彼女がわざとよそよそしい態度を取ってきたことで彼女の気変わりを察することができた」「親しい相手からよそよそしくて冷たい対応をされると腹が立つものだ」「こちらと関係があると思われたくないのだろうか、彼はなぜか極端なまでに他人行儀に振る舞っていた」などを上げることができます。
2-4. 「突っ慳貪な(つっけんどんな)」
「近寄りがたい」という言葉の言い換えとして、「突っ慳貪な(つっけんどんな)」があります。
「突っ慳貪な」は、「言葉や態度がとげとげしい様子・冷たくて思いやりがないさま・相手に冷たくてつらい仕打ちをするような拒絶的態度」などの意味を持っています。
「慳貪(けんどん)」の「慳」とは「物惜しみすること」であり、「貪」とは「貪り欲すること」です。
その慳貪のネガティブな意味が転じて、慳貪は「情けがないこと・ひどい仕打ちをすること・思いやりがなくて冷たいこと」などを意味するようになりました。
「突っ慳貪」の例文としては、「信じていた彼から突っ慳貪な対応をされて一気に気持ちが冷めてしまった」「人は自分が置かれている利害関係の状況が変わると、急に突っ慳貪な態度を取る可能性が少なからずある」「あれだけの突っ慳貪な仕打ちをしてきたということは、こちらとはもう絶縁する覚悟があるのだろう」などを上げることができます。
2-5. 「水臭い」
「近寄りがたい」という言葉の言い換えとして、「水臭い」があります。
「水臭い」は、「親しい間柄なのによそよそしい・親しい関係にあるはずなのに他人行儀である」などの意味を持っています。
食べ物や飲み物の水分が多くて味が薄いということから、水臭いには「愛情・情が薄い」という意味もあります。
「水臭い」の例文としては、「親友の彼女が急に水臭いことを言い始めたので、何かあったのだろうかと心配になってきた」「わざと水臭い話し方をすることで、彼は私のことを遠ざけようとしているようであった」「俺とお前の仲でそんな水臭いことを言うな」などを上げることができます。
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