人はなぜ他人に期待してしまうのでしょうか。
そして他人に期待すると、どのようなデメリットがあるのでしょうか。
- 他人に期待するとは?
- 他人に期待してしまうは当たると思い込んでいる予想
- 他人に期待するデメリットとして、期待は過剰になりやすい
- 他人に期待するデメリットとして、過剰な期待は裏切られる
- 他人に期待するデメリットとして、落差が人を傷つける
- 他人に期待するデメリットとして、相手にプレッシャーを与える
- 他人に期待しないメリットは、傷つかない
- 他人に期待しないメリットは、サプライズプレゼントがもらえる
- 他人に期待しないメリットは、自分で解決する能力が身につく
- 他人に期待しないメリットは、他力本願にならない
- 他人に期待しない方法は、依存心を捨てる
- 他人に期待しない方法は、他人をあてにしない
- 他人に期待しない方法は、余裕を持つ
- 他人に期待しない方法は、何より気持ちに余裕を持つ
- まとめ
1. 他人に期待するとは?
他人に期待して裏切られて落ち込む…このような経験をした人は多いと思います。
それでは「他人に期待する」とは、どのような状態でしょうか。
例えば「誰かが何かをしてくれると予想する」これも期待の一種です。
「彼氏が誕生日にプレゼントをくれるという予想」は、彼に対する期待です。
結果的に彼氏がプレゼントをくれなかったら、「彼氏に裏切られた」となります。
または「ボーナスで車を買おう」と思っている男性がいるとします。
ただしボーナスは出るとは決まっていないので、この時点では「予想」に過ぎません。
しかしボーナスが出ないと、「裏切られた」と会社を恨んだりします。
2. 他人に期待してしまうは当たると思い込んでいる予想
上記の例のように、実際は裏切られたというよりも、予想が外れただけなのに傷つく人がいます。
そしてこのように期待は、自分勝手な予想である事が多いです。
当たるに違いないと思っている予想でも、予想に過ぎないので、外れる事もあります。
また、予想が外れて傷ついてしまうのは、その人の持つ「常識」も関係していそうです。
「誕生日に彼氏がプレゼントをくれるのは当たり前」、「ボーナスは出て当たり前」というその人の持つ常識が、裏切られたという気持ちを生んでいそうです。
他人に期待する人は、「常識」をもとに安易に予想をする人です。
その予想は自分に都合のいい予想ですし、その常識は世間一般から見て常識かどうかハッキリしていません。
常識は毎日のように変化しますし、世界で通用する常識は少ないです。
期待は予想に過ぎませんから外れる事もあります。
他人に期待する人は、期待の仕組みを知って、自分の他人に期待する気持ちを冷静に見るようにしましょう。
3. 他人に期待するデメリットとして、期待は過剰になりやすい
他人への期待は、初めは小さくても徐々に大きくなる傾向があります。
期待は「インフレ」を起こしやすいという事です。
例えば彼氏からの誕生日プレゼントに対する期待は、初めは小さなものだったかもしれません。
付き合って初めてのクリスマスの「もらえればラッキー」という期待は、「もらえない可能性」も含んでいます。
そのため、どんな結果になったとしても、期待が裏切られる心配はないでしょう。
しかし付き合って2年目になると「高価なアクセサリーが欲しい」という期待を持つかもしれません。
3年目になると「2年目にもらったよりも高価なアクセサリーが欲しい」と期待がインフレを起こします。
4. 他人に期待するデメリットとして、過剰な期待は裏切られる
上記の例の彼女の3年目のクリスマスプレゼントへの期待は、叶うかもしれませんし、裏切られるかもしれません。
それは彼の頑張り次第、さらにはふたりの関係性次第だからです。
しかし、「もらえればラッキー」という期待に比べれば、3年目の期待は、裏切られる可能性が高いのは言うまでもありません。
過剰な期待は叶えるのが難しくなるからです。
同じように子供への期待も同じような道筋をたどります。
「健康ならいい」と思っていたはずなのに、「○○中学に入って欲しい」「一流企業に入って欲しい」と期待がインフレを起こします。
期待はインフレを起こしやすく、過剰な期待は裏切られやすい以上、他人に期待する事にはデメリットがあります。
5. 他人に期待するデメリットとして、落差が人を傷つける
他人に期待をすると、裏切られた時にショックが大きいです。
例えば職場の上司が、Aさんに良い仕事をする事を期待するとします。
Aさんがもともと持っている力は50だとしたら、70の成果を出す事を求めたら、過剰な期待と呼べる状態になります。
しかしAさんが力を出せなくて、いつもの力よりも少し低い40の成果を出したとします。
Aさんの力が50なので、「ほぼほぼ予想通りの結果」と言えなくもありません。
しかし上司はAさんに勝手に期待をして、70の成果を出す事を求めています。
期待から見ると、Aさんは期待を大きく裏切った事になってしまいます。
Aさんに期待した上司は、Aさんが実力に近い成果を出したのに、ひどくがっかりする事になってしまうのです。
このように他人に期待をすると、期待と結果との落差が大きくなってしまいます。
大きな落差は人を傷つける事になります。
6. 他人に期待するデメリットとして、相手にプレッシャーを与える
先ほどのAさんの例では、50の力しかないAさんに上司が70の成果を求めた事で、Aさんにはかなりのプレッシャーが掛かった可能性があります。
もし上司が期待をしなかったら、少なくとも実力通りの50の成果を出せたかもしれません。
またクリスマスプレゼントを求めた彼女の例でも、年々インフレを起こすプレゼントへの期待に彼氏はプレッシャーを感じたかもしれません。
毎年「もらえればラッキー」と彼女が思っていてくれたら、もっと楽しくプレゼント選びができたでしょう。
他人に期待をすると、期待された人がプレッシャーを感じてしまいます。
その結果、期待から逃れたいと思ったり、実力を発揮できなくなってしまいます。
無暗に期待するのは、自分だけでなく他人にもデメリットがあります。
7. 他人に期待しないメリットは、傷つかない
他人に期待をしなければ、裏切られる事もありません。
安易な予想をしなければ、外れる事もないからです。
他人に期待をすると、期待をした人も期待外れに終わった事に傷つきますが、期待された方も、期待に応えられなかった事に傷つくのです。
このようにちょっとした期待が、たくさんの人を傷つけてしまいます。
他人に期待をする事を止めれば、世の中から傷つく人が減り、少しだけ明るい世の中になるかもしれません。
8. 他人に期待しないメリットは、サプライズプレゼントがもらえる
付き合っている男女が、クリスマスの日にプレゼントを期待しなくなったらどうなるでしょうか。
もしプレゼントをもらえなくても、ガッカリしません。
相手の事を嫌いになったり、憎んだりして、恋愛関係にひびが入る事もなくなります。
それ以上に、プレゼントをもらった時の喜びが大きくなります。
どんなに小さなプレゼントでも、それは「サプライズプレゼント」になるからです。
他人に期待をしなければ、誰かにしてもらったすべての事が「サプライズ」になります。
電車の中で、席を譲ってもらったら、それもサプライズになります。
ボーナスは、その場を走り回りたくなるようなサプライズになるでしょう。
このように期待をしなくなれば、当たり前の事をされてもサプライズ演出をされたように嬉しく感じるようになります。
9. 他人に期待しないメリットは、自分で解決する能力が身につく
勤務時間内に仕事が終わりそうにない時、「誰かが手伝ってくれるだろうと」同僚に期待する人もいるでしょう。
しかし気が付いたら誰もいなくなっていて、一人で残業をするはめになった時は、かなりの苛立ちを感じるはずです。
また、もし期待通りに誰かが手伝ってくれたとしたら、同じような状況になった時に同じように「手伝ってもらえるだろう」と期待します。
こうしていつまで経っても、自分ひとりで勤務時間内に仕事ができない人になってしまいます。
始めから他人に期待しなければ、勤務時間内に仕事を終わらせるよう、自分なりに工夫をしたり、作業効率を高める努力をしたはずです。
他人に期待しなければ、自分で解決する能力が身につきます。
10. 他人に期待しないメリットは、他力本願にならない
他人に期待する時、前向きな期待ばかりとは限りません。
他人の失敗を期待する事もあります。
例えば会社で出世するためには、同期との出世争いに勝たなければならないかもしれません。
他人に期待しなければ、自分の能力を高める事に集中して、結果的にかなりの実力を付ける事ができたはずです。
一方で「ライバルの失敗」に期待をする人もいます。
ライバルが仕事や人間関係でミスをすれば、消去法で自分が出世するという考え方です。
ライバルの失敗を期待する人は、成功するための努力をしません。
もし期待通りにライバルが失敗したとしても、後輩に抜かれてしまい、出世街道から外れてしまう可能性が高いです。
他人に期待をしなければ、他力本願にならず、自力で物事を達成しようと思えます。
11. 他人に期待しない方法は、依存心を捨てる
他人に期待する人は、「依存心」を強く持っている可能性があります。
例えば専業主婦をしていて、全く働く気がない女性は、旦那さんがすべての生活費を稼ぐ事を期待しています。
実際に「期待している」と口に出さなくても、この女性には働く気がないのですから、期待しているのと同じ事になります。
このように誰かに依存しながら生活を送っている人は、誰かに期待をしないわけにはいきません。
一方で専業主婦をしていても、将来代わりに働くための準備ができている人は、旦那さんに経済的な援助を期待せずに暮らせます。
もし、旦那さんが稼げなくなっても、裏切られたと思わずに、代わりに働きに行くでしょう。
誰か依存している人、依存心が強い人は、自立しましょう。
自立すれば他人に期待する必要がなくなります。
12. 他人に期待しない方法は、他人をあてにしない
何かを始める時に、無意識的に誰かの手伝いを期待する人がいます。
大掃除を始めた夫が、妻や子供が手伝わない事に腹を立てて急に怒りだすのは、このような心理状態からです。
夫は勝手に大掃除を始めたのに、妻や子供が手伝うと期待していのです。
もし夫が他人をあてにせず、自分一人で大掃除をしようと思ったら、もっと計画的に行ったはずです。
手伝いが必要なら、手伝ってもらう範囲を決めて、事前に交渉して了承を得る事もできたでしょう。
このように何かを始める時に、他人をあてにしなければ、物事はスムーズに運びます。
怒ったり、他の人に嫌な思いをさせずに済むのです。
13. 他人に期待しない方法は、余裕を持つ
何事にも余裕があれば、他人に期待せずに済みます。
例えば貯金がたっぷりある人は、自分の貯金で好きな物を購入する事ができます。
一方でお金に余裕がない人が、高い物を購入しようと思うと、貯金以外の何かに期待しなくてはならなくなります。
子供なら、お小遣いや、お年玉などの臨時収入を期待するでしょう。
大人ならボーナスを期待するかもしれません。
しかし事情があってお年玉がもらえなかったり、ボーナスがでなかったりすると、親や会社を恨んだり、落ち込んだりします。
借金を抱えてしまう人もいるでしょう。
もし貯金が十分あれば、ボーナスを期待する事も、落とし玉を期待する事もありませんでした。
親や会社を憎む事も、落ち込む事もありませんでした。
余裕さえあれば、他人に期待せずに済む例はたくさんあります。
14. 他人に期待しない方法は、何より気持ちに余裕を持つ
例えば、会社に行くギリギリの時間に家を出れば、「ちょうど良いタイミングでバスが来る事」を期待するかもしれません。
最寄駅から会社に向かう歩道が、空いている事を期待するかもしれません。
また遅刻した事を他人にばれない事を、期待するかもしれません。
遅刻がばれたら、上司が怒らない事を期待するかもしれません。
これらの期待は、すべて裏切られるかもしれません。
そして激しく落ち込んだり、世の中や上司を恨む事になるかもしれません。
しかし、もし時間に余裕を持って家を出ていたら、上記の全ての期待をする必要が無かったはずです。
期待が裏切られる事もなく、穏やかな一日を過ごせた可能性が高いです。
他人に期待しないためには、何よりも気持ちに余裕を持つ事が大切です。
余裕を持った行動を心掛ければ、他人に期待する事もすくなくなるでしょう。
まとめ
他人に期待する事には、デメリットが多く、自分を幸せから遠ざけてしまいます。
今日から、他人に期待するのをやめましょう。
他人に期待をしなくなれば、気分よく暮らせるようになりますし、目標達成に必要な実力もつくでしょう。
素敵な毎日があなたの目の前に開けてくるはずです。
人はなぜ他人に期待してしまうのでしょうか。
そして他人に期待すると、どのようなデメリットがあるのでしょうか。
- 他人に期待するとは?
- 他人に期待してしまうは当たると思い込んでいる予想
- 他人に期待するデメリットとして、期待は過剰になりやすい
- 他人に期待するデメリットとして、過剰な期待は裏切られる
- 他人に期待するデメリットとして、落差が人を傷つける
- 他人に期待するデメリットとして、相手にプレッシャーを与える
- 他人に期待しないメリットは、傷つかない
- 他人に期待しないメリットは、サプライズプレゼントがもらえる
- 他人に期待しないメリットは、自分で解決する能力が身につく
- 他人に期待しないメリットは、他力本願にならない
- 他人に期待しない方法は、依存心を捨てる
- 他人に期待しない方法は、他人をあてにしない
- 他人に期待しない方法は、余裕を持つ
- 他人に期待しない方法は、何より気持ちに余裕を持つ
- まとめ
1. 他人に期待するとは?
他人に期待して裏切られて落ち込む…このような経験をした人は多いと思います。
それでは「他人に期待する」とは、どのような状態でしょうか。
例えば「誰かが何かをしてくれると予想する」これも期待の一種です。
「彼氏が誕生日にプレゼントをくれるという予想」は、彼に対する期待です。
結果的に彼氏がプレゼントをくれなかったら、「彼氏に裏切られた」となります。
または「ボーナスで車を買おう」と思っている男性がいるとします。
ただしボーナスは出るとは決まっていないので、この時点では「予想」に過ぎません。
しかしボーナスが出ないと、「裏切られた」と会社を恨んだりします。
2. 他人に期待してしまうは当たると思い込んでいる予想
上記の例のように、実際は裏切られたというよりも、予想が外れただけなのに傷つく人がいます。
そしてこのように期待は、自分勝手な予想である事が多いです。
当たるに違いないと思っている予想でも、予想に過ぎないので、外れる事もあります。
また、予想が外れて傷ついてしまうのは、その人の持つ「常識」も関係していそうです。
「誕生日に彼氏がプレゼントをくれるのは当たり前」、「ボーナスは出て当たり前」というその人の持つ常識が、裏切られたという気持ちを生んでいそうです。
他人に期待する人は、「常識」をもとに安易に予想をする人です。
その予想は自分に都合のいい予想ですし、その常識は世間一般から見て常識かどうかハッキリしていません。
常識は毎日のように変化しますし、世界で通用する常識は少ないです。
期待は予想に過ぎませんから外れる事もあります。
他人に期待する人は、期待の仕組みを知って、自分の他人に期待する気持ちを冷静に見るようにしましょう。
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