スピリチュアルで「ワンネス」というい言葉があります。
ワンネスを理解することで、他人と自分との距離が縮まったり、或いは自然や宇宙を体感することができます。
ワンネスについて紹介しますので、興味のある人は是非参考にして下さい。
- ワンネスとは
- ワンネスの考え方の根底となるものとは
- 魂の転生をワンネスで考える
- 共感できる心をワンネスで考える
- ワンネスに他人という考え方はない
- ワンネスを実際い感じる瞬間には
- ワンネスを体感する意味
- ワンネスを体感するには
- まとめ
1. ワンネスとは

ワンネスという言葉は英語からきていて、「ONE」に名詞形を表す「NESS」を付けたものです。
その意味通り「ひとつになること」「ひとつであること」です。
スピリチュアルにおいて、精神世界に境界はありません。
全てを自分のエネルギーとして捉えてあらゆることを感じ、自分の内面としていきます。
ワンネスはそのスピリチュアルの概念を表した言葉と言えるのです。
更には現在・過去・未来などの時間により区切られた世界も一つに考えることができます。
ワンネスを理解することで、あらゆる次元や空間を越えた世界と一体感を持つことができるのです。
2. ワンネスの考え方の根底となるものとは

ワンネスの考え方の根底となるものは、宇宙の起源です。
大昔、宇宙はビッグバンにより膨張してできた空間だと言われています。
それではそれ以前は、この世界にあるものはどうだったのでしょう、1つの点として凝縮されていたもので、細胞も分子も原子も全て一つのものだったことになります。
この世の目に見えるモノ全て、人も動物も、植物も好物も、あなたも私も、元々は1つの「何か」だった訳です。
ここで「私」について考えてみましょう。
私というのは2人称であり、つまり誰か他人がいるからこそ成り立つ言葉です。
私を認識する為には、私以外の存在が必要で、しかも私とは違う個性を持っていることが大切です。
私とあなたが全く同じ外見だったら、私は私である理由が分からなくなってしまうでしょう。
人に個性があることにより、初めて私とあなたが成り立つのです。
しかし古来より、人はより自分が有利だと主張をしたり、ある時には協調性を重んじて自分を殺して人と合わせようとしてしまいます。
その中で、「自分は人とは違うのだ」と強く感じる様になり、自我が強く芽生えてしまいます。
人間関係で問題が起きたりするのは、私という存在を守ろうとして、それ以外の存在を否定しようとしたり、自分の方が優れていると認めて貰おうとするからです。
そしてそれはワンネスの概念とは真逆に向かった行動となるのです。
ワンネスとは「全てのものがひとつであると理解すること」です。
人がありのままの姿でいることに対して幸せを感じ、他人との違いについて羨望や嫉妬、コンプレックスを抱くことはない状態です。
ワンネスを体験することで、人は自分、自分は人という考え方が理解できるので、他人と自分の間に線引きをすることなく、お互いの存在を自然に受け入れることができるのです。
3. 魂の転生をワンネスで考える

人には輪廻転生というものがあります。
人は天上と地上とで生まれ変わりを繰り返してきている、という考え方です。
一度人に生まれたら、永久に人に生まれ変わる訳ではありません。
ある時は天上で魂として待機をしたり、ある時には地上で動物や草木に生まれ変わるのです。
魂さえあれば、転生として宿る姿は何になるのか分からないという訳です。
これがワンネスの考え方に由来しているものです。
全てのものがひとつである訳ですから、何に生まれ変わってもその魂は存在できるのです。
デジャブという言葉があるのをご存知でしょうか。
初めて訪れる場所なのに、何だか懐かしさを感じたり、中には細かい場所について何故か知っていたりする人もいます。
また、初めて会う人なのに何故か親近感があったり、「この人とならうまくやれる」と直感的に感じることもあります。
これも、自分と世界を創造しているものが同じものであるという証拠なのです。
4. 共感できる心をワンネスで考える

人には他人の喜びや悲しみを傾聴して共感するという性質があります。
人が嬉しそうにしていると自分まで心が弾んだり、悲しみに暮れていると自分まで涙が出てしまうことがあるでしょう。
また、友達同士が争っていると、どちらの味方もできずに心が痛む思いをします。
他人に共感できるのは、それぞれの魂が元々は1つだったことによるもので、正にワンネスの考え方です。
5. ワンネスに他人という考え方はない

上記がワンネスの概念ですが、「他人を理解すること」とは違います。
最初に述べましたが、「私」が存在するのは「あなた」がいるからで、あなたを理解するのがワンネスではないのです。
ビッグバンで魂が分裂するまでは、私とあなたという区別はありませんでした。
ですから、他人を理解するということ自体、私とあなたが存在していることになり、ワンネスの概念とは違うのです。
ワンネスは、私でありあなたであるという一体化を感じることです。
「あなたの喜び」や「私の悲しみ」ではなく、全てが一つだった時の状態に戻る意識のことなのです。
喜びや悲しみ、優しさや苦しみなどの感情も含めて、理解するのではなく同じ様に受け入れることがワンネスなのです。
6. ワンネスを実際い感じる瞬間には

ワンネスを実際に感じる瞬間は、誰もが経験している筈です。
自分では気づかかないワンネスには以下のものがあります。
6-1. 自然と一体化した時

よく旅行で景色の良い場所に出かける人もいるでしょう。
海や山、渓流など、大自然が好きで良く行く人は、そこでリラックスした気持ちなりますね。
大自然を感じて、呼吸が楽になり、酸素を思う存分吸いこんで気持ち良いと感じる筈です。
遠出をしなくても、朝日がキレイに差し込んでくる風景や、公園を散歩していて木々の緑が美しく輝いていたりなど、自然は人を包み込んできます。
その時に、自然と波長が合い、呼吸がスィッと深くなる瞬間があるのではないでしょうか。
おそらくほんの1秒にも満たない瞬間ですが、気持が引き込まれて何も考えられない瞬間がある筈です。
それがワンネスで、誰でも感じることができます。
ワンネスというのは、難しい瞑想をして起こるものではなく、自然に引き込まれるものです。
自分の魂があるべき場所を求めていて、自然界にある様々な魂や気などと共鳴して、一体化する瞬間と言えます。
6-2. 自分の心と身体が一体化した時

ワンネスと言うのは、他人や自然と一体化することだけではありません。
人は心と身体が分離し易い存在です。
心では新しいことをしたい思っていても、身体が自然と今までの慣例に従って行動してしまい、結局いつもと同じ行動をしてしまうこともあります。
また逆に、心ではやりたくないと思っていても、身体が勝手に反応してしまう様なこともあるでしょう。
会社ではその様に行動せざる負えない場面も多くある筈です。
その様な時に、心と体を一体化させることでワンネスを感じることができます。
どの様な瞬間かは人それぞれですが、お風呂に浸かっている時や、夜ベッドに入った時、或いは充実した趣味の時間を過ごしている時などに、身体の奥から「幸せだな」という声なき声が聞こえてくることはないでしょうか。
頭で理解しているのではなく、今正に自分が感じたことを素直に表現していることが自分で分る、それがワンネスの状態です。
6-3. 現実以外の世界と一体化した時

今自分が生きている世界は永遠に続くのですが、人は誰でも死ねばこの世界から離れなくてはなりません。
しかしそれでもその世界は地球上に存在しています。
今自分からは見えないだけで、現在・過去・未来・あの世など、あらゆる次元の世界が存在しているのです。
しかし地球はたった一つであり、自分も一人です。
どの次元の世界にいようとも、自分は一人、地球は一つなのです。
そして地球上にあるものは全て地球の一部であり、その地球は宇宙の一部です。
つまり、全てのものが宇宙に帰依していることになるので、現実の世界も、それ以外の世界も同じものなのです。
誰かが感じている世界、あなたが感じている世界は皆一つ、これもワンネスです。
7. ワンネスを体感する意味

上記の様に、人はあらゆる状態でワンネスを体感することができます。
しかしいちいち他人の魂を取り込んで、辛さや悲しさまで一体化させるのは嫌だと思う人もいるでしょう。
ワンネスを体感して理解するのは、今の自分にとってお得な訳ではありません。
ワンネスは、魂の質を向上させる効果があるのです。
人の辛さを理解するのではなく、自分の中に取り込んで考えれば、同情や優越感などから人を援助することはなくなります。
自然に身体が動く様になり、「私はあなた、あなたは私、だから人を助ける」という考え方になるでしょう。
魂の質が向上すると、現世ではなく来世に良い影響を与えます。
より徳を積むことで、良いエネルギーを貯めることができて、形あるものから魂だけの存在になれるのです。
分りやすく言えば、人や動物、草木や物質に転生するのではなく、魂として天上界でドンドン浄化されていけるのです。
天上界では人と他人の区別はなく、物質的なものはなにもありません。
最もワンネスに近い状態の世界であり、宇宙と一体化しているという説もあるのです。
8. ワンネスを体感するには

そうは言うけれどもまだワンネスが良く分からない、ここで一度体感してみたいと言う人もいるでしょう。
その様な人の為に、ワンネスを体感できる方法を紹介します。
ワンネスを体感するには、一人で静かになれる場所を選びます。
夜寝る前に布団に入った時がおすすめです。
目を閉じて、ゆっくりと腹式呼吸をおこないます。
次に、自分の頭から内面に入り込むイメージをします。
「リラックスしている」「手足がだるい」「悩みが解決しなかった」など、感じたことに対して自分の意識を合わせます。
ラジオの周波数を合わせるイメージだと行い易くなります。
その意識を宇宙に届けるイメージをして下さい。
宇宙に自分の意識が届くと、頭がぼぅっとする瞬間があります。
それがワンネスで、中にはそのまま眠りに入ってしまう人もいます。
これはあくまで意識して行っているものですが、普段から宇宙には地球上の70億人もの思念が飛び交っています。
この思念も合わせて宇宙と一体化を感じて下さい。
まとめ

ワンネスは難しく考えている人もいますが、「結局は全てが1つ」という考え方です。
スピリチュアルな概念ですが、普段の生活に生かせばより豊かな毎日が送れる様になるでしょう。
言葉で説明するのは難しいので、自分で様々な場面で魂が一体化できる瞬間を実感するのが一番です。
スピリチュアルで「ワンネス」というい言葉があります。
ワンネスを理解することで、他人と自分との距離が縮まったり、或いは自然や宇宙を体感することができます。
ワンネスについて紹介しますので、興味のある人は是非参考にして下さい。
1. ワンネスとは

ワンネスという言葉は英語からきていて、「ONE」に名詞形を表す「NESS」を付けたものです。
その意味通り「ひとつになること」「ひとつであること」です。
スピリチュアルにおいて、精神世界に境界はありません。
全てを自分のエネルギーとして捉えてあらゆることを感じ、自分の内面としていきます。
ワンネスはそのスピリチュアルの概念を表した言葉と言えるのです。
更には現在・過去・未来などの時間により区切られた世界も一つに考えることができます。
ワンネスを理解することで、あらゆる次元や空間を越えた世界と一体感を持つことができるのです。
2. ワンネスの考え方の根底となるものとは

ワンネスの考え方の根底となるものは、宇宙の起源です。
大昔、宇宙はビッグバンにより膨張してできた空間だと言われています。
それではそれ以前は、この世界にあるものはどうだったのでしょう、1つの点として凝縮されていたもので、細胞も分子も原子も全て一つのものだったことになります。
この世の目に見えるモノ全て、人も動物も、植物も好物も、あなたも私も、元々は1つの「何か」だった訳です。
ここで「私」について考えてみましょう。
私というのは2人称であり、つまり誰か他人がいるからこそ成り立つ言葉です。
私を認識する為には、私以外の存在が必要で、しかも私とは違う個性を持っていることが大切です。
私とあなたが全く同じ外見だったら、私は私である理由が分からなくなってしまうでしょう。
人に個性があることにより、初めて私とあなたが成り立つのです。
しかし古来より、人はより自分が有利だと主張をしたり、ある時には協調性を重んじて自分を殺して人と合わせようとしてしまいます。
その中で、「自分は人とは違うのだ」と強く感じる様になり、自我が強く芽生えてしまいます。
人間関係で問題が起きたりするのは、私という存在を守ろうとして、それ以外の存在を否定しようとしたり、自分の方が優れていると認めて貰おうとするからです。
そしてそれはワンネスの概念とは真逆に向かった行動となるのです。
ワンネスとは「全てのものがひとつであると理解すること」です。
人がありのままの姿でいることに対して幸せを感じ、他人との違いについて羨望や嫉妬、コンプレックスを抱くことはない状態です。
ワンネスを体験することで、人は自分、自分は人という考え方が理解できるので、他人と自分の間に線引きをすることなく、お互いの存在を自然に受け入れることができるのです。
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