殻にこもる人に共通する特徴は、どのようなものでしょうか。
また殻にこもりやすい性格、さらに殻を破るためのヒントを紹介します。
- 殻にこもるとは?
- 殻にこもる人の心理や原因
- 殻にこもりやすい人の性格
- 殻を破る方法
- まとめ
1. 殻にこもるとは?
殻にこもる状態とは、精神的、肉体的な「引きこもり状態」といえます。
本当に外出できなくなってしまったら、肉体的な引きこもりですし、外出はできても、他人とのコミュニケーションをシャットアウトしてしまったら精神的な引きこもり状態といえます。
学校に全然行かない学生や、学校に行っても友達と全く話をしない学生も、殻にこもる状態といえます。
普通に社会生活を送る事ができても、仕事が終わったらすぐに帰ってしまい、職場の飲み会や社内イベントにまったく参加しない場合も、軽度の殻にこもった状態といえるでしょう。
殻に引きこもっている時、他人とのコミュニケーションの問題を抱えています。
他人と一緒にいる時間が辛い時、一人でいる方が幸せだと感じる時、人は殻にこもる事になります。
2. 殻にこもる人の心理や原因
殻にこもる人は、内面にどのような問題を抱えているのでしょうか。
殻にこもっている人の心理状態は、どのような状態になっているのでしょうか。
殻にこもる人の心理や原因を解き明かしていきましょう。
2-1. 疲れている
殻にこもる人の心理に共通するのが「疲れている」という事です。
他人とコミュニケーションをすると、疲れてしまうのです。
特に込み入った話をしたり、ディベートの様な熱い話し合いをするのではなく、日常会話を少しするだけでも強い疲労感を覚えてしまいます。
誰かと一緒にいる時に「楽しい」「勉強になる」などと思いながら、一方で「早く一人になりたい」「家に帰りたい」と思っています。
その一方で、一人で家にいる時などは、何時間連続で読書をしても、ゲームをしても、勉強をしてもそれほど疲れません。
このように、他者と触れ合うと以上に疲れてしまう人は、殻にこもりやすくなります。
2-2. エネルギーをチャージしたい
人と触れ合って疲れてしまうと、エネルギー切れを起こしてしまいます。
他人と一緒にいるとエネルギーが切れて行く人は、長い時間コミュニケーションを取る事ができません。
そしてエネルギーをチャージするためには、一人の時間を作る必要があります。
学校の友達に囲まれて、エネルギー切れを起こしそうになったら、輪を離れて屋上などに行き、ボーっとするとエネルギーがチャージできるという人もいます。
突然無口になって、自分の世界に入ってしまう人もいます。
子のような人は殻にこもってエネルギーをチャージしています。
2-3. 失敗したくない
人間関係で失敗をしてトラウマになってしまった人は、二度と失敗したくないと強く願っています。
そのため、似たような失敗をしそうな状況になったら、その場を離れて殻にこもります。
体育祭で恥ずかしい思いをした経験がある人は、次の年の体育祭は、仮病を使って家に引きこもったりします。
バイトで失敗をした人は、似た状況になった途端、バイトを辞めてしまいます。
このように失敗したい気持ちが強すぎる人は、人の輪から離れて、殻にこもります。
殻にこもり嵐が過ぎ去るのを待つような状態です。
2-4. 嫌われるなら人と会いたくない
過去に人間関係で失敗した事がある人や、自分に自信がない人は、人を好きになるのが苦手になります。
どんなに周囲の人に受け入れられていても、「次の瞬間に嫌われるかもしれない」と考えてしまいます。
例えば初めての飲み会で、とてもいい感じで友達に溶け込めたのに、次の飲み会をドタキャンしてしまうような人がいます。
なぜ殻にこもるかといえば、「本当の自分がばれたら、嫌われるに違いない」と思ってしまうからです。
自分に自信がないと、いい感じになれたのは「まぐれ」と思ってしまい、「まぐれは二度続かない」と考えます。
そのため、いい関係が築けそうなのに、殻にこもってしまうのです。
2-5. 人と会うのが怖いと思う
対人恐怖症のような状態になっている人は、人と会うのが怖いので殻にこもります。
過去のトラウマや、自己評価の低さなど、いろいろな理由で人と会うのが怖くなり、家から出れなくなる人もいます。
すでになぜ人と会うのが怖いのかすらわからず、とにかく人と会おうと思うと大量に汗をかいたり、身体が硬直してしまい、本人も困っています。
このような状態になると、殻の中に引きこもり続ける事になりかねません。
専門的な医療行為などを受診して、心の状態を良い方向に向けて行く必要があるでしょう。
3. 殻にこもりやすい人の性格
誰でも殻にこもってしまう可能性はありますが、特に殻にこもりやすい人がいます。
そこで殻にこもりやすい人の性格の特徴を見て行きましょう。
3-1. 内向的な人
関心が外向きではなく、内向きに向かっていく「内向的な人」は、殻にこもりやすいです。
ただし内向的な人が内向きになるのは、ネガティブな現象とはいえません。
自分一人の世界に浸り、頭の中に浮かぶイメージを遊ばせて、創作活動をする人も内向的なタイプの人が多いからです。
芸術家や小説家などは、殻にこもる、一人だけの時間がどうしても必要になります。
時には1週間以上、部屋にこもって誰にも会わずに創作活動をする人もいます。
このような創造的な理由で殻にこもる行為は、誰も心配する必要がないでしょう。
創作を終えれば、仲の良い人ときちんとコミュニケーションを取れるはずです。
ここまで極端でなくても、内向的な人は、一人の時間を大切にします。
もし彼氏や彼女が内向的な人だった場合、そっとしておく事も大切になるでしょう。
3-2. 一人でいるのが楽しい人
一人でいるのが楽しいため、気が付くと殻にこもって一人遊びをしている人もいます。
読書や映画鑑賞などは、自分一人でも楽しめる趣味です。
いちばん好きな事が、一人遊びの範疇に入っている場合は、どうしても殻にこもりがちになります。
ゲーム廃人と呼ばれる人のように、本来は一人遊びをしていただけなのに、どっぷり世界観に入り込みすぎて、抜け出せなくなる事もあります。
このようなケースを除けば、一人遊びを楽しんでいる人は、それほど心配する必要がないでしょう。
大勢で遊ぶ必要があるゲームが好きになれば、きっと殻を破り、外の世界に出てくるでしょう。
3-3. プライドが高い人
プライドが高い人の中には、現状に満足できなくて殻にこもる人がいます。
例えば志望大学に落ちて、一流大学ではなく三流といわれるような大学に通い始めた途端、昔の友達と会わなくなる人がいます。
自分の輝いていた頃を知っている友達に、三流大学に通っている自分の姿を見せたくないという、プライドの高さが原因の行動です。
また通っている大学にいる同級生を下に見るため、友達になろうとせずに、孤立してしまいます。
悪質な形の殻のこもり方ですので、今後が心配な人です。
なるべく変なプライドを捨てて、学生時代を楽しみ、良い将来を築くために前向きに歩むべきでしょう。
3-4. 完璧主義な人
完璧主義な人は、自分の準備がそろわないと、外出したくないと思ってしまいます。
例えば朝、髪型のセットが上手にできないと、「こんな髪型で外出するなら、家にいた方がマシだ」と感じてしまいます。
そして本当に外出せずに、会社や学校を休んでしまいます。
本当なら、どんな髪型でも会社や学校に行った方がいいに決まってますが、完璧主義の人はそうは考えません。
完璧か、何もしないかの二択だからです。
完璧主義な人は、人生のどこかの段階で、完璧にできなくなり、殻にこもる事になりやすいです。
早い段階で完璧主義を捨てるべきでしょう。
4. 殻を破る方法
殻にこもっていて、なかなか外に出られなくて悩んでいる人がいるかもしれません。
そこで殻を破る方法を、いくつか紹介します。
どれか一つを実践するだけで、劇的に行動に変化が出るかもしれません。
4-1. 自信を回復する
誰かと会うと、嫌われてしまいそうだと感じている人は、自信喪失している可能性が高いです。
大きなトラウマがある人は、トラウマを消し去る必要があります。
基本的には休息を取り、体と心を休ませる必要があります。
しかし長く休みすぎると、殻から出られなくなりますので、ある程度時間が過ぎたら、立ちあがるようにしましょう。
ノートなどに自分の長所を書いて、「意外と自分もいけている」という事を思い出してみましょう。
子供の頃から今までに、自分が達成した事を箇条書きにすると、人と会って嫌われる要素が少ない事に築くでしょう。
4-2. エネルギーをチャージする
人と会って疲れ果ててしまい殻にこもってしまった人は、エネルギーチャージをする必要があります。
一人だけでのんびりできる場所や、温泉やリゾート地などでゆっくりするとエネルギーがチャージされるかもしれません。
動物が好きな人は、動物と戯れたり、一人で音楽を聴くのが好きな人はそうしましょう。
殻を破って外に出た後も、手軽にエネルギー補給ができる方法を知っておきましょう。
トイレで音楽を聴くとか、落ち着く喫茶店でしばらく過ごすとか、緑が多い公園にレジャーシートを敷いて良くなるなど、自分に合った方法を探して実践しましょう。
すると人と会いながら、ちょっとした時間をエネルギーチャージに充てて、元気に毎日を過ごす事ができるようになります。
4-3. 不安を消す
何か不安があると、人は活動的になれません。
不安は消した方がベターです。
不安な時は、自分が感情的になって客観性を失っている時です。
客観的になって不安を見れば、「まだ起こっていない予想」にしか過ぎないからです。
「自分はこんなネガティブな予想をしてるな」と、客観的に見る事ができれば、それで不安は消えてしまうでしょう。
客観性を持って内面を見るために、深呼吸をしてみましょう。
深呼吸をしながら、自分の吐く息と吸う息に、意識を集中してみましょう。
そうしているうちに、モヤモヤした思考が浮かび上がってきますので、注目します。
客観的に思考を見る事ができれば、その瞬間に不安は消え去ってしまうはずです。
定期的に不安を消して行くと、いつも心の中がスッキリした状態で過ごせるようになります。
心がスッキリしたら、殻を破って外に出る気持ちになれるでしょう。
4-4. 他人と一緒にしたい事をみつける
一人遊びが好きで、殻にこもりがちな人は、外に楽しい事をみつけると、殻を破って出たくなります。
誰かと一緒にしていたい楽しい事を探しましょう。
スポーツが好きな人は、草野球をしたりゴルフをしましょう。
スポーツはみんなで楽しむものなので、殻を破るきっかけになります。
音楽が趣味の人は、好きなアーティストのライブに行ってみましょう。
ライブ会場で出会った人と盛り上がり、人と触れ合うのが楽しくなるかもしれません。
趣味を通して知り合った人同士なら、エネルギーを浪費せずに、チャージしながらコミュニケーションを取れるかもしれません。
4-5. 計画を立てる
何か計画を立てると、目標を達成するために夢中になり、殻を破るきっかけになります。
例えば俳優になるという夢があるとしたら、いつまでも殻にこもっているわけにはいきません。
外に出てたくさんの人と触れ合って人間観察をしたり、劇団に入って演技について学んだりするでしょう。
大きな計画、ワクワクする計画の前では、「外に出たくない」「人と会うと緊張する」という問題は、小さな問題になります。
それよりも計画を通じて大きな目標を達成する事に、気を奪われるからです。
意識が自分ではなく外に向くため、殻を破りやすくなります。
4-6. とにかく外に出る
殻にこもっている人は、殻にこもり続ける理由や、外に出ると危険な理由などを考えすぎて、頭でっかちになっているかもしれません。
そこで何も考えず、取りあえず外に出てみましょう。
「近くのコンビニでジュースを買う」でもいいですし、「雑誌に出ていた、都内のパン屋さんでパンを買う」でもいいので、ちょっとした目的を決めて、取りあえず外に出てみましょう。
外の世界には、殻にこもっていた頃には見えないような、素晴らしい世界が広がっているはずです。
外に出た事がきっかけで、外に出る素晴らしさを知る事になるかもしれません。
何も考えず、気合一発で、外出してみましょう。
まとめ
殻にこもりがちな人は、そもそも内向的な性格の人、さらには後天的なトラウマがキッカケの人など様々です。
殻を破れなくなってしまった人は、紹介した殻を破る方法を実践してみましょう。
もし殻を破って外の世界に飛び出してくれたら幸いです。
殻を破って広い世界に躍り出て、新鮮な空気を胸いっぱいに吸い込みましょう
殻にこもる人に共通する特徴は、どのようなものでしょうか。
また殻にこもりやすい性格、さらに殻を破るためのヒントを紹介します。
1. 殻にこもるとは?
殻にこもる状態とは、精神的、肉体的な「引きこもり状態」といえます。
本当に外出できなくなってしまったら、肉体的な引きこもりですし、外出はできても、他人とのコミュニケーションをシャットアウトしてしまったら精神的な引きこもり状態といえます。
学校に全然行かない学生や、学校に行っても友達と全く話をしない学生も、殻にこもる状態といえます。
普通に社会生活を送る事ができても、仕事が終わったらすぐに帰ってしまい、職場の飲み会や社内イベントにまったく参加しない場合も、軽度の殻にこもった状態といえるでしょう。
殻に引きこもっている時、他人とのコミュニケーションの問題を抱えています。
他人と一緒にいる時間が辛い時、一人でいる方が幸せだと感じる時、人は殻にこもる事になります。
2. 殻にこもる人の心理や原因
殻にこもる人は、内面にどのような問題を抱えているのでしょうか。
殻にこもっている人の心理状態は、どのような状態になっているのでしょうか。
殻にこもる人の心理や原因を解き明かしていきましょう。
2-1. 疲れている
殻にこもる人の心理に共通するのが「疲れている」という事です。
他人とコミュニケーションをすると、疲れてしまうのです。
特に込み入った話をしたり、ディベートの様な熱い話し合いをするのではなく、日常会話を少しするだけでも強い疲労感を覚えてしまいます。
誰かと一緒にいる時に「楽しい」「勉強になる」などと思いながら、一方で「早く一人になりたい」「家に帰りたい」と思っています。
その一方で、一人で家にいる時などは、何時間連続で読書をしても、ゲームをしても、勉強をしてもそれほど疲れません。
このように、他者と触れ合うと以上に疲れてしまう人は、殻にこもりやすくなります。
2-2. エネルギーをチャージしたい
人と触れ合って疲れてしまうと、エネルギー切れを起こしてしまいます。
他人と一緒にいるとエネルギーが切れて行く人は、長い時間コミュニケーションを取る事ができません。
そしてエネルギーをチャージするためには、一人の時間を作る必要があります。
学校の友達に囲まれて、エネルギー切れを起こしそうになったら、輪を離れて屋上などに行き、ボーっとするとエネルギーがチャージできるという人もいます。
突然無口になって、自分の世界に入ってしまう人もいます。
子のような人は殻にこもってエネルギーをチャージしています。
2-3. 失敗したくない
人間関係で失敗をしてトラウマになってしまった人は、二度と失敗したくないと強く願っています。
そのため、似たような失敗をしそうな状況になったら、その場を離れて殻にこもります。
体育祭で恥ずかしい思いをした経験がある人は、次の年の体育祭は、仮病を使って家に引きこもったりします。
バイトで失敗をした人は、似た状況になった途端、バイトを辞めてしまいます。
このように失敗したい気持ちが強すぎる人は、人の輪から離れて、殻にこもります。
殻にこもり嵐が過ぎ去るのを待つような状態です。
2-4. 嫌われるなら人と会いたくない
過去に人間関係で失敗した事がある人や、自分に自信がない人は、人を好きになるのが苦手になります。
どんなに周囲の人に受け入れられていても、「次の瞬間に嫌われるかもしれない」と考えてしまいます。
例えば初めての飲み会で、とてもいい感じで友達に溶け込めたのに、次の飲み会をドタキャンしてしまうような人がいます。
なぜ殻にこもるかといえば、「本当の自分がばれたら、嫌われるに違いない」と思ってしまうからです。
自分に自信がないと、いい感じになれたのは「まぐれ」と思ってしまい、「まぐれは二度続かない」と考えます。
そのため、いい関係が築けそうなのに、殻にこもってしまうのです。
2-5. 人と会うのが怖いと思う
対人恐怖症のような状態になっている人は、人と会うのが怖いので殻にこもります。
過去のトラウマや、自己評価の低さなど、いろいろな理由で人と会うのが怖くなり、家から出れなくなる人もいます。
すでになぜ人と会うのが怖いのかすらわからず、とにかく人と会おうと思うと大量に汗をかいたり、身体が硬直してしまい、本人も困っています。
このような状態になると、殻の中に引きこもり続ける事になりかねません。
専門的な医療行為などを受診して、心の状態を良い方向に向けて行く必要があるでしょう。
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