イクメンという言葉をよく耳にします。
イクメンとは、育児メンズ、つまり、育児を愛するパパのことです。
しかし、これと似た言葉で「似非イクメン」という言葉もあります。
果たしてその意味とは何でしょう。
- 似非イクメンとは?
- 似非イクメンの人の特徴
- 似非イクメンの心理
- イクメンと似非イクメンの違い
- 似非イクメン脱出するコツ
- まとめ
1. 似非イクメンとは?
似非イクメンとは、イクメンと言葉が非常に似ていますが、意味は全くいっていいほど異なります。
イクメンが育児をこよなく愛し、愛する我が子を一生懸命に子育てするパパだとしたら、似非イクメンは育児を愛しておらず、しかし、イクメンパパという称号が欲しくて自分のステータスを高めるために育児をするパパのことです。
言ってみれば、勘違いイクメンパパとでもいうのでしょうか。
本来の愛する我が子のための育児が、いつの間にか、自分の人間性を高めるための手段として育児を選択しているパパです。
世間の目や奥さんからの目を気にして、育児をしているパパが似非イクメンだといえます。
2. 似非イクメンの人の特徴
似非イクメンの人の特徴についてみていきましょう。
2-1. SNSで自分のイクメンぶりを自慢する
SNSで自分のイクメンぶりを自慢するは似非イクメンである確率が非常に高いです。
SNSを見て「この人は本当にイクメンだな」と感心しても、育児をしているのはこのときだけかもしれません。
なぜならば、本物のイクメンはわざわざ育児のことをSNSに挙げることがないからです。
本物のイクメンは、育児がごく当たり前のこととなっています。
それゆえに、わざわざSNSに発信するまでのないことだという認識が高いのです。
母親がSNSで育児をしているところを発信することはありません。
なぜならば、それはごく当たり前な日常の風景だからです。
非日常を感じる要素がないものに、人は心をときめかせ、SNSで発信しようとはしません。
SNSでイクメンぶりを発信している人は、それだけその人にとって日常なものではなく、新鮮さが強いということです。
イクメンぶりを自慢する行為も、その自慢をする行為の裏には、「なかなか父親がやらないことをわざわざしている俺」という思いがあってこそです。
本物のイクメンなら、「育児は父親も母親と共同ですべきもの」だと考えているので、自慢をすることはしないでしょう。
男性は育児をしないものという思いが根底にあるからこそ、こうした育児自慢が起きるのです。
2-2. 人前だけイクメン
家ではいつもゴロゴロしているのに、運動会や公園に入った時だけ、なぜだかはりきってイクメンを気取っているパパはいないでしょうか。
残念ながら、こうしたパパは似非イクメンであるかもしれません。
人がいると、人の目を気にして育児をするパパは、誰がどう考えてもイクメンではありません。
イクメンと同じように子供と遊具で遊んでいても、その実態は違うのです。
似非イクメンが厄介なのは、人前だけイクメンを気取るところです。
人前では、しっかりとイクメンパパを演じるので、周りに高く評価されがちで、奥さんの大変さに気づいてもらえない可能性が大きいからです。
一番厄介なのは、義理の両親や自分の両親がきたときにイクメン面をしてしまうパパでしょう。
イクメンではないという姿を提示すれば、奥さんのフォローをしようと、両親も協力的になってくれますが、イクメンであることをアピールすると、大丈夫だろうと思って奥さんは放置されがちになります。
奥さんとしては、似非イクメンパパにイライラを募らせている人も多いことでしょう。
2-3. 子供ではなく自分が主体
似非イクメンは子供ありきの育児ではなく、自分ありきの育児となりがちです。
だから、子供のやりたいことよりも、自分のやりたいことを優先して遊んでしまいがちです。
例えば、子供が公園で遊びたいと言っているに、それを取りやめて、自分の趣味に付き合わせてしまうといったようなケースです。
釣りをしながら川で遊ばせたり、車好きなパパならドライブに連れて行ってあげるといったようなことです。
一見、良さそうな子供との遊びにとらえがちですが、たとえ子供が喜んでいたとしても、これはイクメンだとは言えません。
子供は喜んでいるように見えますが、心の奥には、自分のやりたかった思いがふつふつと残っています。
本物のイクメンパパは、しっかりと子供の心に寄り添って、子供が何をしたいのか、できる限りのことをしてあげようと思っています。
パパの都合でその子供の想いを取り消すことはありません。
また、パパが子供の想いを取り消してしまうと、「どうせ僕がいっても聞いてもらえない」などと思って、子供の自主性が失われていきます。
似非イクメンはこうした子供の自主性を失わせるという弊害を招きかねません。
2-4. 積極的に子供に関わろうとしない
似非イクメンは子供に積極的に関わろうとはしません。
子供が「パパ、遊んで」とせがんで仕方なく遊ぶ似非イクメンと、子供が何も言わなくても積極的に「これして遊ぼう」と関わってくれるパパには雲泥の差があります。
似非イクメンの場合、仕方なく子供と遊んでいるため、どこか子供に対して消極的で、いてもいなくても同じようなパパが多く見られます。
公園などにいって子供が砂遊びをしていても、一緒に山を作ったりせずに、公園のベンチなどに座り子供を傍観しています。
または、子供が危険なことをしていても、それに気付かず、スマホなどをいじっているから困りものです。
本物のイクメンパパは、子供と関わろうという意識が高いため、子供から目を離すということはあり得ません。
また、子供が呼んでいなくても、自らの意志で遊びに加わり、子供と一緒に遊ぶのが上手な傾向にあります。
2-5. 育児に波がある
気分屋でその日の気分で育児をするパパは似非イクメンだと言えるでしょう。
イクメンは育児をするパパであり、日頃から育児をするのが当たり前という認識で過ごしています。
だからこそ、たとえ自分の気持ちが育児をする気分でなくても、育児をしています。
もし、これが母親で「今日は育児をする気分ではないから育児をしない」などと言ったら、世間からバッシングを受けることでしょう。
子供は物ではありません。
生きている人間です。
だからこそ、気分が乗らないからといって育児をしないということがあってはいけないのです。
もし、「今日は育児の気分ではないから、一人にさせてくれ」というパパがいたら、それは似非イクメンだといえるでしょう。
ママの中には男性よりもバリバリに稼ぐキャリアウーマンはたくさんいます。
ですが、彼女たちは疲れてもなお、子育てを頑張っています。
育児をしなければ子供が死んでしまうので、「今日は育児の気分ではないから、一人にさせてくれ」などとは言わないでしょう。
帰宅後も子供の食事や世話に追われ、頑張っているのです。
育児に波があるパパは、どこか育児に対して甘えがあります。
人間を育てている認識が低いといっても過言ではないでしょう。
2-6. 子供よりも優先してしまう趣味がある
子供よりも優先してしまう趣味があるパパはであることが決定的です。
たとえ、日頃、イクメンを気取っていても、趣味を優先にスケジュールを立てているパパは似非イクメンでるといえるでしょう。
イクメンパパの特徴は、なんといっても子供を第一に考えているところです。
子供のスケジュールを埋めてから、趣味の時間をとることを考えます。
たとえ、趣味がやりたいとウズウズしても、イクメンなら子供を一番に考えてスケジュールをとってくれることでしょう。
子供のイベントそっちのけで、自分の時間を謳歌しようとするパパは、残念ながらイクメン失格といえます。
イクメンをしているようで、できていないパパだと言えるでしょう。
2-7. 育児が面倒臭いと思っている
残念ながら、育児を面倒臭いと思っているパパがいます。
そして、こうしたパパが育児をすると、似非イクメンになってしまいます。
パパが育児を面倒だと思っているのか、あるいは育児を楽しいと思っているのかは、育児をしている姿を見れば分かります。
育児を面倒に感じている似非イクメンは、子供との会話も少なく、子供と一緒にいても子供が一人で遊んでいることが多いです。
そして、子供自身もパパと一緒にいても笑顔が少ない傾向にあります。
イクメンの子供は、常にパパが遊んでくれるので、ハツラツとした笑顔で楽しそうです。
パパ自身も子育てに生きがいを感じている人が多く、見ている人もその姿に心が温まり、元気をもらうことでしょう。
2-8. 子供を怒ってばかり
似非イクメンは子供を怒ってばかりいる傾向にあります。
「自分の自由な時間を奪われた」「もっと他にやりたいことがあるのに…」「育児が面倒臭い」という想いがきっと強いからでしょう。
心にゆとりがなく、イライラを募らせ、子供を叱ってばかりのパパがいます。
こうしたパパははっきりといって迷惑以外のなにものでもありません。
大好きなパパと一緒に遊んでいるとウキウキしている子供にとって、非常に酷な環境だといえるでしょう。
子供はパパが大好きです。
それなのに、その大好きなパパから、怒られてばかりいては、子供も気が滅入ってしまうでしょう。
子供は自分の言うことは聞きません。
自分の気持ちに正直で、素直の自分の気持ちに反応して行動を起こします。
それが子供であるはずです。
それなのに、自分の心のゆとりのなさから、子供を叱ってばかりいては、子供は委縮してしまうことでしょう。
かえってパパと遊ぶことがストレスになってしまいます。
子供を怒ってばかりいるイクメンは似非イクメンだと言えます。
3. 似非イクメンの心理
似非イクメンの心理とはどういうものなのでしょう。
3-1. 父親として立派にイクメンをこなしている
不思議なことに、イクメンよりも似非イクメンの方が、父親として立派にイクメンをこなしているという自覚が高い傾向にあります。
というのも、似非イクメンは父親は育児をしなくてもよいものという想いが心のどこかにあるからです。
心の奥にそうした想いがあると、育児をしている自分はとてつもなく素晴らしい父親であるかのように感じてしまいます。
「世間ではこんなに育児に専念している人はなかなかいないだろう」などと思い、自分のイクメンぶりに心酔している人も多いでしょう。
しかし、本物のイクメンは、父親として立派にイクメンをこなしているという自覚はそこまで高くはありません。
育児とは当たり前のことだから、立派にイクメンをやって当たり前。
当たり前のことをしている自分を素晴らしい父親などと思うことはありません。
3-2. 完璧すぎる家事に妻も惚れ直すだろう
似非イクメンはとにかく、世間体を気にしながら育児をこなしている人が多いです。
それは奥さんも例外ではありません。
奥さんからの評価を気にして、完璧な育児をこなそうとするパパは少なからずいます。
こうした似非イクメンは、完璧に育児をしようとするあまり、融通がきかない人が多いので大変です。
例えば、子供に添加物が悪いと聞けば、無添加のものにこだわりを持ち、全てを無添加のものにしようとします。
奥さんもその行動に同意していれば問題ないのですが、そうではない場合、お金がかさむ行為なので、全て無添加のものにこだわりを持つ行為は迷惑になることがあります。
似非イクメンは、一人よがりの育児になりがちなので、もう少し、奥さんの育児法に寄り添う形で育児したほうがよい場合が多いです。
3-3. 子育てしている自分は素晴らしい
似非イクメンは常に「子育てしている自分は素晴らしい」という想いが見え隠れしています。
育児をしている自分は当然のことであり、決して素晴らしいことではありません。
しかし、似非イクメンにとって、育児は当たり前のことではないため、育児をするとこのような心理を抱きがちです。
子育てできている自分は素晴らしいではなく、子育てできている自分の環境に感謝すべきです。
世の中には、子育てしたくてもできないパパ、子供に会いたくても会えないパパもいます。
子育てできる環境にいることが、どれほど喜ばしいことであるのかを認識すべきです。
子育て出来ている自分を賛美するのではなく、その恵まれた環境に感謝できるように過ごしていきたいものです。
4. イクメンと似非イクメンの違い
イクメンと似非イクメンの違いについてみていきましょう。
4-1. 気まぐれな育児
似非イクメンの場合、父親は育児をそこまで頑張らなくてもよいものという想いがあるため、育児が気まぐれになりがちです。
自分のそのときの感情や忙しさなどによって、育児の一生懸命さにムラが出始めます。
実際に仕事が忙しい場合は仕方がありませんが、個人的な趣味などで忙しかったり、そのときの感情で子供に辛く当たってしまうようなパパは、イクメンだとは言えません。
どんなに忙しくても、子供に一言声をかけてあげる、ゆとりを持って接してあげられるパパこそが本物のイクメンです。
4-2. 子供の気持ちを汲んでいない
子供が「〇〇したい」といっても「時間がないからダメ」などとすぐに否定するパパは、似非イクメンかもしれません。
本物のイクメンなら、子供の命が危険に冒されない限り、子供の気持ちを汲んで一緒に遊びにとことん付き合ってあげるはずです。
時間がないからダメ、服が汚れるからダメなどと言ってしまうパパは、子供の気持ちを汲んで遊ぶことができていないかもしれません。
子供はパパと遊んでも消化不良で遊び終わることが多いでしょう。
4-3. SNSなどでイクメンぶりを猛アピール
SNSで発信している人の場合、子供の姿より自分の姿をアップしているパパはいないでしょうか。
あるいは子供の笑顔よりも自分のイケている写真をアップしているパパはいないでしょうか。
育児をしていることを自画自賛しているようなパパは、自分のことを周りからよく見てもらいたいという気持ちが強いため、SNSではこうした願望がよく現れてしまいがちです。
「育児をしている俺って最高」などと思っている人は、その姿が顕著にSNSNに現れて、結果、子供の可愛い姿よりも、育児をしている自分の格闘ぶりをあげていることになります。
本気で育児を楽しんでいる人は、まず子供の笑顔や子供の様子を映し出して文章へと書き残すはずです。
イクメンぶりをアピールしているどころか、自分の似非イクメンぶりを露呈させてしまっています。
5. 似非イクメン脱出するコツ
似非イクメン脱出するコツは何でしょう。
5-1. イクメンだと思わない
似非イクメンになりたくないのなら、自分をイクメンだと思うのは止めましょう。
似非イクメンは、自分がイクメンだと勘違いすることから痛いパパへの転落が始まります。
イクメンだと思わなければ、常に自分を謙虚な姿勢へと導き、子供ともっと深く関わろうと努力し続けるはずです。
本来の子育ての意義を見つけることができるでしょう。
また、自分はイクメンではないという想いは、もっと子供と積極的に関わらなくてはという想いを生み出すはずです。
自分はイクメンだと胡坐をかいているようでは、いつしか似非イクメンになってしまうことは必須です。
5-2. 子供の主張に耳を傾ける
もっと子供の主張に耳を傾けてあげましょう。
そうすれば、似非イクメンにならずに済みます。
似非イクメンの痛いところは、子供よりも自分の気持ちを優先にして育児を遂行しているところです。
子供がどうやって遊びたいのかを聞きもしないで、自分が好きなように振る舞っていては、自分の自己満足の育児でしかありません。
きっと子供もパパと遊んでもつまらないと主張することでしょう。
もっと子供の気持ちに寄り添う育児をしたいものです。
まとめ
イクメンは妻に大歓迎されますが、似非イクメンは妻を不快にさせるだけです。
やっていることは同じようで全く違うもの。
どうせ育児をするのなら、家庭を円満にするためにもイクメンパパになりましょう。
勘違いした、痛い似非イクメンパパにならないように気を付けたいものです。
イクメンという言葉をよく耳にします。
イクメンとは、育児メンズ、つまり、育児を愛するパパのことです。
しかし、これと似た言葉で「似非イクメン」という言葉もあります。
果たしてその意味とは何でしょう。
1. 似非イクメンとは?
似非イクメンとは、イクメンと言葉が非常に似ていますが、意味は全くいっていいほど異なります。
イクメンが育児をこよなく愛し、愛する我が子を一生懸命に子育てするパパだとしたら、似非イクメンは育児を愛しておらず、しかし、イクメンパパという称号が欲しくて自分のステータスを高めるために育児をするパパのことです。
言ってみれば、勘違いイクメンパパとでもいうのでしょうか。
本来の愛する我が子のための育児が、いつの間にか、自分の人間性を高めるための手段として育児を選択しているパパです。
世間の目や奥さんからの目を気にして、育児をしているパパが似非イクメンだといえます。
2. 似非イクメンの人の特徴
似非イクメンの人の特徴についてみていきましょう。
2-1. SNSで自分のイクメンぶりを自慢する
SNSで自分のイクメンぶりを自慢するは似非イクメンである確率が非常に高いです。
SNSを見て「この人は本当にイクメンだな」と感心しても、育児をしているのはこのときだけかもしれません。
なぜならば、本物のイクメンはわざわざ育児のことをSNSに挙げることがないからです。
本物のイクメンは、育児がごく当たり前のこととなっています。
それゆえに、わざわざSNSに発信するまでのないことだという認識が高いのです。
母親がSNSで育児をしているところを発信することはありません。
なぜならば、それはごく当たり前な日常の風景だからです。
非日常を感じる要素がないものに、人は心をときめかせ、SNSで発信しようとはしません。
SNSでイクメンぶりを発信している人は、それだけその人にとって日常なものではなく、新鮮さが強いということです。
イクメンぶりを自慢する行為も、その自慢をする行為の裏には、「なかなか父親がやらないことをわざわざしている俺」という思いがあってこそです。
本物のイクメンなら、「育児は父親も母親と共同ですべきもの」だと考えているので、自慢をすることはしないでしょう。
男性は育児をしないものという思いが根底にあるからこそ、こうした育児自慢が起きるのです。
2-2. 人前だけイクメン
家ではいつもゴロゴロしているのに、運動会や公園に入った時だけ、なぜだかはりきってイクメンを気取っているパパはいないでしょうか。
残念ながら、こうしたパパは似非イクメンであるかもしれません。
人がいると、人の目を気にして育児をするパパは、誰がどう考えてもイクメンではありません。
イクメンと同じように子供と遊具で遊んでいても、その実態は違うのです。
似非イクメンが厄介なのは、人前だけイクメンを気取るところです。
人前では、しっかりとイクメンパパを演じるので、周りに高く評価されがちで、奥さんの大変さに気づいてもらえない可能性が大きいからです。
一番厄介なのは、義理の両親や自分の両親がきたときにイクメン面をしてしまうパパでしょう。
イクメンではないという姿を提示すれば、奥さんのフォローをしようと、両親も協力的になってくれますが、イクメンであることをアピールすると、大丈夫だろうと思って奥さんは放置されがちになります。
奥さんとしては、似非イクメンパパにイライラを募らせている人も多いことでしょう。
2-3. 子供ではなく自分が主体
似非イクメンは子供ありきの育児ではなく、自分ありきの育児となりがちです。
だから、子供のやりたいことよりも、自分のやりたいことを優先して遊んでしまいがちです。
例えば、子供が公園で遊びたいと言っているに、それを取りやめて、自分の趣味に付き合わせてしまうといったようなケースです。
釣りをしながら川で遊ばせたり、車好きなパパならドライブに連れて行ってあげるといったようなことです。
一見、良さそうな子供との遊びにとらえがちですが、たとえ子供が喜んでいたとしても、これはイクメンだとは言えません。
子供は喜んでいるように見えますが、心の奥には、自分のやりたかった思いがふつふつと残っています。
本物のイクメンパパは、しっかりと子供の心に寄り添って、子供が何をしたいのか、できる限りのことをしてあげようと思っています。
パパの都合でその子供の想いを取り消すことはありません。
また、パパが子供の想いを取り消してしまうと、「どうせ僕がいっても聞いてもらえない」などと思って、子供の自主性が失われていきます。
似非イクメンはこうした子供の自主性を失わせるという弊害を招きかねません。
2-4. 積極的に子供に関わろうとしない
似非イクメンは子供に積極的に関わろうとはしません。
子供が「パパ、遊んで」とせがんで仕方なく遊ぶ似非イクメンと、子供が何も言わなくても積極的に「これして遊ぼう」と関わってくれるパパには雲泥の差があります。
似非イクメンの場合、仕方なく子供と遊んでいるため、どこか子供に対して消極的で、いてもいなくても同じようなパパが多く見られます。
公園などにいって子供が砂遊びをしていても、一緒に山を作ったりせずに、公園のベンチなどに座り子供を傍観しています。
または、子供が危険なことをしていても、それに気付かず、スマホなどをいじっているから困りものです。
本物のイクメンパパは、子供と関わろうという意識が高いため、子供から目を離すということはあり得ません。
また、子供が呼んでいなくても、自らの意志で遊びに加わり、子供と一緒に遊ぶのが上手な傾向にあります。
2-5. 育児に波がある
気分屋でその日の気分で育児をするパパは似非イクメンだと言えるでしょう。
イクメンは育児をするパパであり、日頃から育児をするのが当たり前という認識で過ごしています。
だからこそ、たとえ自分の気持ちが育児をする気分でなくても、育児をしています。
もし、これが母親で「今日は育児をする気分ではないから育児をしない」などと言ったら、世間からバッシングを受けることでしょう。
子供は物ではありません。
生きている人間です。
だからこそ、気分が乗らないからといって育児をしないということがあってはいけないのです。
もし、「今日は育児の気分ではないから、一人にさせてくれ」というパパがいたら、それは似非イクメンだといえるでしょう。
ママの中には男性よりもバリバリに稼ぐキャリアウーマンはたくさんいます。
ですが、彼女たちは疲れてもなお、子育てを頑張っています。
育児をしなければ子供が死んでしまうので、「今日は育児の気分ではないから、一人にさせてくれ」などとは言わないでしょう。
帰宅後も子供の食事や世話に追われ、頑張っているのです。
育児に波があるパパは、どこか育児に対して甘えがあります。
人間を育てている認識が低いといっても過言ではないでしょう。
2-6. 子供よりも優先してしまう趣味がある
子供よりも優先してしまう趣味があるパパはであることが決定的です。
たとえ、日頃、イクメンを気取っていても、趣味を優先にスケジュールを立てているパパは似非イクメンでるといえるでしょう。
イクメンパパの特徴は、なんといっても子供を第一に考えているところです。
子供のスケジュールを埋めてから、趣味の時間をとることを考えます。
たとえ、趣味がやりたいとウズウズしても、イクメンなら子供を一番に考えてスケジュールをとってくれることでしょう。
子供のイベントそっちのけで、自分の時間を謳歌しようとするパパは、残念ながらイクメン失格といえます。
イクメンをしているようで、できていないパパだと言えるでしょう。
2-7. 育児が面倒臭いと思っている
残念ながら、育児を面倒臭いと思っているパパがいます。
そして、こうしたパパが育児をすると、似非イクメンになってしまいます。
パパが育児を面倒だと思っているのか、あるいは育児を楽しいと思っているのかは、育児をしている姿を見れば分かります。
育児を面倒に感じている似非イクメンは、子供との会話も少なく、子供と一緒にいても子供が一人で遊んでいることが多いです。
そして、子供自身もパパと一緒にいても笑顔が少ない傾向にあります。
イクメンの子供は、常にパパが遊んでくれるので、ハツラツとした笑顔で楽しそうです。
パパ自身も子育てに生きがいを感じている人が多く、見ている人もその姿に心が温まり、元気をもらうことでしょう。
2-8. 子供を怒ってばかり
似非イクメンは子供を怒ってばかりいる傾向にあります。
「自分の自由な時間を奪われた」「もっと他にやりたいことがあるのに…」「育児が面倒臭い」という想いがきっと強いからでしょう。
心にゆとりがなく、イライラを募らせ、子供を叱ってばかりのパパがいます。
こうしたパパははっきりといって迷惑以外のなにものでもありません。
大好きなパパと一緒に遊んでいるとウキウキしている子供にとって、非常に酷な環境だといえるでしょう。
子供はパパが大好きです。
それなのに、その大好きなパパから、怒られてばかりいては、子供も気が滅入ってしまうでしょう。
子供は自分の言うことは聞きません。
自分の気持ちに正直で、素直の自分の気持ちに反応して行動を起こします。
それが子供であるはずです。
それなのに、自分の心のゆとりのなさから、子供を叱ってばかりいては、子供は委縮してしまうことでしょう。
かえってパパと遊ぶことがストレスになってしまいます。
子供を怒ってばかりいるイクメンは似非イクメンだと言えます。
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