嫌いな人を気にしない方法【無関心】 | SPITOPI

職場や学校で嫌いな人がいると憂うつな気分になってしまうものです。

いちいち相手にしていると、余計にストレスが溜まるので、無関心になった方が楽かも知れません。

嫌いなに無関心になるコツについて紹介します。

1. 皆嫌いな人はいる

就職する時には、社風が自分と合いそうな企業を選びます。

しかし会社は選べても、部署や一緒に働く人たちを選ぶことはできません。

会社には様々な人達がいて、育ってきた環境や考え方、価値観が全く違うのです。

これは当然のことで、従業員皆が同じ考え方をしていたら、その企業は成長しません。

あらゆるチャンスやリスクに対して様々な見方をする人達がいてこそ、より提供する商品の品質がアップしていくのです。

学校でも同じことで、自分の行きたい学校を選べても、クラスメイトや担任は選べません。

色々な性格の生徒がいる中、自分と相性が合わない人もいるのです。

現在では「相性の法則」というものがあり、組織に所属すればそのうちの相性が「良い人:2割・普通の人:6割・悪い人:2割」となっていると言われています。

それを基準にすると、どこに行ってもその中の2割程度は苦手な人、嫌いな人がいる計算になります。

職場や学校に嫌いな人がいると悩んでいる人は、「どこへ行っても同じ、皆嫌いな人はいる」と思っていた方が良いでしょう。

2. 嫌いな人は無関心になろう・無関心になるコツ

嫌いな人がいると思うと、その人の言動がいちいち目について仕方ありません。

「目障りだな」「あの人さえいなければ」と思うでしょう。

しかしそう考えることで、脳内にストレスホルモンが分泌されて神経が緊張してしまい、精神的にも良くありません。

嫌いな人は無関心にり、スルーするのが一番です。

無関心になるコツには以下のものがあります。

2-1. 自分を最優先させる

人は組織では働くと協調性を発揮するものです。

「人が今何をやっているか」「部署内の雰囲気はどうか」など、空気を読もうとします。

その空気の中に嫌いな人が混ざっていると、気になってイライラしてしまうでしょう。

その様な時には、「まず自分が第一、次に他人」と考える様にします。

今自分がやるべきことがあれば、他人など構っていられないと思うのです。

自分のことの没頭していれば、他人に対して興味がなくなり、嫌いな人がいても目に入らなくなります。

協調性は大切ですが、まずは自分のやるべきことをきちんとしてから改めて他人を気にする様に努めましょう。

2-2. 罪悪感を持たないこと

小さい頃から「人に親切にする」「皆で協力して頑張る」などの教育を受けてきた人にとっては、他人に無関心になることに罪悪感を持つかも知れません。

しかし、それはあくまで自分が仕事に集中している時であり、その他の時にはちゃんと協力しているのならば、問題はありません。

むしろいつでも他人のことが気になってしまう人は集中力に欠けていて、仕事の効率が悪い場合もあるのです。

「集中している時には他人に無関心になるのは当然のこと」と思い、罪悪感を持たない様にしましょう。

2-3. 余計な情報をインプットしない

嫌いな相手がしたことや言ったことなどをいちいち受け入れていると、自分の中で理解したくないという気持ちが募り、飽和状態になってしまいます。

特に、相手に素敵な恋人ができたり、仕事で成功したりなどの情報が入ると、嫉妬心も涌いて余計にイライラするでしょう。

相手に対する情報は一切インプットしないことが大切です。

相手に関することを耳にしても「そうなんだ」で済ませて、「人は人、自分は自分」と考えるのです。

「それでどうなったの」等と掘り下げたりせずに、概略を知れば充分と思いましょう。

2-4. 自分を好きになる

嫌いな人が気になって仕方がない、という人は、自分と比較して何かしら相手に引け目を感じている場合があります。

相手の方が格段レベルが上で太刀打ちできない程ならばもはや諦めが付くのですが、同僚で自分と能力は同じ位、見た目的にも劣っているとは思えない存在で、何かと合わない人が一番イラつくものです。

その様な時には、相手にできなくて自分にできることを探しましょう。

「仕事に役立つ資格を取ってあの人より一歩リードしよう」「ホウレンソウをきちんとして周囲から信頼されよう」「あの人より私の方が目が大きいからアイメイクをもっと上手になろう」等と、自分なりにスキルアップができることを探すのです。

一つずつ実行していくことで自信がついて、自分のことが好きになってきます。

自分のことが好きになれれば、嫌いな人がいても「私とは違うから」と、興味が湧かなくなるでしょう。

2-5. 我慢も仕事のうちと思う

相手が話しかけてきたり、どうしても仕事で会話をしなければならない時には、タクシーのメーターを思い浮かべましょう。

「この時間にも自分は給料を貰っている、我慢をしながらも給与メーターがチャリーンと上がった、もう少し上がれば1ヶ月分の給料になる」と思えば、嫌な相手にドンドンしゃべらせて給与メーターが上がる妄想ができる様になります。

この我慢で給料を貰っているならば、相手がただのトーキングマシンに見えてくる様になり、無関心になれます。

2-6. 相手は自分のことなど気にしていないと思う

自分がこんなに相手のことを嫌っているのに、もしかしたら相手は全く気付いていないかも知れません。

今自分がこんなにストレスを感じていてる間にも、相手は何も気にせず自分の人生を楽しんでいるのです。

そう思うと、相手に対してイライラするのがバカバカしくなってくるのではないでしょうか。

何で自分が相手の為に神経を尖らせなければならないのか、そう思うと損をしている気になります。

イラつくよりも無関心になった方がずっと得だと思うはずです。

2-7. 話し掛けられたら他の事を考える

相手から何か話し掛けられたら、仕事の話しならば用件だけを聞いて終らせます。

休み時間や飲み会で雑談に応じなければならない時には、全く違うことを考えます。

相手の顔を見て話を聞きながら、連休の予定や好きなアーティストの楽曲などを頭の中に思い浮かべましょう。

それが条件付けば、相手の顔を見ただけで他のことが浮かんでくる様になります。

当然相手に対して無関心で、適当な相槌を打ってやり過ごすことが出来る様になります。

3. どうしても気になる時の考え方

それでもどうしても嫌いな相手が気になってしまう時には、考え方を変えることで対応します。

3-1. 別の種族だと思う

嫌いな人がいるだけでどうしても辛い、その様な時には「この人は別の種族だから、私の考え方や常識は通用しないんだ」と思いましょう。

或いは「宇宙人だから仕方ない」と思うと楽になります。

3-2. 反面教師にする

「こんな人にならない様にしよう」と思い、嫌な行動をリストアップします。

反面教師として、自分がその様な行動を取ってしまいそうになった時に戒めとします。

そのうちに「どんなイラつく行動をするか」が楽しみになってくるでしょう。

3-3. 相手の親友や家族のことを考える

こんなに自分にとって嫌な人でも、家族や親友がいるのだと考えます。

その友人達は、この人のどんな面に魅力を感じているのだろう、楽しくやれているのだから、何かコツがあるんだろうなと思います。

やたらと嫌うだけではなく、相手にも大切な人達がいると思うと「まいっか、人それぞれだし」と思う様になります。

4. 嫌いな人に大人としてやってはいけない行動

どんなに相手が嫌いだからと言っても、社会人なのですからやってはいけない行動があります。

4-1. 無視

相手と関わり合いたくないからと言って、全面無視をする人がいます。

しかし無視をすることでコミュニケーションが取れないと、仕事に関する用件が伝わらずに部署にとって大きなトラブルが発生する可能性があるのです。

もしかしたら相手は取引先に関する重要な用件を取り次いでくれているかも知れません。

あなたが持っている情報は、相手と共有するべきものであり、相手がそれを知らないことで仕事に影響が出て、他の人に迷惑をかけるかも知れないのです。

社会人ならば、どんなに嫌な相手でも挨拶はしっかりとするべきだし、仕事で必要なコミュニケーションは取るべきです。

無視をするのは社会人としてマナー違反の行為です。

4-2. 虐め

虐めは非常に幼稚な手段です。

自分だけで虐めているうちに段々と物足りなくなり、他の人に協力して貰って集団で虐めに発展することもあります。

虐めは社会的に許されない行為であり、人間として恥ずべきことです。

もしも虐めが明るみになった場合、自分の立場が悪くなります。

「嫌いだからと人を虐める人」というレッテルを貼られると、今の職場に居づらくなるでしょう。

自分が相手を嫌いだからと言って、関係のない部分で相手を攻撃するのは絶対に止めましょう。

5. 友達関係で嫌いな人と自然に離れる方法

会社ではなく、友達関係で嫌いな人がいた場合、他の人に気付かれることなく自然に離れる方法には以下のものがあります。

5-1. 自分から連絡は取らない様にする

まず基本として、自分から連絡は取らない様にします。

そうすることで相手との接点が少なくなり、段々と疎遠になります。

但し、相手から連絡が来た時にはきちんと返信します。

5-2. 共通の友人との付き合いを減らす

嫌いな友人と連絡を取らない様にしても、共通の友人がいると相手の情報がこちらに伝わって来たり、飲み会やイベントに誘われて顔を合わせることになったりします。

共通な友人との付き合いを減らすことで、相手の名前が出てくる確率がグンと下がります。

5-3. 少しずつ会話を減らしていく

今迄一緒にいれば会話をしてきたのに、急に口をきかなくなると不自然に思われます。

そこで、ちゃんと話し相手をしながらも、少しずつ会話を減らしていく様にします。

コツとしては、相手の話を聞いても、自分から話題を提供したり、相手の話を掘り下げる様な相槌は打たない様にします。

相槌でおすすめなのは「そうなんだ」で、そこで会話を終わらせることができます。

5-4. 仕事が忙しいフリをする

嫌いな友人と違う会社に勤めてるのならば、仕事が忙しいフリをして誘いを受けない様にします。

「ごめん、今時期的に忙しくて無理」と言ったり、「残業が多くて中々返信できなくてゴメンね」と言います。

あくまでこちらの都合で申し訳ない、ゴメンナサイという態度で付き合いを減らしていく様にして、相手から見た友達としての優先順位を下げましょう。

5-5. 1対1で会わない様にする

1対1で付き合うと、どうしても相手に親近感を与えてしまいます。

そこで、「買い物に付き合って」等と言われた時には誰か誘って3人以上で出かけるなどして、1対1で付き合わない様にします。

相手も段々とあなた以外の人と出歩く様になるでしょう。

5-6. メールやLINEの返信は時間を置いてから

相手からメールやLINEが来てすぐに返信すると、ドンドン話が弾んでしまいます。

相手からすれば話し易い人、気軽に連絡が取れる人と思われるでしょう。

メールやLINEの返信は、余程急ぎではない限り半日〜1日は時間を置いてからにしましょう。

「仕事で忙しくて返信遅れてゴメンね」と言っておきます。

5-7. その人がいないグループに入る

社会人になっても、人はグループに分れて行動することが多くなります。

その人が普段一緒に行動してないグループに入り、そちらの付き合いを優先する様にしましょう。

自然と相手の存在が薄くなってきます。

5-8. 相手が興味のない趣味を始める

相手が全く興味のない趣味に没頭する様になれば、自然と声をかけにくくなってきます。

相手が興味をもってなさそうで、今迄自分でやってみたかったことがあれば、積極的に始めてみましょう。

その趣味の繋がりで友人を見つけて付き合う様にするのも良いでしょう。

会う度に嬉しそうに趣味の話をすれば、相手も段々と連絡を取らなくなってきます。

5-9. 連絡先を変える、新しい連絡先を伝えない

上記の方法を全て試してみて、相手との関係が疎遠になったなと思ったら、連絡先を変えて、新しい連絡先を相手には伝えません。

相手もあなたと連絡をする機会が少なくなっているので、連絡先が変わったことに気付くのが遅れるでしょう。

もしも友人づてに連絡先を訊いて連絡して来たら「え、連絡し忘れてた? ゴメン!」と言います。

もしかしたらそのまま永遠に連絡してこずに自然消滅できるかも知れません。

まとめ

嫌いな人は、避けようと思うと何故か同じ担当チームになったり、共通の話題があるなどして近寄ってきてしまうものです。

上手に無関心を装い、一定の距離を保てる様にしておきましょう。

仕事の関係ならば、険悪になるよりも「割り切りの関係」になった方がお得です。