ブライダルベールの花言葉・英語・種類別花言葉 | SPITOPI

鉢から溢れ出るようにこんもりと茂るブライダルベールは、可愛らしい白い花を沢山咲かせ、育てやすいことから人気があります。

花嫁が被るベールに例えられるこの植物は、贈り物にもピッタリな幸福感溢れる花言葉をもっています。

そんなブライダルベールについて、花言葉をはじめとした詳しい情報をご紹介します。

1. ブライダルベールとはどんな花?

ブライダルベールは、ハンギング仕立てで楽しむ観葉植物として大変人気があります。

可愛らしい純白の花を沢山咲かせている姿が印象的ですが、美しい葉にも観賞価値があり、又、風水的にも良いといわれているため、年間を通してインテリアとしてもよく利用されています。

見た目が繊細で育てるのが難しそうに見えますが、丈夫で生命力が強いため、初心者にも育てやすい植物です。

2. ブライダルベールの花言葉

2-1. 「幸福」「花嫁の幸福」「願い続ける」「幸せを願っています」

幾つもの純白の小花を散りばめたような姿がベールを被った花嫁の姿を連想させることから、幸せな花嫁のイメージに因んでこれらの花言葉が付けられたとされています。

2-2. 「豊かさ」

ブライダルベールは、鉢に覆いかぶさるように茎を伸ばします。

そして、沢山の葉をこんもりと茂らせ生長し、沢山の白い花を咲かせます。

そのイメージから「豊かさ」という花言葉が付けられたとされています。

2-3. 「鮮やかな人」

ブライダルベールの葉は、表側が鮮やかな濃い緑色で、裏側が紫色をしています。

その葉と純白の花とのコントラストが美しく印象的なことから、この花言葉がつけられたと考えられています。

3. ブライダルベールについて解説

学名: Gibasis pellucidaは、ツユクサ科・ギバシス属の多年草です。

美しい姿をしたブライダルベールは、風水的にも良いとされていることが知られており、又、ロマンチックな名前と育てやすい性質を持っていることからも、お部屋で育てる人が多い植物です。

5〜6ミリのカスミソウのように小さな白い花は夏が見頃ですが、環境が良ければ、1年中花を観賞することもできます。

生長とともに茎が鉢から垂れ下がるように伸び、緑色と紫色の美しい葉を沢山茂らせますので、ボリューム感があり見応えもあります。

3-1. 英語での呼び名

英語では「Tahitian bridal veil(タヒチアンブライダルベール)」と呼ばれています。

タヒチアンと付いていますが、原産はメキシコです。

色鮮やかな葉と花に南国のイメージを重ねて、タヒチアンと付けられたとされています。

学名のGibasis(ギバシス)は、ラテン語で膨らむ、を意味するgibberが語源になっており、ブライダルベールの萼の付け根が膨らんでいることに由来しています。

3-2. 原産地

メキシコを原産としており、ブライダルベールが分類されているキバシス属は、11種が熱帯アメリカに自生しているといわれています。

日本へは昭和50年代に観葉植物として入ってきた比較的新しい植物です。

3-3. ブライダルベールの名前の由来

ブライダルベールは、鉢から溢れる出るように茎を伸ばして沢山の葉を付け、純白の小花を咲かせます。

その様子が花嫁のベールのように見えることからこの名前が付けられたとされています。

3-4. ブライダルベールの誕生日花の日

3月27日、6月13日、11月6日の誕生花です。

ブライダルベールは一年中手に入る観葉植物です。

鉢から垂れ下がった茎に葉が茂り、こんもりとベールをかぶせたような姿が最もブライダルベールらしい姿です。

誕生花を贈るなら、ある程度育ってこんもりと茂った鉢植えをプレゼントするのが良いでしょう。

白い花を付けた姿も可憐で魅力的ですが、美しい葉にも魅力がありますので、時期を問わず贈ることができます。

4. ブライダルベールのマメ知識

4-1. ブライダルベールと風水

風水では、家の中に観葉植物を置くと、良い運気をもたらしてくれるといわれています。

ブライダルベールのように草丈がコンパクトで這うように伸びる観葉植物を、北の方角に置くと、子宝に恵まれるといわれています。

風水では尖った葉を上向きに付ける観葉植物は、人を活発にさせる陽の気があるとされており、人が集まるリビングやキッチン、玄関に置くと、良い気を運んでくれるといわれています。

4-2. お祝い事にブライダルベール

引っ越し祝いや開業祝いなどのお祝いに贈るものとして観葉植物が好まれるのは、贈られた人が育てやすいという理由の他に、風水的に良い運気を運んでくれるという理由もあります。

その中でもブライダルベールは結婚のお祝いとして大変に人気があります。

名前が結婚祝いにぴったりで、運気を上げたり子宝に恵まれるという風水的な意味合い、そして、育てやすさや飾りやすさ、幸福感いっぱいの花言葉など、どの要素をとっても、新婚のご家庭にぴったりとされています。

ブライダルベールを贈る時には、メッセージカードに素敵な花言葉を添えて贈りましょう。

4-3. ブライダルベールの上手な育て方

ブライダルベールは、観葉植物の中では寒さに強く、室内で育てれば葉を落とすことなく冬越しさせることができます。

美しい葉と可愛らしい花が魅力のブライダルベールは、初心者にも育てやすい植物として人気があります。

栽培環境:4-3-1.

年間を通して明るい日陰で育てます。

日照不足になると花付きが悪くなり、直射日光に当たると葉焼けを起こしてしまいますので注意しましょう。

耐寒性は強い方ですが、冬は気温が5度以下にならない環境で育てます。

室内のレースのカーテン越しの窓辺が良いでしょう。

水やり

春から秋の生育期には、鉢土を乾かさないように管理します。

冬は、鉢土の表面が乾いて2〜3日経ってから水やりをして、乾燥気味に管理しましょう。

年間を通して、水の与え過ぎは根腐れを起こす原因となりますので注意しましょう。

更に、毎日霧吹きで葉に水を吹きかけると、葉の色つやがよくなり、又、ハダニを予防することもできます。

肥料

春から秋の生育期には、2か月に1回を目安に緩効性化成肥料を与えるか、10〜15日に1回を目安に液体肥料与えます。

ただし、肥料を与え過ぎると根を傷めて株が弱ったり、細い茎がひょろひょろと伸びて草姿に締まりがなくなりますので、用量を守って与えるようにしましょう。

病気

春から秋にかけて、炭疽病が発生することがあります。

葉に黒い斑点が現れる病気で、感染が拡大すると植物を枯らしてしまいます。

発生を見つけたらすぐに病気の葉は取り除き、薬剤を散布するなどして感染の拡大を防ぎましょう。

害虫

年間を通してハダニやカイガラムシが発生します。

ハダニは葉が乾燥していると、葉の裏に付いて汁を吸い、株を弱らせてしまいます。

霧吹きで葉に水をかけることで予防できますが、発生しているのを見つけた場合は、薬剤を散布するなどして駆除しましょう。

カイガラムシは、風通しが悪い環境で発生しやすくなります。

葉や茎に付いて植物の汁を吸い、株を弱らせてしまいます。

硬い殻で覆われた成虫は薬剤が効きませんので、見つけたら歯ブラシなどで擦り落とします。

カイガラムシの発生を防ぐためにも、風通しの良い環境で育てるようにしましょう。

用土(鉢植え)

ブライダルベールには、水はけの良い土が適しています。

赤玉土(小粒)4:腐葉土3:川砂3の割合で配合した土を用意するか、市販されている観葉植物用の培養土を使用します。

ハンギング仕立てにして育てる場合は、用土を軽くするために、腐葉土の代わりにピートモスを、川砂の代わりにパーライトを配合するとよいでしょう。

植えつけ、 植え替え

ブライダルベールの植え付け、植え替えは、4月〜9月の間に行います。

植え付けは、苗よりも1〜2回り大きな鉢に植え付けます。

又、ブライダルベールは鉢植えで育てていると、生長とともに根詰まりを起こしてきます。

1年に1回を目安に一回り大きな鉢に植え替えをしましょう。

植え付け、植え替えともに、鉢の底には軽石などの鉢底石を敷きつめて、水はけをよくしておきます。

剪定

成長期の春から秋に行います。

伸びすぎた茎を切って草姿を整えたり、茂り過ぎた葉や黄色く変色した葉は適宜切り取りましょう。

下の方の葉が枯れてきた茎は、株元から2〜5センチ残して切り戻しをすると、新芽が出てきます。

ふやし方

ブライダルベールは、株分けや挿し芽で増やすことができます。

株分け

5月〜9月に行います。

古い土を1/4〜1/3ほど落とし、園芸用ハサミなど良く切れるハサミを使って2〜3株に分け、植え付けます。

植え付けた後は葉水をしながら明るい日陰で管理をします。

さし芽

5月〜9月に行います。

茎を先端から4〜5節の所で切り、下の方の葉を2〜3節落とします。

それを10本くらいまとめて、清潔な赤玉土などの植え付け用土に茎の長さの1/3程を挿します。

10本くらいまとめた茎を、5号鉢なら2か所、6号鉢なら4か所を目安に植え付けましょう。

直射日光に当てないように明るい日陰で、水やりをしながら土が乾かないように管理していると、10日〜2週間で根が出てきます。

十分に根が生長してから液体肥料を与えます。

1〜2か月で脇芽が出てきて、2〜3か月後にはこんもりとした姿になります。

5. ブライダルベールの種類(原種、園芸品種・花言葉など)

ブライダルベールが属しているギバシス属には、10〜12の品種があります。

一般的にブライダルベールというと、その中の1つ、ギバシス・ペルシディアという種を指します。

園芸品種は少なく、葉に黄色い縞模様がある「バリエガタ」という園芸品種が、葉の美しさから人気があります。

まとめ

ブライダルベールは繊細な見た目に似合わずとても生命力の強い観葉植物です。

環境が合えば、愛らしい白い花を一年中楽しませてくれます。

美しい葉と可憐な花が魅力のブライダルベールを育てて、お部屋を飾ってみてはいがでしょうか。