人は多かれ少なかれ必ず裏の顔というものを持っているものです。
むしろその顔がないと生きていけないかもしれません。
嘘つきや裏切り者という意味ではなく、建前と本音を使い分けたり、人に対する気遣いや優しさの中にも、多少自分の気持ちを押し殺す場合もあるという意味で"裏の顔"を持っているという事です。
ですが悪質度が高く、利己的で他人に不愉快な思いをさせるようなレベルになると、気遣い云々の話ではありません。
裏がある人は一体何を考えどのような人物なのでしょうか。
「裏がある」という事について今回はお話ししたいと思います。
- 裏があるとは
- 裏がある人の特徴
- 裏がある人がモテる理由
- 裏がある人の長所
- 裏がある人の短所
- 裏がある人に似た言葉や言い換え
- まとめ
1. 裏があるとは
「あの人には絶対裏がある」「やっと裏の顔をみせた」「表面面はいい」などの会話をしたり聞いたことはないでしょうか。
何となく信じられないという相手のことを指す言葉ですが、本来誰にでも裏と表があり、それをうまく使い分けて生活しているものなのです。
ではどうしてその裏面が強調されてしまうと人は不信感を抱いたり不快な思いをするのでしょうか。
つまり人は出来る限り表と裏が同じであって欲しいと願っているのです。
表と裏の距離が開くほど、その人格が二面性を持つことを知っているので、自分に危害や被害が及ぶのではないかと警戒をし、不安になるのでしょう。
本能的なものなので動物の防衛反応と言ってもいいかもしれません。
人それぞれ性格があるため裏と表がわかりやすい人もいれば裏が全くないなと感じさせる人もいるでしょう。
また巧みに話術や表現力で表面しかないように取り繕う人物もいるでしょう。
このタイプが一番怖く、騙されやすいので、見る目がないと痛い目に遭ってしまうかもしれません。
またどうして表と裏を使い分けたり裏が見えないように、仮の姿で覆い被せるのかといえば、やはり本人に何かやましいことや知られてはまずいことがあるからではないでしょうか。
それは自信のなさやコンプレックス、悪事を働いたり秘密など、人によって様々な理由があると言えるでしょう。
2. 裏がある人の特徴
2-1. 損得感情で動く
自分より目上の人間や立場が上の人物に対しては後々自分に得なことやメリットがあるかもしれないと考えながら行動をしますが、自分の中でメリットがないと判断つけた人物に対しては、利用できるのであれば関係性を保とうという考え方で接する場合が多いようです。
自分にとって得になるのであれば、本来の姿を隠して行動する方が有益になると考えるため、そのような行為に出るのですが、裏を返せば本来の自分には魅力がないと言っているのです。
ですが裏がある人は全く気付いておらず、こぞって利用し、とにかく自分にメリットがあるかどうかで人間関係を構築するのです。
2-2. 人によって態度が変わる
裏がある人は基本的に自分の評価をあげたりメリットを得るために行動しているので、相手から受ける事が出来るかもしれない恩恵の大きさによって態度を変えます。
自分の評価を落とすことなくどれだけ得をし、うまく立ち回れるかが重要であり、そのために本来の姿を隠して表面上で付き合っているわけですから、当然他人に対する思いやりや感情も薄く、感情を共有したり何かに思い入れをすることもないでしょう。
また自分の思い通りにならないと踏んだり、都合が悪くなった途端に裏の顔が出てきて手の平を返す場合もあります。
裏があるという事は常に人の事を警戒し、信用していないという事でもあります。
2-3. なんとなく胡散臭い
これはそれぞれの感性ですし感覚的なものになるので絶対は無いのですが、裏がある人に気付く人は大体その人物のことを胡散臭いと思っていたり何か怪しいと感じていたりするものです。
実際何かを隠しているからこそ裏の顔を隠すわけで、勘のいい人や経験値が豊富な人にはそれを見抜かれてしまう可能性が高いと言えるでしょう。
またそれを隠すために、いかに誤魔化し、努力をするかが裏がある人のテーマなので、なるべくそのような勘のいい人に近づかないという特徴もあります。
裏がある人は心にやましい事を持っていると言うことです。
人は嘘をついたり隠し事があると隠そうと必死になり、そちらに気をとられてしまって案外自分のことを見落とし、客観視できなくなります。
冷静な人や物を見る目がある人にはそれが透けて見え、胡散臭いと思われてしまうのかもしれません。
2-4. 交友関係が浅い
裏がある人は心の中にやましさや隠し事、場合によっては悪事を働いたことを隠したい気持ちが強いため、他人に自分の本性がバレる事を酷く嫌がります。
他人とコミュニケーションを取る事は、少なからず自分の性格や性質、考えていることを相手に伝えなければいけません。
そうすることによって自分の事を結果的に教えることになってしまうので、裏がある人には都合が悪くデメリットが大きくなってしまいます。
また交友関係を広げてしまうと、それだけ裏の顔を隠さなければいけない労力が増える事になり精神的に疲れてしまいます。
一見知人や友達が多く見えたり、人脈が広く人付き合いをフランクにしているように見えても、一つずつの繋がりは薄く浅いものであり、もしくはその相手も裏表がある可能性があります。
2-5. ランクをつけたがる
損得勘定に似ているのですが、裏がある人はありとあらゆる様々なものに対しランクをつける傾向があります。
それはその対象物が持っている性格や品や質といったものにではなく、人であれば立場や地位、権力や名誉、物であれば利用価値や性能などで、いかに自分にとって利益を生み、メリットがあるかを見出し自分に利益を生むためにするのです。
例えば自分の中で下にランク付けした相手には雑な対応をしたり、馬鹿にして見下すなどの態度をとることもあり、思い切り裏の顔で接することも少なくありません。
また上位にランク付けした人に見つからないようにするのもこのタイプの特徴だと言えるでしょう。
平気で人を切り捨て利用する反面、表では涼しい顔をして人当たりが良く、いかにも"いい人"そうに見えるのも裏がある人の象徴ではないでしょうか。
2-6. 器用である
裏表の顔を持っているという事は、自分の中に真逆の性格の人物が二人いるという事です。
それを上手に使いこなし、周囲にバレないようにやりくりしていく事はそう簡単なことではありません。
一方には嘘をつき、一方では涼しい顔しなければいけないので、頭の中を上手に切り替え整理をしたり、アラが出ないように細部にまで気を配る必要があります。
勘が良い人や物を見抜くことに長けている人には通用しませんが、裏のある人がある程度普段から自分のことを信用させ、人付き合いにおける安心を与えているのであればバレることなく裏の顔を保つことができるでしょう。
またそのような器用さがないとボロを出さずにやっていく事は不可能なので、日頃から何をするにも計算をしたり損得を考えて行動していないと難しいといえます。
3. 裏がある人がモテる理由
3-1. その時は"素敵"に感じるから
裏がある人はその時々を素敵に演出したり感じさせたりすることに長けていると言えるでしょう。
例えば守る気さらさらなくても、簡単に約束をしたり、相手が聞きたいと思う言葉や必ず嬉しくなるような表現で心を掴んだりします。
言われた方はやはりその時は嬉しいと感じ、相手のことを素敵だと思うのではないでしょうか。
裏がある人は基本的に自分のことしか考えておらず、本気で相手のことを考えることはありません。
ですから相手を大切だと思うことも当然約束を守ることもありません。
相手が喜ぶと思って言っただけで、実際喜んだ訳だし責任などない、勝手に信じたのだと開き直るでしょう。
3-2. 気遣いが出来るから
他人を利用したり自分にメリットがある事にしか興味がないため必然的に他人に対し利用価値があると思えば気遣いができるようになるでしょう。
そのことによって生み出される自分への利益を考えれば痛くも痒くもないはずです。
その気遣いが異性にとっては魅力的に感じ好意を寄せられる事が多くなるのです。
ただ裏がある人は利用できないと思えば平気で切り捨てるため、そう思った途端に気遣いはなくなり、冷酷な人に早変わりすることも少なくありません。
3-3. 一緒にいると楽しいから
裏がある人にとっては、他人に見せる側の顔が裏の顔になります。
つまり本人が本人らしくいられるのは裏の顔だということになります。
他人が一緒にいて楽しいと感じているのは、表面であり自分が損しないように気を配り取り繕っている演技した顔なので、周囲は楽しいに決まっているのです。
表の顔をそつなくこなすほど周りは騙されてしまうでしょう。
いかに自分の評価を上げ、気持ちをさらうかが目的なので、頭の切り替えも早く協調性も高いのではないでしょうか。
4. 裏がある人の長所
4-1. 権力や地位などを手にしやすい
自分のメリットになるような人物に対して媚を売ったり、ゴマをすったりして自分の評価を上げる努力を怠らない事が裏のある人の特徴だといえます。
つまりそのことによって目上の人から気に入られ可愛がられるので、権力や地位を手にしやすくなります。
むしろそのために本来の自分を隠し表面的には物分かりの良い、気さくな人物を演じているわけなので、ずる賢く空気を読み機転が利くのはこのタイプの長所ではないでしょうか。
4-2. 表面的な人間関係がうまくいく
本来の自分を偽り良い人に見えるように演出しているので当然人当たりが良く評価が高くなる事は間違いありません。
表面的な付き合いしかしませんし、深入りをすることもないので墓穴さえ掘らなければ、本来の自分を見せるような失態を犯すこともないでしょう。
裏がある人が目的としている事は人間関係を良くすることではなく、自分にとって有利になる状況を作り出すことなので、深い人間関係など必要もないですしコミュニケーションも適当でいいと思っているはずです。
ですから腹を割って話せるような相手や本当に信頼できるい人を欲しいなど思っていない可能性もあります。
4-3. コミュニケーション能力が高くなる
表面的な人間関係がうまくいくことに繋がりますが、適当なコミュニケーションは他人のことを考える事がないので、気持ちが入ることがありません。
正直相手の事などどうでもいいと思っていますし、感情を使うこともないからです。
ですが不思議なことにその方が気楽になり、相手も話しやすいと感じる事もあるようです。
ただ単に親身になっておらず、いい加減で中身がないだけなのですが、表の顔がしっかりしているほどそれを周りが見抜く事は難しいでしょう。
また気が利いたり機転を利かす事は一流なので、口から出まかせで周囲を安心させるようです。
5. 裏がある人の短所
5-1. 信用されない
周囲の人全員が、裏がある事を見抜けないわけでは無いですし感じないわけでもありません。
生きていく中でたくさんの経験をし、徳を積むことによって、人を見る目ができ裏表のある人物を見抜く能力も養われるはずです。
どれだけ裏の顔隠しても、必ずちょっとしたことや、ふとした瞬間に本性というものは出てしまうものなので、勘の鋭い人はそこを見逃さず相手の人間性を見抜いてしまうでしょう。
そうなると信用されなくなりますし、心を開いてくれなくなります。
洞察力がある人ほど他人を見抜く力があるので小手先の演技は通用せず、むしろ本心を見抜かれ引きずり降ろされてしまうかもしれません。
5-2. 警戒される
信用を失ってしまうと必然的に警戒されることになります。
誰も裏の顔を持つ人に心の中を見せたり、本心を話そうとはしないのではないでしょうか。
ただこれも、洞察能力があり人を見る目を持っているからこそできることなので、そもそもあまり危機管理能力がなく、人をうわべで判断する人はまんまと表の顔に騙されてしまうでしょう。
「この人裏表あるな」と気付いたとしても、人が自分に直接被害がなければスルーしてしまいます。
また「怪しい」と思い出すと、自然と距離を置いたりなるべく関わらないように工夫しだすものです。
ですから自分に大切な人がいたり、道徳観や倫理観をしっかり持っていれば、裏の顔を持つ人を見抜くことができるのではないでしょうか。
自分自身も他人とのコミュニケーションを適当にしたり、自己中な考え方をしていると、他人の裏の顔にも気付きにくくなり見過ごすことが多くなるかもしれません。
5-3. うわべの付き合いばかりになる
何度も述べてきましたが、表の顔と裏の顔を使い分けている人は、自分の本性を見せたくないので、ある程度の人間関係の状態をキープする傾向にあります。
本心をバラさないために思っている事はなるべく言わないようにしますし、仮の自分で乗り切ろうとします。
評価やイメージが悪くならないように細心の注意を払い虎視眈々と自分の利益になる事を狙っています。
人を信用したり信頼するよりも、一番信用できるのは自分ですし、裏切られる事もありません。
他人に心を開かないので演技をしなくてはいけないので気を使いメンタルが疲弊してしまうこともあるとは思いますが、見返りが大きいと思っているので人付き合いが気薄になっても平気なのかもしれません。
6. 裏がある人に似た言葉や言い換え
6-1. 二面性のある
- 物事や、物質的なものにニつの性質や性格、考え方や感情などがあること。
- 見た目では一つの物体ではあるが、内容は一つではなく表面と裏面があること。
6-2. 裏腹
- 心の中で思っている事と表面に出してやることが間逆であることを表す。
- 逆さま。正反対。
- 裏側にお腹側が来ているという意味なので、表側を見せたくないという表現の一つ。
6-3. 裏表がある
- 物の表面と裏面のことで、見える面と見えない面のこと。裏返すことでそれは入れ替わる。または表面上で見えることと裏面で見えることが違うこと。
- 表面を見ている限り裏面との違いがなんとなくわかること、事情が隠されていることが感じ取れること。
- 裏面と思って面で全く状況が違うこと。正反対。
まとめ
誰でも人間関係をスムーズにするためには多少の嘘やゴマスリをすることがあるかもしれません。
例えば毎日ニコニコと笑顔で働き、ピシッと決めた格好をしていたとしても、家に帰れば笑顔が消え、疲れがどっと出てしまうこともあるでしょう。
気が抜けてだらしない姿で寝てしまうかもしれません。
ですがそれが裏の顔かと言われればそうですし、本人にとってはどちらも表の顔かもしれません。
人間の感情が単純ではなく一つではないように、その表現の仕方も一つではありません。
ですがその裏面が他人にとってデメリットになったり迷惑がかかってしまうようであればただの「裏がある」では済まされなくなります。
一歩間違えれば犯罪に繋がるような状況も無きにしも非ずなので、他人の裏の顔にも自分の裏の顔の出し方にも気を付けなければいけません。
人は多かれ少なかれ必ず裏の顔というものを持っているものです。
むしろその顔がないと生きていけないかもしれません。
嘘つきや裏切り者という意味ではなく、建前と本音を使い分けたり、人に対する気遣いや優しさの中にも、多少自分の気持ちを押し殺す場合もあるという意味で"裏の顔"を持っているという事です。
ですが悪質度が高く、利己的で他人に不愉快な思いをさせるようなレベルになると、気遣い云々の話ではありません。
裏がある人は一体何を考えどのような人物なのでしょうか。
「裏がある」という事について今回はお話ししたいと思います。
1. 裏があるとは
「あの人には絶対裏がある」「やっと裏の顔をみせた」「表面面はいい」などの会話をしたり聞いたことはないでしょうか。
何となく信じられないという相手のことを指す言葉ですが、本来誰にでも裏と表があり、それをうまく使い分けて生活しているものなのです。
ではどうしてその裏面が強調されてしまうと人は不信感を抱いたり不快な思いをするのでしょうか。
つまり人は出来る限り表と裏が同じであって欲しいと願っているのです。
表と裏の距離が開くほど、その人格が二面性を持つことを知っているので、自分に危害や被害が及ぶのではないかと警戒をし、不安になるのでしょう。
本能的なものなので動物の防衛反応と言ってもいいかもしれません。
人それぞれ性格があるため裏と表がわかりやすい人もいれば裏が全くないなと感じさせる人もいるでしょう。
また巧みに話術や表現力で表面しかないように取り繕う人物もいるでしょう。
このタイプが一番怖く、騙されやすいので、見る目がないと痛い目に遭ってしまうかもしれません。
またどうして表と裏を使い分けたり裏が見えないように、仮の姿で覆い被せるのかといえば、やはり本人に何かやましいことや知られてはまずいことがあるからではないでしょうか。
それは自信のなさやコンプレックス、悪事を働いたり秘密など、人によって様々な理由があると言えるでしょう。
2. 裏がある人の特徴
2-1. 損得感情で動く
自分より目上の人間や立場が上の人物に対しては後々自分に得なことやメリットがあるかもしれないと考えながら行動をしますが、自分の中でメリットがないと判断つけた人物に対しては、利用できるのであれば関係性を保とうという考え方で接する場合が多いようです。
自分にとって得になるのであれば、本来の姿を隠して行動する方が有益になると考えるため、そのような行為に出るのですが、裏を返せば本来の自分には魅力がないと言っているのです。
ですが裏がある人は全く気付いておらず、こぞって利用し、とにかく自分にメリットがあるかどうかで人間関係を構築するのです。
2-2. 人によって態度が変わる
裏がある人は基本的に自分の評価をあげたりメリットを得るために行動しているので、相手から受ける事が出来るかもしれない恩恵の大きさによって態度を変えます。
自分の評価を落とすことなくどれだけ得をし、うまく立ち回れるかが重要であり、そのために本来の姿を隠して表面上で付き合っているわけですから、当然他人に対する思いやりや感情も薄く、感情を共有したり何かに思い入れをすることもないでしょう。
また自分の思い通りにならないと踏んだり、都合が悪くなった途端に裏の顔が出てきて手の平を返す場合もあります。
裏があるという事は常に人の事を警戒し、信用していないという事でもあります。
2-3. なんとなく胡散臭い
これはそれぞれの感性ですし感覚的なものになるので絶対は無いのですが、裏がある人に気付く人は大体その人物のことを胡散臭いと思っていたり何か怪しいと感じていたりするものです。
実際何かを隠しているからこそ裏の顔を隠すわけで、勘のいい人や経験値が豊富な人にはそれを見抜かれてしまう可能性が高いと言えるでしょう。
またそれを隠すために、いかに誤魔化し、努力をするかが裏がある人のテーマなので、なるべくそのような勘のいい人に近づかないという特徴もあります。
裏がある人は心にやましい事を持っていると言うことです。
人は嘘をついたり隠し事があると隠そうと必死になり、そちらに気をとられてしまって案外自分のことを見落とし、客観視できなくなります。
冷静な人や物を見る目がある人にはそれが透けて見え、胡散臭いと思われてしまうのかもしれません。
2-4. 交友関係が浅い
裏がある人は心の中にやましさや隠し事、場合によっては悪事を働いたことを隠したい気持ちが強いため、他人に自分の本性がバレる事を酷く嫌がります。
他人とコミュニケーションを取る事は、少なからず自分の性格や性質、考えていることを相手に伝えなければいけません。
そうすることによって自分の事を結果的に教えることになってしまうので、裏がある人には都合が悪くデメリットが大きくなってしまいます。
また交友関係を広げてしまうと、それだけ裏の顔を隠さなければいけない労力が増える事になり精神的に疲れてしまいます。
一見知人や友達が多く見えたり、人脈が広く人付き合いをフランクにしているように見えても、一つずつの繋がりは薄く浅いものであり、もしくはその相手も裏表がある可能性があります。
2-5. ランクをつけたがる
損得勘定に似ているのですが、裏がある人はありとあらゆる様々なものに対しランクをつける傾向があります。
それはその対象物が持っている性格や品や質といったものにではなく、人であれば立場や地位、権力や名誉、物であれば利用価値や性能などで、いかに自分にとって利益を生み、メリットがあるかを見出し自分に利益を生むためにするのです。
例えば自分の中で下にランク付けした相手には雑な対応をしたり、馬鹿にして見下すなどの態度をとることもあり、思い切り裏の顔で接することも少なくありません。
また上位にランク付けした人に見つからないようにするのもこのタイプの特徴だと言えるでしょう。
平気で人を切り捨て利用する反面、表では涼しい顔をして人当たりが良く、いかにも"いい人"そうに見えるのも裏がある人の象徴ではないでしょうか。
2-6. 器用である
裏表の顔を持っているという事は、自分の中に真逆の性格の人物が二人いるという事です。
それを上手に使いこなし、周囲にバレないようにやりくりしていく事はそう簡単なことではありません。
一方には嘘をつき、一方では涼しい顔しなければいけないので、頭の中を上手に切り替え整理をしたり、アラが出ないように細部にまで気を配る必要があります。
勘が良い人や物を見抜くことに長けている人には通用しませんが、裏のある人がある程度普段から自分のことを信用させ、人付き合いにおける安心を与えているのであればバレることなく裏の顔を保つことができるでしょう。
またそのような器用さがないとボロを出さずにやっていく事は不可能なので、日頃から何をするにも計算をしたり損得を考えて行動していないと難しいといえます。
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