暗い性格を改善する方法(外見や性格を改善) | SPITOPI

「暗い性格」というと、良い意味では使われません。

できれば暗い性格になりたくないものですが、自分では気づかないうちにそう呼ばれているかも知れません。

暗い性格の人の特徴と原因、もしそうだった場合改善する方法などを知っておきましょう。

1. 暗い性格とは?

暗い性格とは、周囲の人に覇気のなさを感じさせる性格です。

楽しいことがあっても嬉しそうに見えなかったり、悪いことがあると必要以上に落ち込んだりします。

一緒にいる人に影響を与えることもあるのです。

しかし暗い性格だから意地悪であるとか陰険であるという訳ではなく、正直で優しい人も多くいます。

周囲から見て「もうすこし溌剌と行動した方がいいのに」と思われる人のことを言います。

2. まずは暗い性格の特徴を知ろう

暗い性格の人はかなり特徴がはっきりとしていて、普段の行動から分り易くなります。

2-1. 自分に自信がない

自分の見た目や内面に自信が持てず、表立った場面に出ることが苦手です。

常に容姿が美しい人や仕事が出来る人と自分を比べてコンプレックスを感じています。

特に初対面の人と会話をしなければならないと思うと「どう思われているか」が気になってしまい、ぎこちない態度になってしまいます。

自分から話題を提供できず、相手の反応を気にして悪い方向へと考えてしまうので、心に余裕がなくなり笑顔ができません。

一対一で話すよりも、グループの中で徹底的に目立たない存在でいたいと思っています。

しかし仲間外れや孤立を恐れていて、何人かの笑い声が聞こえてくると自分のことを笑われているのではないかと思い込んでしまうのです。

2-2. 他人に興味が持てない

暗い性格の人は、没頭できる趣味を持っています。

そのレベルは「プロ並み」「おたく」と言われる程で、非常に強いこだわりがあります。

趣味にお金をかなり使うので、他人との付き合いに回す余裕がない人が多いのです。

それだけ没頭する趣味があるのですから、他人に対して興味を持つ必要がないのです。

周囲の人とは仕事で最低限のコミュニケーションさえとっておけば良いと思っています。

一人で趣味に打ち込み、友だち付き合いはもっぱらネット上のSNSでしています。

他人に興味を持たないので情報に疎くなるだけではなく、視野が狭くなってしまっていることに気が付きせん。

しかし暗い性格の人にとってはそれが一番楽な生き方なのです。

2-3. ネガティブ思考

暗い性格の人は、基本的にネガティブ思考です。

「どうせできっこない」「私には無理」と思ってしまうので、今迄やったことのないことにチャレンジするチャンスを逃してしまいます。

仕事で仕方なくやらなければならないことに対しては「もし失敗したらどうしよう」ということを先に考えます。

人から何かアドバイスされても「でも・・」「そうは言っても・・」などと返すので、段々周囲からのサポートを受けられなくなってしまうのです。

同じ様なネガティブ思考の人と波長が合い、お互いネガティブなことを言い合って自分を慰めています。

2-4. 人に対して閉鎖的

自分の考えを述べてしまい「いいアイデアだから、あなたが中心となって勧めて欲しい」と言われることを望みません。

人に頼られたり、人をまとめるなど大変で面倒なことに巻き込まれたくないと思っているのです。

どうせうまくできなくて周囲に迷惑をかけたり、人から批判されるに違いない、そうしたら自分は立ち直れなくなってしまうと心配してしまうのです。

目立つことはせず、なるべく人と関わらない様にして、無難に生きて行きたいと願っているのです。

2-5. 笑顔が少ない

暗い性格の人の見た目の特徴として最も多いのが「笑顔が少ない」という点です。

自分に自信が持てずに人と話しているときに「きっと自分の顔が変だと思っているに違いない」「話していてつまらない奴だと思ってるんだろう」と勝手に考えてしまうので、笑顔になれないのです。

本人にしてみれば極めて普通に接しているつもりですが、つい笑顔が少なくて表情に乏しくなってしまいます。

人から見れば「この人、楽しいと思っているのかな」と不安になってしまいます。

2-6. ノリが悪い

基本的に人と関わるのが苦手な為に、大勢で話していてもノリが悪くなります。

急に話をフラれても「え、よく分りません」と言ってしまうし、「二次会どう?」というと「いえ、帰ります」と言ってしまいます。

話の流れで「いいですね、私もそうなりたいです」と言ったり、「30分だけなら行きますよ」と機転を利かせられれば良いのですが、その場の空気を壊す様な言動をしてしまうのです。

2-7. 姿勢が悪い

暗い性格の人は、なるべく人と目を合わさない様に下を向いていることが多くなります。

周囲の様子を伺う時には上目づかいでちらりと見ます。

その為に猫背の人が多く、その見た目で余計に暗い印象を与えてしまうのです。

話をする時にも目をそらそうとするので、マナー的にも良くありません。

2-8. 気の合う人には依存する

逆に自分と相性がいい、自分が好きと思った人とは、徹底的に一対一で付き合いたいと思います。

常に二人で一緒に行動して、他の人が入ってくるのを嫌い、自分だけの友人として独占したがります。

相手が同じ暗い性格の人ならば良き理解者として付き合ってくれるのですが、そうでない普通の人の場合、執着されることで迷惑に思います。

人当たりがいい人の場合、最初のうちは笑顔で付き合ってくれるのですが、段々と離れていくでしょう。

2-9. 声が小さい

自分に自信がなく人と接することが苦手な人は、人と話す時に声が小さくなりがちです。

間違ったことを言ったらどうしよう、失言して人を怒らせてしまったらどうしようなどと心配する余りに、声が小さくなってしまうのです。

良く聞き取れずに「え、今なんて言ったの?」と言われると、「ううん、なんでもない」と引っ込めてしまいます。

3. 次に逆に明るい性格の特徴を知ろう

何故自分が暗い性格と言われるのかイマイチ良く理解できない場合には、明るい性格の特徴を知ることも効果的です。

以下の点について、自分との違いについて比較してみましょう。

3-1. ハキハキと話す

男女に関わらず、明るい性格の人は声が大きくてハキハキと話すという特徴があります。

相手を明るい気持ちにさせて、人間関係をスムーズにできるのです。

これは自分のことが好きで大切に思っているからで、人に対して恥ずべきことは何もないという気持があるからです。

自分はもちろん、相手に対しても不誠実なことは嫌います。

そうなると、やはり友達にするならば明るい性格の人が良い、と思うのは当然です。

3-2. ポジティブ思考

明るい性格の人は、困難な状態になってもすぐに諦めません。

「ダメだ、できない」とこぼしたり、責任転嫁することなく、何とかしてその場を乗り切ろうと努力をします。

だからと言っていつも「大丈夫」と能天気に思っているのではなく、自分の能力を知っていて、その範囲でできることを考えるのです。

ピンチの時に必死になりながら「ここで頑張らないと成長できませんから」と言っている人を見ると、周囲もサポートしてあげたくなるでしょう。

3-3. 行動力がある

何かやりたいことや、やっておいた方が良いことがあれば、いちいち悩まずに「とりあえずやってみよう」と行動を起こします。

新しいことのチャレンジすることで自分が活性化できると信じていて、成し遂げた時に達成感を得られてそれが更なる自信に繋がるのです。

3-4. 人の悪口を言わない

明るい性格の人は、基本的に人の悪口は言いません。

自分がよく知らない人のことを陰で噂したり、良くない噂を広めることはフェアではないと思っているからです。

もし相手に不満があれば直接話すべきで、自分でそれができる自信があるのです。

また、普段から良く知らない人でも直接話すことで誤解が解けて、より良い関係が築ける可能性が高くなります。

3-5. 努力を惜しまない

何か目的に向かって行動する時に、人一倍努力をして貢献しようと思います。

自分が人の役に立つならばこんなに嬉しいことはなく、一緒に頑張っている人を見ると自分ももっと頑張ろうという気持になれるのです。

明るい性格のお蔭で周囲が明るくなり、やる気が出る効果をもたらします。

3-6. 感情表現が豊か

明るい性格の人は、喜怒哀楽の感情表現が豊かです。

楽しいことがあるとパアッと顔にでたり、目がキラキラと輝きます。

相手に共感することができて、人に悲しいことがあると一緒になって悲しんでくれます。

一緒にいて、共感してくれる人がいると嬉しいもので、常に友人に囲まれています。

人と話している時には相手の話をしっかりと聞き、興味を持ってくれます。

聞き上手であることはもちろん、自分の意見があればしっかりと話すことができる話し上手でもあります。

明るい人と一緒にいると、こちらまで様々なことに興味を持てる様になり、視野が広くなっていくのです。

3-7. 自分の弱さを理解している

人は自分の弱さやダメな部分を認めたくないものです。

しかし明るい性格の人は、自分の短所を理解していて、その上で自分を好きだと思えるのです。

弱さやダメな部分を隠さずに、人に見せたり何とか克服しようと努力をします。

自分の弱みを見せてくれる人と言うのは、親近感が湧くものです。

こちらも弱い部分があっても大丈夫と思えることから、安心して付き合える関係になれるのです。

周囲の人に安心感を与えて、居心地の良い雰囲気を作ることができます。

4. 暗い性格の原因

暗い性格の人は、どうしてそうなってしまうのでしょうか。

考えられる原因は以下の通りです。

4-1. 人間関係のトラブルに遭った

暗い性格の人の中で、最初は明るい性格だった、という人も多くいます。

その会社に入る前までは非常に明るい性格だったのですが、会社で人間関係のトラブルに遭い、精神的に疲れ切ってしまって暗い性格になってしまうこともあるのです。

信頼している人に裏切られたり、同僚から妬まれていじめられることもあります。

或いは、セクハラやモラハラなど、加害者が全く気付いていないのにその人だけが傷ついてしまうこともあるでしょう。

小さなきっかけから段々と自分の殻に閉じこもり、暗い性格になってしまったことが考えられます。

4-2. 育った環境

子供の頃の環境により、暗い性格になってしまうこともあります。

例えば親の引越しが多くて転校ばかりしていて、勉強について行けなかったり友だちができずに学生生活が終ってしまう人もいます。

また、親に虐待されていたり育児放棄をされていると、心にトラウマが残り、他人と接することが極度に苦手になってしまうのです。

育った環境により明るい性格になるべき子供が暗い性格になってしまうこともあるのです。

4-3. 学校でのいじめ

最近大きな社会問題になっている学校でのいじめですが、その後の社会生活に大きな影響を与えます。

学校でいじめに遭うことで、家を出た時点で自分の居場所がなくなってしまいます。

家の外では自分で壁を作り、周囲の人と関わらない様に自己防衛本能が働いてしまっているのです。

4-4. 精神的な病気によるもの

仕事での疲れやストレスが溜まり過ぎるとうつ病になる人もいます。

うつ病は軽いうちは他人が気付きにくく、ただぼんやりしていたり、疲れてやる気がなさそうに見える程度です。

人から見ればただの性格が暗い人に見えることもあります。

しかしそれが段々進行していくと、朝起きられなくなってきます。

会社に行ってもやる気がなくなり、遅刻や欠席を繰り返す様になって初めて気付くのです。

5. 暗い性格を改善するコツや方法

自分で暗い性格だと自覚していて、何とかしたいと思っている人もいるでしょう。

具体的な改善策は以下の通りです。

5-1. しっかり太陽の光を浴びる

人が明るい気持ちになるには、気合いを入れれば良いというものではありません。

実は脳内の神経伝達物質である「セロトニン」という物質が不足すると、自律神経のバランスが崩れてどんよりと沈んだ気持ちになるのです。

セロトニンは別名「幸せホルモン」とも呼ばれていて、十分い分泌されると副交感神経が働き、リラックスした気持ちになれます。

落ち着いて考えることができて自分に自信が持てるので、暗い性格の人でも安心して行動できる様になるでしょう。

セロトニンは太陽の光をしっかり浴びることで分泌量が増えます。

朝起きたらまずカーテンを開けて、光をしっかりと浴びましょう。

また、神経伝達を活性化させる為には毎日適度に運動をすることが大切です。

5-2. 毎日適度な運動をする

毎日適度な運動をすることで、身体の基礎代謝をアップさせれば免疫力もアップします。

身体の不調が取り除かれるとしっかり睡眠が摂れる様になり、朝からスッキリと目が覚めます。

身体も軽くなり、爽やかな気分で仕事に迎えるでしょう。

朝明るい表情で挨拶するだけでも印象がガラリと変わります。

5-3. 明るい人と接する

性格の暗さは、周囲の環境で改善できる可能性があります。

もしも友人に明るい性格の人がいれば、引っ張られて行動範囲が広くなり、少しずつ明るい性格になっていけるかも知れません。

まずは習い事やサークルに参加して、明るい人と接してみましょう。

5-4. 姿勢を正す

暗い性格の人は、下を向いて猫背気味になっています。

猫背になると、内臓が前に圧迫されるので血流が悪くなり、自律神経のバランスが崩れます。

何となく体調不良を感じると、そこからどんよりとした気持ちになってしまうでしょう。

まずはシャキッと背筋を伸ばして正しい姿勢を保ってみましょう。

5-5. とりあえず笑顔でいる

「笑う門には福来る」という諺がある様に、常に笑顔でいる人にはピンチの時でも手を差し伸べてくれる人が表れるものです。

とりあえず笑顔でいる様にすれば、人から見て話しかけやすい雰囲気になります。

5-6. 新しいことにチャレンジする

暗い性格の人は、自分の好きなこと以外に興味を持ちにくくなります。

思い切って新しいことにチャレンジしてみましょう。

習い事や趣味でなくても良く、旅行にでかけるでも構いません。

とにかく今迄体験したことのないことをしに外に出る様にしてみましょう。

5-7. ポジティブ思考にチャレンジしてみる

外出の日に雨が降ったら「お気に入りの傘の出番だわ」と思いましょう。

デートがキャンセルになったら「おたがいゆっくり休養できる」と思いましょう。

面接に受からなかったら「きっと合わない会社で、神様が行くなといってるんだ」と思うのです。

何かにつけてポジティブ思考にチャレンジしてみて下さい。

最初は考えるのが辛いけれども段々と面白くなってきます。

まとめ

暗い性格の人は、自分で好んで暗くなっている訳ではありません。

大人しくても口下手でも不器用でも、周囲に暗い印象を与えない人は大勢います。

少しの努力で地味でも好感の持てる人になれるので、まずは試してみましょう。