現代日本では、社会的活動・人間関係に参加できなくなる「引きこもり」の問題が深刻化しています。
引きこもりというと思春期・青年期の男性がなりやすいイメージがあるのですが、近年、40〜50代以上の主婦にも引きこもりが増えて「引きこもり主婦」という新たな問題が生まれています。
この記事では、引きこもり主婦になる原因、引きこもり主婦の特徴・性格・心理、引きこもり主婦の状態を脱出する方法(コツ)について解説していきます。
- 引きこもり主婦とは?
- 引きこもり主婦になる原因
- 引きこもり主婦の特徴や性格・心理
- 引きこもり主婦になりやすいタイプ
- 引きこもり主婦から脱出するコツや方法
- まとめ
1. 引きこもり主婦とは?
引きこもり主婦とは、家庭内の家事育児はしていても、「家庭外部の社会的活動」に参加せず、「家族以外との人間関係」を持っていない状態にある専業主婦のことです。
家の中の家事・雑事はこなしているのですが、パートの短時間労働であっても外で働きたいという意欲がなく、家族以外の他者と関わったりコミュニケーションを取ったりすることもなく、社会的・心理的に孤立している状態にある専業主婦のことを指しています。
引きこもりは心理状態とは関係なく「6ヶ月以上にわたって社会的活動・家族以外の人間関係に参加していない状態」を意味しますが、引きこもり主婦は「意欲低下・無気力・自信喪失・抑うつ感」などのネガティブな心理状態に陥っている事も多いのです。
2. 引きこもり主婦になる原因
今まで引きこもりとは縁遠いと思われていた主婦が、引きこもりになってしまう原因にはどのようなものがあるのでしょうか?
2-1. 結婚後の引越しによって過去の友人関係が無くなる
引きこもり主婦になる原因として、「結婚した後の引越し(配偶者の仕事の都合などによる転居)」と「生活環境・人間関係の大きな変化」を考えることができます。
結婚後に引越しすることで、「過去の友人関係」を失ったり連絡が疎遠になることも多く、元々友達を作ることが難しい引っ込み思案な人は、引越しをきっかけにして「家族以外の友人知人との交流」が無くなってしまうことも多いのです。
結婚後の転居で誰も知っている人のいない土地に引っ越すことで、対人関係から孤立してしまう主婦も少なからずいます。
昔から付き合いのある一人〜二人の友人だけしかいなくて、新しい環境で友人知人をゼロから増やしていく積極的な行動ができない主婦は、どうしても生活様式が引きこもりがちになりやすいのです。
2-2. ママ友や近隣住民との人間関係に上手く適応できない
ママ友や近隣住民との人間関係に上手く適応できないということも、引きこもり主婦になる一つの原因になります。
子供が同じ幼稚園・小学校に通っているのだから、できるだけママ友とも仲良くしなければいけないと思って頑張ってはみたけれど、「ママ友の輪の中」に入れてもらえなくて「疎外感(仲間外れにされている感覚)」を感じてしまう。
マンションや一軒家の近隣住民とも親しくしなければと思うけれど、「最低限のあいさつ・会釈」以上の付き合いにまで発展させるのも煩わしい。
そういった人間関係の不適応感から、引きこもり主婦になってしまう事も多いのですが、「周囲に気の置けない親しい友達・ママ友」が一人もいないという環境だと、どうしても気分が沈んでしまって行動力も落ちてしまうのです。
2-3. 自慢していた子供が進学や就職などで躓いてしまう
子供の勉強・スポーツ・リーダーシップなどを自慢し過ぎている母親も、引きこもり主婦になってしまう事があります。
ママ友や周囲の人たちに「うちの子供は勉強(スポーツ)ができて凄い・うちの子供は学校の人気者でリーダーシップを取っている」といった自慢をしていると、その後に子供が何らかの理由で進学・就職・結婚などに失敗してしまった時に、周囲の人たちに「子供の話題」を出されることが嫌になって、引きこもってしまう事があります。
小中学校くらいの段階では、子供の将来はどうなるのかまだ分かりません。
そこで極端に見栄を張って自慢し過ぎると、自慢の子供が思い通りの方向に育ってくれなかった時に、友人関係からも孤立しがちになるのです。
2-4. 体調不良・病気によって他人と関わることができなくなる
引きこもり主婦になる原因として、家事・配偶者のストレス、育児ノイローゼ、自己評価の低下などで「体調不良・病気」になってしまうことも考えられます。
ストレスや疲労によって慢性的な体調不良に襲われるようになると、どうしても外出や対人関係が億劫(おっくう)になってしまって、社会的活動から遠ざかりやすくなってしまうのです。
更年期障害や大きな病気をした後に、後遺症のような苦痛で不快な症状が続くことで、友人知人と一緒に行動することが難しくなってしまう事もあるでしょう。
うつ病やパニック障害のような「メンタルヘルスの悪化」というのも、引きこもり主婦になる大きな要因の一つになっています。
3. 引きこもり主婦の特徴や性格・心理
引きこもり主婦の特徴にはどのようなものがあるのでしょうか?引きこもり主婦の性格・心理の特徴と合わせて紹介していきます。
3-1. 家事・育児を一人で抱え込んでいて家庭外の社会と関わる余裕がない
引きこもり主婦の特徴として、自分一人で自分家事・育児を抱え込んでいて家庭外の社会と関わる「心理的・時間的な余裕」がないということが上げられます。
家事・育児・旦那のケアに対する責任感が強くて、生真面目な性格の人は「家の中の仕事・用事・育児」を完璧にこなさなければならないと思い込むことで、引きこもり主婦に近い「家庭外部の他人と関わることがない内向きのライフスタイル」にいつの間にか陥ってしまいやすいのです。
3-2. 自己評価や会話能力が低下して積極的に他人と関わることができない
引きこもり主婦の性格・心理の特徴として、出産後の体型(見た目)の変化や仕事をしていない時期の長さなどから、「自己評価の低下」が起こりやすいという事があります。
自己評価だけではなく、色々なタイプの人と話す会話能力も下がりがちなので、結果として積極的に対人関係を持つことができなくなってしまうのです。
自分の外見・会話能力に対する自信を失うことで、引きこもり主婦になるリスクは高まります。
3-3. 「結婚・出産・育児」によって外の社会から遮断されてしまったという被害感がある
引きこもり主婦の心理的な特徴として、自分は「結婚・出産・育児のライフイベント」によって、外の社会(人間関係)から遮断されてしまったという被害感を持っていることがあります。
女性は結婚すると多かれ少なかれ「家庭中心・旦那中心(家族中心)のライフスタイル」にならざるを得ませんが、引きこもり主婦になってしまう人は「結婚したせいで(子供がいるために)、自分は仕事ができず外の世界と関わることもできない」というある種の被害感情を抱いて自分で壁を作っていることが多いのです。
3-4. 何事に対しても消極的で面倒くさがり屋である
引きこもり主婦の性格面の特徴として、何事に対しても消極的で自分のほうから積極的に物事に関わることが少ないということがあります。
基本的な性格行動パターンとして、「面倒くさがり屋・何事に対してもおっくう(億劫)」という特徴が見られることが多く、身だしなみをきちんと整えてから外出することも手間がかかって面倒くさいという風に考えてしまいやすいのです。
時間や労力のかかる行動を嫌う面倒くさがり屋の傾向が強い人は、自然と引きこもり主婦の生活リズムになっていきやすいということが言えるでしょう。
3-5. 友達が少なくて友人関係が苦手である
引きこもり主婦の特徴には、元々、友達の数が少なくてコミュニケーション頻度が少ないということがあります。
LINEやTwitterなどのSNSで友達と交流する機会が少なく、友人関係を構築したり維持したりすることに苦手意識を持っていることも多いのです。
無理をしてまで友達を作ろうとか友達を増やしたいとか思うことがなく、今までも人と関わらない「お一人様の行動」が多かったので、普通に家事育児をして家で過ごしている内に、いつの間にか引きこもり主婦のような状態になりやすくなってしまうのです。
3-6. テレビ視聴やインターネットが趣味で人と一緒にいなくても平気である
引きこもり主婦の性格・心理の特徴としてインドアな活動が好きで、特に「テレビ視聴・インターネット・アニメや漫画」といった、自分一人でいくらでも楽しめる趣味を持っているということがあります。
テレビでドラマ・アニメ・映画などを見ることが好きで、インターネットでSNSやブログ、動画視聴をしたりすることが好きな人は、他人と一緒にいなくても(一人で一日をのんびり過ごしていても)心理的に平気なので、自然と引きこもりに近い生活状態になっていきやすい傾向があるのです。
4. 引きこもり主婦になりやすいタイプ
引きこもり主婦になりやすい人には、どのようなタイプが多いのでしょうか?
4-1. 人見知りで新しい人間関係を作るのが苦手なタイプ
引きこもり主婦になりやすいタイプとして、「人見知り・引っ込み思案で新しい人間関係を作るのが苦手なタイプ」を指摘することができます。
外の社会や他人と関わることが苦手な「内向的な性格の人」は、元々、人見知りで引っ込み思案なことが多いのです。
この内気で新しい人間関係を作るのが苦手なタイプの人は、結婚後の引越しなどで急に生活環境・対人関係が変化した時に、新しい人との人間関係が構築できずに引きこもりがちになってしまいます。
初対面の人やよく知らない人と上手く会話することができない「内気・人見知り・消極的なタイプの人」は、向こうから近寄ってきてくれないとどうしても引きこもり主婦になりやすいのです。
4-2. 独身時代にも仕事が苦手で無理して仕事をしていたタイプ
「独身時代にも仕事が苦手で、無理をして何とか仕事をしていたタイプ」も、引きこもり主婦になりやすいタイプでしょう。
引きこもりにならずに社会参加する最も手っ取り早い方法は、「仕事をすること・企業や団体に所属して役割を果たすこと」ですから、「仕事が苦手・仕事が嫌い(できるだけ家庭の外で仕事はしたくない)」というだけで引きこもりになるリスクは何倍にも大きくなってしまうのです。
独身時代の頃から、嫌々ながら仕事をしていた人やできれば早く仕事を辞めたいと思っていた人は、「社会・他者との接点」が初めから少なくて社会参加のモチベーションも低いので、引きこもり主婦になりやすいのです。
4-3. ママ友などの人間関係のストレスに弱いタイプ
引きこもり主婦になりやすいタイプとして、「ママ友などの人間関係のストレスに弱いタイプ」があります。
ママ友やご近所さんとの人間関係では、「聞かれたくないことを聞かれる+言われたくないことを言われる+根も葉もない噂話を広められる」といったストレスが付き物ですが、そういったストレスを真正面から受け入れて傷つき過ぎてしまう人は、引きこもり主婦になりやすいのです。
ママ友やご近似さんとのコミュニケーションで、すぐに傷ついてしまう対人ストレスに弱いタイプの主婦は、「他者と関わりを持つことに対する不安感・恐怖感」が強くなることによって、引きこもり主婦に近い「家族以外の人と関わらない生活状況」になりやすいのです。
4-4. 現在の自分が他人からどう見えているのかを気にする見栄っ張りなタイプ
引きこもり主婦になりやすいタイプとして、「現在の自分が他人からどう見えているのかを気にする見栄っ張りなタイプ」を上げることができます。
世間体が強くて見栄・体裁を気にするタイプ、自分や家族について実際以上に大げさに自慢したがるタイプの人も、意外に引きこもり主婦になってしまうリスクが高いのです。
今の自分や家族が他人からどのように見えているのかを気にする見栄っ張りなタイプの主婦は、「自分・家族の自慢ができない状態」に落ち込むと、どうしても他人と顔を合わせたくないと思うようになって引きこもりがちになります。
見栄っ張りで自慢が好きな人は、「家族・子供の挫折や失敗」をきっかけにして、他者との関わりを断ち切ってしまう事も多いのです。
4-5. 積極性・自発性がなくて何事に対しても受身なタイプ
「積極性・自発性がなくて何事に対しても受身なタイプ」も、引きこもり主婦になりやすいタイプの一つになります。
自分から前向きに何かを成し遂げようとする「積極性・自発性」がないタイプの人は、どうしても仕事や物事に対して「受身な姿勢」が目立つようになります。
しかし、現実社会や人間関係ではただ待っているだけの受身な姿勢の人に、向こうから近寄ってきてあれこれ世話をしてくれる人なんて滅多にいません。
自発的な行動や積極的な姿勢が見られない人は、「周囲の人間関係・仕事」から取り残される形で引きこもり主婦になりやすいのです。
5. 引きこもり主婦から脱出するコツや方法
社会や他人と関わらずに自宅に閉じこもる引きこもりの状態にあるとメンタルヘルスも悪化していきがちです。
引きこもり主婦から脱出するコツや方法について、ご紹介していきます。
5-1. 家族以外の人とできるだけ関わるようにする
引きこもり主婦」を脱出する簡単なコツは、「家族以外の人」とできるだけ関わりを持つことにあります。
365日24時間、家事育児に追われていて、家族以外の誰ともまともに話していなければ、どんなにポジティブな人でも気持ちがふさぎ込んできて、引きこもりに近い内向きのライフスタイルになってしまうのです。
昔の友達、ネットで知り合った友達、子供関係の知人などと積極的な関わりを持ち、コミュニケーションを取る機会を多くしてみましょう。
5-2. 意識を外に向けて外出するきっかけを自分で作るようにする
意識を家庭の外に向ける時間を持つようにして、外出するきっかけ・理由を自分で作り出すようにしてみましょう。
いつもとは違う少し遠いスーパーに行ってみる、美容院でパーマやヘアカラーの予約をする、一人でもカフェやファミレスで外食してみるといったちょっとした外出の用事からで構わないのです。
家の外に出かけて行って、そこで色々な他人や店員さんと少し言葉を交わすだけでも、気持ちが明るくなってオープンになってきます。
5-3. 短時間のパートやチラシ配りなどの軽い仕事をしてみる
引きこもり主婦から脱出する最も合理的な方法は、「仕事を介した社会参加をしてみること」です。
家庭中心のライフスタイルに慣れてしまって、とても外で働くことなんてできないと思う引きこもり主婦の人も多いと思いますが、まずは「短時間のパート・チラシ配り(新聞配達)などの軽作業」から始めてみれば良いのです。
仕事をすれば、必然的に社会参加することができ、他者との関わりもできてきます。
5-4. 自分と似たような引きこもり主婦の状態にある人と話し合いをしてみる
引きこもり主婦から脱出するきっかけの一つとして、「話し相手・相談相手」を作るということがありますが、インターネットで検索したりSNSでコミュニティに参加したりすることで「類似の引きこもり主婦の状態にある人」を見つけやすくなります。
自分と同じような引きこもり主婦の状態にある人に相談してみることで、新たな友人知人の関係になれることもありますし、共感できる話題が多くて一緒に何かのイベント(行事)に参加することになるかもしれません。
まとめ
かつては挫折経験をした青少年・社会人の男性に多いと思われていた「引きこもり」ですが、最近は家事・育児に追われて外部の社会・他人と関わる機会の少ない「主婦層」にも引きこもり主婦の問題が増えてきています。
引きこもり主婦の心理・性格の特徴としては、「面倒くさがり屋・家事育児を一人で背負い込む・友達が少ない・テレビやインターネットが大好き」などがあります。
引きこもり主婦の状態から脱出するコツや方法としては、「家族以外の人と関わる・外出のきっかけを作る・パートなどの軽い仕事をしてみる」などがあります。
引きこもり主婦の問題について悩んでいる人や原因・対処法を知りたい人は、この記事を参考にしてみて下さい。
現代日本では、社会的活動・人間関係に参加できなくなる「引きこもり」の問題が深刻化しています。
引きこもりというと思春期・青年期の男性がなりやすいイメージがあるのですが、近年、40〜50代以上の主婦にも引きこもりが増えて「引きこもり主婦」という新たな問題が生まれています。
この記事では、引きこもり主婦になる原因、引きこもり主婦の特徴・性格・心理、引きこもり主婦の状態を脱出する方法(コツ)について解説していきます。
1. 引きこもり主婦とは?
引きこもり主婦とは、家庭内の家事育児はしていても、「家庭外部の社会的活動」に参加せず、「家族以外との人間関係」を持っていない状態にある専業主婦のことです。
家の中の家事・雑事はこなしているのですが、パートの短時間労働であっても外で働きたいという意欲がなく、家族以外の他者と関わったりコミュニケーションを取ったりすることもなく、社会的・心理的に孤立している状態にある専業主婦のことを指しています。
引きこもりは心理状態とは関係なく「6ヶ月以上にわたって社会的活動・家族以外の人間関係に参加していない状態」を意味しますが、引きこもり主婦は「意欲低下・無気力・自信喪失・抑うつ感」などのネガティブな心理状態に陥っている事も多いのです。
2. 引きこもり主婦になる原因
今まで引きこもりとは縁遠いと思われていた主婦が、引きこもりになってしまう原因にはどのようなものがあるのでしょうか?
2-1. 結婚後の引越しによって過去の友人関係が無くなる
引きこもり主婦になる原因として、「結婚した後の引越し(配偶者の仕事の都合などによる転居)」と「生活環境・人間関係の大きな変化」を考えることができます。
結婚後に引越しすることで、「過去の友人関係」を失ったり連絡が疎遠になることも多く、元々友達を作ることが難しい引っ込み思案な人は、引越しをきっかけにして「家族以外の友人知人との交流」が無くなってしまうことも多いのです。
結婚後の転居で誰も知っている人のいない土地に引っ越すことで、対人関係から孤立してしまう主婦も少なからずいます。
昔から付き合いのある一人〜二人の友人だけしかいなくて、新しい環境で友人知人をゼロから増やしていく積極的な行動ができない主婦は、どうしても生活様式が引きこもりがちになりやすいのです。
2-2. ママ友や近隣住民との人間関係に上手く適応できない
ママ友や近隣住民との人間関係に上手く適応できないということも、引きこもり主婦になる一つの原因になります。
子供が同じ幼稚園・小学校に通っているのだから、できるだけママ友とも仲良くしなければいけないと思って頑張ってはみたけれど、「ママ友の輪の中」に入れてもらえなくて「疎外感(仲間外れにされている感覚)」を感じてしまう。
マンションや一軒家の近隣住民とも親しくしなければと思うけれど、「最低限のあいさつ・会釈」以上の付き合いにまで発展させるのも煩わしい。
そういった人間関係の不適応感から、引きこもり主婦になってしまう事も多いのですが、「周囲に気の置けない親しい友達・ママ友」が一人もいないという環境だと、どうしても気分が沈んでしまって行動力も落ちてしまうのです。
2-3. 自慢していた子供が進学や就職などで躓いてしまう
子供の勉強・スポーツ・リーダーシップなどを自慢し過ぎている母親も、引きこもり主婦になってしまう事があります。
ママ友や周囲の人たちに「うちの子供は勉強(スポーツ)ができて凄い・うちの子供は学校の人気者でリーダーシップを取っている」といった自慢をしていると、その後に子供が何らかの理由で進学・就職・結婚などに失敗してしまった時に、周囲の人たちに「子供の話題」を出されることが嫌になって、引きこもってしまう事があります。
小中学校くらいの段階では、子供の将来はどうなるのかまだ分かりません。
そこで極端に見栄を張って自慢し過ぎると、自慢の子供が思い通りの方向に育ってくれなかった時に、友人関係からも孤立しがちになるのです。
2-4. 体調不良・病気によって他人と関わることができなくなる
引きこもり主婦になる原因として、家事・配偶者のストレス、育児ノイローゼ、自己評価の低下などで「体調不良・病気」になってしまうことも考えられます。
ストレスや疲労によって慢性的な体調不良に襲われるようになると、どうしても外出や対人関係が億劫(おっくう)になってしまって、社会的活動から遠ざかりやすくなってしまうのです。
更年期障害や大きな病気をした後に、後遺症のような苦痛で不快な症状が続くことで、友人知人と一緒に行動することが難しくなってしまう事もあるでしょう。
うつ病やパニック障害のような「メンタルヘルスの悪化」というのも、引きこもり主婦になる大きな要因の一つになっています。
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