爽やかな香りと酸味が魅力のレモンは、柑橘の代表といえます。
目にも鮮やかなビビッドイエローと独特の形は、衣類や小物、食器などのデザインとしても不動の人気があります。
- レモンとはどんな花?
- レモンの花言葉
- レモンの色別花言葉
- レモンについて解説
- レモンのマメ知識
- レモンを育てる時の注意点
- レモンの種類(原種、園芸品種の花言葉や特徴)
- レモンに似た植物(花言葉や特徴)簡単に紹介
- まとめ
1. レモンとはどんな花?
レモンは、5月〜6月頃に白や淡いピンクのとても可憐な5弁の花を沢山咲かせ、花には良い香りがあります。
つぼみは紫色をしていますが、開くと白や淡いピンクになります。
樹高がそれ程高くならないので、鉢植えでも栽培することができます。
農薬を使う必要がほどんどなく、ベランダなどでも花を楽しんだあとに果実を収穫することができるため、育てる人も多い柑橘類の1つです。
果実は皮も果肉も利用でき、栄養も豊富に含まれています。
2. レモンの花言葉
2-1. 「誠実な愛」「思慮分別」
レモンは可愛らしい白い花を咲かせます。
存在感のある果実の鮮やかな黄色とは対照的に、清楚で控えめな印象の花です。
そのような花のイメージから、これらの花言葉が付けられたと考えられています。
2-2. レモンには、花と果実にも花言葉があります
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花の花言葉
「心からの思慕」この花言葉も、清楚で控えめなイメージに由来しているとされています。
「香気」この花言葉は、レモンの花の良い香りに由来しているとされています。
果実の花言葉
「情熱」レモン果汁のインパクトのある酸味を、強い気持ち、情熱になぞらえて、この花言葉がつけられたと考えられています。
「陽気な考え」この花言葉は、果実の明るい黄色が持つ陽気なイメージに由来しているとされています。
3. レモンの色別花言葉
色別の花言葉は付けられていません。
4. レモンについて解説
レモンは、ミカン科・ミカン属の常緑低木で、原産地はインドです。
緑色の果実は熟すと鮮やかな黄色になります。
日本に流通しているレモンは主にカリフォルニア産ですが、国産のレモンもシェアは少ないものの、流通しています。
輪切りにするとハート型になるレモンなども栽培されており話題になっています。
レモンは一年中流通していますが、旬は10月です。
柑橘類の中で、強い酸味があるためそのまま食べるのに適さないものは「香酸柑橘」と呼ばれています。
レモンはその代表的な植物です。
4-1. 英語での呼び名
英語名はCitrus limon、Lemonです。
Citrusは、ラテン語でシトロンの木、を意味するCitrus(キトルス)が語源になっています。
Lemonは、ヒンドゥー語でリンブ族を意味するlimbu語源となったとされています。
4-2. 原産地
原産地はインドのアッサム地方です。
現在は、インド、メキシコ、中国、アルゼンチン、ブラジル、スペイン、トルコ、アメリカ、イラン、イタリアなどが主な産地となっています。
日本では広島県が主要な産地となっていますが、愛媛県、和歌山県、熊本県、三重県などでも栽培されています。
4-3. レモンの名前の由来
和名の「檸檬(レモン)」は、中国の生薬である「檸檬(ネイモウ)」が転じてレモンと呼ばれるようになったとされています。
この生薬は、胃腸の動きを整えたり、痰を排出する目的で利用されています。
4-4. レモンの誕生日花の日
5月20日、5月22日、5月24日、11月12日の誕生花です。
レモン鉢植えを贈れば、花の香りも楽しんでいただけて、フレッシュなレモンも味わっていただけます。
又、レモンの花の蜜を集めたハチミツなどの食品も喜ばれます。
5. レモンのマメ知識
5-1. 美容と健康に(1)
レモンには美容や健康に良い成分が豊富に含まれています。
ビタミンCは、メラニンの生成を防いでくれます。
コラーゲンの合成も助けるので、美肌効果が期待できます。
風邪の予防にも効果があるとされています。
ポリフェノールには強い抗酸化力があり、アンチエイジング効果が期待できます。
クエン酸は新陳代謝を良くするとされており、血流が良くなることで、肌荒れの改善などの美肌効果、冷えの改善、ダイエット、動脈硬化・高血圧予防、腎臓機能の改善に効果があると言われています。
疲労回復効果もあるとされています。
5-2. 美容と健康に(2)
リモネンには、リラクゼーション効果があるとされています。
ペクチンは食物繊維で、腸内環境を整え、血糖値を安定させ、コレステロール値を下げる効果が期待できます。
便秘の解消、ダイエット効果も期待できます。
カリウムは、塩分や老廃物の排出を促しますので、むくみや肌荒れの改善に効果があるとされています。
レモンは、果汁、果肉だけでなく果皮にも美容と健康に良い栄養分が沢山含まれています。
5-3. アロマオイル
レモンには古来より殺菌効果があることが知られており、古代のエジプトではすでに、魚や肉が傷まないようレモンを利用していたとされています。
レモンのアロマオイルは果皮から抽出します。
その爽やかな香りの成分であるリモネンとシトラールには、気分をリフレッシュさせる効果があると言われています。
集中力を高めたり、気分を落ち着けたいときなどに使うと効果的だとされています。
5-4. ルームスプレーに
レモンには殺菌作用もありますので、レモンの香りを部屋に香らせておくことで、風邪など感染症の予防にもなるとされています。
精製水や無水エタノールにレモンのオイルを加え、部屋にスプレーするだけで、爽やかな香りに包まれながら、感染症も予防してくれます。
5-5. スキンケアにも
レモンのアロマオイルを使った化粧水は、肌を引き締めてくれる効果が期待できます。
香りのリラックス効果との相乗で、肌を健やかに導いてくれます。
肌に付けた時には直射日光に当てないようにする必要がありますので、夜のお肌のお手入れにおススメです。
5-6. 掃除に
レモンに含まれるクエン酸には、水垢や石鹸かす、ガラスのくもりなどのアルカリ性の汚れを中和して落とす効果や殺菌効果があります。
又、リモネンには洗浄効果がありますので、家中の掃除に利用できます。
シンクや蛇口は、レモンの皮の白い部分で擦るときれいになります。
6. レモンを育てる時の注意点
レモンは寒さにはあまり強くありませんので、鉢植えで育てると移動がしやすく冬越しもさせやすいのでおススメです。
ここでは鉢植えで育てる際のコツ・注意点を解説します。
6-1. 栽培環境
レモンは日当たりの良い場所で育てます。
冬場は3度以下にならない場所で育てます。
6-2. 用土
レモンは、水はけが良く、水もちの良い土を好みます。
赤玉土小粒7〜8:腐葉土3〜2の割合で配合した土を用意するか、市販されている果樹専用培養土を使いましょう。
6-3. 水やり
鉢土の表面が白く乾いたら鉢底から水が流れ出てくるまでたっぷりと与えます。
ただし、水の与え過ぎは根腐れを起こす原因になりますので注意しましょう。
6-4. 肥料
レモンは肥料を沢山必要とする植物です。
3月、6月、10月ごろに有機質肥料か緩効性化成肥料を与えます。
ただし肥料の与え過ぎは根を痛める原因になりますので、用量を守ってあたえましょう。
6-5. 植え付け、植え替え
植え付け、植え替えは、3月下旬〜4月上旬頃に行います。
用意した鉢に鉢底石を敷き詰めます。
1/3ほど用土を入れたら、苗を中央に置き、周りに土を入れます。
その後、水をたっぷりと与えます。
植え替えは、根詰まりを起こさないように2〜3年に1度を目安に行います。
一回り〜二回り大きな鉢に新しい用土を使って植え替えます。
6-6. 剪定
3月〜4月中旬にかけて行います。
株に満遍なく日が当たるように、バランスを見ながら作業しましょう。
6-7. 摘蕾、摘果
植え付けから3〜4年で、花を付けるようになります。
つぼみが多く付きすぎている場合は間引きをします。
レモンは摘果をする必要はありませんが、大きく育った果実から収穫するようにします。
6-8. 収穫
果実は10月〜11月以降に熟してきますが、収穫は果実が熟しきる前に行います。
果実がほんのり黄色く色づいてきたら収穫して、室内で追熟させます。
果実が黄色くなるまで木に付けておくと、香りが弱くなってしまいます。
6-9. 害虫、病気
アブラムシ、アゲハの幼虫、ミカンハモグリガ(エカキムシ)、カミキリムシなどが付くことがあります。
見つけたらすぐに取り除きましょう。
葉、枝、果実に潰瘍病が発生することがあります。
ミカンハモグリガに食べられた痕や、風で葉や果実が擦れ合ってできた傷口から感染しますので注意しましょう。
7. レモンの種類(原種、園芸品種の花言葉や特徴)
7-1. リスボン
寒さにも暑さにも強く果実を沢山実らせる品種で、商業的にも人気のある純粋レモン種です。
トゲがやや多いのが特徴ですが、日本の気候でも育てやすいといわれています。
果汁が多く香りも強い品種で、日本で流通しているレモンの主流がリスボンです。
南カリフォルニアで開発された品種で、1950年頃から市場に出回っています。
花言葉は付けられておらず、通常はレモンの花言葉が使われます。
7-2. ユーレカ
寒さにはやや弱い品種ですが、風味はリスボンに似ており、果汁が多く種が少ないのが特徴です。
原産はシチリアで、カリフォルニアなどで多く栽培されており、商業的にも人気のある純粋レモン種です。
ユーレカはトゲが少ないので、家庭でも扱いやすい品種です。
枝変わりのアレンユーレカ、クックユーレカという品種もあります。
花言葉は付けられておらず、通常はレモンの花言葉が使われます。
7-3. ビラフランカ
トゲなしレモンと呼ばれているシチリア原産の品種です。
日本へは戦前に入ってきており、現在も盛んに生産されています。
果実の特性はユーレカに似ています。
花言葉は付けられておらず、通常はレモンの花言葉が使われます。
7-4. ジェノバ
主に南アメリカで栽培されている品種です。
種が少なく果汁が多いのが特徴です。
花言葉は付けられておらず、通常はレモンの花言葉が使われます。
7-5. ポンテローザ
ミカン科・ミカン属の常緑低木樹で、園芸品種です。
大実檸檬(オオミレモン)とも呼ばれ、大きな果実が特徴です。
果実の大きさはグレープフルーツほどにもなります。
やわらかめな酸味のレモンです。
白い花を咲かせ、花にも良い香りがあります。
8. レモンに似た植物(花言葉や特徴)簡単に紹介
8-1. シトロン(学名:Citrus medicaL. )
ミカン科・ミカン属の常緑低木樹で、薄い紫色を帯びた花を咲かせます。
レモンの近縁種で、インド東部が原産です。
日本へは江戸時代よりも前に入ってきていたと伝えられています。
「丸仏手柑(マルブシュカン)」「枸櫞(クエン)」とも呼ばれ、クエン酸の名はこれに由来しています。
果皮の砂糖漬けは洋菓子の材料として利用されており、果汁はクエン酸の原料や、飲料に利用されています。
花言葉「美しいけれどいじわるな人」
8-2. メキシカンライム(学名:Citrus aurantifolia)
ミカン科・ミカン属の低木で、原産地はインド、ミャンマー、マレーシアなどです。
5月〜10月に白い花を咲かせます。
メキシコで多く栽培されていることからメキシカンライムと名付けられました。
日本に輸入されるライムの大半を占めています。
果実は小ぶりで果皮は濃い緑色をしています。
花言葉「あなたを見守る」
8-3. マイヤーレモン(学名:Citrus meyerii)
ミカン科・ミカン属の中国を原産とする植物です。
レモンとオレンジが自然交配したものだと考えられています。
ニュージーランドで多く栽培されており、果実は酸味がやわらかく香りが良いのが特徴で、果皮ごと食べることができます。
又、香りの良さから、アロマオイルや香水にも利用されています。
実付きがよくコンパクトに育てることができる品種で、鉢植えにも向いています。
花言葉はありません。
8-4. キンカンライム
フロリダ州で育成されたキーライムとキンカンの交配種です。
寒さに強く、キンカンのようにコンパクトに育つので家庭での鉢植えに最適です。
果実は小振りですが、毎年沢山の果実を付けてくれます。
調理用の果実は11月頃から、完熟果実は3月頃に収穫できます。
果汁が多く、強い酸味とマイルドな苦みが特徴で、爽やかな香りも魅力の品種です。
料理やカクテル、ジュースなどに幅広く利用できます。
花言葉はありません。
まとめ
レモンは果汁を絞るだけでなく、皮までも利用できます。
栄養豊富で、料理、スイーツ、ドリンクはもちろん、ルームスプレーや掃除にまで様々な用途に使えるレモンですが、自分で栽培すれば、普段は目にすることもない可憐な花や花の香りも楽しめます。
端正込めて育てた果実は美味しさもひとしおです。
爽やかな香りと酸味が魅力のレモンは、柑橘の代表といえます。
目にも鮮やかなビビッドイエローと独特の形は、衣類や小物、食器などのデザインとしても不動の人気があります。
1. レモンとはどんな花?
レモンは、5月〜6月頃に白や淡いピンクのとても可憐な5弁の花を沢山咲かせ、花には良い香りがあります。
つぼみは紫色をしていますが、開くと白や淡いピンクになります。
樹高がそれ程高くならないので、鉢植えでも栽培することができます。
農薬を使う必要がほどんどなく、ベランダなどでも花を楽しんだあとに果実を収穫することができるため、育てる人も多い柑橘類の1つです。
果実は皮も果肉も利用でき、栄養も豊富に含まれています。
2. レモンの花言葉
2-1. 「誠実な愛」「思慮分別」
レモンは可愛らしい白い花を咲かせます。
存在感のある果実の鮮やかな黄色とは対照的に、清楚で控えめな印象の花です。
そのような花のイメージから、これらの花言葉が付けられたと考えられています。
2-2. レモンには、花と果実にも花言葉があります
">
花の花言葉
「心からの思慕」この花言葉も、清楚で控えめなイメージに由来しているとされています。
「香気」この花言葉は、レモンの花の良い香りに由来しているとされています。
果実の花言葉
「情熱」レモン果汁のインパクトのある酸味を、強い気持ち、情熱になぞらえて、この花言葉がつけられたと考えられています。
「陽気な考え」この花言葉は、果実の明るい黄色が持つ陽気なイメージに由来しているとされています。
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