「ポテンシャル」という言葉、あらゆる場面で使われることがあります。
意味は一体どういうことなのだろうと思ったことはありませんか。
ここではポテンシャルという言葉の意味と共に、ポテンシャルの高い人の特徴を紹介していきます。
それでは一緒に見ていきましょう。
- ポテンシャルとは?
- ポテンシャルの類語や反対語・英語
- ポテンシャルの使い方や例文
- ポテンシャルの高い人の特徴
- ポテンシャルが低い人の特徴
- ポテンシャルを高める(引き出す)為にできることは?
- まとめ
1. ポテンシャルとは?
ポテンシャルとは「潜在的な」「可能性」といった意味を持つ言葉です。
秘めた能力、普段は見えていないけれど持っている能力といった意味で「ポテンシャルが高い」などと可能性のある人のことを言ったりするのです。
つまり「ポテンシャルが高い」と言われるのは期待されている、素晴らしいものを持っているとなりますので褒め言葉としていい意味で受け取ることができます。
ちなみに間違った使い方をする人もいます。
ポテンシャルを「意欲」「やる気」といった意味で使っている場合があります。
「ポテンシャルが足りない」「ポテンシャルを出していこう」というのは、ニュアンス的には伝わりますが、本来の持っている言葉の意味としては誤用になっている場合があります。
日本語に直してみると、「潜在能力が足りない」「潜在能力を出していこう」となりますが、ちょっぴり変です。
「意欲が足りない」「やる気を出していこう」と日本語で言った方がわかりやすいですが、職場やグループ内で「ポテンシャル」という言葉で定着していて意味が通じているならあえて指摘することもないでしょう。
2. ポテンシャルの類語や反対語・英語
2-1. 類語「潜在的能力」
「潜在的能力」とは人の中に潜在している、隠れている能力のことをいいます。
今よりもさらに上昇していく可能性、能力。
2-2. 反対語「顕在化(けんざいか)」
「顕在化(けんざいか)」とは、はっきりと形にあらわれる、存在することをいいます。
例文としては「問題が顕在化する」といったように使います。
2-3. ポテンシャルを英語で何と言うか?
ポテンシャルは英語で「potential」となります。
「potential ability」で潜在能力となります。
3. ポテンシャルの使い方や例文
3-1. 「彼はポテンシャルが高い」
「ポテンシャルが高い」という言葉自体、いい意味で使われます。
潜在能力を秘めている、何か成功させる力を持っているといった時に使われますから面と向かって言われると褒め言葉として受け取っていいでしょう。
また他の人に期待をかけている時にも使う言葉です。
3-2. 「ポテンシャルを引き出す」
持っている能力が高い、才能を秘めているのに、今のところ表面的にまだそれが表れていない人が、ある人の導きによって才能を開花させることがあります。
スポーツ選手など指導者が変わることで急成長することなどあるかと思います。
そのような時は「監督が選手のポテンシャルを引き出した」といった使い方をすることがあります。
3-3. 「ポテンシャルを秘めている」
ものごとを行う資質を持っていることをいいます。
今は目立った様子がなくても実は、能力を秘めている人に対して使われる言葉です。
4. ポテンシャルの高い人の特徴
ポテンシャルが高い人は、仕事やスポーツなど最初は目立たず地味な存在のことも多いのです。
しかし良い上司、指導者と巡り合うことや、本人の地道な努力の結果、潜在能力が開花するのです。
一度目覚めた能力をさらにパワーに変えてどんどん進化していく存在となります。
そのようなポテンシャルが高い人にはどのような特徴があるのでしょうか。
まとめてみましたので見ていきましょう。
4-1. 本番に強い
普段は能力があるのに隠れてしまった状態です。
しかしいざ本番になると強いタイプです。
4-2. メンタルが強い、打たれ強い
ポテンシャルが高い人は、メンタルが強い、打たれ強いことが特徴としてあります。
日頃から目立っていて実力があるように見えている人がちょっとしたことで挫折したり、相手から批判的なことを言われると気弱になってしまうことがあるのに対し、ポテンシャルの高い人は精神的に安定しています。
4-3. いざという時に成果が出せる
普段はしっかりやっているのか、どうかいまいちわからないタイプなのですが、いざという時、ここぞという場面でしっかりと成果を出すタイプです。
自己アピールは上手くないので上司の受けは良くなかったりするのですが、コツコツと自分の力をつけていくのです。
4-4. ポジティブである
考え方がポジティブです。
あまり人の悪い面をフォーカスしたりしません、他人の言動にさほど興味がないようなところもあります。
仕事でもスポーツでも「頑張ればそのうち花開く」と素直に信じて頑張るタイプです。
4-5. 特技を持っている
資格を持っている、何かに秀でているなど、さほどアピールはしませんが、何か特技を持っていることが多いのです。
その特技があることで心に余裕がありますので、普段は気負わずリラックスした状態でいられるのです。
4-6. 人に好かれやすい
ポテンシャルが高い人は、自分ではその能力に気がついていないことも多いのです。
それに気がついて引き出す人がいるから、開花できるという部分もあります。
人あたりが良く、人に好かれやすいことで、いい人と巡りあう機会も多いのです。
4-7. 冷静さを持っている
感情的に突っ走らず、わりと冷静なところがあります。
その冷静さで落ち着いてみえるので、表面的なところでしか判断しない上司などにあたりますと「やる気がない」などと言われてしまうこともあります。
しかし、力を出すべきところと、そうでないところをしっかり見極めているだけで、戦力にならないわけではないのです。
4-8. 客観視することができる
ものごとを客観的に見ることができます。
人には向き不向き、好き嫌いがあります。
自分の能力など客観視することができる為、向いている仕事、好きな仕事などでは才能を思う存分出すことができるのです。
4-9. 自分を肯定している
自分のことを好きであり、肯定することができれば、他者から批判されてもそれを真に受けることもなく、自分を保っていることができるでしょう。
また自分を肯定して信じることで大きなパワーが生まれます。
4-10. 成功体験を持っている
何かに成功した体験を持っていることで、自分は成し遂げたという自信ができます。
またこうすれば成功しやすいといったパターンのようなものも本人なりに掴んでいることでしょう。
成功体験を持っていることで、自分の中にはまだ能力が眠っていると信じて引き出そうとすることが積極的にできます。
4-11. 素直、柔軟性がある
大事なことは、「素直さ」があることです。
人からのアドバイスを聞く耳があるということです。
まず人の意見を聞き入れない人はそれまでということが多いのです。
相手から意見されることに腹を立てる、相手のことを見下している、自分の方が上だと思い上がっていることによって、良くしていくチャンスを自分から潰しているだけなのです。
自分の中にある潜在能力を引き出すどころか、自分から蓋をしているようなものです。
ポテンシャルの高い人は、素直に相手からの意見を聞き入れて信じて前向きに行動していくことができるのです。
4-12. 努力を怠らない
ポテンシャルの高い人の特徴に努力家であることがあげられます。
努力することを嫌う人は多いのです。
努力をすることを続けることができるからこそ、自分の中に隠れているものを引き出していくことができるのでしょう。
もしも努力をしなければその能力に気がつくこともなく、眠ったままだったのかもしれません。
4-13. 運がいい
運があることも、「実力」のうちといいますが、ポテンシャルが高い人は自分自身や周りの人も運がいいことが多いのが特徴です。
運のいい者同士が引き寄せあってさらに高めあっていくというイメージです。
またそのような相手と出会えること自体が「運がいい」ことでもあります。
4-14. 変化することを恐れない
ポテンシャルが高い人は、現状に甘えない、同じ場所にい続けようとしないのです。
過去の栄光にしがみつき、変化、向上することをしない人もいます。
それでは新たな成長や発見はないのです。
一方でポテンシャルが高い人は変化することを恐れませんし、むしろ好んでいるようなところもあります。
常に進化し続けることができるタイプといえるでしょう。
4-15. 失敗しても落ち込まない
失敗することで、自分が嫌になったり、やる気がなくなってしまう、落ち込むことは誰にでもあるでしょう。
しかし失敗を恐れるあまり守りに徹すると、身動きがとれず、また成長もできないままでしょう。
ポテンシャルが高い人は、失敗を恐れず、また失敗してもそんなに長い間落ち込むこともないのです。
5. ポテンシャルが低い人の特徴
ポテンシャルが高い人の特徴を理解していただけたでしょうか。
一方でポテンシャルが低い人の特徴もまとめてみました。
5-1. 積極的に動かない
消極的で、自分から動くことがありません。
自分が傷つきたくない、失敗したくない、責任をとりたくない、無難にこなしていればそれでよいといった考え方なのですが、ポテンシャルを引き出すことは難しいといえるでしょう。
5-2. 向上心を持っていない
もっと良くしたい、努力して高めていきたいという意欲に欠けています。
このままで問題ないのだからあえてあれこれしたくないといった考え方ですが、そのような考え方は言わなくても周りには伝わるものです。
陰で「やる気がない」「向上心がない」と言われることもあります。
5-3. 行動する前に諦める
行動を起こす前から「自分には無理」「する意味がない」などと簡単に諦めてしまう人は、職場においては「扱いづらい」「仕事を頼みにくい」と思われても文句は言えないでしょう。
5-4. やる気がない
お給料さえもらえればそれでいい、なるべく楽な仕事がいいと平気で口にする人もいます。
しかしそれらの言葉は「やる気がない」と相手に印象づけるだけですし、そのような考え方の人にポジティブで向上心のある人は仲良くしようとは思わないでしょう。
また本人にやる気がない以上、いくらいいものを持っていてもそれが表面に出てくることもないのです。
5-5. 自分に自信を持てない
なかなか自分に自信を持つことは難しいかもしれません。
しかし常に自分に自信がなくおどおどしている人は能力を持っていてもそれに気がついてもらえることは少ないでしょう。
まずは自分のことを好きになって自分だけでも認めてあげることです。
5-6. 成功したことが少ない
これまでの経験において、成功したことが少なくその為、自信が持てない、やる気が起こらないということがあります。
ポテンシャルを引き出すのに必要なのは本人のやる気です。
6. ポテンシャルを高める(引き出す)為にできることは?
自分の中にあるポテンシャルを高め、引き出していくことで、仕事やスポーツ、自分が打ち込んでいるものなどでもっと成果を上げたいものです。
今日からでも自分の中にあるポテンシャルを高めていく為に実践したいことをあげてみました。
自分を良い方向へもっと変えていきたいと思っている方はぜひ試してください。
6-1. 自己分析をする
まずは漠然と生活しないことでしょう。
自分のことをもっとよく分析することです。
何か結果があればどうしてそうなったのか、考えることで自分の傾向がわかるでしょう。
傾向がわかれば対策が立てられるのです。
自己分析というと、偏りも出て正確ではないかもしれません。
しかし何も考えないよりは考えた方がいいでしょう。
6-2. 視野を広げる
自分の価値観にこだわらないこと、もっと視野を広げることです。
同じような環境で同じような境遇の人と仲良くすることは気楽ですし、共感する部分も多いことでしょう。
しかし世の中には色々な人がいるのです。
自分にはないものを持っている人から新しい刺激を受けることも大事です。
見習いたいと思っている人や、尊敬している人など積極的に話を聞く機会を作るようにしましょう。
6-3. 向上心を持つ
ある程度までできているから、これでいいと思うのではなく、もっと上を目指す、他にできることはないかと新しいことに興味を持つなど、向上心を持つようにしましょう。
もちろんあれもこれもと一度に沢山のことはできません。
しかし、ずっと同じことだけの繰り返しでは成長がありません。
無理のない範囲で常に向上する努力をしていきましょう。
6-4. 失敗から学ぶ
失敗したらもうそこで終わりと思っていないでしょうか。
これ以上傷を深くしたくない、恥をかきたくないという気持ちはわかります。
しかし失敗からは沢山学ぶことができるのです。
どうしてそういう失敗をしたのか、今後は失敗しない為にはどうすればいいのか、別の方法ならば上手くいったのだろうかと、あらゆる角度から考えることはあります。
同じ失敗を何度も繰り返すのは嫌だと思いますが、違う方法での失敗ならばまた何か学ぶことができるとポジティブに考えていきましょう。
実際、失敗から学ぶことは多いものです。
6-5. 思考することを続ける
常に考えることを続けましょう。
思考を止めて、人に流されたり、その場の雰囲気に適当に合わせておけば確かに楽かもしれません。
プライベートではそれでも構わないかもしれません。
しかし、仕事など自分が一生懸命打ち込むべきものにそのような態度でのぞむことは、成長がストップしてしまうだけでなく、「適当な人」「何も考えていない人」と周りに評価されてしまうのです。
そのような評価をした相手に大事な仕事を相談したり、任せたりするでしょうか。
難しいことでも考えてみる、簡単に流さないことを意識してください。
何事にも真面目に取り組む人というのはそれだけで信用度がぐんとアップするものです。
6-6. 経験を積む
面倒なこと、難しいことであっても経験をどんどん増やしていくようにしましょう。
経験を積むことによってその時は苦労であってもその経験はいずれ自分の中に知識として財産になります。
経験があれば余裕が持てるようになり、慌てなくてすみます。
6-7. チャレンジ精神を持つ
面倒くさいと何も行動を起こさない人がいますが、それではただその場にいるだけの人です。
仕事でもスポーツでも自分から「頑張ろう」と前向きになって取り組むことです。
前向きになって動くことで隠されていた自分の能力を発見することができるのです。
6-8. 目標を作る
小さなことでも構わないので、目標を持つことです。
最初は実現可能な小さな目標を作って達成させるのです。
そこで満足感、達成感を味わうことができ、成功体験ができます。
それの繰り返しにより自分はやろうと思えばできる人間なのだと思うことができるのです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
ポテンシャルの意味、ポテンシャルが高い人の特徴、ポテンシャルを高めていく方法などまとめて紹介しました。
自分の中の才能に気がつかないまま過ごしている人の方が多いのかもしれません。
もっと自分に自信を持って前向きになることで人生は違ったものとなる可能性を秘めています。
「ポテンシャル」という言葉、あらゆる場面で使われることがあります。
意味は一体どういうことなのだろうと思ったことはありませんか。
ここではポテンシャルという言葉の意味と共に、ポテンシャルの高い人の特徴を紹介していきます。
それでは一緒に見ていきましょう。
1. ポテンシャルとは?
ポテンシャルとは「潜在的な」「可能性」といった意味を持つ言葉です。
秘めた能力、普段は見えていないけれど持っている能力といった意味で「ポテンシャルが高い」などと可能性のある人のことを言ったりするのです。
つまり「ポテンシャルが高い」と言われるのは期待されている、素晴らしいものを持っているとなりますので褒め言葉としていい意味で受け取ることができます。
ちなみに間違った使い方をする人もいます。
ポテンシャルを「意欲」「やる気」といった意味で使っている場合があります。
「ポテンシャルが足りない」「ポテンシャルを出していこう」というのは、ニュアンス的には伝わりますが、本来の持っている言葉の意味としては誤用になっている場合があります。
日本語に直してみると、「潜在能力が足りない」「潜在能力を出していこう」となりますが、ちょっぴり変です。
「意欲が足りない」「やる気を出していこう」と日本語で言った方がわかりやすいですが、職場やグループ内で「ポテンシャル」という言葉で定着していて意味が通じているならあえて指摘することもないでしょう。
2. ポテンシャルの類語や反対語・英語
2-1. 類語「潜在的能力」
「潜在的能力」とは人の中に潜在している、隠れている能力のことをいいます。
今よりもさらに上昇していく可能性、能力。
2-2. 反対語「顕在化(けんざいか)」
「顕在化(けんざいか)」とは、はっきりと形にあらわれる、存在することをいいます。
例文としては「問題が顕在化する」といったように使います。
2-3. ポテンシャルを英語で何と言うか?
ポテンシャルは英語で「potential」となります。
「potential ability」で潜在能力となります。
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