ジャスミンティーで知られるジャスミンの花は、白または黄色の小さな花です。
ジャスミンとはモクセイ科ソケイ属に属する植物の総称です。
ですから、「ジャスミン」という単一の名前の花はありません。
そんなジャスミンについて今回は書いていきます。
- ジャスミンとはどんな花?
- ジャスミンの漢字
- ジャスミンみたいな難しい漢字の花
- 茉を名前に付ける時のイメージ
- 莉を名前に付ける時のイメージ
- インドでのジャスミンの呼び方
- ジャスミンの英語
- まとめ
1. ジャスミンとはどんな花?

ジャスミンの花は夜に咲きます。
5枚の花弁を持ったり八重のものがありますが、とても可愛らしく清楚な印象を受ける花です。
ジャスミンは世界中に約300の品種があると言われますが、園芸用に私達が楽しむのは「ハゴロモジャスミン」という品種です。
また、ジャスミン茶の香料として使われるのは「アラビアンジャスミン」で、花が咲き始めた物を茶葉と混ぜて香りを楽しみます。
2. ジャスミンの漢字

2-1. 「耶悉茗」

この文字は、ジャスミンの音に最も近い漢字として使われています。
ジャスミンは古代エジプトの時代から観賞用として栽培されていましたが、ジャスミンという名前は、ペルシャ語で「神からの贈り物」の意味を持つ「Yasmin(ヤスミン)」が語源になっています。
それ位良い香りがするという意味でしょう。
2-2. 「茉莉花(マツリカ)」

これはサンスクリット語で「malika(マッリカー)」と言う言葉が語源で、これに漢字を当てはめ、最初は「茉莉」だったものが「茉莉花」となったものです。
malikaの意味はジャスミン茶です。
ジャスミンの属するソケイ属は種類が多いのですが、茉莉花はジャスミン茶の元となる「アラビアジャスミン」のことを差しています。
2-3. 「素馨花(ソケイ)」

こちらは中国でソケイ属の全般を表す漢字です。
これで、ソケイ属全般を指す場合もあれば、ジャスミンのことを指す場合もあります。
3. ジャスミンみたいな難しい漢字の花

3-1. 大犬の陰嚢(オオイヌノフグリ)

春一番に小さな青い花を咲かせて、私達に春の訪れを教えてくれるオオイヌノフグリ。
こんな漢字だったとはちょっと意外ですね。
3-2. 夕化粧(オシロイバナ)

このお馴染みの花は、他に紫茉莉、白粉花とも書きます。
3-3. 苧環(オダマキ)

キンポウゲ科の多年草で、初夏に青紫色、または白い花が舌を向いて咲きます。
3-4. 女郎花(オミナエシ)

秋の七草の1つでもある女郎花は、8月〜10月かけて黄色い花を咲かせます。
3-5. 擬宝珠(ギボウシ)

ギボウシュが転化してギボウシとなりました。
夏に総状花序の形で青や白の細長い花を咲かせます。
3-6. 水晶蘭(ギンリョウソウ)

銀竜草とも書きます。
別名”ユウレイタケ”。
腐生植物の中で最も有名です。
菌類に寄生して共生している植物ですが、花が咲く時以外は地上に姿を現しません。
花の色も白なのですが、透明にも見える為、”ユウレイタケ”という名前が付いたと思われます。
3-7. 仙人掌(サボテン)

大きな物は掌にも見えますね。
3-8. 白車紬草(シロツメクサ)

花を編んで頭に乗せる花輪を作って遊びませんでしたか。
3-9. 人面草(パンジー)

遊蝶花とも書きます
こちらの方が良い漢字ですね。
3-10. 瓔珞草(ベゴニア)

あの、可愛い花が結構難しい漢字なのですね。
3-11. 合歓(ミモザ)

黄色いスクランブルエッグの様な花を咲かせる花です。
4. 茉を名前に付ける時のイメージ

「茉」の付いた名前で思いだすのが、あの森鴎外の娘の森茉梨です。
まり、という名前は昔からあったようですが、この字を使うのは流石文豪森鴎外だと思いました。
「茉」の字は、特に中国ではジャスミンティーに関連した意味を持ちます。
そして、日本でもジャスミンの花言葉、「素直」「愛らしさ」「気立ての良さ」「愛想の良い」から子供の名前に付ける人が多いようです。
特に女の子の名前に、皆から愛される、素直な子に育って欲しいと願って付けることが多いです。
「茉」の字が持つイメージは他の「ま」とは違ってオリジナル感があること、また女性らしい優しさや明るさを感じます。
5. 莉を名前に付ける時のイメージ

「莉」もこの1字だけの意味としては、ジャスミンとなります。
読み方としては、「リ」の他に「レイ」もあります。
現在では名前に使う「り」の字の代表は。
この「莉」になっています。
やはりジャスミンの花の清楚な姿や香りから、「愛らしさ」や「清らかさ」「貴重なもの」といった意味を連想して付けるようです。
6. インドでのジャスミンの呼び方

インドではジャスミンのことは、「マツリカ」または「ジャスミン」と呼ぶようです。
女性は毎日新しいジャスミンの花を摘んで、髪飾りにします。
7. ジャスミンの英語

ジャスミンは英語では「jasmine」と書きます。
発音は第一アクセントが「i」に、第二アクセントが「a」にきます。
ジャスミンティーも日本語と同じく「jasmine tea」です。
まとめ

ジャスミンの花が古代エジプトの頃から栽培されていたとは驚きました。
クレオパトラだけでなく、女性たちは皆大昔から美しい物を愛でていたのですね。
ジャスミンはお茶だけでなく、アロマや香水としてもとても人気があります。
こちらはお茶に混ぜるジャスミンよりは人工でも作れるので、手に入りやすいでしょう。
杏仁豆腐に甘いジャスミンティーを冷やして掛けるのも、お薦めです。
ジャスミンティーで知られるジャスミンの花は、白または黄色の小さな花です。
ジャスミンとはモクセイ科ソケイ属に属する植物の総称です。
ですから、「ジャスミン」という単一の名前の花はありません。
そんなジャスミンについて今回は書いていきます。
1. ジャスミンとはどんな花?

ジャスミンの花は夜に咲きます。
5枚の花弁を持ったり八重のものがありますが、とても可愛らしく清楚な印象を受ける花です。
ジャスミンは世界中に約300の品種があると言われますが、園芸用に私達が楽しむのは「ハゴロモジャスミン」という品種です。
また、ジャスミン茶の香料として使われるのは「アラビアンジャスミン」で、花が咲き始めた物を茶葉と混ぜて香りを楽しみます。
2. ジャスミンの漢字

2-1. 「耶悉茗」

この文字は、ジャスミンの音に最も近い漢字として使われています。
ジャスミンは古代エジプトの時代から観賞用として栽培されていましたが、ジャスミンという名前は、ペルシャ語で「神からの贈り物」の意味を持つ「Yasmin(ヤスミン)」が語源になっています。
それ位良い香りがするという意味でしょう。
2-2. 「茉莉花(マツリカ)」

これはサンスクリット語で「malika(マッリカー)」と言う言葉が語源で、これに漢字を当てはめ、最初は「茉莉」だったものが「茉莉花」となったものです。
malikaの意味はジャスミン茶です。
ジャスミンの属するソケイ属は種類が多いのですが、茉莉花はジャスミン茶の元となる「アラビアジャスミン」のことを差しています。
2-3. 「素馨花(ソケイ)」

こちらは中国でソケイ属の全般を表す漢字です。
これで、ソケイ属全般を指す場合もあれば、ジャスミンのことを指す場合もあります。
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