「主体性」とは「自分の意識・意志・判断に従って行動しようとする態度」や「自分(自我)という主体を前提にして自発的に責任感を持って行動しようとする姿勢」を意味していますが、主体性のない人に多い特徴・傾向にはどのようなものがあるのでしょうか?
この記事では、主体性の「類語(同義語)・反対語(対義語)・英語表現」を紹介して、「主体性のない自分を改善するコツ」「主体性がない人に多い特徴・傾向」を分かりやすく説明していきます。
- 主体性とは?
- 主体性の類語・反対語
- 主体性がない人の原因
- 主体性の英語
- 主体性がない自分を改善するコツ
- 主体性がない人の特徴・傾向
- まとめ
1. 主体性とは?
「主体性」とは、「自分の意志・判断に従って自発的(率先的)に行動しようとする態度」のことを意味しています。
主体性とは「自分(自我)という主体(自我意識)を前提にして自発的に責任を持って行動しようとする姿勢」のことであり、自分で始めた行動に対して責任を取ろうとする姿勢もそこに含まれています。
主体性とは「主体・主観(サブジェクト)の持つ性質」のことであり、自分のやるべき行動について「他者・環境」に依存するのではなく、「自分の意識・意志・判断」で決めるということに重点が置かれています。
主体性とは、「他律的(他に決められる状態)」ではなく「自律的(自分の意志で決める状態)」であることであり、自分の人生・仕事・人間関係に対して主体として積極的にコミット(参与)しながら、自分の発言・行動に対する責任を取る覚悟があることを意味しているのです。
1-1. 「主体性」は哲学の分野において深く考察されてきた
主体性を意味するサブジェクト(subject)には、「客体(object)に対して下に置かれたもの(客体に対して従属するもの」という意味合いがありました。
しかし、近代的自我を発見したルネ・デカルトや近代的な人間倫理の実践を考えたインマヌエル・カントによって、中世以前の「主体と客体の主従関係」が逆転して、「近代人の主体性・主観性(認識・道徳の自律的な主体の原理)」が「主」として重視されるようになったのです。
インマヌエル・カントは、主体の認識作用によって主観が客観を構成するという「超越論的主観性」を主張して、主体のほうを客観(モノ)の上に置いたのです。
カントの後に出たヘーゲルも「真なるものは主体」とする絶対精神を提唱して、主体を絶対的精神の生命運動の基本原理として定義しました。
近代哲学は、政治・経済・社会やモノの世界に構造的に支配されている「他律的な人間観」を乗り越えて、自分の意志と判断で生き方を選択できる「自律的な人間観」を目指したのでした。
セーレン・キルケゴールは宗教的実存の決断によって「真の自己・主体」を回復できるとし、カール・マルクスは共産主義革命による階級闘争の社会的実践によって「自由な人間(主体)の解放」ができると主張しました。
現代の主体性には、既成の権威・習慣・常識・思想に依存せずに自律的に決断して行為できるという意味があり、日本の哲学者も三木清が「主観と主体の差異」を明確化する思想を深めていきました。
1-2. 「主観と主体」「主体性と自発性」は厳密には異なる
「主観と主体の違い」は、主観が「脳内の認識レベルの自意識の概念」であるのに対して、主体が「外部社会(他者との関わり)との行動レベルの自意識の概念」であるということです。
「主体性と自発性の違い」は、主体性のある行動は「状況・立場・目標・人間関係」を十分に理解した上で、臨機応変に自分の頭で考えながら行動していくというものですが、自発性のある行動は「自分から率先して行動すること(言われなくても自分で行動すること)」に過ぎません。
自発性のある行動は、自分の頭で考えて判断することはそこまで重視されていないのです。
「主体性のある行動」は「自分の自発的な言動に対する責任」までを想定していますが、「自発性のある行動」は「自分の行動の結果に対する責任」まで負う意志・覚悟がないことが多いのです。
2. 主体性の類語・反対語
主体性の「類語・反対語」について紹介していきます。
2-1. 主体性の類語(同義語)
主体性の類語には、以下のようなものがあります。
自分が自分であるという自己意識の連続性や一貫性を意味する類語
「自己一貫性・自己同一性・自己存在・アイデンティティー・自意識・自我」
自分が直接的に関わっていて一定の責任があることを意味する類語
「当事者意識・責任意識・自分に直接関係があるとの意識」
他に依存することのない自己のあり方を示す類語
「自立心・独立心・自主性」
主体性を持つ」という表現に相当する類語
「自発的にやる・進んでやる・確固たる自分を持つ能動的に行う(能動的にやる)・積極性を持つ・自分からやる・自主性を持つ・自立性を持つ・積極的に行う・確かな自分を持つ」
2-2. 主体性の反対語(対義語)
主体性の反対語(対義語)には、以下のようなものがあります。
「受動性・従属性・依存性・反応性・集団主義・全体主義・付和雷同(ふわらいどう)」
これらの反対語(対義語)には、「自分の頭で物事を思考したり分析したりすることがない」という意味のニュアンスがあります。
受動性は「人から言われて指示されたことだけを反応的にする」という意味になります。
従属性は「自分よりも地位や権限のある人にただ従っているだけ」、反応性は「与えられた指示や刺激に対して単純に応答しているだけ」を意味しています。
付和雷同は「自分の意見や判断を持たずに周囲の人達に盲目的に付き従っていること」を意味する四字熟語ですが、付和雷同することによって自分自身の価値観や思考を失った「集団主義・全体主義」に陥りやすくなるのです。
3. 主体性がない人の原因
主体性がない人が、「主体性を失っている原因・理由」にはどのようなものがあるでしょうか?
3-1. 自分が熱中して取り組める活動や分野が見つからなかった
主体性がない人の原因としては、今まで生きてきた人生や人間関係の中で、「自分が本気で熱中して取り組めるだけの活動・分野の目標」が見つからなかったということがあるでしょう。
元々、本人の興味関心の幅が狭くて行動力や社交性がないことが影響している可能性があります。
しかし、主体性がない原因として「自分自身の多くの時間・労力を投入してまで、本気になってやりたい活動(熱中して取り組めること)が見つからなかったということ」は大きいのです。
3-2. 過去に失敗・挫折を多く経験して無力感が強くなっている
初めは主体的に生きていたのに、途中から主体性を失ってしまって「受動的・消極的・依存的な人生や仕事ぶり」になってしまったという人もいます。
こういった人は、過去に大きな失敗やつらい挫折を何度も経験したことによって、「自分自身の存在・能力・意欲に対する自信」を失ってしまっていることが多いのです。
過去の失敗や挫折の積み重ねが生んだある種のトラウマ(心的外傷)が、主体性を失わせる原因になることがあります。
「自分なんかがどんなに一生懸命に頑張っても良い結果を出せるはずがない」とか「過去に必死になって頑張ってきたけど上手くいかずにみんなから馬鹿にされただけだった」とかいう深刻なトラウマを経験したことで、主体性の基盤となるべき自信・モチベーションを失ってしまったということです。
3-3. 自分から自発的に何かを始めて責任を取らされることを恐れている
主体性がない人の原因として、「自分から自発的に新しい物事を始めた後に失敗することを恐れている」ということがあります。
特に、自分が言いだしっぺになって新しい仕事のプロジェクトや事業計画(事業プラン)をスタートさせた場合、そのプロジェクトが途中で失敗したり計画が中止に追い込まれたりすると、自分自身が激しく責められて責任を追及されるリスクがあります。
主体性がない人は「安定した人生を無難に生きること+人から否定・批判(ダメだし)をされない人生を生きること」を重視していて、「自分から新しいことを始めて失敗するリスク+自分の失敗や挫折の責任を厳しく追及されるリスク」を実際以上に恐れていることが多いのです。
主体性がない人は、結局、無難な人生のコースを歩んで人並みの生活ができればいいという「ローリスク・ミドルリターンの価値観」に収まりやすいのです。
3-4. 周囲の目ばかりが気になりいつも自分と他人を比較している
主体性がない人というのは「受動的・従属的な人」でもあり、今までの人生を「周囲の人たち(自分に指示してくる上司・先輩など)」に何となく合わせることで、無難に生きてきた人が多いのです。
そのため、主体性がない人は「周囲の目ばかりが気になりいつも自分と他人を比較している」という特徴を持ちやすくなります。
「自分自身の人生の目標・理想(夢)・やるべきこと」にはあまり意識(やる気)が向かわず、「他人が自分をどのように見ているのか・他人と同じような人並みの人生(恥ずかしくない世間体の成り立つ人生)を送れているか」ばかりに意識が向かうので、結果として「主体性のない人生」を生きざるを得なくなるのです。
4. 主体性の英語
「主体性」を英語で表現すると、「independence of will(独立的主体としての意志)、subjectivity(主体性)、self-direction(自分の方向性を定める意志)、individuality(個人としての主体性・自立性、selfhood(自分自身の主体性)、the subject(哲学的な主体性)、identity(自分自身であることの主体性)、initiative(主導的・率先的な主体性)」になります。
He lacks independence of will. He lacks self-direction.
(彼は主体性に欠けている。)
Have an independent action.
(主体的に行動しなさい。)
You should not lose your own identity.
(自分の主体性を失わないで下さい。)
She can act on their own initiative.
(彼女は主体的・主導的に行動することができる人材です。)
5. 主体性がない自分を改善するコツ
主体性がない自分を改善するコツは、まずは「自分がやりたいこと・挑戦したいこと」を見つけることです。
自分がやりたいこと(チャレンジしたいこと)が見つかったら、それを実現するための具体的なプロセスや手段・方法について考えてみましょう。
「目的・目標を定めてそれを実現するための方法(手段)を自分の頭で考えてみること」自体が、主体的な生き方につながっているのです。
「主体性のある自分」とは簡単に言えば、「自分なりの目標(希望・夢)を持っている状態にある自分」のことであり、「周囲の人達・みんなの意見(圧力)・社会や経済の環境に流されない自分」のことなのです。
今、自分が直面している人生の状況や仕事の問題、対人関係(異性関係)の悩みなどに対して、「自分はどうしたいのか?今の自分に何ができるのか?」を自分の頭で一生懸命に考えて、自分で判断して決めることが「主体的な人生」を作り上げていきます。
6. 主体性がない人の特徴・傾向
主体性がない人に多い特徴・傾向には、以下のようなものがあります。
6-1. 明確な目的意識(自発的にやりたいこと)がない
主体性がない人に多い特徴として、「今の自分が何をやりたいのかが分からない+特別にやりたいことがなくて目的意識も定まらない」ということがあります。
主体的に生きるためには、自分が何を目指して生きていきたいのかの「目的意識」を定める必要がありますが、主体性がない人は「目的がなくて何となく日常を生きているような状態」になっていることが多いのです。
興味関心を持てることが少なくて、「自発的に頑張りたいこと」もないので、どうしても受動的・他律的な人生になりやすいのです。
6-2. 自己主張がなくていつも周囲に合わせる
主体性がない人に多い傾向として、「他者・世の中に対する自分自身の強い主張がない」ということがあります。
主体性がない人は「自分の人生や人間関係をこのようにしていきたい」という明確な方向性や要求を持っていないので、「自己主張がほとんどない(言うべき意見が元々ない)という特徴」を持っていることが多いのです。
自分で自発的に取り組むべき課題が少ないので、いつも周囲にいる人たちに合わせて何となく仕事の時間を過ごしていることが多くなります。
6-3. 言われたことしかやらず応用が利かない
主体性がない人に多い特徴として、「上司に指示されたこと(先輩から言われたこと)だけしかやらない」があります。
現在の仕事状況をどうすれば改善していけるか、今の会社をどのようにすれば発展させていけるか(売上を増やせるか)といった問題を、「自分自身の頭」で考えることがないので「新しいアイデア(発想)に基づく企画案」を積極的に上げてくるようなことはまずありません。
仕事や人生、人間関係の姿勢が全般的に受け身であり、状況に対応した建設的な応用が利かないということが主体性のない人の特徴になっています。
6-4. 長期間にわたって積み重ねてきたものがない
主体性がない人に多い傾向として、過去から現在に至るまで学業(勉強)でも仕事でも資格・免許でも「長期間の努力や自己研鑽によって積み重ねてきたものがない」ということがあります。
主体性がない人は「目的意識や人生の夢・理想の仕事・望むべき人間関係」などが無いことも多いのですが、それは「過去からの努力・研鑽・向上心の積み重ねがないこと」にも関係しています。
本気で全身全霊をかけて打ち込んできたもの(=過去に膨大な時間・労力を費やして積み上げてきた自分の能力・評価・価値など)がほとんどないことが多いのです。
そのため、主体性を発揮して責任を負ってまで、人生を本気(ガチ)で生き抜きたいという意志も弱くなりがちなのです。
6-5. 自分から動かないことで責任を回避する
主体性がない人に多い特徴・傾向として、自分から積極的に動かないことで責任を回避するということがあります。
自分から何かを言い始めて行動を開始すれば、上手くいかなくて失敗(ミス)した時に、自分の責任を追及されてしまう恐れがあります。
主体性がない人は「他人から失敗を責められること+他人から自分の能力や価値がないことを改めて指摘されること」を強く恐れています。
そのため、自分から何か新しいアイデアを提案して、自分がみんなの意見をまとめて率先して行動するということがまずないのです。
主体性がない人は、「責任回避をしたい人・気楽に毎日を生きたい人」でもあるので、仕事で出世・昇進して「責任ある地位」を任せられることを嫌がる傾向もあります。
6-6. 保守的で大きな野心・成功については諦めている
主体性がない人に多い特徴として、「新しい物事に対する挑戦意欲が弱い」ということがあります。
主体性がない人ははじめから、自分自身の存在や能力、可能性について「それほど大した人間ではない+自分はそんなに大きな成功ができる人物の器ではない」と自己卑下していることが多いのです。
そのため、人生や仕事の課題に直面すると何事に対しても「保守的」になりがちであり、自分の頭で考えて「新しいジャンルの可能性」を切り開いていこうとするポジティブな意志が弱くなってしまうのです。
まとめ
この記事では「主体性」の意味を説明して、「主体性」の類語や反対語、英語を紹介してきましたがいかがだったでしょうか。
主体性がない人の特徴・傾向には、「明確な目的意識(自発的にやりたいこと)がない」「自己主張がなくていつも周囲に合わせる」「言われたことしかやらず応用が利かない」「長期間にわたって積み重ねてきたものがない」「自分から動かないことで責任を回避する」「保守的で大きな野心・成功については諦めている」などがあります。
「主体性」の意味や類語・反対語・英語、主体性がない人の特徴・傾向、主体性がない自分を改善するコツについて調べたい時には、この記事を参考にしてみて下さい。
「主体性」とは「自分の意識・意志・判断に従って行動しようとする態度」や「自分(自我)という主体を前提にして自発的に責任感を持って行動しようとする姿勢」を意味していますが、主体性のない人に多い特徴・傾向にはどのようなものがあるのでしょうか?
この記事では、主体性の「類語(同義語)・反対語(対義語)・英語表現」を紹介して、「主体性のない自分を改善するコツ」「主体性がない人に多い特徴・傾向」を分かりやすく説明していきます。
1. 主体性とは?
「主体性」とは、「自分の意志・判断に従って自発的(率先的)に行動しようとする態度」のことを意味しています。
主体性とは「自分(自我)という主体(自我意識)を前提にして自発的に責任を持って行動しようとする姿勢」のことであり、自分で始めた行動に対して責任を取ろうとする姿勢もそこに含まれています。
主体性とは「主体・主観(サブジェクト)の持つ性質」のことであり、自分のやるべき行動について「他者・環境」に依存するのではなく、「自分の意識・意志・判断」で決めるということに重点が置かれています。
主体性とは、「他律的(他に決められる状態)」ではなく「自律的(自分の意志で決める状態)」であることであり、自分の人生・仕事・人間関係に対して主体として積極的にコミット(参与)しながら、自分の発言・行動に対する責任を取る覚悟があることを意味しているのです。
1-1. 「主体性」は哲学の分野において深く考察されてきた
主体性を意味するサブジェクト(subject)には、「客体(object)に対して下に置かれたもの(客体に対して従属するもの」という意味合いがありました。
しかし、近代的自我を発見したルネ・デカルトや近代的な人間倫理の実践を考えたインマヌエル・カントによって、中世以前の「主体と客体の主従関係」が逆転して、「近代人の主体性・主観性(認識・道徳の自律的な主体の原理)」が「主」として重視されるようになったのです。
インマヌエル・カントは、主体の認識作用によって主観が客観を構成するという「超越論的主観性」を主張して、主体のほうを客観(モノ)の上に置いたのです。
カントの後に出たヘーゲルも「真なるものは主体」とする絶対精神を提唱して、主体を絶対的精神の生命運動の基本原理として定義しました。
近代哲学は、政治・経済・社会やモノの世界に構造的に支配されている「他律的な人間観」を乗り越えて、自分の意志と判断で生き方を選択できる「自律的な人間観」を目指したのでした。
セーレン・キルケゴールは宗教的実存の決断によって「真の自己・主体」を回復できるとし、カール・マルクスは共産主義革命による階級闘争の社会的実践によって「自由な人間(主体)の解放」ができると主張しました。
現代の主体性には、既成の権威・習慣・常識・思想に依存せずに自律的に決断して行為できるという意味があり、日本の哲学者も三木清が「主観と主体の差異」を明確化する思想を深めていきました。
1-2. 「主観と主体」「主体性と自発性」は厳密には異なる
「主観と主体の違い」は、主観が「脳内の認識レベルの自意識の概念」であるのに対して、主体が「外部社会(他者との関わり)との行動レベルの自意識の概念」であるということです。
「主体性と自発性の違い」は、主体性のある行動は「状況・立場・目標・人間関係」を十分に理解した上で、臨機応変に自分の頭で考えながら行動していくというものですが、自発性のある行動は「自分から率先して行動すること(言われなくても自分で行動すること)」に過ぎません。
自発性のある行動は、自分の頭で考えて判断することはそこまで重視されていないのです。
「主体性のある行動」は「自分の自発的な言動に対する責任」までを想定していますが、「自発性のある行動」は「自分の行動の結果に対する責任」まで負う意志・覚悟がないことが多いのです。
2. 主体性の類語・反対語
主体性の「類語・反対語」について紹介していきます。
2-1. 主体性の類語(同義語)
主体性の類語には、以下のようなものがあります。
自分が自分であるという自己意識の連続性や一貫性を意味する類語
「自己一貫性・自己同一性・自己存在・アイデンティティー・自意識・自我」
自分が直接的に関わっていて一定の責任があることを意味する類語
「当事者意識・責任意識・自分に直接関係があるとの意識」
他に依存することのない自己のあり方を示す類語
「自立心・独立心・自主性」
主体性を持つ」という表現に相当する類語
「自発的にやる・進んでやる・確固たる自分を持つ能動的に行う(能動的にやる)・積極性を持つ・自分からやる・自主性を持つ・自立性を持つ・積極的に行う・確かな自分を持つ」
2-2. 主体性の反対語(対義語)
主体性の反対語(対義語)には、以下のようなものがあります。
「受動性・従属性・依存性・反応性・集団主義・全体主義・付和雷同(ふわらいどう)」
これらの反対語(対義語)には、「自分の頭で物事を思考したり分析したりすることがない」という意味のニュアンスがあります。
受動性は「人から言われて指示されたことだけを反応的にする」という意味になります。
従属性は「自分よりも地位や権限のある人にただ従っているだけ」、反応性は「与えられた指示や刺激に対して単純に応答しているだけ」を意味しています。
付和雷同は「自分の意見や判断を持たずに周囲の人達に盲目的に付き従っていること」を意味する四字熟語ですが、付和雷同することによって自分自身の価値観や思考を失った「集団主義・全体主義」に陥りやすくなるのです。
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