スイートピーという花のことはご存知でしょうか。
聞いたことはあっても、実は手に取ったことは少ないかもしれないスイートピー。
しかし、歴史は大変古く、特にイギリスでは王家ともゆかりのある由緒正しい花なんですよ。
また、花言葉は特殊なものを持っており、特に卒業式などに花束にすると大変喜ばれます。
育てるのもそこまで難しくなく、蔓のような枝の緑とひらひらしたパステルカラーの花が美しい植物です。
今回は、スイートピーをご紹介します。
- スイートピーとはどんな花?
- スイートピーの花言葉
- スイートピーの色別花言葉
- スイートピーの名前の由来
- スイートピーの開花時期
- スイートピーの育てる時のポイント
- スイートピーの原種や品種
- スイートピーを贈ろう
- まとめ
1. スイートピーとはどんな花?
スイートピーは園芸屋さんでおなじみの花ですし、あまり花に詳しくない人でも名前を聞いたことのある定番の鑑賞用植物です。
しかし、かわいらしい見た目に反して実はかなり強い毒を持っている毒草でもあります。
1-1. スイートピーのあらまし
スイートピーとは、マメ科レンリソウ属の植物です。
一年草で、弱酸性土壌を好みます。
イタリアシシリー島原産の蔓性の草で、宿根の種類もあります。
本来は絡みながら伸びる習性がありますが、突然変異で巻かずに育つ品種も存在します。
本来は春咲きの植物でしたが、現在は夏咲きや冬咲きの品種もあります。
草丈は15センチから300センチと幅があり、長いものはハンギングバスケットなどで良く伸びた蔓を楽しみ、矮性種は庭植えなどで楽しまれています。
花の色はパステルトーンのピンクが主流でしたが、現在は水色や赤、紫、白、複色など様々な色のスイートピーを楽しむことができます。
また花の愛らしさもさることながら、甘く大変良い香りがするため、観賞用としてとても人気のある草花です。
1-1. スイートピーの歴史と毒性
スイートピーの歴史は古く、イタリアで1700年くらいに発見されました。
その愛らしい見た目からイギリスで園芸植物として愛でられたのち、19世紀後半ごろからは交配と改良が繰り返されて現在のようなスイートピーの姿になりました。
イギリスのエドワード7世の妻アレクサンドラ王妃はスイートピーをこよなく愛し、アレクサンドラ王妃の祝いの場ではスイートピーの装飾を施されることが定番でした。
そのためエドワード調を代表する花としても有名です。
また、遺伝学の実験用植物としても用いられていたこともあります。
日本には幕末ごろに渡来したという説があります。
大正時代には観賞用として栽培が開始され、全国に流通していきました。
このように歴史も古く、親しみのあるスイートピーですが、種に神経毒を持ち、誤食することで神経麻痺を引き起こして歩行に影響が出る場合があります。
人間の場合はよほど多く種を食べなければそのようなことは起こりませんが、例えば犬や猫などは人間に比べ体重が軽く、影響を受けやすいです。
また、人間以外がスイートピーの神経毒を摂取すると骨格異常が生じる場合があります。
ペットがいる場合には、種の誤食だけはくれぐれも気を付けましょう。
2. スイートピーの花言葉
スイートピーにはその可憐な見た目から、優しい花言葉をたくさん持つ花です。
しかし、その優雅な蝶のような花びらから、さなぎから孵った蝶が飛び立つような、別れのイメージの花言葉も持っています。
それは悲しい別れではなく、明るい未来を感じさせる花言葉ばかりです。
2-1. 「ほのかな喜び」
淡いパステルトーンの花を咲かせるスイートピー。
決して大柄ではなく、豪華とは言えない姿ですが、庭の片隅に美しく咲いている様子は日常のありふれた喜びに満ちています。
2-2. 「優しい思い出」
後に続く、スイートピーが持つ別れのイメージの花言葉です。
その優しく、淡い色調は、過去のこともふわりと夢心地に包み込んでしまいます。
いろいろなことがあったにせよ、過ぎ去ったことはスイートピーのように優しい思い出になってしまうのです。
2-3. 「門出」
スイートピーはその蝶のようなひらひらとした花弁から、蝶が飛び立つイメージで別れの意味をもつ花言葉を持っています。
しかし、それは決して悲しい別れではなく、その後のスタートを切るための区切り。
言うなれば飛躍に向けたワンステップです。
悲しい気持ちになりがちな卒業式などはスイートピーを贈る絶好のチャンスと言えます。
2-4. 「別離」
いかに未来に新しい出会いが待っているとはいえ、今までの生活や人間関係に別れを告げなければいけないということも、スイートピーは象徴しています。
しかし、別離は決して恐れることではありません。
不安と期待を胸に、次のステップに踏み出す勇気も併せて持っているのです。
今までの関係が心地よかったからこそ、スイートピーのように飛び立つ準備ができていると言えるでしょう。
2-5. 「私を忘れないで」
そして、新しい生活が始まったとしても、過去のことも大切に思い出として残しておいてください。
人生には別れがたびたび訪れます。
もし、人生の節目節目にスイートピーがあったなら、その後またやってくる別れも優しく受け入れられるはずです。
2-6. 西洋の花言葉「good-bye」「blissful pleasure」
欧米でも、スイートピーは別れの花言葉を持つとされます。
しかしblissful pleasurは日本語で言うと至福の喜び。
ほかの花言葉とは少々異なりますね。
ただ、そのエレガントで美しい姿が喜びを表現しているのは共感できます。
いずれにせよ、明るい意味の花言葉として受け止めていいでしょう。
3. スイートピーの色別花言葉
スイートピーは色別にも花言葉を持っています。
もともとが別れの花言葉を多く持つスイートピーですが、色別ですともう少し恋愛の意味合いが強くなってきます。
パートナーに贈るのであれば、色の花言葉を意識して選んでみるといいかもしれませんね。
3-1. ピンクのスイートピーの花言葉「繊細」「優美」「恋の愉しみ」
華やかなドレスのような、フリルの花弁を持つスイートピー。
ピンクは淡くやわらかで、まさに繊細で優美という言葉がぴったりです。
一方、少し色っぽい花言葉も。
恋を楽しむおしゃれな女性に贈りたい花言葉です。
3-2. 白のスイートピーの花言葉「デリケートな喜び」
繊細なスイートピーの中でも、透けるように美しい白のスイートピー。
デリケートではあるものの、生命の美しさに満ちています。
あまり荒っぽくできない、大切に守ってあげたい女性にぴったりの花言葉ですね。
3-3. 赤いスイートピーの花言葉はない?
スイートピーと言えばあの有名な曲に出てくる赤いスイートピー、と思ってしまいますが、実は赤いスイートピーには花言葉はありません。
なんとなく、愛情に関わる花言葉を持っていそうですよね。
もちろん、スイートピー固有の花言葉がありますので門出や別れといった意味をこめることはできます。
深い色合いの赤いスイートピーを卒業などの節目で贈ることは、とても素敵なことです。
4. スイートピーの名前の由来
スイートピーの「スイート」とは、特徴的な甘い香りのことを指しています。
ピーとは豆のこと、甘い豆という分かりやすい命名です。
また、和名はカオリエンドウ、ジャコウレンリンソウ、ジャコウエンドウなどです。
ジャコウとは麝香、ジャコウジカから採れる高級な香料のことです。
ムスクともいいますね。
成分的に同じであるとか、似た香りであるということではないのですが、日本語では良い香りがするものにはジャコウと名前を付ける慣例があります。
マスクメロンなども同様に良い香りからムスクの名が付けられた植物です。
5. スイートピーの開花時期
スイートピーは品種改良が進み、開花時期は品種によって大きく差があります。
本来のスイートピーは春咲きであり、大体4月の下旬ごろから6月中旬くらいに開花します。
しかし、品種改良の結果夏に咲く品種、冬に咲く品種などもあるため、かなり広い時期に楽しめる花と言えます。
6. スイートピーの育てる時のポイント
スイートピーは暑さに弱い傾向があり、寒さにも特に強いとは言えません。
そのため、ガーデニング超初心者でも簡単とは言えませんが、いくつか花を育てたことがあれば問題なく育てられる花でしょう。
つる性のため、ハンギングで育てると見ごたえのある蔓が楽しめますし、鉢や庭で育てるならあまり枝の伸びない矮性種もあります。
なにより、その可憐な花は景観を美しく彩ってくれます。
ぜひ挑戦してもらいたい花です。
6-1. 日当たりや環境
日当たりが良く、水はけがよい場所を選びます。
また、酸性の土壌ではよく育ちませんので、アルカリ性にするため1平方メートル当たり100グラム程度の苦土石灰を与えておきましょう。
また、腐葉土や堆肥などの有機肥料もすきこんでおきます。
根が深いため、土に植えるときは深く耕して空気を入れておきます。
また、連作するとよく育ちません。
スイートピーの連作はもちろん、ほかにマメ科の植物を育てた土は向きませんので、庭に植えるなら場所を変えて、鉢の場合は土を入れ替えましょう。
6-2. 水やりや肥料
湿度に弱い傾向があるので、どちらかと言えば乾いた状態が多くなるようにしましょう。
土の表面が乾き、表面を指で押しても水気を全く感じないようであれば水をたっぷり与えます。
根が大変深いため、届くようにしっかりと水やりしましょう。
肥料は元肥として緩効性の化成肥料を与えます。
庭に植えたようであれば1平方メートルにつき50グラム程度、鉢に植えた場合は土1リットルに対して3グラムを目安にしてください。
また、月に1回程度緩効性の化成肥料を追肥として与えます。
肥料は元肥も追肥もチッ素分が少なく、リン酸分の多い肥料を選びましょう。
量は一般的な目安の半分くらいを与えます。
6-3. 用土と植え付け、植え替え方法
水はけ、通気性がよく、また保水性もある土を用意します。
赤玉土小粒7と腐葉土3などを配合します。
植え付けは根を傷つけないように気を付けます。
根が深いため、ポットで購入した場合は早めに花壇にうつす、または6号程度の大きさの鉢に植えましょう。
種から蒔く場合は9月下旬~11月下旬ごろを目安に蒔きます。
その際、半日ほど給水させてよく太った種を選んで1穴3~4粒を蒔いていき、芽が出た後に選別して間引きます。
6-4. ふやし方
スイートピーが結実したら種でさらに増やすことが可能です。
マメ科なのでまるでさやえんどうのような果実が実りますので、茶色くなったら種を取ります。
乾燥貯蔵すれば、来年にまた楽しむことが可能です。
6-5. 気を付けたい病害虫
あまりかかる病気は多くありませんが、うどんこ病には気をつけましょう。
気温が落ち着いている春と秋に発生することがありますので、薬剤を散布しておきましょう。
また、梅雨後に発生することもあります。
ただ、つぼみや花に薬剤がかかるとせっかくの花が変色してしまう可能性があります。
必要であれば花やつぼみにカバーをしてから散布します。
虫はアブラムシやダニ、イモムシなどです。
どれも見つけ次第駆除しましょう。
殺虫剤を散布するのは効果的ですが、やはり花やつぼみにかからないよう注意が必要です。
アブラムシは花が大体咲き終わったころに出ることがよくあります。
また、春にはエカキムシ(ハモグリバエ)が付くことがあります。
その場合は浸透移行性の殺虫剤を株元に蒔くことで予防、駆除できます。
6-6. ほか、必要な作業
スイートピー自体は丈夫な花ですが、やはり観賞用として育てるのであれば見た目も気にしたいですね。
花の色が褪せてきたときには、結実する前に花がら摘みをしておきましょう。
長く花を楽しむことができます。
また、発芽後に摘心することでわき芽が出て花が多くつきます。
茎が7節から8節程度出たらカットしておきましょう。
矮性種には不要です。
つるの長い品種の場合はネットなどを張って誘引しましょう。
長く美しい蔓を楽しむことができますよ。
7. スイートピーの原種や品種
スイートピーの品種は19世紀末には改良が繰り返され、現在では100種類以上の品種があるといわれています。
日本では自生種も4種類ほどあり、その分類は正式に数えることはできないくらいでしょう。
その中でも有名な品種をほんの一部ご紹介します。
7-1. 「ロイヤル」シリーズ
花が大輪で大きく、また花の色がたくさんある品種。
草丈が高いのに花茎が丈夫なため、切り花や花束などでも人気があります。
また、寒さに強いのも特徴です。
7-2. 「キューピッド」シリーズ(コンテナスイートピー)
突然変異の矮性種です。
つるはあまり伸びないので、小さめのプランターや鉢でも育てやすい品種です。
横に広がって育ち、まるで蝶が舞い踊っているかのように可憐な花がたくさん咲きます。
7-3. 宿根スイートピー
多年生のスイートピーです。
開花時期が6月から8月くらいとちょうど夏なので、サマースイートピーとも呼ばれます。
暑い時期に咲くためすぐにしおれてしまいますが、その分次々とその大き目な花を開花させます。
一年草のスイートピーよりややしっかりと開いた花が咲き、もう少しゴージャスな印象です。
7-4. 「リップル」シリーズ
冬咲きのスイートピーです。
スイートピーの特徴の淡い色味のほか、ディープパープルやロイヤルブルー、また花びらの色が違ったり模様が入っている複色など、色味が豊富で切り花として高い人気を誇っています。
また、冬にも咲いているため花が少なくなる冬の花屋さんを彩るお花です。
7-5. ロイヤルホワイト
ドイツで開かれた国際花メッセで最優秀賞を受賞した品種です。
日本生まれで夏先の品種となります。
白く、清純な大きな花と、優しく甘い香りを放つ優雅なスイートピーです。
7-6. ステラ
淡いクリーム色が優しい印象のスイートピーです。
市場で最もよく見かける品種でもあり、白系統のスイートピーを見かけたらステラと思って間違いないでしょう。
7-7. ムジカスカーレット
ごく最近品種改良により生み出された赤紫のスイートピー。
巻きひげのないタイプで、ガーデニング初心者にも最適です。
7-8. 恋式部
日本生まれのスイートピーで、複色の花をつけます。
白地にピンクというかわいらしい色合いですが、式部という品種の徳善変異種で、その色合いは偶然に生み出されたもののようです。
7-9. シカクマメ
シカクマメとはマメ科シカクマメ属の多年草です。
スイートピーと種類の違う花ではありますが、その花はスイートピーに大変よく似ています。
熱帯アジア原産で、日本では沖縄県でよく見られます。
食用にされるほどポピュラーな植物です。
花言葉は「当たり前の幸福」です。
日常に溶け込んだ美しい花です。
8. スイートピーを贈ろう
スイートピーは別れに最適の花。
その可憐な見た目もそうですし、宿根性のスイートピーを選べば数年にわたって育てることができるため、「私を忘れないで」という花言葉にもぴったりです。
まとめ
門出を祝う意味を持つ花はそう多くはないもの。
卒業式や転校、転勤や出向など、人生の区切りをつけ、祝福する花束として、華やかなスイートピーを贈ってみてはいかがでしょうか。
スイートピーという花のことはご存知でしょうか。
聞いたことはあっても、実は手に取ったことは少ないかもしれないスイートピー。
しかし、歴史は大変古く、特にイギリスでは王家ともゆかりのある由緒正しい花なんですよ。
また、花言葉は特殊なものを持っており、特に卒業式などに花束にすると大変喜ばれます。
育てるのもそこまで難しくなく、蔓のような枝の緑とひらひらしたパステルカラーの花が美しい植物です。
今回は、スイートピーをご紹介します。
1. スイートピーとはどんな花?
スイートピーは園芸屋さんでおなじみの花ですし、あまり花に詳しくない人でも名前を聞いたことのある定番の鑑賞用植物です。
しかし、かわいらしい見た目に反して実はかなり強い毒を持っている毒草でもあります。
1-1. スイートピーのあらまし
スイートピーとは、マメ科レンリソウ属の植物です。
一年草で、弱酸性土壌を好みます。
イタリアシシリー島原産の蔓性の草で、宿根の種類もあります。
本来は絡みながら伸びる習性がありますが、突然変異で巻かずに育つ品種も存在します。
本来は春咲きの植物でしたが、現在は夏咲きや冬咲きの品種もあります。
草丈は15センチから300センチと幅があり、長いものはハンギングバスケットなどで良く伸びた蔓を楽しみ、矮性種は庭植えなどで楽しまれています。
花の色はパステルトーンのピンクが主流でしたが、現在は水色や赤、紫、白、複色など様々な色のスイートピーを楽しむことができます。
また花の愛らしさもさることながら、甘く大変良い香りがするため、観賞用としてとても人気のある草花です。
1-1. スイートピーの歴史と毒性
スイートピーの歴史は古く、イタリアで1700年くらいに発見されました。
その愛らしい見た目からイギリスで園芸植物として愛でられたのち、19世紀後半ごろからは交配と改良が繰り返されて現在のようなスイートピーの姿になりました。
イギリスのエドワード7世の妻アレクサンドラ王妃はスイートピーをこよなく愛し、アレクサンドラ王妃の祝いの場ではスイートピーの装飾を施されることが定番でした。
そのためエドワード調を代表する花としても有名です。
また、遺伝学の実験用植物としても用いられていたこともあります。
日本には幕末ごろに渡来したという説があります。
大正時代には観賞用として栽培が開始され、全国に流通していきました。
このように歴史も古く、親しみのあるスイートピーですが、種に神経毒を持ち、誤食することで神経麻痺を引き起こして歩行に影響が出る場合があります。
人間の場合はよほど多く種を食べなければそのようなことは起こりませんが、例えば犬や猫などは人間に比べ体重が軽く、影響を受けやすいです。
また、人間以外がスイートピーの神経毒を摂取すると骨格異常が生じる場合があります。
ペットがいる場合には、種の誤食だけはくれぐれも気を付けましょう。
2. スイートピーの花言葉
スイートピーにはその可憐な見た目から、優しい花言葉をたくさん持つ花です。
しかし、その優雅な蝶のような花びらから、さなぎから孵った蝶が飛び立つような、別れのイメージの花言葉も持っています。
それは悲しい別れではなく、明るい未来を感じさせる花言葉ばかりです。
2-1. 「ほのかな喜び」
淡いパステルトーンの花を咲かせるスイートピー。
決して大柄ではなく、豪華とは言えない姿ですが、庭の片隅に美しく咲いている様子は日常のありふれた喜びに満ちています。
2-2. 「優しい思い出」
後に続く、スイートピーが持つ別れのイメージの花言葉です。
その優しく、淡い色調は、過去のこともふわりと夢心地に包み込んでしまいます。
いろいろなことがあったにせよ、過ぎ去ったことはスイートピーのように優しい思い出になってしまうのです。
2-3. 「門出」
スイートピーはその蝶のようなひらひらとした花弁から、蝶が飛び立つイメージで別れの意味をもつ花言葉を持っています。
しかし、それは決して悲しい別れではなく、その後のスタートを切るための区切り。
言うなれば飛躍に向けたワンステップです。
悲しい気持ちになりがちな卒業式などはスイートピーを贈る絶好のチャンスと言えます。
2-4. 「別離」
いかに未来に新しい出会いが待っているとはいえ、今までの生活や人間関係に別れを告げなければいけないということも、スイートピーは象徴しています。
しかし、別離は決して恐れることではありません。
不安と期待を胸に、次のステップに踏み出す勇気も併せて持っているのです。
今までの関係が心地よかったからこそ、スイートピーのように飛び立つ準備ができていると言えるでしょう。
2-5. 「私を忘れないで」
そして、新しい生活が始まったとしても、過去のことも大切に思い出として残しておいてください。
人生には別れがたびたび訪れます。
もし、人生の節目節目にスイートピーがあったなら、その後またやってくる別れも優しく受け入れられるはずです。
2-6. 西洋の花言葉「good-bye」「blissful pleasure」
欧米でも、スイートピーは別れの花言葉を持つとされます。
しかしblissful pleasurは日本語で言うと至福の喜び。
ほかの花言葉とは少々異なりますね。
ただ、そのエレガントで美しい姿が喜びを表現しているのは共感できます。
いずれにせよ、明るい意味の花言葉として受け止めていいでしょう。
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