自動車学校に通っている時は、当たり前ですが免許を持っていませんし、車の運転をするのは初めてです。
そのような時に横に乗ってくれて指導をしてくれる教官はとても頼もしく素敵に思えることでしょう。
そして教官に恋心を持ってしまうことを「教習所マジック」といいます。
多くの場合は卒業すると忘れてしまうものなのですが、ここでは教習所マジックについて詳しく説明していきましょう。
- 教習所マジックとは?
- 教習所マジックが起こりやすい原因
- 教習所マジックを解く方法
- 教習所マジックのデメリット
- 教習所マジックのメリット
- 教習所の先生にアプロ―チする方法
- まとめ
1. 教習所マジックとは?
教習所という、それまでかかわることがなかった場所、空間に入ったことにより適度な緊張感、新鮮さがあることでしょう。
そのような心理状態の時に指導員(教官、先生)はとても素敵に映り、実際よりも美化して見てしまうようです。
指導員は仕事ですから丁寧に教えてくれますし、接客業として生徒に優しくするでしょう。
それはとても好感が持てる態度ですから恋心を持ってしまうことも仕方ないのかもしれません。
教習所マジックにかかった人はその後どうなるのかといえば、大体の場合は卒業することで冷めたり、忘れたりするようです。
しかし、ごくまれに、指導員と元生徒が交際、結婚することもあります。
この場合は教習所マジックではなく恋愛した人が指導員だったということになるのでしょう。
2. 教習所マジックが起こりやすい原因
2-1. 緊張感と恋のときめきが混同している(吊り橋効果)
心理学の言葉に「吊り橋効果」というものがあります。
吊り橋という足場が不安定な状態で出会った男女は恋に落ちやすいというものですが、危険な状態にあるとドキドキします。
そのドキドキを恋と勘違いしやすい状態になるのでしょう。
また危険な状態を共有することで特別な感情が湧くというものもあります。
教習車に男女が二人で乗っている状態はとても特殊な状態です。
そして運転に慣れていない方はただでさえ緊張しています。
そのような時に優しく指導されたら、教官に対して恋心が芽生えたとしても不思議はありません。
2-2. 生徒に対する優しさを恋と勘違い
教習所の教官は、厳しいだけの嫌なタイプの人も存在しますが、大体は厳しいけれど優しい、褒め上手なタイプが多いでしょう。
生徒はお客でもありますから、ただ厳しいだけではなく、時には励ましたり、褒めるということもしないと、人気がなくなってしまいます。
教習中、厳しく言われても終わる時にいいところを褒めてくれたり、励ましてくれることで、自分のことを思って厳しくしてくれるのだと嬉しく思ってしまいます。
それが恋心になるのもよくあることです。
2-3. 車内(密室)で褒められる
教習車の中は、密室、二人だけの世界になります。
そのような中で、楽しく会話ができたり、褒められることで最初は「生徒皆に褒めているのかな」と思っていても、それが続くことで「自分だけは特別なのだろうか」と思うようになり、どんどん気になっていきます。
気がつけばいつも教官のことばかり考えていて、いつしか恋に落ちているのです。
2-4. 頼りがいがある、素敵に見える
特に女性に多いのですが、「頼りがいのある人」を好む傾向があります。
頼りがいがある=魅力です。
教習所に通っているということは免許がないわけです。
そんな自分に対し、免許を持っていてさらに人に教えている立場である教官はまるで雲の上の人、憧れの対象です。
助手席に座って自分の運転を見てくれます。
間違った運転、危険に繋がる運転をした時には急ブレーキをかけて厳しく注意をしてくれたり。
そのような教官が横にいてくれることに「安心感」を持ちます。
自分にできないこと(運転)ができ、頼りがいがあり、安心感がある、これが恋をしてしまう原因となるのです。
3. 教習所マジックを解く方法
3-1. 相手は仕事なのだと冷静になる
冷静になって考えてみましょう。
自動車学校というのは商売です。
つまり自分たち免許を取得する為に通っている生徒は「お客様」という存在でもあるのです。
通ってくる生徒がいなければその自動車学校は経営難に陥ってしまいます。
生徒に沢山来てもらえる学校にしなくてはならないのです。
それにはどうするか、楽しい先生、生徒に親身になる、しっかり丁寧に教えるなど、教官の質を上げて生徒を増やそうとするでしょう。
厳しいばかりではなく、優しく接したり、時には褒めたり、フレンドリーな感じを出したりと営業努力をしているのです。
身も蓋もないような言い方ですが、相手は「仕事」です。
そう思えば、自分に対する特別な感情ではなく生徒皆に同じように接しているのだと理解できるでしょう。
しかしまれに生徒と教官の恋愛はあります。
その場合は教官の方から何らかのアプローチがあることでしょう。
何もなければやはりただの生徒として接していると思っていた方が無難です。
3-2. 教習所に通っている間は楽しむと割り切る
教習所マジックだとわかっていた上で、教習所に通っている間はその状況を楽しむようにしましょう。
一時的なイベント、お祭りのようなもの。
いつかは終わるけれど、楽しめる間は思い切り楽しもうとポジティブになることです。
3-3. 早く免許を取得してしまう
教習所マジックだと自覚がありつつも、どんどん深みにはまって苦しいという人は、教習所に通っている限りはその気持ちのままでしょう。
早く教習所マジックから抜け出したいならば、解決方法はただ一つです。
早く免許を取得して学校を卒業してしまうことです。
要するに教官と顔を合わせる状況に身をおいている限りはそのままなのです。
教習所に行かなくなってもしばらくの間は思い出したりするでしょう。
しかし時の経過と共に思い出さなくなり、いつしか笑い話やいい思い出に変わるものです。
3-4. 異性との出会いの機会を持つ
教習所の教官に恋をしてしまうことはよくあることです。
しかし成就する可能性は低いのです。
すでに恋人がいる場合もありますし、既婚者の教官も多いからです。
普段の生活で異性との出会いを求めていきましょう。
世界を自動車学校だけにしてしまわないことです。
4. 教習所マジックのデメリット
教習所マジックに陥ってしまうことでマイナス点といえば、教官を異性として意識しすぎてしまうことでしょう。
本来の目的は免許の取得のはずですが、緊張して運転に集中できない状態になってしまうのです。
また相手のことばかり考えてしまったり、自分がどう見られているのか気にして服装や髪型など気を使って、運転や勉強は疎かになってしまうということがデメリットでしょう。
またそのような態度が教官に「不真面目」「何をしに来ているのかわからない」と悪い印象を持たれてしまうことにも繋がります。
5. 教習所マジックのメリット
教習所マジックにかかることで得られるメリットといえば、自動車学校に通うのが楽しくなる、これに尽きるのではないでしょうか。
面倒くさい、教官に厳しいことを言われるから行きたくないといったネガティブな気持ちは起こらず、むしろ自動車学校に通う日が楽しみで仕方がないといった状態になります。
褒められたいと思うので、注意されたことはしっかり守る、勉強するなど免許取得に向けて前向きになれます。
6. 教習所の先生にアプロ―チする方法
6-1. 質問をする、挨拶をする
教習車に一緒に乗るだけではなく、授業を受けることもあるでしょう。
そのような時は挨拶をしっかりする、質問をするなど、自分の顔と名前を印象づけたり、また真面目な態度であることを覚えてもらえるようにしましょう。
自分が教習してもらわない時でも顔を見かけたら挨拶をするというのも大事です。
6-2. 指名システムがあるなら指名する
学校によって違いますが、教官を指名することができるならば、できる限り指名することです。
はっきり言って何度も指名すればあなたが好意を持っていることは確実にわかります。
嫌いな教官をわざわざ何度も指名する人はいませんから。
教官としてか、異性としてかはさておき「自分のことを好きなのだな」と相手には伝わることでしょう。
好かれて嫌だと思う人はそうそういませんから、心配せずに、ポジティブに指名をしていきましょう。
6-3. 会話をする
車内で会話ができるのが理想です。
ただ「はい」「いいえ」ばかりでなく会話が広がるのが理想です。
大体、教習所の教官たちは人に毎日接していますので、会話をするのは上手です。
質問されたことに答えたりするうちに、自然と会話ができるようになることでしょう。
運転中は集中するのが基本ですが、最初と終わりなどは少し雑談ができると理想です。
6-4. 連絡先を交換できるか打診する
会話をするのに慣れてきて、自然体で接することができるようになったら、連絡先が交換できるのかどうか、打診してみましょう。
もしかしたら生徒と教官の個人的なやり取りは禁止となっているところもあるかもしれませんから、無理にお願いはしないようにしましょう。
しかし教官とて人間ですから、本当に好きな生徒とは卒業後からお付き合いを始めたいと思うでしょう。
連絡先が交換できなければ脈はないと諦めた方がいいかもしれません。
6-5. 卒業後に思いを告白する
どうしても、自分の思いを相手に伝えたいと思うならば、告白するしか方法はないでしょう。
しかし、学校に通っている間はお互いに気まずくなってしまいますし、立場上困ってしまいますので、卒業後に告白するという方法が賢明です。
卒業していればもう生徒ではないので、両想いならば堂々と交際ができますし、もしも思いが届かなくても、顔を合わせることもなくなりますので傷は浅くて済むでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
教習所マジックについて説明しました。
自動車学校の先生に恋をするというのは昔からよくあることで珍しいことでも何でもありません。
若い時の楽しい素敵な思い出となることがほとんどでしょう。
しかし教習中に生徒と先生として出会ってそのまま恋愛、結婚となった人たちも実際に存在していますから、可能性としてはゼロではありません。
自分の場合はどちらなのか、卒業するまでにしっかり見極めていくといいでしょう。
自動車学校に通っている時は、当たり前ですが免許を持っていませんし、車の運転をするのは初めてです。
そのような時に横に乗ってくれて指導をしてくれる教官はとても頼もしく素敵に思えることでしょう。
そして教官に恋心を持ってしまうことを「教習所マジック」といいます。
多くの場合は卒業すると忘れてしまうものなのですが、ここでは教習所マジックについて詳しく説明していきましょう。
1. 教習所マジックとは?
教習所という、それまでかかわることがなかった場所、空間に入ったことにより適度な緊張感、新鮮さがあることでしょう。
そのような心理状態の時に指導員(教官、先生)はとても素敵に映り、実際よりも美化して見てしまうようです。
指導員は仕事ですから丁寧に教えてくれますし、接客業として生徒に優しくするでしょう。
それはとても好感が持てる態度ですから恋心を持ってしまうことも仕方ないのかもしれません。
教習所マジックにかかった人はその後どうなるのかといえば、大体の場合は卒業することで冷めたり、忘れたりするようです。
しかし、ごくまれに、指導員と元生徒が交際、結婚することもあります。
この場合は教習所マジックではなく恋愛した人が指導員だったということになるのでしょう。
2. 教習所マジックが起こりやすい原因
2-1. 緊張感と恋のときめきが混同している(吊り橋効果)
心理学の言葉に「吊り橋効果」というものがあります。
吊り橋という足場が不安定な状態で出会った男女は恋に落ちやすいというものですが、危険な状態にあるとドキドキします。
そのドキドキを恋と勘違いしやすい状態になるのでしょう。
また危険な状態を共有することで特別な感情が湧くというものもあります。
教習車に男女が二人で乗っている状態はとても特殊な状態です。
そして運転に慣れていない方はただでさえ緊張しています。
そのような時に優しく指導されたら、教官に対して恋心が芽生えたとしても不思議はありません。
2-2. 生徒に対する優しさを恋と勘違い
教習所の教官は、厳しいだけの嫌なタイプの人も存在しますが、大体は厳しいけれど優しい、褒め上手なタイプが多いでしょう。
生徒はお客でもありますから、ただ厳しいだけではなく、時には励ましたり、褒めるということもしないと、人気がなくなってしまいます。
教習中、厳しく言われても終わる時にいいところを褒めてくれたり、励ましてくれることで、自分のことを思って厳しくしてくれるのだと嬉しく思ってしまいます。
それが恋心になるのもよくあることです。
2-3. 車内(密室)で褒められる
教習車の中は、密室、二人だけの世界になります。
そのような中で、楽しく会話ができたり、褒められることで最初は「生徒皆に褒めているのかな」と思っていても、それが続くことで「自分だけは特別なのだろうか」と思うようになり、どんどん気になっていきます。
気がつけばいつも教官のことばかり考えていて、いつしか恋に落ちているのです。
2-4. 頼りがいがある、素敵に見える
特に女性に多いのですが、「頼りがいのある人」を好む傾向があります。
頼りがいがある=魅力です。
教習所に通っているということは免許がないわけです。
そんな自分に対し、免許を持っていてさらに人に教えている立場である教官はまるで雲の上の人、憧れの対象です。
助手席に座って自分の運転を見てくれます。
間違った運転、危険に繋がる運転をした時には急ブレーキをかけて厳しく注意をしてくれたり。
そのような教官が横にいてくれることに「安心感」を持ちます。
自分にできないこと(運転)ができ、頼りがいがあり、安心感がある、これが恋をしてしまう原因となるのです。
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