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サラソウジュ(沙羅双樹)の花言葉や夏椿との違い

サラソウジュ(沙羅双樹)の花言葉や夏椿との違い | SPITOPI

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サラソウジュ(沙羅双樹)の花言葉や夏椿との違い

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平家物語のはじまりに出てくる花の名前、沙羅双樹。

「沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらわす…」という一文はあまりに有名ですね。

しかし、沙羅双樹は日ごろから慣れ親しんだ花ではありません。

それなのにどうして、平家物語にモチーフとして取り上げられることになったのでしょうか。

それは、日本の仏教の扱いが関係しています。

今回は、聞いたことはあるけれど見たことはない、沙羅双樹についてご紹介します。

  • 沙羅双樹とはどんな植物?
  • 沙羅双樹は日本で育てられない?
  • 沙羅双樹の名前の由来
  • 日本でも沙羅双樹が見られる場所
  • 沙羅双樹の開花時期・見ごろ
  • ナツツバキについて
  • 沙羅双樹とゆかりのある木
  • まとめ

1. 沙羅双樹とはどんな植物?

沙羅双樹とはどんな植物?

沙羅双樹とはフタバガキ科ショレア属の常緑高木です。

シャラソウジュ、サラノキ、シャラノキなどと呼ばれることもあります。

樹高は30メートルにもなる巨木で、花は小さな白いものを付けます。

インドから東南アジアにかけて広く分布している木で、かつては東南アジアの特にマレー半島近隣で生活に根差した植物として活用されていました。

例えば建築材や舟などの木材として使われたり、樹脂を槙皮(まいはだ、舟の水漏れを防ぐため継ぎ目などに詰める)にする、また種から取れる油は料理などに使われるなど、生活とともにある木です。

こんな沙羅双樹が、なぜ日本の古典で謳われたのでしょうか。

それは、仏教と密接な関係があります。

1-1. 仏教における沙羅双樹

仏教における沙羅双樹

仏教には「三大聖樹」と呼ばれ尊ばれている植物があります。

無憂樹、印度菩薩樹、そして沙羅双樹です。

三大聖樹の他の2本はお釈迦様の生誕と悟りに関係している木として聖樹と呼ばれていますが、沙羅双樹はお釈迦様の死にまつわる木です。

お釈迦様が涅槃に入る、つまり亡くなる時に、2本の沙羅双樹の間に横たわったとされています。

そのため、沙羅双樹は他の2本の聖樹ともども寺院などに植えられることが多く、仏教が伝わった日本にもその名が伝えられていました。

1-2. 日本における沙羅双樹

日本における沙羅双樹

しかし、平家物語で謳われている「沙羅双樹」は、実はナツツバキという植物です。

日本の寺院には、沙羅双樹の代替えとしてナツツバキが植えられています。

ナツツバキは花が咲いたのち、たった1日でその花を落とします。

ツバキ科の植物であるナツツバキの花は、花びらは散らしません。

しかしポタリと花が丸ごと落ちてしまいます。

その様子を平家物語で「栄えた者も必ず滅びる時が来る」と謳ったのですね。

しかしなぜ、日本の寺院では代替えのナツツバキが植えられているのでしょうか?

2. 沙羅双樹は日本で育てられない?

沙羅双樹は日本で育てられない?

沙羅双樹は日本では育てられません。

インド原産のこの木は熱帯性の性質を持ち、寒さに非常に弱いのです。

その弱さは、西日本の厳しくはない冬の寒さでも耐えることができないほどです。

そのため、その代替品として選ばれたのがナツツバキでした。

ナツツバキは初夏に小型の白い花を咲かせるツバキ科の植物で、沙羅双樹と違い落葉します。

しかし、その涼しげな見た目と可憐な花が沙羅双樹と似ているとされ、寺院に植えられるようになったという説があります。

3. 沙羅双樹の名前の由来

沙羅双樹の名前の由来

沙羅双樹は古代インド・アーリア語(仏教における礼拝用語)ではサーラ、あるいはしゃらと呼ばれています。

そのため、日本では当て字で「沙羅」と当てられ、またお釈迦様が涅槃に入った時に2本の沙羅の間に横たわったことから「双樹」と付けられました。

なお、木の本数については諸説あるそうで、2本という説もあれば2本組4本という説もあるそうです。

4. 日本でも沙羅双樹が見られる場所

日本でも沙羅双樹が見られる場所

熱帯性の沙羅双樹は、温室で育てなければいけません。

そんな沙羅双樹を見ることのできる場所は大変限られています。

滋賀県草津市立の『水生植物公園 みずの森』では、日本で唯一夏椿ではない沙羅双樹を育てています。

5. 沙羅双樹の開花時期・見ごろ

沙羅双樹の開花時期・見ごろ

沙羅双樹は日本では4月中頃から下旬ごろまでに開花する花です。

しかし、その花は毎年確実に咲くとは限りません。

みずの森ホームページでも「開花するかはわからない」と記載がありますので、見に行く際には注意が必要です。

しかし、もし開花に遭遇できたなら、鈴なりに咲いた小さな白い花とうっすらとしたオレンジのような香りを楽しむことができるはずです。

6. ナツツバキについて

ナツツバキについて

沙羅双樹は日本で見ることは非常に難しいですが、ナツツバキはお寺などでよく見ることができます。

樹高は10メートルから12メートルと高く、また樹形が整っていて見栄えがするため、個人がシンボルツリーとして栽培するのもおすすめです。

6-1. ナツツバキの花言葉

ナツツバキの花言葉

「愛らしさ」「愛らしい人」「はかない美しさ」「哀愁」 ナツツバキの花は大変かわいらしい小さなもので、その様子から愛らしさという花言葉を持っています。

また、ナツツバキの花の寿命はたった一日。

朝に咲いた花は夕方には落ちてしまいます。

まさにはかなさ、そして哀愁を感じずにはいられません。

6-2. ナツツバキの育て方

ナツツバキの育て方

ナツツバキ寒さ暑さも特に弱くなく強くなく、日当たりのよい湿り気のある場所でよく肥えた土で育成します。

乾燥には弱いので水やりはたっぷりする必要があります。

病気はさび病や灰色かび病、葉枯病などにかかりやすいですが、あまり大きな被害になることはありません。

剪定をして風通しを良くすることで防ぐことができます。

害虫はチャドクガ、アオドウガネなどが付きやすいです。

葉が食い散らかされてしまいますので、見つけ次第とりのぞきましょう。

肥料は寒肥で有機質の肥料を与え、花が終わった後にお礼肥を与えます。

6-3. ナツツバキの開花時期

ナツツバキの開花時期

ナツツバキの開花は6月ごろです。

ただし、朝咲いたら夜には落ちてしまいますので、その花を楽しむのは日中だけとなってしまいます。

夜には落ちた花を処分しましょう。

7. 沙羅双樹とゆかりのある木

沙羅双樹とゆかりのある木

沙羅双樹には、ナツツバキのほかにも沙羅双樹として扱われている樹木があります。

聖なる木ゆえ、寺院で栽培したいものの気候などの関係で代替をせざるを得ないのですね。

7-1. サラ

サラ

タイやカンボジアで、お寺に「沙羅双樹」として植えてあるものがサラの木です。

サガリバナ科の樹木で熱帯アメリカ原産です。

30メートルほどの樹高に育ちます。

幹から花茎をつるのように伸ばし、肉厚なピンクの花を咲かせます。

ナツツバキのような凛とした白い花ではなく、熱帯特有の情熱的な紅色です。

しかし、タイやカンボジアの寺院では沙羅双樹として丁寧に育てられ、大切にされています。

なお、その実は丸く硬く、まるで砲丸のようだということで和名はホウガンノキといいます。

7-2. レッドラワン

レッドラワン

レッドラワンとは、沙羅双樹と同じフタバガキ科の樹木です。

これはラワン材という建築材料として広く流通しており、いわゆる「ベニヤ」です。

合板のなかでも強度が高い上にポピュラーな資材です。

ベニヤであれば、住んでいる家に使われていたりDIYの材料などで手に取っていることもあるはず。

沙羅双樹の仲間であるフタバガキ科の樹木は、実は大変身近で親しみのある植物なのですね。

まとめ

まとめ

ナツツバキと違い、沙羅双樹は、花言葉を持たない花です。

また花もナツツバキと比べると大変小さく、鑑賞するには物足りないかもしれません。

しかし沙羅双樹は大変香りが良いといわれています。

その成分は、バラやオレンジ、ブドウなどにも含まれるているといわれ、お釈迦様の顔が安らかなのはその香りが心地よかったからだったとか。

なかなか見ることの難しい花ですが、もし見ることができれば香りを存分に楽しんでみてはいかがでしょうか。

平家物語のはじまりに出てくる花の名前、沙羅双樹。

「沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらわす…」という一文はあまりに有名ですね。

しかし、沙羅双樹は日ごろから慣れ親しんだ花ではありません。

それなのにどうして、平家物語にモチーフとして取り上げられることになったのでしょうか。

それは、日本の仏教の扱いが関係しています。

今回は、聞いたことはあるけれど見たことはない、沙羅双樹についてご紹介します。


沙羅双樹とはどんな植物?

沙羅双樹とはフタバガキ科ショレア属の常緑高木です。

シャラソウジュ、サラノキ、シャラノキなどと呼ばれることもあります。

樹高は30メートルにもなる巨木で、花は小さな白いものを付けます。

インドから東南アジアにかけて広く分布している木で、かつては東南アジアの特にマレー半島近隣で生活に根差した植物として活用されていました。

例えば建築材や舟などの木材として使われたり、樹脂を槙皮(まいはだ、舟の水漏れを防ぐため継ぎ目などに詰める)にする、また種から取れる油は料理などに使われるなど、生活とともにある木です。

こんな沙羅双樹が、なぜ日本の古典で謳われたのでしょうか。

それは、仏教と密接な関係があります。

1-1. 仏教における沙羅双樹

仏教における沙羅双樹

仏教には「三大聖樹」と呼ばれ尊ばれている植物があります。

無憂樹、印度菩薩樹、そして沙羅双樹です。

三大聖樹の他の2本はお釈迦様の生誕と悟りに関係している木として聖樹と呼ばれていますが、沙羅双樹はお釈迦様の死にまつわる木です。

お釈迦様が涅槃に入る、つまり亡くなる時に、2本の沙羅双樹の間に横たわったとされています。

そのため、沙羅双樹は他の2本の聖樹ともども寺院などに植えられることが多く、仏教が伝わった日本にもその名が伝えられていました。

1-2. 日本における沙羅双樹

日本における沙羅双樹

しかし、平家物語で謳われている「沙羅双樹」は、実はナツツバキという植物です。

日本の寺院には、沙羅双樹の代替えとしてナツツバキが植えられています。

ナツツバキは花が咲いたのち、たった1日でその花を落とします。

ツバキ科の植物であるナツツバキの花は、花びらは散らしません。

しかしポタリと花が丸ごと落ちてしまいます。

その様子を平家物語で「栄えた者も必ず滅びる時が来る」と謳ったのですね。

しかしなぜ、日本の寺院では代替えのナツツバキが植えられているのでしょうか?

沙羅双樹は日本で育てられない?

沙羅双樹は日本では育てられません。

インド原産のこの木は熱帯性の性質を持ち、寒さに非常に弱いのです。

その弱さは、西日本の厳しくはない冬の寒さでも耐えることができないほどです。

そのため、その代替品として選ばれたのがナツツバキでした。

ナツツバキは初夏に小型の白い花を咲かせるツバキ科の植物で、沙羅双樹と違い落葉します。

しかし、その涼しげな見た目と可憐な花が沙羅双樹と似ているとされ、寺院に植えられるようになったという説があります。

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この記事は2021年02月08日に更新されました。

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