皆さんはバーナム効果という言葉を聞いた事があるでしょうか。
おそらく初めて聞く人が殆どかと思いますが、実は殆どの人がこの「バーナム効果」を実際に一度は経験したり、もしくは他者に対して気付かぬうちに自然と使っているかもしれません。
日常の中で効果的に使われているバーナム効果ですが、一体どんな効果があって何ものなのでしょうか。
またいつ利用されているのかみていきましょう。
- バーナム効果とは
- バーナム効果を使った例
- バーナム効果を使った恋愛効果
- バーナム効果の定義である"誰にでも当てはまる要点"について
- バーナム効果の効果的にする方法
- バーナム効果が生まれる理由
- まとめ
1. バーナム効果とは
例えば「あなたは◯◯だけど、もしかすると△△なんじゃないか」と言われた時にハッとして、「なぜわかるのか」「当てはまってる」と思ってしまった事はないでしょうか。
冷静に考えれば誰にでも当てはまるような曖昧な事を言われただけなのですが、この心理作用のことをバーナム効果と言います。
他人に信用や信頼を比較的容易く与える事ができる為、日常の中にも使用される場面は多いのですが、気を付けないと詐欺に遭ったり、コロッと騙されてしまう可能性もあるので気を付けなければいけませんが、利用場面としては幅広いのが特徴です。
ではそのバーナム効果の名前の由来ですが、1956年にアメリカの人物から名付けられています。
その頃のアメリカは巧みな心理作用を使用したサーカスが流行っていました。
中でも有名なものを世界三大サーカスと呼ぶようになり、その中の一つであるリングリングサーカスの創設者フィニアス・テイラー・バーナム氏からアメリカの心理学者ポール・ミール氏によって名付けられたと言われています。
バーナム氏はバーナム効果の定義である有名な言葉を残しています。
それは【we've got something for everyone】"誰にでも当てはまる要点というものがある"というもので心理用語の一つにもなっています。
人間は誰にでも当てはまることを言われていても、自分の中にいくつか思い当たる節があると、見抜かれたと勘違いをしだすものです。
バーナム効果とはこのような現象を表し、その相手があたかも自分の理解者であるかのように信用し安心しきってしまう効果があります。
2. バーナム効果を使った例
バーナム効果を使ったものは日常に溢れていますが、実際にどのようなものがあるのかいくつかご紹介します。
2-1. 血液型での性格判断
血液型を当てあったり、性格判断をして遊んだ事があると思いますが、実はこれほど血液型に拘りを持っているのは日本人だけだと言われています。
それもA型、B型、O型、AB型とある程度バランスよくそれぞれの血液型がいるからであって、他の国は国民の殆どがO型であったり、逆にほぼA型がいないなどの状況なので、そもそも血液型で性格判断する事自体がないに等しいと言われています。
ですが日本人はたまたま血液型が満遍なく揃っている上に型にハマった事に安心する性質から、血液型の性格診断を信じるようになり、根付いてきたのだと思われます。
ですがそれでも中には、血液型の占いは当たっていると思う人もいるでしょう。
ですがここにバーナム効果が現れており、誰にでも当てはまる性格の例えを都合よく一部分だけを切り取り、自分の事だと勘違いをし、その全てを信じているのです。
そしてその診断の性格に自分を寄せていくのです。
A型は真面目で神経質と言われていますが、天才肌でマイペースの人も沢山います。
ちなみにこの天才肌で?というのはB型の人の特徴として言われている事ですが、もちろん血液型判断に科学的根拠はありません。
2-2. 占い全般
始めに断っておきますが、占い自体が悪いという訳でも、全てが心理作用だという事でもありません。
ただ占いにこの効果が使われる事は実際に多い事は事実です。
例えば「あなたは人一倍寂しがりやで常に人の温かさを感じたいのではないですか。
ですが精神的に安定している時は案外単独行動も得意なようです」と言われたとします。
もし寂しがりやではなくても、単独行動が苦痛でなければ当てはまっていると思うでしょうし、単独行動なんて絶対無理であれば"精神的に安定したら"という後付けができます。
もしこの例文で自分に当てはまると思った場合はバーナム効果にかかりやすいと言えるでしょう。
占いの場合は文言の中に二つの真逆要素を入れる事で、片方の要素が当たっていなくても全体としては自分に当てはまっているのかもしれないと信じ込ませることが出来ます。
2-3. 営業活動
営業職の人はまさしく頻繁にこのバーナム効果を効果的に使っていると言えるでしょう。
例えばお客様に対する質問に、誰にでも当てはまるような悩みを混ぜ込み「〇〇な状況で困るような事はないですか」「何か気になる事はありませんか」と聞くことがあります。
万が一その時にはなくても、言われた相手は気に留めるようになるためある一定の期間は興味を持たせる事が出来るようになります。
また可能性がある事をいくつか提案したり、相手がもしかするとそうかもしれないと思いこむような質問を何問か続け、上手に鮮やかに商品やサービスの購買へと誘導したり繋げていく事は、営業方法の最たるもだといえるでしょう。
ただこの方法は簡単ではないので昨日今日でできる技ではありません。
全体と個体の悩みが重複する部分や統計などもしっかり把握しておかないと、逆に胡散臭いと思われたり信用を失くしてしまうかもしれません。
2-4. 広告などの宣伝効果
通販番組やインターネット、新聞に挟まっているチラシなどのキャッチコピーに「自分の事かと思った」とハッとした経験がある人もいるのではないでしょうか。
特に悩みやコンプレックスを抱えている場合は必然的に、自分の気にしている事を解消できるかもしれないものに目がいくものですし、無意識に探している可能性もあります。
ですが人間はその過程を忘れ結果だけ、つまり自分の悩みが解決しそうな事に気持ちを持っていかれてしまい頼りにするようになります。
悩みを抱えている人は精神的に弱っている場合が多いので、自分の悩みを解決する手がかりや力になってくれるようなキャッチコピーを見るとスッと心に入ってくるのです。
この時点でバーナム効果が効いている証拠になり信用している事になります。
3. バーナム効果を使った恋愛効果
バーナム効果には、恋愛の場面にも非常に効果的な使い方があります。
誰にでも当てはまる要点を取り込んだ言葉を掛けるだけで、相手との距離感がグッと近づきます。
3-1. 理解者だと思ってもらえる
普段の行動をみたり、ふとした時に「頑張り屋さんですね」や「努力家だよね」と言う事で、相手は自分の努力を認めてくれていると感じ信頼感を持つようになります。
例え結果を出せていなくて、何も褒めるところがない場合でも、この言葉は効果的で心強く感じ理解者だと捉えるようになります。
3-2. 本人が気付いていない一面に気付いていると思わす事ができる
繊細や素直、純粋という言葉は相手に魔法を掛ける言葉だと言われています。
真っ白で狡さがなく美しいイメージがあるため、言われて嫌な人はいないのではないでしょうか。
また言われた方も、いちいちどこがかなんて聞いてこないと思いますし、むしろそうでありたいなという前向きな感情も生まれるので大変効果的です。
3-3. 気遣いがあると思わす事ができる
「無理しなくていい」や「疲れたら休んでね」などちょっとした気遣いは嬉しくなるものです。
ですがこの場合はポイントがあり、疲れていないかと聴くと相手によってはネガテイブな表現になってしまいます。
特に女性には注意が必要で、疲れてもないのに疲れていないかと聞かれると逆効果になってしまう可能性があるので、悪気がないのは分かりますが、なるべくポジティブな言い方に変換しましょう。
3-4. 細かい変化も見てくれていると思わせることができる
「いつもと雰囲気が違う」というと言われた方はびっくりするかもしれません。
ですが実際に毎日同じ精神状態や体調で過ごす人はいません。
人間は"ナマモノ"なので必ず微かでも変化はあるものです。
例えば相手に明らかに髪型やメイク、服装などに変化があれば当然雰囲気が変わるのであまり効果はありませんが、何気なく日常の中で伝えてみる事で相手は心の中で何かしら自分なりに思い当たる節を探し出すでしょう。
そしておそらく何処がかと聴いてくると思いますが、「いつもとどことなくちがうから、自分の感覚だから」と言えばコミュニケーションにもなりますし、いつも見てくれていると思わせる事ができます。
4. バーナム効果の定義である"誰にでも当てはまる要点"について
バーナム氏の言葉でもあり、定義でもある"誰にでも当てはまる要点"をいくつかみてみましょう。
4-1. 人は誰もが似たような理想像を持っている
例えば遅刻をした時に一瞬で現地に行けるどこでもドアや、未来に行きたい・過去に戻りたい、タイムマシンがあったらどうなるんだろうなどという発想は珍しくないという事です。
口に出さないから分からないだけで、各々が密かに空想や妄想を考え、理想像を持つ事はよくある事だという事です。
4-2. 人は誰もが自分自身の成長や幸せを望んでいる
もっと経済的に豊かになりたい、学力や業績が伸びるといった願望は少なからず誰もがあるものです。
内容は違えど、今の自分より良くしたい、あるいはこのまま幸せを安定させておきたいと言った願望もバーナム効果を生み出す要点になります。
4-3. 人は誰もが苦労や悲しみの経験を持っている
苦労は人によるかもしれませんが、悲しみは該当する出来事があると湧く感情なので、殆どの人が経験しているのではないでしょうか。
ネガテイブな感情は救いを求める場合が多く、よりバーナム効果を効果的に発揮しやすく、心理的な影響も大きくなります。
4-4. 人は誰もが他人には言いたくない秘密をひとつは持っている
劣等感やコンプレックスも他人に話したくない事だと思いますが、過去にしてきた事に秘密があったり、現状において周囲に隠している事がある人は少なくないと思います。
人間の感情は一定ではありませんし、どれだけ信用している相手であっても、それが家族でも隠し事がある人は沢山います。
秘密は特に心に壁を作りやすくなるため、その壁を乗り越えられて心の中に入られてしまうと簡単に心理面は揺らいでしまうでしょう。
4-5. 人は誰もが自分を個性的だと思い込んでいる
「うちの子は才能があるから将来が楽しみ」なんていう発言はよくありますが、この場合は他者ではあるものの、心理としては同じになり自分の子供は他とは違い個性があって優秀だと思っていることを表しています。
ですがどこの親もおそらく我が子の事は特別で個性があると思っているものなので、実はその個性は特別ではなく誰にでも当てはまるものだったりするものです。
4-6. 人は誰もが他人を平均的だと思い込んでいる
コンプレックスや劣等感は、他人と比べるから発生する心理です。
つまり他人のレベルが平均であり、自分より優れていると思っているわけです。
もしくは逆に自分は他の人より優れていて、他の人とは違うと思っているパターンです。
ですがこれらはあくまで主観であり自分で思っているだけに過ぎません。
また口に出さないだけでそれぞれがそう思っている確率が高く、結局は殆どが同じような事を考えているとなるわけです。
5. バーナム効果の効果的にする方法
バーナム効果は色々な状況や場面で使うことが出来ますが、相手が変われば当然方法や効果の出方は変わってきます。
例えば男性と女性では感じ方が違うので同じ状況であっても同じ効果がない場合があります。
占いなどは女性にはすんなり受け入れられやすいですが、男性はそうでもありません。
ですが単純な褒め言葉や論理的な事は男性の方がバーナム効果を得やすいと言えるでしょう。
また年齢によっても抱える悩みが変わるので、それぞれの年代で誰もが当てはまるような要点をしっかり把握すると効果を生み出しやすくなります。
例えば10代なら自我についてや学校の悩み、20代であれば恋愛や結婚、仕事の悩み、30代になると仕事、出産、家庭や仕事や貯蓄の悩み、40代や50代になると子供の未来や自身の健康、貯蓄、老化や介護の悩みなど、年齢を重ねるにつれ悩みが増えたり深みが出てきます。
色々な要素を多角的に取り入れると共にバランスを保つ事が重要です。
6. バーナム効果が生まれる理由
冷静に考えると、「誰にでも当てはまるじゃないか」と気付きそうなものですが、なぜか「自分のことだ」と思ってしまうのがバーナム効果の心理的作用だと言えるでしょう。
ではどうしてこのような効果が生まれるのでしょうか。
それにはいくつかの条件が必要になります。
6-1. 個人的に向けられたもの
バーナム効果は、個人的に向けられた内容である事や、他とは違ったある意味特別感を感じると信じやすくなる傾向があります。
例えばテストや実験結果を全員に全体的に見せるよりは、個々に丁寧に結果を渡した方が納得がいきやすく信用度が上がると思いませんか。
同じ内容であっても少し表現を変え個人に宛てる事で、結果は全く変わってきます。
6-2. ポジティブな内容
人は自分を否定されたり、後ろ向きな表現を嫌います。
言い方を変えると今の状況より更にいい状況にするために、満たすために動くということになります。
現状が厳しく辛いといったネガテイブな状況をポジティブにしましょうという事にはバーナム効果は非常に有効になります。
悪い事は信じたくないというのは人が持っている防衛反応なので、本能的に拒否したくなるのです。
6-3. 情報発信者が有名人
テレビで影響力のある人物が発言した事を普段の会話の中で話す時に「テレビで◯◯も言ってたし」と言われるだけで不思議な事に信憑性が増すものです。
その有名人がその方面で有名であり結果を出していて、その事について語っていたとなれば益々信用度は上がるでしょう。
バーナム効果もそれと同じであり、情報の発信者の著名度や権威性があると効果は生まれやすくなります。
6-4. 曖昧で解釈が自由な内容
天気予報で、「晴れ時々曇り、ところによってにわか雨」と言われたら皆さんならどうするでしょうか。
折り畳み傘を常備している人はともかく、洗濯をしたかったり、たまたまその日に予定を入れていた場合はどうなるのかと少し悩むのではないでしょうか。
結局は自分の判断で都合よく解釈して決める事になります。
バーナム効果にも似たような側面があり、どのようにでも解釈できる言い方や曖昧な表現の方が、捉える側としてもあまり深刻にならず自分の都合のいいように解釈ができるので、受け入れやすくなります。
まとめ
人間は少し自分に思いあたる箇所があると信じてしまう性質をもっています。
また不思議なことに当てはめようという心理が働く場合もあります。
バーナム効果を騙したり悪用する事はいけませんが、いいことに使ったり詐欺などの被害を防ぐためには知っておくと便利な心理作用だと思います。
ある程度の知恵や教養、知識などは必要になりますが人間関係を良好にしたり、潤渇剤として使うには非常に効果的ですし、お互いに気分が良くなるのではないでしょうか。
皆さんはバーナム効果という言葉を聞いた事があるでしょうか。
おそらく初めて聞く人が殆どかと思いますが、実は殆どの人がこの「バーナム効果」を実際に一度は経験したり、もしくは他者に対して気付かぬうちに自然と使っているかもしれません。
日常の中で効果的に使われているバーナム効果ですが、一体どんな効果があって何ものなのでしょうか。
またいつ利用されているのかみていきましょう。
1. バーナム効果とは
例えば「あなたは◯◯だけど、もしかすると△△なんじゃないか」と言われた時にハッとして、「なぜわかるのか」「当てはまってる」と思ってしまった事はないでしょうか。
冷静に考えれば誰にでも当てはまるような曖昧な事を言われただけなのですが、この心理作用のことをバーナム効果と言います。
他人に信用や信頼を比較的容易く与える事ができる為、日常の中にも使用される場面は多いのですが、気を付けないと詐欺に遭ったり、コロッと騙されてしまう可能性もあるので気を付けなければいけませんが、利用場面としては幅広いのが特徴です。
ではそのバーナム効果の名前の由来ですが、1956年にアメリカの人物から名付けられています。
その頃のアメリカは巧みな心理作用を使用したサーカスが流行っていました。
中でも有名なものを世界三大サーカスと呼ぶようになり、その中の一つであるリングリングサーカスの創設者フィニアス・テイラー・バーナム氏からアメリカの心理学者ポール・ミール氏によって名付けられたと言われています。
バーナム氏はバーナム効果の定義である有名な言葉を残しています。
それは【we've got something for everyone】"誰にでも当てはまる要点というものがある"というもので心理用語の一つにもなっています。
人間は誰にでも当てはまることを言われていても、自分の中にいくつか思い当たる節があると、見抜かれたと勘違いをしだすものです。
バーナム効果とはこのような現象を表し、その相手があたかも自分の理解者であるかのように信用し安心しきってしまう効果があります。
2. バーナム効果を使った例
バーナム効果を使ったものは日常に溢れていますが、実際にどのようなものがあるのかいくつかご紹介します。
2-1. 血液型での性格判断
血液型を当てあったり、性格判断をして遊んだ事があると思いますが、実はこれほど血液型に拘りを持っているのは日本人だけだと言われています。
それもA型、B型、O型、AB型とある程度バランスよくそれぞれの血液型がいるからであって、他の国は国民の殆どがO型であったり、逆にほぼA型がいないなどの状況なので、そもそも血液型で性格判断する事自体がないに等しいと言われています。
ですが日本人はたまたま血液型が満遍なく揃っている上に型にハマった事に安心する性質から、血液型の性格診断を信じるようになり、根付いてきたのだと思われます。
ですがそれでも中には、血液型の占いは当たっていると思う人もいるでしょう。
ですがここにバーナム効果が現れており、誰にでも当てはまる性格の例えを都合よく一部分だけを切り取り、自分の事だと勘違いをし、その全てを信じているのです。
そしてその診断の性格に自分を寄せていくのです。
A型は真面目で神経質と言われていますが、天才肌でマイペースの人も沢山います。
ちなみにこの天才肌で?というのはB型の人の特徴として言われている事ですが、もちろん血液型判断に科学的根拠はありません。
2-2. 占い全般
始めに断っておきますが、占い自体が悪いという訳でも、全てが心理作用だという事でもありません。
ただ占いにこの効果が使われる事は実際に多い事は事実です。
例えば「あなたは人一倍寂しがりやで常に人の温かさを感じたいのではないですか。
ですが精神的に安定している時は案外単独行動も得意なようです」と言われたとします。
もし寂しがりやではなくても、単独行動が苦痛でなければ当てはまっていると思うでしょうし、単独行動なんて絶対無理であれば"精神的に安定したら"という後付けができます。
もしこの例文で自分に当てはまると思った場合はバーナム効果にかかりやすいと言えるでしょう。
占いの場合は文言の中に二つの真逆要素を入れる事で、片方の要素が当たっていなくても全体としては自分に当てはまっているのかもしれないと信じ込ませることが出来ます。
2-3. 営業活動
営業職の人はまさしく頻繁にこのバーナム効果を効果的に使っていると言えるでしょう。
例えばお客様に対する質問に、誰にでも当てはまるような悩みを混ぜ込み「〇〇な状況で困るような事はないですか」「何か気になる事はありませんか」と聞くことがあります。
万が一その時にはなくても、言われた相手は気に留めるようになるためある一定の期間は興味を持たせる事が出来るようになります。
また可能性がある事をいくつか提案したり、相手がもしかするとそうかもしれないと思いこむような質問を何問か続け、上手に鮮やかに商品やサービスの購買へと誘導したり繋げていく事は、営業方法の最たるもだといえるでしょう。
ただこの方法は簡単ではないので昨日今日でできる技ではありません。
全体と個体の悩みが重複する部分や統計などもしっかり把握しておかないと、逆に胡散臭いと思われたり信用を失くしてしまうかもしれません。
2-4. 広告などの宣伝効果
通販番組やインターネット、新聞に挟まっているチラシなどのキャッチコピーに「自分の事かと思った」とハッとした経験がある人もいるのではないでしょうか。
特に悩みやコンプレックスを抱えている場合は必然的に、自分の気にしている事を解消できるかもしれないものに目がいくものですし、無意識に探している可能性もあります。
ですが人間はその過程を忘れ結果だけ、つまり自分の悩みが解決しそうな事に気持ちを持っていかれてしまい頼りにするようになります。
悩みを抱えている人は精神的に弱っている場合が多いので、自分の悩みを解決する手がかりや力になってくれるようなキャッチコピーを見るとスッと心に入ってくるのです。
この時点でバーナム効果が効いている証拠になり信用している事になります。
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