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ヒヤシンスの花言葉や名前の由来を解説

ヒヤシンスの花言葉や名前の由来を解説 | SPITOPI

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ヒヤシンスの花言葉や名前の由来を解説

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ヒヤシンスは、一つの茎に実に多くの花を咲かせるので非常にゴージャズな見栄えの植物です。

庭にまとめて植えておくと、開花した時に一気に華やかな雰囲気になります。

しかも色の種類が多いので、ガーデニングにヒヤシンスを植えている家庭も多くあります。

ヒヤシンスにはとてもロマンチックな花言葉があり、共感する女性も多くいます。

ヒヤシンスにまつわる有名な神話と、花言葉を知っておけば、より興味を持てる様になりますよ。

  • ヒヤシンスとはどんな花?
  • ヒヤシンスの花言葉
  • ヒヤシンスの色別の花言葉
  • ヒヤシンスの名前の由来
  • ヒヤシンスの開花時期
  • ヒヤシンスの育て方や注意点
  • ヒヤシンスの種類(原種、園芸品種)など
  • まとめ

1. ヒヤシンスとはどんな花?

ヒヤシンスとはどんな花?

ヒヤシンスは、ユリ科ヒヤシンス属の植物で、小さな花が集まって大きな筒状の形になっています。

ユリのイメージはないのですが、ひとつひとつの花を良く見てみると、ユリの花に良く似ているのが分かります。

ヒヤシンスには実に多くの色の種類があり、白や青、紫やピンク、黄色など色合いが楽しめます。

香りが非常に強く、開花時期には庭一杯が花の香りが漂います。

丈は20センチ程とさほど高くないので、室内に置いている人もいます。

2. ヒヤシンスの花言葉

ヒヤシンスの花言葉

ヒヤシンスは、名前も花言葉も有名なギリシャ神話に由来しています。

ヒヤシンスの花言葉の前に、まずは神話の説明をした方が理解し易いでしょう。

・ギリシャ神話上の美少年「ヒュアキントス」
ギリシャ神話には、「ヒュアキントス」と「太陽神アポロン」の悲しい物語があります。

ヒュアキントスはとにかく美しい青年で、太陽神アポロンから可愛がられていました。

アポロンは出かける時に必ずヒュアキントスを従えていました。

ヒュアキントスはただ見た目が美しいだけではなくスポーツが大好きで、特に円盤投げを得意としていました。

アポロンとヒュアキントスは二人でよく円盤投げを競い合っていました。

一方、ヒュアキントスに心を寄せているのはアポロンだけではありませんでした。

風の神であるゼピュロスもまた、ヒュアキントスと親しくなりたいと思っていたのです。

ゼピュロスはアポロンがヒュアキントスとがドンドン親密になっていくのが面白くありませんでした。

或る日、いつものようにヒュアキントスとアポロンが円盤投げをしていました。

それを見たゼピュロスは、急に激しい嫉妬の気持ちに襲われました。

微笑みながら仲睦まじく円盤投げを楽しむ二人に対して悔しさを抑えられなかったのです。

アポロンが円盤を投げた時、ゼピュロスはつい風を吹かせて飛んでいく方向を変えてしまいました。

そしてアポロンが円盤を投げた時に後を追いかけて行ったヒュアキントスの額に当たってしまったのです。

驚いたアポロンはすぐに掛け寄ってヒュアキントスを抱きかかえたのですが、手の施しようがなく、その場で命を落としてしまいました。

その時ヒュアキントスの額から流れ出た血が土にしみ込み、そこから見たこともない様な美しい花が咲いたのです。

アポロンは非常に悲しみ、その花を「ヒュアキントス」と名付けました。

その「ヒュアキントス」が世界中に伝わり「ヒヤシンス」と呼ばれる様になったのです。

ギリシャ神話の神々は非常に純真な心を持っていて、男女に関わらず人を好きになるのです。

上記の物語を踏まえて、以下にヒヤシンスの全般的な花言葉を紹介します。

2-1. 「スポーツ」

「スポーツ」

ヒュアキントスがスポーツ全般を得意としていたことから付けられています。

生き生きとした表情で競技を行う美青年の姿をイメージしましょう。

2-2. 「ゲーム」

「ゲーム」

アポロンとヒュアキントスが、楽しくスポーツで競争しているイメージです。

この場合、現在の様なテレビゲームではなく、スポーツのゲームを意味します。

2-3. 「悲しみを超えた愛」

「悲しみを超えた愛」

これは愛するヒュアキントスを失ったアポロンの気持を表しています。

一説には、嫉妬心から余計なことをしてヒュアキントスの命を奪うことになってしまったゼピュロスの気持ちを表していると言われています。

どちらかというと恋愛感情が混ざった花言葉ですので、プレゼントならばスポーツが得意な異性に対して贈ると良いでしょう。

3. ヒヤシンスの色別の花言葉

ヒヤシンスの色別の花言葉

先にヒヤシンスの共通の花言葉を紹介しましたが、実は花の色によりそれぞれの花言葉もあります。

その時の自分の気持や相手に合わせた色のヒヤシンスを選ぶことができるのです。

3-1. 白いヒヤシンス

白いヒヤシンス

白いヒヤシンスの花言葉は以下の通りです。

・控えめな愛らしさ
・心静かな愛

恋愛感情が込められていますので、片思いの人に告白代わりにさりげなくプレゼントすると効果的です。

また、海外では「I’ll pray for you(あなたの為に祈ります」という花言葉もあります。

これはアポロンのヒュアキントスへの気持を表していますが、実際に花を贈る時にはネガティブなものではなく相手が健やかに暮らせる様に願っています」という意味になります。

3-2. 青いヒヤシンス

青いヒヤシンス

青いヒヤシンスの花言葉は以下の通りです。

・変わらぬ愛
・節操
・誠実

相手を慕う強い気持ちがありながら、謙虚な姿勢を表しています。

他の色のヒヤシンスと混ぜて贈っもよし、毅然と一輪だけ贈っても印象的です。

海外では「Consutancy(貞節、不変(constancy)」という花言葉があります。

これは、ヒュアキントスのアポロンへの気持を表していると言われています。

3-3. 黄色いヒヤシンス

黄色いヒヤシンス

黄色いヒヤシンスの花言葉は以下の通りです。

・あなたとなら幸せ
・勝負

その明るい色から生き生きとしたイメージの花言葉になります。

友人がスポーツの大会や受験を控えた時に贈るのも良いですし、自分が何か物事に集中して極めたいと思った時に部屋に飾るのも良いでしょう。

いつも一緒にいる親友に贈ったり、リビングに飾って家族と花を眺めながら団欒するのにもおすすめです。

海外では「Jealousy(嫉妬)」という花言葉があります。

これは、アポロンに対して嫉妬するゼピュロスの気持を表しています。

3-4. ピンクのヒヤシンス

ピンクのヒヤシンス

ピンクのヒヤシンスの花言葉は以下の通りです。

・スポーツ
・ゲーム
・しとやかな可愛らしさ

ピンクのヒヤシンスの意味は、大体総合的なヒヤシンスの意味と同じです。

ヒュアキントスとアポロンが、二人で楽しく過ごしていた様子を表しています。

海外でも「Play(遊び)」という花言葉があり、かなり無邪気なイメージになります。

ピンクの場合、花言葉にあまり深刻な意味はないので、気軽に人にプレゼントができるというメリットがあります。

3-5. 赤いヒヤシンス

赤いヒヤシンス

赤いヒヤシンスの花言葉は以下の通りです。

・嫉妬
・わたしは悲しい

赤いヒヤシンスはとても目立つのですが、人に贈る時には注意が必要です。

何かの拍子に花言葉が分かると、貰った相手が素直に喜べず、交友関係がぎくしゃくしてしまう可能性があります。

意味はもちろん、風の神ゼピュロスの辛い気持ちを表していると言えます。

但し、海外では「Play(遊び)」という花言葉になります。

これは、海外では赤~ピンクは同系列と見なしていることが理由と思われます。

3-6. 紫のヒヤシンス

紫のヒヤシンス

紫のヒヤシンスの花言葉は以下の通りです。

・悲しみ
・悲哀
・初恋のひたむきさ

どちらかというとネガティブンな意味合いがあるので、人に贈るよりは自宅で育てて愛でるのがおすすめです。

紫はキレイですので色的に好きだという人も多いのですが、どうしてもこの色のヒヤシンスを贈りたいと思ったら、より青い色に近いものか、ピンクに近い色にした方が誤解が少なくなります。

海外では「Please forgive me(どうか私を許して)」「I am sorry(ごめんなさい)」という花言葉があります。

これは自分が投げた円盤でヒュアキントスを失ってしまったアポロンの悲しい気持ちと、ゼピュロスの後悔と罪悪感を表しています。

ヒヤシンスは様々な色が楽しめてとても華やかな雰囲気なので、人にプレゼントしたいと思います。

但し、相手によっては花言葉を調べたり、何かの拍子にネットで知ってしまうこともあります。

相手が大雑把で何も気にしない人ならば良いのですが、文芸タイプの人、特に女性に贈る時と後から深読みされて思わぬ人間関係のトラブルを起こしてしまう可能性もあります。

ヒヤシンスをプレゼントとして贈る時には、「白・青・ピンク」を選ぶのがおすすめです。

4. ヒヤシンスの名前の由来

ヒヤシンスの名前の由来

ヒヤシンスの名前の由来は、先に述べた通りギリシャ神話の「ヒュアキントス」に因んでいます。

ヒュアキントスは以下の様に表記されます。

・ラテン語: Hyacinthus
・英語: Hyacinth

これを日本語的に読むと「ヒヤシンス」になるのです。

ところで、ヒヤシンスの和名は「風信子」或いは「飛信子」です。

これは、ヒヤシンスの強い香りが風に乗って遠くへ運ばれていく様子から来ています。

「飛信子」はどちらかというと音を当てたものと思われます。

5. ヒヤシンスの開花時期

ヒヤシンスの開花時期

ヒヤシンスの開花時期は、3月~4月で、9月~11月にかけて球根を植えれば春に花が楽しめます。

最近では水栽培で、空調の整った室内で育てれば、お正月頃に花を楽しめる様になっています。

ヒヤシンスは、球根の色と花のいろが大体同じですので、最初から自分の好みの色を選べるのがメリットです。

6. ヒヤシンスの育て方や注意点

ヒヤシンスの育て方や注意点

ヒヤシンスというと球根が知られています。

種から育てることもできるのですが、花が咲くまで何年かかかってしまいます。

球根ならば庭植えだえけではなく、鉢植えや水栽培ができて、秋に受け付ければ翌年の春に花を咲かせることができます。

6-1. 土植えの場合

土植えの場合

ヒヤシンスは、日当たりの良い場所を好みますが、冬に寒さを経験させた方がよりキレイな花をさかせます。

メリハリを付けてあげましょう。

庭に植える場合には、土の表面から10センチ程の深さまで掘って植え付けます。

球根が複数の場合には、5センチ~10センチほどの間隔を空けます。

鉢植えの場合、下に根を伸ばしていきますので、球根は土の上に少し見える程度に植え付けましょう。

庭の土は、酸性雨のせいで土が酸性になっていることがありますが、ヒヤシンスはこの酸性土は好みません。

その様な場合には、土に石灰をまぜると中和できます。

6-2. 水栽培の場合

水栽培の場合

水栽培の場合は、土植えよりも若干遅いタイミングで10月~11月頃に育て始めて大丈夫です。

「水栽培用」として販売されている球根ならば比較的育て易くなります。

容器はガーデニングショップに行けば簡単に球根用のものが手に入りますが、中には500ミリリットルのペットボトルを使用して栽培する人もいます。

ペットボトルを使用する場合、飲み口に近い部分を切り取り、逆さまにして下部分にはめ込んでテープなどで固定するというとても簡単な方法でできます。

事前に容器をよく洗浄しておきましょう。

球根を容器に入れて、水はギリギリに下部が浸る位の量を入れます。

6-3. 水やり

水やり

庭植えの場合

庭植えの場合

植え付けた時にたっぷりと水をやり、その後は余程土が乾燥しない限りは自然任せでも大丈夫です。

鉢植えの場合

鉢植えの場合

植え付けから休眠期まで、土が乾く度に水をやります。

花が枯れた頃から少しずつ水やりを減らしていき、6月には水やりを中止します。

水栽培の場合

水栽培の場合

水栽培の場合、注意しなければならないのは水の汚れです。

球根にカビが生えたり腐ったりすることがあるので、植え付けた時には週に1度は水を替え、根が生えて来たら月2回位にします。

根が張ってきたら、球根の下1センチ位のところに水面が来る様にします。

6-4. 肥料

肥料

庭に植える場合、肥料を土に混ぜておきます。

球根には栄養分が蓄えられているので、特に多くの肥料は必要ないのです。

但し、つぼみが出て花が咲くまで液体肥料を与えてやると、より花がキレイに咲きます。

花がしぼんできたら、翌年の為に球根は栄養補充が必要になります。

葉が枯れるまで少し化学肥料をやると、また翌年キレイな花を楽しめます。

水栽培の場合も、つぼみが出て花が咲くまでに液体肥料を与えるのがおすすです。

目安は10日に1回程で構いません。

6-5. その他

その他

ヒヤシンスの球根は、生育期と休眠期を繰り返し、毎年キレイな花を咲かせてくれます。

毎年花を咲かせる為には、以下の様な注意点があります。

枯れた花は摘み取る

枯れた花は摘み取る

枯れた花をそのままにしておくと、次第に種ができてきます。

養分が必要になり、球根が弱る原因になりますので、花が枯れたら摘み取る様にしましょう。

球根を休ませる

球根を休ませる

庭植えの場合、球根は自然の状態でも土から栄養を蓄えられます。

しかし鉢植えの場合、土の栄養素が足りない為に、球根は1回の開花で栄養を使い果たしてしまいます。

葉が枯れた時点で球根を掘り出して、翌年の植え付け期まで寝かせておきましょう。

水栽培の場合は、翌年も花が咲くことは殆どありません。

1回限りと思って大切に育て、花を楽しみましょう。

毒性物質に注意

毒性物質に注意

ヒヤシンスは、毒性の強い「シュウ酸カルシウム」という物質を含む汁を持っています。

この汁が肌に付くとかぶれる人もいますので注意しましょう。

花や球根を触る時には素手ではなく、手袋を付ける様にしましょう。

うっかり口に入ってしまうと下痢や嘔吐などの激しい症状を起こす可能性があります。

見た目がキレイで香りが良いので子供やペットがいる家庭では注意が必要です。

7. ヒヤシンスの種類(原種、園芸品種)など

ヒヤシンスの種類(原種、園芸品種)など

ヒヤシンスの品種には、大きく分けて以下の2つがあります。

・ダッチヒヤシンス

その名の通りオランダで品種改良されたヒヤシンスで、私達が見慣れていて「これこそヒヤシンス」と思うものは、まずダッチヒヤシンスです。

水栽培に向いていて、大ぶりの花がにぎやかに咲きます。

・ローマンヒヤシンス

フランスで品種改良されたヒヤシンスで、小さ目の花が少し間隔をあけてまばらに咲きます。

寒いところが苦手な品種ですので、庭植えする時には注意が必要です。

上記の分類よりも、折角色別の花言葉があるのですから、色別の品種を紹介します。

7-1. 白いヒヤシンス「カーネギー」

白いヒヤシンス「カーネギー」

カーネギーは純白でとても上品な白いヒヤシンスです。

大輪の花を咲かせ、それぞれの花びらもしっかりとした厚みがあります。

茎もしっかりとしていて折れにくく、庭植えでも強い風に耐えてくれるので安心して栽培できる品種です。

7-2. 黄色いヒヤシンス「シティー・オブ・ハーレム」

黄色いヒヤシンス「シティー・オブ・ハーレム」

明るく華やかな黄色い花が沢山咲き、ぱっと人の心が明るくなるヒヤシンスです。

特に香りが良く、観賞用として人気がある品種です。

7-3. 青いヒヤシンス「ブルージャケット」

青いヒヤシンス「ブルージャケット」

ヒヤシンスというと青紫の花をイメージする人が多いですが、これは正にその代表となる色の品種です。

7-4. ピンクのヒヤシンス「フォンダン」

ピンクのヒヤシンス「フォンダン」

ピンク色に白のグラデーションがかかり、可愛らしくて優しい印象の品種です。

7-5. 赤いヒヤシンス「アムステルダム」

赤いヒヤシンス「アムステルダム」

真っ赤というよりは、濃い目のピンクといった色合いで、ぱっと目立つ華やかな品種です。

7-6. 紫色のヒヤシンス「スプレンディドコーネリア」

紫色のヒヤシンス「スプレンディドコーネリア」

色は赤味がかかった紫色で、周辺が白っぽく、優雅な色合いの品種です。

まとめ

まとめ

ヒヤシンスは色ごとに花言葉が違ってきます。

元となる神話はどうであれ、キレイで心が和む花であることは間違いありません。

自分のお気に入りの色のヒヤシンスを見つけて、花と花言葉を楽しんでみては如何でしょうか。

ヒヤシンスは、一つの茎に実に多くの花を咲かせるので非常にゴージャズな見栄えの植物です。

庭にまとめて植えておくと、開花した時に一気に華やかな雰囲気になります。

しかも色の種類が多いので、ガーデニングにヒヤシンスを植えている家庭も多くあります。

ヒヤシンスにはとてもロマンチックな花言葉があり、共感する女性も多くいます。

ヒヤシンスにまつわる有名な神話と、花言葉を知っておけば、より興味を持てる様になりますよ。


ヒヤシンスとはどんな花?

ヒヤシンスは、ユリ科ヒヤシンス属の植物で、小さな花が集まって大きな筒状の形になっています。

ユリのイメージはないのですが、ひとつひとつの花を良く見てみると、ユリの花に良く似ているのが分かります。

ヒヤシンスには実に多くの色の種類があり、白や青、紫やピンク、黄色など色合いが楽しめます。

香りが非常に強く、開花時期には庭一杯が花の香りが漂います。

丈は20センチ程とさほど高くないので、室内に置いている人もいます。

ヒヤシンスの花言葉

ヒヤシンスは、名前も花言葉も有名なギリシャ神話に由来しています。

ヒヤシンスの花言葉の前に、まずは神話の説明をした方が理解し易いでしょう。

・ギリシャ神話上の美少年「ヒュアキントス」
ギリシャ神話には、「ヒュアキントス」と「太陽神アポロン」の悲しい物語があります。

ヒュアキントスはとにかく美しい青年で、太陽神アポロンから可愛がられていました。

アポロンは出かける時に必ずヒュアキントスを従えていました。

ヒュアキントスはただ見た目が美しいだけではなくスポーツが大好きで、特に円盤投げを得意としていました。

アポロンとヒュアキントスは二人でよく円盤投げを競い合っていました。

一方、ヒュアキントスに心を寄せているのはアポロンだけではありませんでした。

風の神であるゼピュロスもまた、ヒュアキントスと親しくなりたいと思っていたのです。

ゼピュロスはアポロンがヒュアキントスとがドンドン親密になっていくのが面白くありませんでした。

或る日、いつものようにヒュアキントスとアポロンが円盤投げをしていました。

それを見たゼピュロスは、急に激しい嫉妬の気持ちに襲われました。

微笑みながら仲睦まじく円盤投げを楽しむ二人に対して悔しさを抑えられなかったのです。

アポロンが円盤を投げた時、ゼピュロスはつい風を吹かせて飛んでいく方向を変えてしまいました。

そしてアポロンが円盤を投げた時に後を追いかけて行ったヒュアキントスの額に当たってしまったのです。

驚いたアポロンはすぐに掛け寄ってヒュアキントスを抱きかかえたのですが、手の施しようがなく、その場で命を落としてしまいました。

その時ヒュアキントスの額から流れ出た血が土にしみ込み、そこから見たこともない様な美しい花が咲いたのです。

アポロンは非常に悲しみ、その花を「ヒュアキントス」と名付けました。

その「ヒュアキントス」が世界中に伝わり「ヒヤシンス」と呼ばれる様になったのです。

ギリシャ神話の神々は非常に純真な心を持っていて、男女に関わらず人を好きになるのです。

上記の物語を踏まえて、以下にヒヤシンスの全般的な花言葉を紹介します。

2-1. 「スポーツ」

「スポーツ」

ヒュアキントスがスポーツ全般を得意としていたことから付けられています。

生き生きとした表情で競技を行う美青年の姿をイメージしましょう。

2-2. 「ゲーム」

「ゲーム」

アポロンとヒュアキントスが、楽しくスポーツで競争しているイメージです。

この場合、現在の様なテレビゲームではなく、スポーツのゲームを意味します。

2-3. 「悲しみを超えた愛」

「悲しみを超えた愛」

これは愛するヒュアキントスを失ったアポロンの気持を表しています。

一説には、嫉妬心から余計なことをしてヒュアキントスの命を奪うことになってしまったゼピュロスの気持ちを表していると言われています。

どちらかというと恋愛感情が混ざった花言葉ですので、プレゼントならばスポーツが得意な異性に対して贈ると良いでしょう。

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この記事は2021年02月08日に更新されました。

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