事なかれ主義というような言葉を聞いたことがある人も多いと思います。
事なかれ主義というという言葉を聞いたことがある人は意味をあまり理解していなくても使っているかもしれませんが、もしかするとその使い方は間違っているかも知れません。
そこで、今回は事なかれ主義についてご紹介していきます。
- 事なかれ主義とは?
- 事なかれ主義の類語や反対語
- 事なかれ主義の心理や特徴
- 事なかれ主義の使い方「例文」
- 事なかれ主義の改善方法
- まとめ
1. 事なかれ主義とは?
事なかれ主義というのは、問題などが起きたとしても、問題には目を向けることがなく、問題から逃げてしまっていたり、関係がないというような態度をとってしまうような人が多いとされています。
事なかれ主義は問題を解決することに対して消極的であったり、深く考えないような傾向にある人のことを意味しているとされています。
一見すると悪い意味であるようにも思われますが、問題を大きくしないように心がけていくことが出来るようなタイプであると言えるため、事なかれ主義というのは、メリットもデメリットもあるとされています。
2. 事なかれ主義の類語や反対語
2-1. 事なかれ主義の類義語
事なかれ主義の類義語としては、「保守的」というような言葉や、「消極的」などのような言葉が挙げられます。
事なかれ主義というのは、問題から逃げてしまっているというような意味をもたらしていますので、事なかれ主義というのは、争い事から避けているような状態である、保守的という言葉が合うとされています。
また、物事に取り組むことが苦手であるというようなことから、事なかれ主義というのは、消極的というような言葉も挙げられています。
2-2. 事なかれ主義の対義語
事なかれ主義の言葉の意味をもっと理解をするためには、事なかれ主義の対義語も理解しておくことが大切であるとされています。
事なかれ主義の対義語としては、「事大主義」や「積極果敢」というような言葉が挙げられています。
あまり聞き覚えがないような言葉かもしれませんが、「事大主義」というのは、些細な出来事においても、大袈裟に騒ぎ立てるような状態にあることを意味しています。
小さなトラブルが起きたとしても、大袈裟に慌てふためいたりしてしまうような状態にあることを意味しています。
そのため、問題が起きても慌てないような「事なかれ主義」というは全く異なるような意味をもたらしているとされています。
また、「積極果敢」という言葉というのは、積極的な態度や、行動的な状態などを意味していますので、積極果敢というのは、事なかれ主義の対義語としては、ピッタリであるとされています。
3. 事なかれ主義の心理や特徴
3-1. 当事者意識が低い
事なかれ主義になってしまう心理というのは、問題が起きたとしても、その問題に自分は関係ないというような気持ちが強くなっているような状態であるとされています。
当事者意識が低いというのは、問題が起きたときに、すでに巻き込まれてしまっているのにも関わらず、「自分は関係ないから」と問題から目をそらしてしまうような傾向にあるとされています。
当事者意識が低い人は、問題を解決するための責任が自分にもあるということを理解していません。
事なかれ主義の人は、基本的には自分は関係がないというような気持ちを、心底感じているような状態にあるとされています。
会社などで大きな問題が起きたとしても、自分は部下の立場であるから関係がないと思ってしまったり、役職がする人が解決するのが当たり前であるような状態にあると考えられているとされています。
自分が積極的に解決しなくてはならないというような意思はなく、誰がやらなくてはいけないことと、勝手に役割分担をしてしまい、自分自身が当事者であることを意識していないような状態にあるとされています。
3-2. 問題対応能力に自信を持つことが出来ない
事なかれ主義の人というのは、問題から目をそらしてはいけないと感じているような人も多いとされています。
しかし、事なかれ主義の人というのは、自分の対応能力に自信を持つことが出来ないような傾向にあるため、問題から目をそらしてしまっているような傾向にあるとされています。
時には、問題の当事者であることを認めざるを得ないような状態に陥ってしまうこともあるはずです。
そのようなときでも、自分では問題を解決するための力がないのではないかというような気持ちになってしまっていたり、問題が大きすぎるために自分ではどう頑張っても解決することが出来ないというように、始めから問題を解決することが出来ないと、諦めてしまっているような状態にあるとされています。
そのため、事なかれ主義の人というのは、自分の対応能力に自信を持つことが出来ないために、事なかれ主義となる心理状態にあるとされています。
3-3. 傷つく事への恐れから
事なかれ主義の人というのは、問題を解決するために取り組むことで、自分自身が傷ついてしまったりすることを恐れているような状態にあるとされています。
今起きている問題を解決するために、問題と向き合うということは、様々なことを表面化していかなくてはならなくなっていきます。
表面化していくことによって、自分が傷ついてしまうのではないだろうかというような恐れが、少なからずあると思います。
自己防衛の意識が強い人ほど、傷つきたくないというような思いから、出来る限り問題から目をそらしてしまうような傾向にあるとされています。
3-4. 争い事が嫌い
事なかれ主義の人というのは、誰かとの争い事が苦手であるとされています。
そのため、問題がおき、解決するために取り組むためには、誰かと争うことになるということを考えるだけでも、事なかれ主義の人というのは憂鬱になってしまうような傾向にあるとされています。
争い事が嫌いな人というのは、それが正義のためであったとしても、争い事から逃げたくなるような状態にあると言えます。
相手を嫌な気持ちにさせたくはないし、自分も嫌な気持ちになりたくないというような気持ちから、争うことなく穏便に済ませたいと感じているような状態にあるとされています。
3-5. 面倒なことが嫌い
事なかれ主義の人というのは、面倒なことが嫌いというような傾向にあるとされています。
問題を解決するためには、さまざまなことを乗り越えなくてはなりません。
問題が解決するためには、さまざまなことに取り組まなくてはならないということを想像しただけでも、面倒であると考えてしまうような傾向にあるとされています。
そのため、面倒なことが嫌い人というのは、問題がそばにあったとしても、目をそらしてしまうような傾向にあるとされています。
3-6. 全力で物事に取り組むことが出来ない
事なかれ主義の人というのは、物事に対して、全力で物事に取り組むことが出来ないようやタイプであるとされています。
物事に対して、ある程度でいいかと諦めてしまっているようなタイプの人というのは、事なかれ主義の傾向にあるとされています。
全力で物事に取り組むことが出来ないような人は、問題が起きても適当になってしまったりするような人が多いということから、全力で物事に取り組むことが出来ないようなタイプの人というのは、事なかれ主義の人の特徴であると言えます。
3-7. 人前に出ていかない
事なかれ主義の人というのは、基本的には裏でサポートをする側として役立ちたいと考えている人が多いとされています。
そとため、事なかれ主義の人というのは、人前に出ていかないような人が多いとされています。
目立つことが苦手であり、そこには目立ってしまうとトラブルに巻き込まれやすくなるというような心理状態もあるとされています。
人前に出ていかないような人というのは、基本的には問題から離れたいと考えている人が多い、事なかれ主義であるとされています。
3-8. 受け身
事なかれ主義の人というのは、基本的には受け身であるとされています。
問題を解決するためには、自分から動き出さなくてはなりません。
しかし、日頃から受け身である人というのは、問題が起きても自分がどのように動いたら良いのかわからないような状態に陥ってしまいます。
そのようなことから、受け身の人というのは問題が起きてもどうしたら良いのか分からずに、結果としてその問題から目をそらしてしまうような傾向にあるとされていますので、事なかれ主義であるとされています。
3-9. 責任転嫁が多い
事なかれ主義の人というのは、基本的には責任転嫁をすることが多いとされています。
問題から目をそらしてしまうだけではなく、その問題がそもそも自分が解決しなくてはならないような問題ではなく、第3者に押し付けていくような傾向にあるとされています。
4. 事なかれ主義の使い方「例文」
事なかれ主義というのは、どのような時に使われるのかを詳しく知るためには、事なかれ主義がどのような使い方をされているのか、例文をしっかりと理解しておくことが大切であるとされています。
「平和が大好きで、事なかれ主義なんだ」といつような例文が事なかれ主義には挙げられますが、これは平和を大切にしているため、問題が起きたとしても、それを大きな出来事であるように騒ぎ立てたりしていないような状態にあることを意味しています。
他にも、「事なかれ主義であっても、手術をすることを決意したみたいだ」というような例文から見てもわかるように、事なかれ主義というのは、様々な問題から目をそらしてしまうような傾向にあったり、大袈裟にしないような様子を表しているとされています。
事なかれ主義というのは、様々なシチュエーションで使われることがあると言えます。
「私は事なかれ主義だから、後は任せるよ」というように、自ら事なかれ主義であることを明言することもあります。
自分は問題が起きたとしても、その問題を解決するために取り組むことはしないからと、問題から目をそらしてしまうことを明言している文例であるとされています。
5. 事なかれ主義の改善方法
5-1. 本気で物事に取り組むくせをつける
事なかれ主義を改善するためには、日頃から物事に対して、本気で取り組むことを意識することが大切であるとされています。
事なかれ主義の人というのは、物事に対して本気で取り組むことが出来ないようなタイプであるとされています。
失敗をしてしまってもたいしてショックを受けたりしないようなタイプであったり、本気で物事に対して取り組むことが出来ないため、問題が起きて平気で逃げてしまうことが出来るとされています。
本気で物事に対して取り組むことが出来ない人というのは、事なかれ主義になりやすいですので、日頃から物事に対して本気で挑むことが、事なかれ主義を改善することが出来るようになるポイントです。
5-2. 完璧を求めない
事なかれ主義の人というのは、自分は完璧でいなくてはならないというような気持ちが強くなっているような状態にあることを意味しています。
完璧を求めるあまり、問題から目をそらしてしまうような傾向にありますので、まずは完璧を求めることをしないことが大切であるとされています。
人というのは、完璧な人はいないのですから、完璧を求めることをしないことを心がけることが大切であるとされています。
5-3. コミュニケーションを大切にする
日頃から、人とのコミュニケーションを大切にしていると、トラブルが起きたときに周りが気がついて助けてくれる可能性があります。
言い換えるのであれば、あなたが事なかれ主義であり、問題から目をそらしてしまおうとしても、周りがそれを許さないというよりも、問題を解決するためにあなたが逃げるよりも先に動き出してくれるような傾向にあるとされています。
そのため、事なかれ主義を改善するためには、コミュニケーションを日頃から周りと取るようにしていることで、逃げたくても逃げることができないような状態になり、事なかれ主義を改善することが出来るとされています。
5-4. 意見を述べる癖をつける
事なかれ主義の人というのは、自分の意見を述べることが苦手であるような傾向にあるとされています。
そのため、問題が起きたときも、自分の意見を言うことができずに、結果的には問題から目をそらしてしまうような状態に見られてしまうことがあります。
事なかれ主義を改善するためには、自分の意見を伝えるための訓練をするということも大切であるとされていますので、意見をまとめて発言する癖をつけることが改善のためには必要であると言えます。
5-5. 積極的に行動をする
事なかれ主義を改善するためには、積極的に行動をする癖をつけることが大切であるとされています。
事なかれ主義の人というのは、問題解決への取り組みが苦手であり、その背景には積極的に動くことができないということが挙げられます。
そのため、日頃から何事にも積極的に行動をするように心がけていくということが、大切であるとされています。
5-6. 当事者意識を持つ
事なかれ主義を改善するためには、まずは問題が起きたときに、この問題は自分が解決しなくてはならないのだというような、当事者意識をしっかりと持つことが大切であるとされています。
当事者意識をしっかりと持つことで、問題を解決するためには、自分が逃げていてはいけないのだというような気持ちになりますので、当事者意識を持つということは、実は事なかれ主義を改善するためには、最も大切なことでもあると言えます。
5-7. 現実を受け入れる
事なかれ主義の人というのは、問題から目をそらしてしまうことで、問題そのものがなかったことにしてしまうような傾向にあるとされています。
しかし、実際には現実には問題は放置された状態にあるとされています。
そのため、事なかれ主義を改善するためには、現実をしっかりと受け入れることが大切であるとされています。
自分が巻き込まれているトラブルを放置していたらどうなるのかなどを考えることで、事なかれ主義などとは言っていられなくなるかもしれません。
5-8. ポジティブに考える
事なかれ主義の人は、問題が起きてしまうと、改善するために取り組んだことで、更なるトラブルを起こしてしまうのではないかなど、ネガティブに考えてしまうため、事なかれ主義になってしまいます。
事なかれ主義を改善するためには、まずはポジティブな気持ちを宿すことが大切です。
ポジティブな気持ちでいることで、問題への取り組みもポジティブに考えていくことが出来るようになるはずです。
まとめ
事なかれ主義というのは、問題を大きくしない人であるというようなイメージから、よい意味であると感じている人もいるかもしれません。
しかし、事なかれ主義は問題から逃げているような状態にもありますので、周りから敬遠されてしまう可能性もあります。
また、事なかれ主義であると問題を放置しておくと、大きな問題として成長していく可能性もありますので、注意が必要であるとされています。
事なかれ主義というような言葉を聞いたことがある人も多いと思います。
事なかれ主義というという言葉を聞いたことがある人は意味をあまり理解していなくても使っているかもしれませんが、もしかするとその使い方は間違っているかも知れません。
そこで、今回は事なかれ主義についてご紹介していきます。
1. 事なかれ主義とは?
事なかれ主義というのは、問題などが起きたとしても、問題には目を向けることがなく、問題から逃げてしまっていたり、関係がないというような態度をとってしまうような人が多いとされています。
事なかれ主義は問題を解決することに対して消極的であったり、深く考えないような傾向にある人のことを意味しているとされています。
一見すると悪い意味であるようにも思われますが、問題を大きくしないように心がけていくことが出来るようなタイプであると言えるため、事なかれ主義というのは、メリットもデメリットもあるとされています。
2. 事なかれ主義の類語や反対語
2-1. 事なかれ主義の類義語
事なかれ主義の類義語としては、「保守的」というような言葉や、「消極的」などのような言葉が挙げられます。
事なかれ主義というのは、問題から逃げてしまっているというような意味をもたらしていますので、事なかれ主義というのは、争い事から避けているような状態である、保守的という言葉が合うとされています。
また、物事に取り組むことが苦手であるというようなことから、事なかれ主義というのは、消極的というような言葉も挙げられています。
2-2. 事なかれ主義の対義語
事なかれ主義の言葉の意味をもっと理解をするためには、事なかれ主義の対義語も理解しておくことが大切であるとされています。
事なかれ主義の対義語としては、「事大主義」や「積極果敢」というような言葉が挙げられています。
あまり聞き覚えがないような言葉かもしれませんが、「事大主義」というのは、些細な出来事においても、大袈裟に騒ぎ立てるような状態にあることを意味しています。
小さなトラブルが起きたとしても、大袈裟に慌てふためいたりしてしまうような状態にあることを意味しています。
そのため、問題が起きても慌てないような「事なかれ主義」というは全く異なるような意味をもたらしているとされています。
また、「積極果敢」という言葉というのは、積極的な態度や、行動的な状態などを意味していますので、積極果敢というのは、事なかれ主義の対義語としては、ピッタリであるとされています。
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