「サクランボ」というと、名前を聞いただけでとても可愛らしいイメージがあります。
どちらかというと、花よりも食べる実の方を思い浮かべる人も多いでしょうが、サクランボという名称はその本体の木を意味する時にも使われます。
サクランボの花言葉と、素人には難しいと言われる育て方、名前の由来などについて豆知識を紹介します。
- サクランボとはどんな花?
- サクランボの花言葉 5選
- サクランボの育て方や注意点
- サクランボの名前の由来
- サクランボの開花時期
- サクランボの種類(原種、園芸品種)
- まとめ
1. サクランボとはどんな花?
サクランボは、植物自体の名称ではなく、バラ科の植物で「実桜(みざくら)」という木になる果実のことです。
実桜は食べられる実のなる桜の名前であり、正式名称は「桜桃(おうとう)」になります。
日本人でサクランボを食べたことのない人はまずいないと言って良いでしょう。
ツヤのある赤い丸い果実で、甘味があり爽やかな香りがします。
サクランボは大きく分けて以下の3つの系統に分けられます。
- セイヨウミザクラ=甘果桜桃(かんかおうとう)
- スミノミザクラ=酸化桜桃(さんかおうとう)
- シナノミザクラ=中国桜桃(ちゅうごくおうとう)
上記のうち、日本で作られているのは殆どが「セイヨウミザクラ」で、甘味がある果実です。
日本国内でサクランボの産地と言えば圧倒的に山形県です。
サクランボは血圧上昇や動脈硬化などの生活習慣病を防ぐ働きがあると言われています。
高級感があるので贈答品にしても喜ばれますが、保存がきかないので、購入したらすぐに食べるのがおすすめです。
2. サクランボの花言葉 5選
サクランボの花言葉は、どれも非常に女性らしさに溢れています。
2-1. 「善良な教育」
主に女性を意味していて、しとやかで良識ある教育を身に付けている様子を表します。
2-2. 「小さな恋人」
サクランボは2つに分かれて実になることが多く、いかにも純真な恋人同士が仲睦まじく寄り添っている状態に見えることから付けられました。
2-3. 「上品」
ツヤがあり丸くて粒が揃った果実は、高級品扱いになっていることから付けられました。
2-4. 「幼い心」
小さくて赤い丸い実は、見ている人を無心にさせ、まるで子供に返った様な懐かしさを感じさせることから付けられました。
2-5. 「あなたに真実の心を捧げる」
薄くて美しいピンクの花からツヤツヤの赤い丸い実がなり、まるで人に「食べて下さい」と言っている様な誠実さを感じさせることから付けられました。
3. サクランボの育て方や注意点
サクランボは育てるのが難しいとされています。
こちらに基本的なことは記載しますが、実際に育てる時には必ず専門家の指導を受ける様にしましょう。
3-1. 土
サクランボは鉢植えではなく、庭植えをする植物です。
鉢植えをする場合には水をしっかりと含み、しかも水はけ自体は良い配合土を使いましょう。
3-2. 水やり
庭植えの場合、自然の環境で育てるのが基本ですので、真夏で日照り続きの時期でもなければ特に水やりは必要ありません。
鉢植えの場合には、土が乾いて来たら水やりをします。
底の穴から水が出てくる位水をあげましょう。
3-3. 肥料
肥料は以下の時期がおすすめです。
・庭植え: 2月・10月
・鉢植え: 2月・5月・10月
化学肥料と有機肥料を交互に使い分けるのがコツです。
3-4. 病害虫対策
サクランボの病気としては以下のものがあります。
・せん孔細菌病: 主に葉に感染
・灰星病・褐班病: 葉と果実に感染
・根頭癌腫病: 根に感染
・コスカシバ: 木の中身を食い荒らす害虫
・シンクイムシ: 果実を食い荒らす害虫
・アブラムシ類・カイガラムシ類: 枝に付く害虫
サクランボは病気になり易いので、しっかりと管理をしてあげることが大切です。
3-5. 苗の選び方と種まき
サクランボの種をそのまま埋めれば育つのではと思う人もいるでしょうが、発芽する確率が低いのでおすすめできません。
苗木から育てると実がなるまでに非常に時間がかかります。
初めて育てる場合には「接ぎ木苗」にした方が育て易くなります。
受付は庭植えも鉢植えも、12月~3月頃に行い、日当たりと風通しの良い場所に置きましょう。
3-6. 剪定
サクランボの実を付けさせる為には、剪定が大切です。
剪定は年に2回が基本です。
・12月~2月: 枝部分を20センチ~30センチ程度に切る
・7月~8月: 太い枝や伸びすぎている梢を切る
3-7. 収穫
最も楽しみなのはサクランボの収穫です。
実はサクランボは「同じ品種同士では受粉しても実を付けない」という性質があります。
この為にミツバチなどの昆虫の存在が重要になるのですが、サクランボの果実を実らせたい場合には、近くに別の品種のサクランボがあるか、なければ最初から2種類の品種を育てるかを考えましょう。
基本的には相性が合えば開花後に40日~50日程で果実が成ります。
日当たりが良いところから成熟していくので、色合いを見ながら順番に収穫していきましょう。
4. サクランボの名前の由来
サクランボは、漢字を混ぜて表記すると「桜ん坊」になります。
口語として伝わるうちに最後の「う」が抜けて「サクランボ」になったと言われています。
サクランボは桜の実であり、ぶら下がった姿がまるで桜の子供の様に見えます。
そこで「赤ん坊」「甘えん坊」など、小さな子供を意味する「坊」を付けて呼ばれたのが最初と思われます。
5. サクランボの開花時期
桜が咲く時期は、1年間どんなに気温の変化があっても日本では3月~4月と決まっています。
その年により1週間程前後することもありますが、日本では卒業式と入学式は桜の季節と決まっているのです。
桜は冬に寒い程しっかりと生育するので開花も早いと言われています。
地球温暖化が叫ばれていますが、日本の桜はまだまだ私達に季節の頼りを教えてくれています。
6. サクランボの種類(原種、園芸品種)
カクランボは見た目は皆同じに見えるのですが、実はかなり多くの種類があります。
以下に代表的なものを紹介します。
6-1. 佐藤錦(さとうにしき)
「赤いルビー」と言われ、山形県の名産品として全国的に有名なサクランボです。
見た目の美しさ、果肉のコクや酸味や甘味など、上品な味で大変人気がある品種です。
6-2. 紅秀峰(べにしゅうほう)
佐藤錦の交配種ですが、佐藤錦よりも一回り粒が大きく、果肉はやや歯ごたえがあります。
甘味が強くまったりとしていて美味しいと人気がある品種です。
6-3. 高砂(たかさご)
アメリカ原産ですが、酸味と甘みのバランスが程良く、果汁が多くて口当たりが良いと評判の品種です。
6-4. ナポレオン
ヨーロッパでは非常に人気があり、佐藤錦はナポレオンの配合種です。
果実の形は独特なハート形で、インスタ映えすることから最近特に注目されています。
果肉は甘味と共に酸味も強く濃厚、しかもとてもジューシーでヨーロピアンな味わいです。
6-5. ジャボレー
フランス産でダークな赤色をした果実です。
佐藤錦やナポレオンと相性が良く、最近では食用りも受粉樹としての需要が高まっています。
6-7. 香夏錦(こうかにしき)
佐藤錦の交配種です。
味も良く佐藤錦と比較されますが、開花期と成熟期が早いという特徴があります。
6-8. 南陽
大粒で食べ易く、「サクランボの王様」と呼ばれています。
ピンクの果実でとても甘くてジューシー、食べごたえがあります。
6-9. アメリカンチェリー
アメリカンチェリーは、品種名ではなく海外から輸入されるサクランボの総称です。
最も知らているのは「ピング」で、赤紫から黒に近い色をしている大粒のサクランボです。
甘味が強く、食べごたえがあるので人気があります。
まとめ
サクランボは花を見てよし、食べてよしの嬉しい植物です。
花言葉も優しくて女性らしいものばかりで、イメージ通りになりたいと思うものです。
自分で育てるのはかなり難しいのですが、自宅に庭がある人は長期戦でチャレンジしてみては如何でしょうか。
「サクランボ」というと、名前を聞いただけでとても可愛らしいイメージがあります。
どちらかというと、花よりも食べる実の方を思い浮かべる人も多いでしょうが、サクランボという名称はその本体の木を意味する時にも使われます。
サクランボの花言葉と、素人には難しいと言われる育て方、名前の由来などについて豆知識を紹介します。
1. サクランボとはどんな花?
サクランボは、植物自体の名称ではなく、バラ科の植物で「実桜(みざくら)」という木になる果実のことです。
実桜は食べられる実のなる桜の名前であり、正式名称は「桜桃(おうとう)」になります。
日本人でサクランボを食べたことのない人はまずいないと言って良いでしょう。
ツヤのある赤い丸い果実で、甘味があり爽やかな香りがします。
サクランボは大きく分けて以下の3つの系統に分けられます。
- セイヨウミザクラ=甘果桜桃(かんかおうとう)
- スミノミザクラ=酸化桜桃(さんかおうとう)
- シナノミザクラ=中国桜桃(ちゅうごくおうとう)
上記のうち、日本で作られているのは殆どが「セイヨウミザクラ」で、甘味がある果実です。
日本国内でサクランボの産地と言えば圧倒的に山形県です。
サクランボは血圧上昇や動脈硬化などの生活習慣病を防ぐ働きがあると言われています。
高級感があるので贈答品にしても喜ばれますが、保存がきかないので、購入したらすぐに食べるのがおすすめです。
2. サクランボの花言葉 5選
サクランボの花言葉は、どれも非常に女性らしさに溢れています。
2-1. 「善良な教育」
主に女性を意味していて、しとやかで良識ある教育を身に付けている様子を表します。
2-2. 「小さな恋人」
サクランボは2つに分かれて実になることが多く、いかにも純真な恋人同士が仲睦まじく寄り添っている状態に見えることから付けられました。
2-3. 「上品」
ツヤがあり丸くて粒が揃った果実は、高級品扱いになっていることから付けられました。
2-4. 「幼い心」
小さくて赤い丸い実は、見ている人を無心にさせ、まるで子供に返った様な懐かしさを感じさせることから付けられました。
2-5. 「あなたに真実の心を捧げる」
薄くて美しいピンクの花からツヤツヤの赤い丸い実がなり、まるで人に「食べて下さい」と言っている様な誠実さを感じさせることから付けられました。
スポンサーリンク