皮肉屋とは？皮肉屋の特徴・心理・対処方法 | SPITOPI

誰かと話をしていて、今相手に皮肉を言われたのではないと感じたことがあるというような人も多いのではないでしょうか。

あなたの周りにも皮肉屋と言われている人がいると思いますが、皮肉屋というのは、どのような人であるのでしょうか。

今回は皮肉屋の意味についてご紹介していきます。

1. 皮肉屋とは?

皮肉屋というのは、相手に対して褒めているような言葉を使いながらも、相手が嫌がるような言葉を使ったりと、相手が嫌がるようなことをさりげなく言ってみたり、遠回しにいうような人というのが多いとされています。

ストレートに物事を述べるのではなく、相手に対してやや攻撃的な傾向にあるとされています。

2. 皮肉屋の類語や反対語

2-1. 皮肉屋の類義語とは

皮肉屋の類義語においては、さまざまな言葉があるとされています。

皮肉屋の類義語を知ることによって、皮肉屋というのがどのような人のことを表すのか理解を深めていくことが出来るようになるとされています。

皮肉屋の類義語には「馬鹿にする」「茶化す」「冷やかす」などの言葉が挙げられています。

馬鹿にするという言葉というのが、最も身近な言葉であると言えますが、馬鹿にするというのはストレートに相手のことをこけ落とすようなイメージであるのですが、皮肉屋というのは、相手に対してストレートにこけ落とすような状態であるとされています。

2-2. 皮肉屋と反対語とは

皮肉屋というのは、反対の意味としての言葉というのもあります。

相手のことを卑下するような意味のある皮肉屋の反対語というのは、相手のことを激しく褒め称えるような状態にある、「激賛」という言葉が反対語として挙げられています。

皮肉屋の反対語であるという「激賛」というのは、相手のことを素晴らしい人間であると、褒め称えるような姿を表しているとされていますので、皮肉屋の対義語として当てはまるものであるとされています。

3. 皮肉屋の特徴

3-1. ライバル心が強い

皮肉屋の人の特徴としては、ライバル心が強いということが挙げられています。

ライバル心が強い人というのは、相手がどう思っているのかなどはあまり気にすることもなく、勝手に相手に対してライバル心を表してくることもあるとされています。

ライバルに対して、自分よりも勝っているというような傾向が見られたときに、皮肉屋というのは、相手のことを蹴落とすかのように、ライバルに対して厳しい言葉を投げ掛けるようなこともあるとされています。

ライバル心が強い人というのは、負けず嫌いなタイプでもあるとされていますので、皮肉屋の人の特徴として挙げられています。

3-2. 人のあら探しをする

皮肉屋の特徴としては、人のあら探しをしているような人が多いとされています。

人のことをあら捜しをしているようなひとというのは、相手の良いところよりも、悪いところばかりが目についてしまいます。

人のあら探しをしてしまうと、気がついたことを口に出したくなるような人も多いですので、皮肉屋の人というのは、人のあら探しをするような人が多いとされています。

関わる人のことを肯定的に見るということを知らない人が多いですので、皮肉屋というのは、人のあら探しをするのが得意というような人が多いというのが特徴であるとされています。

3-3. 嫉妬深い

嫉妬深いひとというのは、皮肉屋というひとの特徴であるとされています。

自分の友だちが他の人と仲良くしているだけで、友だちに対して嫉妬心を抱いてしまい、「私といるときよりも楽しそうだからそっちに行ってもいいよ」などというような言葉を、平気でいるような傾向にあるとされています。

また、恋人などに対しても嫉妬をしてしまうことで、皮肉の言葉を発してしまうような人が多いとされています。

嫉妬深い人というのは、皮肉屋であるというひとの特徴であるとされています。

3-4. ポジティブな話が嫌い

皮肉屋というのは、前向きな話やポジティブな思考を持つ人の話を聞くことが嫌いということも特徴であるとされています。

友だちなどが結婚しようというような話をして来たときも、皮肉屋というのは、結婚というような幸せな話が好きではないため、どうにかこの話に粗がないだろうかと探しているような傾向にあるとされています。

ポジティブな思考というのは、相手への嫉妬心を駆り立てるものでもあるため、皮肉屋というのは、ポジティブな話をするよりも、ネガティブな話を好むような傾向にあり、ポジティブな話をしてきたら、皮肉屋というのはわざとネガティブな話を持ち出してきて、失敗する可能性を話すような人が多いとされています。

3-5. 一言多い

皮肉屋というのは、発する言葉が全て皮肉の言葉ではありません。

比較的には褒めておいて、落とすというような形が多いとされています。

相手のことを誉めているようで、最終的には皮肉で落とすというのが、皮肉屋にはよく見られる傾向であるともいえます。

例えば、有名起業に勤める恋人と結婚することになったとして、皮肉屋の人というのは表向きには良かったねと祝う気持ちを表します。

「有名起業の旦那さんなんてすごいね」というような言葉で相手のことを喜ばせたとして、「あの企業は合コン好きで有名な企業だから旦那さんと会っちゃうかも」と言ったり、「外見が悪くても収入でカバーできるのね」などのように、普通なら言うことが出来ないようなことをサラリと言ってしまうような、一言多いような人というのかま皮肉屋の特徴であるとされています。

3-6. 頭の回転が早い

皮肉屋の人というのは、頭の回転が早いというような人が多いとされています。

皮肉屋というのは、単に相手のことを蹴落とす言葉を使うのではなく、相手のことを褒めるような言葉を述べながらも、相手のことを蹴落とすというような傾向にあるとされています。

頭の回転が早くないと、このようなことは出来ませんので、皮肉屋というのは、頭の回転がとても早い人であるとされています。

皮肉屋というのは、皮肉の言葉を巧みに操ることが出来るような傾向にあるとされています。

皮肉の言葉はときにはユーモラスな言葉として受け取られることがあります。

そのようなことから、皮肉屋は頭の回転が非常に良いという人が多いとされています。

3-7. 悪口が多い

皮肉屋というのは、日頃から悪口をいう人が多いとされています。

悪口を言ってしまうような人というのは、日頃から人のあら探しをすることが得意な人であるとされています。

常に陰口を言っていたり、テレビなどに対しても気に入らないことがあると、ぶつぶつ言ってしまうような人というのは、皮肉屋の特徴であるとされています。

4. 皮肉屋の心理

4-1. 自己承認欲求が強い

皮肉屋の人の特徴としては、自分のことを認めてもらいたいというような、自己承認欲求が強いというような傾向にあるとされています。

皮肉を言うような人のなかには、悪口を言うことで、自分の言葉が巧みであることを相手に対して分からせようとしていたり、自分のことを観察力がありユーモラスな人であるように見せようとしているような傾向にあるとされています。

自己承認欲求が強い人というのは、皮肉を言うことで自分のことに注目をしてもらいたいというような気持ちが強いと言うことを意味しています。

合コンなどになると皮肉屋になってしまうような人というのは、正に自分のことを見てもらうために、誰かを蹴落とすというような心理状態にあるとされています。

4-2. コンプレックスを隠している

皮肉屋の人というのは、自分のコンプレックスを隠すために、皮肉な言葉を投げ掛けるような傾向にあるとされています。

皮肉屋というのは、比較的にはネガティブな人が多いとされています。

皮肉屋というのは、失敗をすることを恐れているような傾向にあります。

そのため、絶対に大丈夫であるというような確信があることでないと、取り組むことをしない傾向にあるとされています。

そのため、学力や自分の地位などに対して、何らかのコンプレックスを感じているような傾向にあるとされています。

そのようなコンプレックスを抱えている人というのは、皮肉な言葉を相手に対して投げ掛けてしまうような人が多いとされています。

例えば、自分よりも良い収入をもらっているような人と話をしているときなどには、「良い仕事に就いているね。

きっとその年は就職難じゃなかったのね」と言ってしまったり、「仕事できるとモテないなら大変でしょ」などのように、皮肉屋に起こり得る、褒めていて蹴落とすような皮肉をぶつけてしまうような傾向にあると言えます。

4-3. 冷めている

物事に対して冷めているような人というのも、皮肉屋にはよくある傾向にあるとされています。

冷めている人というのは、何かに熱中をすることが出来るような人に対して、嫉妬のような気持ちを抱いてしまいます。

仕事にもプライベートにも冷めたような感情しか抱くことが出来ないような人というのは、仕事に夢中になっているような人に対して、ついつい皮肉めいた見方をしてしまいがちであるとされています。

熱くなってしまっている人に皮肉を投げ掛けることで、自己の冷めている感情というものを正当化することが出来るとされていますので、自己を守るためにも、妬みを抱いた相手に対しては皮肉をぶつけないと気がすまないというような心理状態にあるとされています。

4-4. 人を肯定することに慣れていない

皮肉屋の人というのは、誰かのことを肯定するというようなことをしたいと思っていたとしても、肯定することが出来ないというような人が多いとされています。

皮肉屋の人というのは、小さい頃から自分のことを肯定されてきた経験が少ないというような人が多いとされています。

誰かのことを肯定するというのは、肯定したことがある経験からであるとされています。

しかし、幼い頃に親などから褒められることが少なかったような人というのは、皮肉な言葉を投げ掛けることが当たり前であるとされています。

皮肉屋というのは、肯定することをしないのではなく、そのスキルを持ち合わせていないような状態にあるとされています。

4-4. プライドが高い

皮肉屋の人というのは、プライドが高いというような人が多いとされています。

自分のプライドを保つことで精いっぱいであるため、プライドを保つために皮肉を言ってしまうような傾向にあるとされています。

皮肉を言ってしまうような人というのは、相手のことを嫌な気持ちにさせたいというような気持ちがあるのではなく、自分のことを守りたいというような気持ちから、相手に対して皮肉を言ってしまうようなタイプが多いとされています。

5. 皮肉屋の対処方法

5-1. 皮肉に対して感謝を表す

皮肉を言ってくるような皮肉屋というのは、実は少なくはありません。

上司や友だちなど、身近な人でちょくちょく皮肉を言ってくるような人というのは多いと思います。

そのような皮肉屋に遭遇をしてしまったら、どのように対応をしたら良いのか悩むというような人も少なくはありません。

そのため、皮肉屋の対処方法としては、皮肉屋の皮肉に対しては、感謝の気持ちを表すことが大切であるとされています。

皮肉屋というのは、相手に嫌な気持ちにさせることが最優先という人も残念ながらなかにはいます。

そのため、皮肉屋に対していちいち悔しそうな反応をしてしまうと、相手の思うツボというわけです。

皮肉屋に皮肉を言われたら、冷静にその皮肉に対して感謝の気持ちを伝え、そこで会話を終わらせるというのがポイントとなります。

例えば、用事があって二日ほどの有給休暇を取ったときに、「明日から休みなんて羨ましい。

こんなに忙しいのに」というような皮肉を言われたら、「休みを頂きとても感謝しております。次からは時期をご相談し、休みの調整をしたいと思います。ご指摘ありがとうございました」というように、皮肉を言われたら、皮肉であるというような認識を持たないような返答をすることで、相手の調子を崩すことが出来ます。

特に、上司などが皮肉屋である場合は、感謝の気持ちを表すことで皮肉をいう張り合いがなくなっていく傾向にありますので、皮肉を言われたら、自分のために言ってくれたのだと思い込みながら返すことが大切です。

5-2. 詳しく相手の意見を聞く

皮肉屋に皮肉を言われたら、面倒な人だと感じる人も多いと思います。

しかし、その言葉というのは、あなたが皮肉屋に皮肉を言われたと感じているだけで、実際にはあなたのために助言してくれているのかもしれませんので、皮肉屋の話をもっと詳しく聞いてみるということも大切です。

仕事に対することなどで何らかの皮肉を言われたら、「それはどのようなところがいけないのでしょうか」「私の悪いところは～というようなとこであるとのご指摘ですが、それ以外に改善すべきところがあるのであればご指導お願いします」などのように、自分にぶつけられらた皮肉をもっと掘り下げるような聞き方を相手にするということも大切であるとされています。

もしもあなたに非があるのであれば、相手はしっかりとあなたの欠点について述べてくれるはずですが、相手が単なる皮肉屋であれば、あなたに皮肉を述べることを面倒に感じてしまうため、皮肉をいうようなことはなくなる可能性が高いとされています。

5-3. 冷静に返す

皮肉屋に皮肉を言われたら、皮肉で返したくなったりするというような人が多いとされています。

しかし、皮肉を言われたら、皮肉で返すというのは意味がありません。

「あなたは背が高いだけで役に立つことないよね」と言われたら、無表情で「そうですか」とだけて返して他の話をするようにしたり、相手に何らかの反応を見せないようにするということも大切です。

5-4. 距離を置く

皮肉屋とのつきあい方においては、出来るだけ距離を置くようにするということが大切です。

皮肉屋というのは、相手のことを蹴落とすことが出来るような人であると分かると、皮肉をいうために近づいてきたりします。

そのため、皮肉屋に皮肉を言われたとしても反応をせずに、距離を置くように心がけることが大切です。

もしも会わずにいられるような関係なら、思いきって縁を切るというのもひとつの手かもしれません。

皮肉屋というのは、相手に拒絶されてしまうと、慌ててしまうような人が多いですので、皮肉屋であることがよくないことであるということを、態度で示すこともときには必要です。

まとめ

皮肉屋というのは、実は自分に自信がなかったり、コンプレックスを抱えているような人が多いとされています。

また、なかには幼い頃から褒められることがなく、自分自身も皮肉屋に囲まれて生活をして来た人が多いとされています。

皮肉屋に皮肉を言われたら、悔しいかもしれませんが、相手にとっては皮肉ではない可能性もありますので、追求をしてみて、その後の関係性を考えることも必要であると言えます。