四白眼の特徴・性格傾向・人相学に基づく性格鑑定・三白眼との比較 | SPITOPI

人相学において、「三白眼(さんぱくがん)」と並ぶ凶相とされるものに「四白眼(しはくがん)」があります。

四白眼とはどのような目の形状・見た目のことを意味していて、どういった意味で運気・運勢が悪い凶相とされることがあるのでしょうか。

この記事では、「四白眼の見た目の特徴・四白眼の人相学における性格鑑定・四白眼と三白眼の特徴の比較・四白眼の中で相対的に良い人相・四白眼(三白眼)の運気アップ方法」などについて詳しく解説していきます。

1. 四白眼の見た目の特徴・定義・イメージ

「四白眼(しはくがん)」と呼ばれる目の形状・見た目の特徴と定義、一般的なイメージについて分かりやすく説明していきます。

1-1. 四白眼の人の見た目の特徴と解釈

四白眼とは、三白眼よりも更に黒目(瞳の部分)が小さくて、黒目の「上・下・左・右」の四方向すべてに「白い部分」が見える目(眼)のことです。

黒目の上下左右に白い部分がある状態のことを人相学では「四白」と呼んでいます。

三白眼とは黒目の「左右と上(または下)」の三方向に白い部分が見える目のことで、一般的に攻撃性が強くて凶暴・凶悪な性格の人に多い人相である凶相として解釈されやすくなっています。

1-2. 四白眼の人の性格の一般的なイメージ:驚きの感情表現もある

四白眼は人相学では、「目的のために手段を選ばない・人間の生命を奪うことに良心の痛みがない鬼の目・状況に応じて心を麻痺させられる冷酷さ」などの性格特徴のイメージが持たれています。

もう一つの四白眼に対する一般的なイメージとして、「驚いている心理状態」を反映しているということがあります。

漫画・アニメなどで、キャラクターが驚いて茫然としている時などに、「目が点の状態」を表現するために、黒目部分だけを極端に小さく描く「四白眼の表現」が演出的に用いられることもあります。

1-3. 四白眼は「黒目の小ささ」で凶暴で怖いという印象(偏見)を持たれやすい

四白眼とは、上下左右に白目がある状態の目のことであり、「黒目(瞳)の部分」が極端に小さくなってきます。

この黒目の極端な小ささが、四白眼の「一般的なイメージの悪さ(差別・偏見に等しい悪印象)」になりやすいのです。

人相学でも、黒目の部分が特別に小さい人は気性が激しくて攻撃性が強い、他人との協調性や共感性が無いために孤立しやすいといった解釈をされやすいのです。

四白眼は単純に見た目のインパクトだけでも、黒目の小ささによって「眼光の鋭さ・焦点が絞り込まれた狙っている感じ・威圧感・迫力のある目つき」などの好ましくない印象・偏見を持たれやすくなっています。

ただ四白眼の人の性格についての人相学的な解釈や一般的なイメージは「科学的根拠のある事実=誰もがそうなる客観的事実」とは異なるので、四白眼だからといって犯罪者になりやすい凶悪な性格の人であるという決めつけは間違っているのです。

2. 三白眼の見た目の特徴・定義・イメージ

一般的な人相の特徴・情報において、四白眼以上にメジャーであり多くの人に知られているものに「三白眼(さんぱくがん)」があります。

この項目では、三白眼の人の見た目の特徴・定義・一般的なイメージについて説明していきます。

2-1. 三白眼の人の見た目の特徴と解釈

三白眼とは、黒目(瞳の部分)がやや小さくて、黒目の「左右+上(下)」の三方向に「白い部分」が見える目(眼)のことです。

黒目の左右と上(下)に白い部分がある状態のことを人相学では「三白」と呼びます。

三白眼とは黒目の「左右と上(または下)」の三方向に白い部分が見える目のことで、一般的に共感性が弱くて冷淡、狡猾な悪知恵を働かせる性格の人に多い凶相として解釈されやすくなっています。

2-2. 三白眼の人の性格の一般的なイメージ:「下三白眼」と「上三白眼」の特徴

三白眼の中で、下側に白い部分がある三白眼は「下三白眼」と呼ばれています。

下三白眼は、目が半開きになって何となく眠たそう、だるそう、きつそう、真剣味がないというイメージで見られやすくなります。

目の上側に白い部分がある三白眼は「上三白眼・邪眼(じゃがん)」と呼ばれています。

上三白眼(邪眼)の一般的なイメージは、悪知恵が働く、狡猾で計算高い、人を騙して利益を得ようとしている、目つきが鋭くて威圧感があるなどであり、「頭脳犯(悪い方向に知性を活用する人)」のイメージが強くなっています。

ただこれらの多くは、「見た目の知覚的な印象に基づく偏見・思い込みの面」が強く、三白眼だからといって悪知恵を狡猾に働かせる詐欺師のような悪人であるというわけではないのです。

2-3. 三白眼はセクシーな色気に映ることもある:美男美女にも三白眼は意外に多い

三白眼の人の知覚的なイメージには、「攻撃的(短気)・冷酷・狡猾・無慈悲・強欲な悪人のイメージ」だけではなく、「性的に魅力がある・セクシーでミステリアスな雰囲気がある」という良いイメージもあります。

三白眼で容姿端麗な人は、一般的に「影のある美人・イケメンのセクシーな雰囲気」を醸し出すことも多いのです。

三白眼は統計的にも美男美女に多い目つきとされており、「顔全体のバランスの良さ+性格や内面の魅力」もあれば、誰が見てもミステリアスな雰囲気が漂う「いい女(いい男)」として見られやすいのです。

3. 人相学の概略と代表的な人相の解説

この項目では、人相学という知識体系の歴史と概略を説明していきます。

人相学に基づいて、代表的な「良い人相」と「悪い人相」の特徴も紹介しています。

3-1. 人相学の歴史と概略:近代日本の人相学の源流は目黒玄竜子

人相学は古代ヨーロッパにも古代中国にもあった経験主義的な「人の顔と性格・人生の相関」にまつわる知識体系です。

古代ギリシアのヒポクラテスやソクラテス、プラトンといった人たちも、人の顔つきからその人の性格・精神の本質を読み取れるとする人相学的な性格理解をしていたといいます。

近代精神医学の「体型性格理論(細長型-統合失調症気質・闘士型-粘着気質・肥満型-躁鬱の循環気質)」で有名なエルンスト・クレッチマーなども、人相学の歴史や理論の枠組みを参照した人物と言えるでしょう。

日本で最も歴史の古い人相学は、室町時代の僧侶・天山阿闍(てんざんあじゃ)が研究したとされる「先天相法(せんてんそうほう)」であり、江戸期の元禄時代に入ると、中国などからオーソドックスな人相学の理論的な書籍が輸入されるようになって、一般人にも「人相学に基づく性格・人間性の理解」が普及していきました。

現在の日本の「人相学」にもつながっているのは、明治時代に登場した人相学者の目黒玄竜子(めぐろげんりゅうし)の初代・二代目であり、近代日本の人相学を体系化した人物とされています。

3-2. 「良い人相」とされる顔つきの特徴

人相学において「良い人相」とされる顔つきの特徴は、いわゆる今風の美男・美女とは異なっています。

近世以降の日本の人相学では特に、「目尻が垂れていて柔和・眉は太めで凛々しい・鼻の形が丸くて柔らかい・富士額で広めの額」などの特徴を持つ顔立ちが、運気運勢が良くて人間関係も円滑になるとされているのです。

ただし、人間の運命の良し悪しは「良い人相」であるから必ず幸福な人生を歩める(他者と調和して良い人間関係が築ける)と約束されているわけではなく、人相学においても最も大切なのは「その人の顔つき・表情・雰囲気から受ける好ましいイメージや印象」であるとされています。

その人の性格や内面に潜在する本質的部分が顔つきを通じてにじみ出てくるという考え方が人相学にはあるのです。

3-3. 「悪い人相」とされる顔つきの特徴

人相学において「悪い人相」とされる顔つきの特徴は、「三白眼・四白眼・目がつり上がっていて冷たい感じがある・唇が薄い」などです。

三白眼と四白眼は、「冷酷無情・粗暴で短気(怒りっぽい)・欲望を制御できない・共感能力が低い・人の痛みが分からない(良心の呵責がない)」などの悪い特徴があるとされますが、あくまで人相学における確率論的・事例的な予測に過ぎず、三白眼と四白眼の人みんなが性格が悪くて犯罪者気質・サイコパス的というわけでは当然ありません。

目がつり上がっている人は「攻撃的・短気・冷淡」などの性格特徴があるとされますが、目尻が垂れ下がり過ぎている人も「狡猾で謀略が好き・人の弱みにつけ込む・下心が強い」などの好ましくない性格特徴があるとされます。

唇が薄い人は、義理人情を欠いていて冷たいというのが、人相学における一般的な認識になっています。

4. 四白眼・三白眼は人相学における「凶相」なのか?

四白眼・三白眼は人相学において、「粗暴(短気)・攻撃的・罪悪感(良心)がない・衝動を制御できない」などの性格特徴を持つ「凶相」や「犯罪相」として解釈されることが多くなっています。

しかし、同じ四白眼(三白眼)であっても、相対的に「良い人相」と「悪い人相」に分けることができ、四白眼(三白眼)の中にも「人相の良し悪しの多様性」があるのです。

この項目では、四白眼と三白眼の人の「本当の性格特徴」についても紹介していきます。

4-1. 四白眼の人相の多様性:四白眼にも相対的に「良い人相」がある

四白眼の人相にも、相対的に見て「良い四白眼の人相」と「悪い四白眼の人相」の違いがあるとされますが、四白眼の人は「眼球の大きさが大きくて黒目(瞳)の大きさが小さい」ほど「悪い人相・凶相」とされます。

相対的に良いとされる四白眼の人相というのは、「威圧感・冷酷さ」よりも「驚いている感じ+気が小さい感じ(冷淡さよりも優しさ)」を感じさせる人相になります。

相対的に良い四白眼の人相の性格特徴には、「知的能力が高い・言語的コミュニケーションが得意・いざという時の決断力がある・リスクのある状況での行動力がある」などのポジティブな特徴が多いのです。

4-2. 四白眼の人の本当の性格傾向の特徴

四白眼の人の目や顔つきを人相学的に鑑定すると、「黒目=自分自身の本質・白目=自分の周囲の環境や人間関係」を意味しているとされます。

四白眼の人は、周辺の生活環境や人間関係からプレッシャーを受けやすい繊細な感受性を持っていることも多く、その感受性の影響で「猜疑心の強さ・敵対心の強さ」といった問題が出てくることも多いのです。

四白眼の人の本当の性格傾向やイメージとして挙げられるのは、「猜疑心・敵対心の強さ」以外にも、「ストレス耐性の弱さ+嫉妬心やひがみの強さ+他者に対する意地悪な言動(皮肉屋で人の良い部分を認めることがない)」などがあります。

四白眼の人の本当の性格特徴は、「神経質・繊細な感受性・警戒心・猜疑心」などであり、対人関係や社会生活のストレスに打たれ弱いので犯罪に逸脱しやすいとも言われています。

4-3. 三白眼の人相の多様性:三白眼にも相対的に「良い人相」がある

三白眼の人相にも、相対的に見て「良い三白眼の人相」と「悪い三白眼の人相」の違いがあると言われ、同じ三白眼の人相にも様々な種類があります。

三白眼のすべてが対人トラブルや犯罪行為を起こしやすい凶相というわけではないのです。

瞼(まぶた)が垂れ下がり、逆三角形のような目の形をした三白眼は「三角目」と呼ばれており、金銭に対して強欲で執着心の強い悪相とされています。

邪眼(じゃがん)とも呼ばれる「上三白眼(黒目の上が白い)」も凶相に分類されており、「情けがなくて残忍・攻撃的で悪知恵が働く」という特徴が指摘されています。

相対的に良い三白眼の人相には「セクシーさ・ミステリアスな雰囲気」がある

相対的に良い三白眼の人相は、目が大きめで少し垂れている感じの人相であり、恐怖感よりもセクシーな色気を感じさせる目つきで、異性にモテやすいというメリットがあります。

同じ三白眼の人であっても、顔つきを見た感じの印象が「柔らかい・冷たさや怖さがない・どこかセクシーである・ミステリアスな雰囲気がある」という感じになると相対的に良い三白眼の人相とされています。

4-4. 三白眼の人の本当の性格傾向の特徴

人相学や一般の人たちのイメージでは「凶相」とされている三白眼ですが、三白眼の人の本当の性格傾向には意外と好ましい特徴・長所が多いのです。

三白眼の人の本当の性格傾向として挙げられているのは、「知性が高く教養がある(平均よりも頭が良い)・コミュニケーション能力が高い(交渉場面で説得力を発揮できる)・ミステリアスで独特の色気がある(異性に好かれる独特のオーラをまとっている)」などですが、いずれも身近にいたらかなり魅力を感じる人物の特徴になっています。

三白眼の人相だから単純に「性格が悪い・サイコパス的で温かい心がない・凶暴で攻撃的」だという決めつけをすることはできず、四白眼の人も三白眼の人もやはり「目の前にいる一人一人の相手」と誠実に向き合っていくことこそが、「その人の性格や人間性の本質」を見極める上で一番大切なのです。

5. 四白眼・三白眼の運気をアップさせる方法

「四白眼・三白眼の人」は、一般的に凶相(犯罪相)としての悪い解釈をされやすいので、四白眼や三白眼というだけでいわれのない偏見・差別を受けることもあります。

そのため、四白眼・三白眼というだけで劣等コンプレックスに悩む人もいるのですが、この項目では四白眼・三白眼の人の見た目をちょっと変えるだけで、「コンプレックス解消+運気アップ」に役立つ簡単な方法を紹介していきます。

5-1. 四白眼の人の運気をアップさせる人相を変える方法

四白眼の人の見た目のイメージを手っ取り早く簡単に変える方法は、「コンタクトレンズの活用」です。

特に、茶色や青色などの色味がついた「カラーコンタクト」を着用することで、四白眼の知覚的な特徴がほとんど分からなくなってきます。

さらに「黒目を大きく見せる機能のあるコンタクトレンズ」を活用することで、黒目が極端に小さいために上下左右が白目で囲まれてしまうという「四白眼の特徴そのもの」を無くしてしまうこともできるのです。

四白眼であることが劣等コンプレックスになっていて、社会活動や人間関係に支障も出ているという人は、一度、カラーコンタクトや黒目を大きく見せる(黒目を潤ませて見せる)機能のついたコンタクトレンズの購入・着用を考えてみてもいいでしょう。

初めは眼科の医師に目の状態を検査してもらってから、コンタクトショップの店員さんにどんなタイプや色のコンタクトレンズが自分に合うのか相談してみましょう。

アイラインやアイシャドウで黒目を大きくするアイメイクの方法も工夫してみて下さい。

5-2. 三白眼の人の運気をアップさせる人相を変える方法

三白眼の人の見た目のイメージを短時間で簡単に変える方法は、四白眼の人と同じカラーコンタクトや機能性コンタクトの活用でもいいのですが、「アイプチ」の使用だけでも見た目の印象がだいぶ柔らかくなってきます。

アイプチで二重にすると黒目がちになって、黒目が少し大きく見える視覚作用があるからですが、「アイライン・アイシャドウ」で黒目を大きくするメイクも組み合わせると、三白眼特有の特徴は目立たなくなってきます。

アイラインやアイシャドウで目元をくっきりさせて目を大きく見せながら、「つけまつ毛・まつ毛美容液」でまつ毛にボリュームを出せば、三白眼の特徴が逆に一般的な瞳以上に魅力的に見えやすくなってきます。

四白眼でも三白眼でも「コンタクト・アイプチ・メイク道具で人相を変える方法」で、劣等コンプレックスを解消に近づけることができますが、自分の目つき(見た目)を変えると実際の行動・発言・態度も変わって、「性格が良くなった・明るくなったという印象」を周りに与えやすくなるのです。

5-3. 人相学の分類や解釈にこだわりすぎる必要はない

人相学では、今まで観察してきた「様々な顔のパターン」と「性格傾向(人生のプロセス)」の相関関係を、統計学的に整理してきた経験主義的な学問です。

人相学は厳密な意味での科学ではなく、「この人相だから必ずこういった性格になる」というほどの絶対的な的中率があるわけではなく、参考程度に考えるべきものです。

人相学では「良い人相」と「悪い人相」を単純に二元論で分けて考えがちですが、「悪い人相」だから犯罪や悪事、迷惑行為をするというわけでは全くなく、「自分自身の顔つき」に自信を持って、「自分の行動・発言・態度」を良い方向にコントロールすることが一番大切です。

四白眼などの自分の人相がどうしても嫌だと感じる人は、メイクやコンタクトなどによって変えられる部分は変えていき、「自分で好きになれる人相」を目指していきましょう。

外見や人相のコンプレックスがある程度和らいでから、「実際の行動・発言・態度」を正しい方向に調整できれば良いのです。

まとめ

ここまで、「四白眼・三白眼」についての知識・情報を整理して、人相学的な「凶相」としての解釈を紹介してきましたが、人相学そのものには近代科学的な根拠があるわけではありません。

歴史的な経験則や統計学的な確率論において、人相学には一定の信憑性(しんぴょうせい)と確からしさがありますが、「四白眼(三白眼)だから暴力的・攻撃的で犯罪を犯しやすい人である」といった偏見や差別は正しい認識であるとは言えません。

さらに、四白眼・三白眼の人相にも「悪い人相」ばかりではなく「良い人相」とされる顔つきもあります。

人相学の理論や文脈を参照しながら、四白眼や三白眼の人の気質・性格を分析することには一定の意味がありますが、目の前にいる実際の人の性格や生き方、価値観を見ていくことが一番大切なことなのです。

四白眼・三白眼の性格の特徴や人相学的な解釈について調べたい時には、この記事を参考にしてみて下さい。