かわいらしいぷっくりとした葉と蔓のような茎を持ち、愛らしい花を咲かせるのがポーチュラカです。
大変丈夫で特に日光に強く、夏のガーデニング初心者向けの植物と言えます。
そんなポーチュラカの肉厚な葉や茎は食用にもできます。
庭から取ってきたポーチュラカでさっとサラダをこしらえる、なんてステキですね。
その上、ポーチュラカの葉や茎には栄養もたっぷり含まれています。
その薬効は乾燥させて漢方として市販されているほど。
今回は、ポーチュラカをご紹介します。
- ポーチュラカとはどんな花?
- ポーチュラカの花言葉
- ポーチュラカの育てて方や注意点
- ポーチュラカの名前の由来
- ポーチュラカの開花時期
- ポーチュラカの種類
- 食べるときの注意と食べ方
- まとめ
1. ポーチュラカとはどんな花?
ポーチュラカは学名をハナスベリヒユと言い、スベリヒユ科スベリヒユ属の植物です。
南アメリカ原産の多年生植物で、暑さ、日差し、乾燥に大変強い植物です。
花は白やピンク、オレンジなどの小さな花が咲きます。
また、茎は匍匐性を持ち、つるのように地面を這います。
そのため、草丈は10センチを少し超え、20センチに満たないことが多いでしょう。
葉と茎に特徴があり、多肉植物のような肉厚の葉をつけます。
その葉と茎には独特の触感と風味があって、食用にすることができます。
国によっては積極的に食べる風習もあるようです。
また、乾燥させたものも薬用ハーブとして用いられることがあるほど栄養があります。
2. ポーチュラカの花言葉
暑さや日差しにも負けず、多少葉が色抜けしても元気な花をたくさん咲かせるポーチュラカ。
そんなポーチュラカの持つ天真爛漫なイメージは、花言葉でもそのままです。
2-1. いつも元気
夏ごろ、ポーチュラカを見ることがあればこの花言葉に納得せざるを得ないでしょう。
暑さ、乾燥、日差しと、夏の厳しい環境下でも生き生きとした花をつけるポーチュラカ。
他の花がしおれるほど過酷な気温でも、ポーチュラカだけはしゃんと元気にしていることもよくあります。
なお、原産国は南アメリカとされていますが、南アフリカという説もあるようです。
どちらにせよ、灼熱の温度の中で楽し気に咲いている様子が目に浮かぶようですね。
2-2. 無邪気
これも、ポーチュラカの丈夫さからついた花言葉です。
人間ですらしおれてしまいそうな暑さの中、明るい花を咲かせているポーチュラカはまるで元気な子供のようです。
花の小ささや草丈の低さからも幼げでかわいらしいイメージを受けます。
2-3. 自然を愛する
蔦のように伸び、気が付けば夏の庭いっぱいに伸びていくポーチュラカの勢いは生命力に満ち溢れています。
その旺盛な繁殖力ゆえ、整った美しさではありません。
しかし、飾らない魅力にあふれたポーチュラカにふさわしい花言葉です。
3. ポーチュラカの育てて方や注意点
ポーチュラカは丈夫で育てやすい植物ではありますが、気を付けることも少々あります。
ポーチュラカの植え付けは5月から8月、初夏から盛夏に行います。
種からの育成は難易度が高いので苗から育てましょう。
鉢に植える場合は苗よりも一回り大きなサイズを、庭に植える場合は日当たりが一番良い場所を選んでください。
乾燥に強い分水のやりすぎは厳禁です。
鉢は土の表面が完全に乾いたことを目安に水を与え、庭に植えた場合は水やりの必要はありません。
大変丈夫なポーチュラカですが、ジメジメした場所に置くとアブラムシがつくことがあります。
すす病に発展してしまう可能性もあるので、見つけたらすぐに虫を取り除きましょう。
乾燥した環境ではアブラムシが付くことが少ないので、できるだけ日当たりのよい環境を整えるようにしましょう。
日光の当たる環境に置くと、花がたくさん咲きます。
葉は日焼けをしてしまいますが、虫の発生を防ぐためにもぜひ日光を当ててください。
また、寒さにはとても弱く、冬に霜に当たったりするとポーチュラカは一回で枯れてしまいます。
鉢植えにした場合は秋以降乾燥した部屋の日がよく当たる場所に置いて冬越しができますが、庭に植えた場合は残念ながら枯れてしまいます。
庭に植える場合は一年草と同様と考えておきましょう。
4. ポーチュラカの名前の由来
本来の和名はハナスベリヒユと言いますがこれは葉を食用として茹でた時に感じるぬめりの意味を持つと言われています。
ポーチュラカとはラテン語が語源です。
ポーチュラカは実が成熟するとその実の上部が取れて入り口のようになります。
その様子から、ラテン語で入り口を示す「ポータ」という言葉が当てられたようです。
5. ポーチュラカの開花時期
ポーチュラカは5月から10月くらいに花が咲きます。
開花時期が長く、手入れもそこまで神経質にならずに済むとあって夏から残暑まで手軽に楽しめる花です。
ただ、その生命力から伸び放題になってしまうため、見栄えをよくする意味ではメンテナンスをする必要があります。
花は咲いてから、1~2日で枯れてしまいます。
そのままにしておくとその後の花つきが悪くなりますので刈り取ってしまいましょう。
また、伸びすぎた茎もカットしましょう。
開花してから約1か月くらいのスパンで剪定すると美しい状態をキープできます。
花は、朝咲いて夜閉じる品種が多いです。
グランドカバーとして庭を覆う緑の中に、夜ごと瞬きをする花々を見るのは夏の楽しみになりそうですね。
6. ポーチュラカの種類
6-1. ポーチュラカ・マジカルキューティー
葉にうっすらとしたピンク色が付く、不思議なポーチュラカです。
美しい見た目と育て方の簡単さから観葉植物として大変人気があります。
育て方は普通のポーチュラカ同様日光によく当てること、湿り気を与えすぎないことさえ意識していればOKです。
葉が特に美しいため、吊り下げ鉢で葉と茎が垂れるように育てると室内のアクセントに最適です。
6-2. ポーチュラカ・フェリーチェ
イタリア語で「幸福」の意味を持つフェリーチェ。
花びらにはっきりとした縞模様が入り、咲き乱れます。
その名の通り、見た人を幸せにしてしまうようなかわいらしさです。
他のポーチュラカ同様、大変丈夫で特に暑さに強い植物です。
かなりの酷暑でも茎や葉と共に生い茂りますので、庭植えの場合は緑のじゅうたんの上にカラフルな光が閃いているような美しい庭になるでしょう。
6-3. スベリヒユ
ポーチュラカの原種と呼ばれているスベリヒユ。
花も咲きますが、大変小さな黄色い花ですので観賞に適しているとは言えない種類です。
しかし、旺盛な生命力と匍匐性の育ち方から、グランドカバーとして利用されることはあるようです。
また、ポーチュラカ同様葉や茎は食べることができます。
自家製であれば農薬の心配もありませんから、安心して食べられますね。
7. 食べるときの注意と食べ方
ポーチュラカの葉を食べたいと思った時、注意しなければいけないのは農薬です。
スーパー等で食用に流通しているわけではないので、自分で育てるか、信頼できる人から分けてもらうなどしてください。
新鮮なポーチュラカの葉はサラダのように生食で食べても、加熱して食べても大丈夫です。
スープなどにすると、オクラのように水分中にねばりが出ます。
炒める食べ方もあります。
まとめ
元気いっぱい、燃え盛るように茎を伸ばして咲き誇るポーチュラカ。
暑さに元気がない時にうってつけの植物です。
その上、日をたくさん浴びた葉はオメガ3脂肪酸などを含み、栄養価もバツグン。
独特の粘り気はありますが、もしポーチュラカを育てることにしたのならせっかくですから食べてみることをお勧めします。
目からも、口からも、ポーチュラカのエネルギーを分けてもらいましょう。
かわいらしいぷっくりとした葉と蔓のような茎を持ち、愛らしい花を咲かせるのがポーチュラカです。
大変丈夫で特に日光に強く、夏のガーデニング初心者向けの植物と言えます。
そんなポーチュラカの肉厚な葉や茎は食用にもできます。
庭から取ってきたポーチュラカでさっとサラダをこしらえる、なんてステキですね。
その上、ポーチュラカの葉や茎には栄養もたっぷり含まれています。
その薬効は乾燥させて漢方として市販されているほど。
今回は、ポーチュラカをご紹介します。
1. ポーチュラカとはどんな花?
ポーチュラカは学名をハナスベリヒユと言い、スベリヒユ科スベリヒユ属の植物です。
南アメリカ原産の多年生植物で、暑さ、日差し、乾燥に大変強い植物です。
花は白やピンク、オレンジなどの小さな花が咲きます。
また、茎は匍匐性を持ち、つるのように地面を這います。
そのため、草丈は10センチを少し超え、20センチに満たないことが多いでしょう。
葉と茎に特徴があり、多肉植物のような肉厚の葉をつけます。
その葉と茎には独特の触感と風味があって、食用にすることができます。
国によっては積極的に食べる風習もあるようです。
また、乾燥させたものも薬用ハーブとして用いられることがあるほど栄養があります。
2. ポーチュラカの花言葉
暑さや日差しにも負けず、多少葉が色抜けしても元気な花をたくさん咲かせるポーチュラカ。
そんなポーチュラカの持つ天真爛漫なイメージは、花言葉でもそのままです。
2-1. いつも元気
夏ごろ、ポーチュラカを見ることがあればこの花言葉に納得せざるを得ないでしょう。
暑さ、乾燥、日差しと、夏の厳しい環境下でも生き生きとした花をつけるポーチュラカ。
他の花がしおれるほど過酷な気温でも、ポーチュラカだけはしゃんと元気にしていることもよくあります。
なお、原産国は南アメリカとされていますが、南アフリカという説もあるようです。
どちらにせよ、灼熱の温度の中で楽し気に咲いている様子が目に浮かぶようですね。
2-2. 無邪気
これも、ポーチュラカの丈夫さからついた花言葉です。
人間ですらしおれてしまいそうな暑さの中、明るい花を咲かせているポーチュラカはまるで元気な子供のようです。
花の小ささや草丈の低さからも幼げでかわいらしいイメージを受けます。
2-3. 自然を愛する
蔦のように伸び、気が付けば夏の庭いっぱいに伸びていくポーチュラカの勢いは生命力に満ち溢れています。
その旺盛な繁殖力ゆえ、整った美しさではありません。
しかし、飾らない魅力にあふれたポーチュラカにふさわしい花言葉です。
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