玄関は、風水においてもっとも重要な場所。
風水では、玄関まわりは気が出入りする最も重要な場所とされています。
家の中だけを気にして、風水上完璧にしたつもりでも、いい気が入ってくるのは外からです。
表札で、いい気が入りやすい家づくりを目指しましょう。
- 風水で表札とは?
- オーソドックスな風水的にいい表札
- 風水的に良い表札の素材
- 風水的によくない表札の素材
- 表札の書き方、作り方
- 表札におすすめの色は?
- 玄関の方角別でみる表札
- もっとこだわりの表札を付けるなら?
- いよいよ表札をつけよう!つける日はいつがいい?
- まとめ
1. 風水で表札とは?
風水では、表札がないのは「人が住んでいない、もしくは主人が不在」という意味になります。
そんな「人がいない」ところに、いい気も人も、やってはきませんよね。
やってくるのは、いたずらをしにくる者だけでしょう。
あなたのおうちの表札は、「いい気」を迎え入れる準備ができていますか?
2. オーソドックスな風水的にいい表札
もともと風水で、一番いい表札といわれているのは、木製の表札に楷書や行書体で、家主の名前がフルネームで縦書きに書いてあるものです。
しかし洋風なおうちにはこのような表札は雰囲気が合わなかったり、マンションなどでは、鉄製や、アクリルなどでできたプレートが用意されているところが多いですね。
実は、家の雰囲気に合わない表札というのも、実はいい気は入り込みません。
ないよりはどんな表札でもあったほうがいいというのが、風水の考え方です。
3. 風水的に良い表札の素材
3-1. 木製
表札はそれ自体が「火」の気をもつとされています。
「木」のエネルギーは「火」をよく燃やしてくれることから、運気の上昇につながりやすいという考え方ですね。
また、玄関から入ってくる気を歪めることなく迎え入れてくれる、天然素材のものが良いでしょう。
痛んだり汚れると、悪い気も吸ってしまうので、そのたびに交換をする必要があります。
3-2. 天然石
天然素材ということで、天然石や大理石などの石も良いとされています。
その時は明るい色を選びましょう。
黒やグレーなどでは、墓石を連想させてしまいあまり縁起がよくありません。
4. 風水的によくない表札の素材
4-1. プラスチック
プラスチックは「熱加工」されているため、火の気を持つ素材です。
表札も火の気を持つためは、パワーが強くなりすぎていい気も悪い気も燃やしてしまいます。
また人工物なので、気を歪めてしまいますので、あまりおすすめはできません。
4-2. ガラスや陶器類
ガラスや陶器などは、「割れてしまう」ことから、家族の中が割れてしまうことを意味します。
結婚式の引き出物などで、お皿やガラスなどの割れ物はいけないと言われている理由と一緒ですね。
「強化ガラス」であれば問題はないでしょう。
4-3. ステンレスやセラミック、金属プレート
さびにくく、頑丈で丈夫なものであれば問題はないようです。
しかし、以上の素材は「熱加工」されたもので風水的に強力なエネルギーを持っていますので、攻撃的で尖ったデザインにならないように、自然を象徴するデザインや、曲線を含むデザインを選んでください。
運気アップにもつながります。
5. 表札の書き方、作り方
5-1. 表札には誰の名前を書く?
風水では、家主だけの名前をフルネームで縦書きするのが良いとされています。
家主の名前だけで家全体の運気アップにつながります。
逆に、門札であれば、家族全員の名前が入っている方がよいとされます。
しかし、いずれにせよすでに亡くなっている人の名前が含まれているのはNGですよ。
5-2. 運気の上がりやすい書体?
楷書や行書が良いとされていますが、実は読みやすければ、漢字でもローマ字でもOKなのです。
読みにくい漢字をそのままで書いたら、「気」もお隣さんもなんと読むのかわからないままですよね。
読みやすければそれが一番という、風水の非常に合理的でおもしろいところです。
5-3. 浮き彫り
書体にはこだわりませんが、もし石や木などの素材にするのであれば、浮き彫りが良いとされています。
名前を彫り込むのは、お墓の文字と同じで縁起が悪いとされています。
浮き彫りで文字が盛り上がることで、運も盛り上がると考えられています。
表札は「縁起物」とされていた経緯もありますし、浮き彫りのほうが縁起がよさそうですよね。
5-4. 手作り
表札は自分で作ることもできます。
DIYが流行っているので、手作りされる方も少なくはないでしょう。
風水においてのタブーにさえ気を付ければ、自分好みのおきにいりの表札ができますね。
6. 表札におすすめの色は?
6-1. 白
発展を願う家であれば、表札には一番おすすめの色です。
木製の表札にするのであれば、特に色は気にしなくても良いのですが、もし石の素材を使うのであれば。
白が良いでしょう。
もし女性だけの家であれば、ピンクも良いでしょう。
6-2. 黄色
黄色の表札は金運や財運を運んでくれるカラー。
とくに西の方角の玄関には効果抜群です。
貯蓄したい、貯めたいという人には茶色がかった黄色がおすすめです。
頑張れば頑張っただけのお金が入ってほしいという方にはパステルイエローがおすすめです。
また、金色はアクセントカラーとして取り入れるのが良いでしょう。
お金が入ってくるというよりは金運が安定するという色です。
6-3. 青や緑
南の玄関ではおすすめの色です。
南の方角は「対人運」をつかさどりますので、青や緑は、
「強い刺激を避け」、いいご縁を引き寄せてくれるでしょう。
対人運が上がります。
また青や緑は海や植物を彷彿とさせるイメージのため。
自然の形をデザインで取り入れるとさらに良いでしょう。
6-4. 黒やグレー
シックな印象を与え上品ですが、風水では黒やグレーは「現状維持」を表します。
そのため、「発展」を望む人へはあまりお勧めはできません。
とくに石の素材だと「墓石」を連想させるため、デザインに注意しないとあまり縁起が良くない印象を与えます。
ただしあう程度年齢を重ね、地位や名誉もすでにある人でしたら、この「現状維持」の色でも問題はありません。
7. 玄関の方角別でみる表札
7-1. 表札を付けるときの基本
表札はできれば門につけると良いとされていますが、玄関でもOKです。
風水では進行方向の右側を「陽」の気が通ると考えられています。
玄関の向きに応じた右側の、目線の少し上に表札を置くと、発展運が上がります。
しかし門やドアの真ん中にかけると、運気が入るのを邪魔してしまいますので注意。
どの方角にもよらず、和風の家で引き戸の玄関扉では、扉の上の真ん中に表札をつけるとよいでしょう。
7-2. 二世帯住宅の場合は?
二世帯住宅で扉が一つしかない場合、門にむかって右側に主となる表札をおき、次の世帯の表札は左側につけるのがよいとされています。
門柱に取り付ける場合、二世帯住宅の門がひとつの場合は横に並べて大丈夫です。
門柱が二本有る場合はできれば右の門柱に、門側に家主の表札を付けて、後はその横となりに付けます。
くぐり門であれば、できれば門の真上が良いでしょう。
7-3. マンションやアパートでは?
金属やプラスチック、アクリルなどのネームプレートが用意されているのが多いですね。
こちらも家主の名前で表札を出したほうが良いです。
金属製の表札が気になるときには、コルク(天然素材)で縁取りしたり、好きな形(長方形や楕円形)を表札の隅に着けたりするだけでも、運気アップの効果があります。
7-4. 方角別、外からみた玄関
北:ドアの右に表札。
金や銀のドアノブやベルを付けると良いです。
北東:ドアの左に表札と、外灯をつけると良いです。
東:ドアの左に表札と、外灯をつけると良いです。
南東:ドアの右に表札。
外灯の代わりに、表札の下に花の鉢植えを置くと良いです。
南:ドアの右に表札。
表札にスポットライトをつけると良いです。
南西:ドアの右に表札と外灯をつけると良いです。
西:ドアの左に大きめの表札をつけると良いです。
北西:ドアの右に表札。
表札の下に観葉植物を置くと良いです。
8. もっとこだわりの表札を付けるなら?
8-1. 自分の気を知る
風水は、「巒頭(らんとう)法」と「理気(りき)法」という2つの考え方、観点どちらも重要視する考え方です。
「巒頭(らんとう)法」は目に見える物質が与える影響やエネルギーのことで、素材や色、形などです。
「理気(りき)法」というのは目に見えないものが与える影響です。
方角など気のことですね。
そしてまた人も、「目には見えない気」を持っています。
風水では万物が五行に当てはめて考えることができますから、自分がどこに属しているか知ることも大事になってきます。
8-2. 生年月日から本命掛(ほんめいか)を知る
人は地球上に生まれたとき、「地球の磁場」の影響を受け、自分の体内で磁場を作るとされています。
この生まれつきの体内の磁気を、感応する気質のことを、本命掛と呼び、8つのグループに分けることができます。
ネット上で詳しく計算するものもありますが、ここでは多く出回っている、早見表を用意しました。
生まれた年数と性別で、自分の本命掛を出すことができます。
- 生まれた年の本命卦(ほんめいか)
- 男性
- 女性
- 昭和12、21、30、39、48、57、平成3年、12、21
- 離(り)
- 乾(けん)
- 昭和13、22、31、40、49、58、平成4年、13、22
- 艮(ごん)
- 兌(だ)
- 昭和14、23、32、41、50、59、平成5年、14、23
- 兌(だ)
- 艮(ごん)
- 昭和15、24、33、42、51、60、平成6年、15、24
- 乾(けん)
- 離(り)
- 昭和16、25、34、43、52、61、平成7年、16、25
- 坤(こん)
- 坎(かん)
- 昭和17、26、35、44、53、62、平成8年、17、26
- 巽(そん)
- 坤(こん)
- 昭和18、27、36、45、54、63、平成9年、18、27
- 震(しん)
- 震(しん)
- 昭和19、28、37、46、55、平成元年、10、19、28
- 坤(こん)
- 巽(そん)
- 昭和19、28、37、46、55、平成元年、10、19、28
- 坤(こん)
- 巽(そん)
- 昭和20、29、38、47、56、平成2年、11、20、29
- 坎(かん)
- 艮(ごん)
本命卦は性別で異なる。
年の起点は諸説がありますが、ここでは年の境目を立春(2月4日)にしてます。
このため、1月生まれや、2月の4日前に生まれた方は、前の年の本命卦となる。
(例、昭和51年2月1日生まれの女性は、昭和50年生まれとみなし、艮命になる)
引用元(http://www.reizan-fusui.jp/honmeike.html)さらに詳しく調べたい方は参考にしてください。
8-3. 本命掛と五行の関係
乾→金の気
兌→金の気
離→火の気
震→木の気
巽→木の気
坎→水の気
艮→土の気
坤→土の気
表札に名前を書く家主が、どのグループに属するかによって、表札の持つ意味合いも違ってきますので、参考にしてみてください。
8-4. 「火」の気を持つ人の表札
表札は「火」の気をもちますので、その人の名前を書くと、さらに運気は燃える表札になります。
しかし主張が強くなりすぎたり、エネルギーが強すぎて燃え尽きてしまわないように、素材やデザインはなるべく落ち着いてシックなものにした方が良いでしょう。
火の気を少し抑えたいのであれば、「土」の気をもつ陶器や石でできたものにすると良いでしょう。
8-5. 「木」の気を持つ人の表札
表札はもともと火の気をもちます。
火をもっと燃やしやすくする気の素材だと良いとされていますが、「木」の気を持つ人は、名前がすでに木の役割を持っていますので、素材は特にこだわる必要がありません。
自由に素材を選んでください。
8-6. 「土」の気を持つ人の表札
風水では、物が終えた後には灰が残り、灰は土にかえることから、火の気は土の気を高め、土は逆に火を落ち着かせる意味を持ちます。
土の人は表札の「火の気」を落ち着かせてしまうので、木の素材や木や植物のデザインなどで木の気を取り入れるとバランスがとれるでしょう。
土の素材の陶器や石などはなるべく避けたほうがいいかもしれません。
8-7. 「金」の気を持つ人の表札
火は金を溶かします。
表札自体の火の気によって、あなたの金の気がどんどんと無くなっていき、なぜか目立たない表札になっていきます。
オススメは、金に力を与える、土の気を持った素材です。
陶器、磁器、大理石などの素材を選びましょう。
火に力を与える木製の素材は絶対避けてください。
8-8. 「水」の気を持つ人の表札
水は火を消しますので、水の気を持つ人の名前が書かれた表札は、なかなかパワーを出せません。
この場合、表札の素材は、火の気を助ける木製であることが必須です。
また、「木」の気を強めるために、植物のデザインをいれたりすると良いでしょう。
9. いよいよ表札をつけよう!つける日はいつがいい?
9-1. やっぱり大安がいいの?
カレンダーを見ると「大安、先勝、友引、先負、仏滅、赤口」の六曜がありますよね。
なんとなく大安がいいなと思うでしょうけれど、しかしこの六曜、実は日本文化で、しかも発祥元も根拠もあまり解明されていません。
あまり気にしなくて良いでしょう。
9-2. 風水にとって「いい日」とは
風水の考え方の一つに、「たくさんの人が信じているものは実現しやすい」と考えられています。
八百万の神様だって、古いお守りだって、「守ってくれている」「なんだかいいことがある気がする」と信じていれば、それだけでなんだかハッピーになれるものってありますよね。
あなたが心底「いい日」と思う日に実行する、これが風水において運気を上げる本質なのかもしれませんね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
家にいい気を呼び込むためにも、重要になる表札はちょっと見直すことが必要になりますね。
そして風水において大事なのは、風水のタブーを犯さずに、「毎日気持ちよく生活できることです」
日々忙しいと日常の何気ないことをついないがしろにしてしまいがちになりますから、大事な家族が毎日目にするものは、気持ちのいいものに仕上げて、家族の健康を守りたいものですね。
玄関は、風水においてもっとも重要な場所。
風水では、玄関まわりは気が出入りする最も重要な場所とされています。
家の中だけを気にして、風水上完璧にしたつもりでも、いい気が入ってくるのは外からです。
表札で、いい気が入りやすい家づくりを目指しましょう。
1. 風水で表札とは?
風水では、表札がないのは「人が住んでいない、もしくは主人が不在」という意味になります。
そんな「人がいない」ところに、いい気も人も、やってはきませんよね。
やってくるのは、いたずらをしにくる者だけでしょう。
あなたのおうちの表札は、「いい気」を迎え入れる準備ができていますか?
2. オーソドックスな風水的にいい表札
もともと風水で、一番いい表札といわれているのは、木製の表札に楷書や行書体で、家主の名前がフルネームで縦書きに書いてあるものです。
しかし洋風なおうちにはこのような表札は雰囲気が合わなかったり、マンションなどでは、鉄製や、アクリルなどでできたプレートが用意されているところが多いですね。
実は、家の雰囲気に合わない表札というのも、実はいい気は入り込みません。
ないよりはどんな表札でもあったほうがいいというのが、風水の考え方です。
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