自宅に風水を取り入れてみようかな、と思ったら、できれば最初に考えてほしい場所が「トイレ」です。
風水上、大変重要な場所となるトイレ。
トイレのインテリアを変更したり、トイレにいいアイテムを加えることで、家全体の運気もグッとあがってきます。
では、トイレはどうしてそんなに重要なのでしょうか?
今回は、風水におけるトイレの重要性と、そのポイントをご紹介します。
- 風水でのトイレとは?
- 風水でトイレ壁紙の色別効果
- トイレインテリアの風水上NGなこととは
- トイレ掃除のポイント
- まとめ
1. 風水でのトイレとは?
1-1. そもそも風水とは
風水とは、古代中国の思想です。
気の流れを物の位置でコントロールするという考え方で、古くは都市計画など、建物をどこに建設するかということを決めていました。
日本に渡ってからは家相術が取り入れられ、独自の発展を遂げています。
自然界のものはすべて陰と陽、そして五行(木、火、土、金、水)の性質を持つと考えられており、そのバランスを保ち良い気と悪い気をコントロールするということが風水の基本です。
1-2. トイレが象徴するもの
風水では、水と風は大変重きを置かれます。
清らかな水があるところ、むやみな風を防ぐところこそ繁栄のための「気」が溜まるとされています。
トイレは当然、水の性質を持つため、運気UPの要です。
しかし、排泄物やそれによる雑菌などで汚れやすく、それに伴って匂いも発生します。
また、トイレという性質上どうしても常に水をためておかなければいけません。
汚れ、悪臭、よどみと、大切な場所なのに運気の下がる要素ばかりが揃っているのです。
そのため、風水上良い状態にしておくと、良い気がどんどん溜まっていくとされています。
トイレをメンテナンスすることは、悪い気を払い、良い気を招くという二重の意味があるのです。
2. 風水でトイレ壁紙の色別効果
では、風水上トイレの壁紙はどのような色が良いのでしょうか。
風水ではどの方角にトイレがあるかで与える影響が異なってきます。
それぞれの方位ごとのお勧めの色と効果をご紹介します。
2-1. 北のトイレはベージュやアイボリーなどの暖かな色で冷え防止
北は水の性質を持ち、トイレと相性のいい場所です。
しかし、水の要素で統一されてしまうことにより体が冷え、健康上あまりよくはないと言われています。
目にも温かい色を使うと良いのですが、暖色とは言え赤などを使用するのは厳禁です。
赤は火の性質を持ち、水の性質と相殺し合い、バランスが崩れやすくなってしまうためです。
そのため、優しいベージュやアイボリーなどで穏やかな色味を加え、暖かさも暖かなイメージにしましょう。
ホットよりもウォームを意識してみてください。
2-2. 東のトイレは赤やピンクで冷たいイメージを払拭
東には発展性、成長を司る方位で、木の性質を持っています。
そのため、エネルギーを促す赤やピンクを使ってみましょう。
2-3. 西のトイレは黄色で金運UP
金運を司るのが西の方角です。
黄色、しかも高級感のある色味を使用すると良いとされています。
2-4. 南のトイレは白や青で運気を穏やかに
火を司り、水の性質を持つトイレを配置するにはバランスの悪い南。
火と水の相殺効果で、イライラしたりふさいだりと精神上の健康が保てなくなります。
トイレが南にある場合、白や青などの水の性質を持つ色を使って水の要素を追加してください。
さらりと涼し気な雰囲気に保つことで、火の要素を逃がします。
2-5. 北東のトイレは白やラベンダーで高貴さを出すと一族繁栄につながる
北東とは、鬼門と呼ばれる重要な方角。
男性や一族などを象徴し、不動産や相続、財産なども関係してきます。
この運気を損なうと、家主が不慮の事故にあうなどの思いもよらない不運が巡ってくるとされています。
色は白、紫などで清潔感ときちんと感を演出してください。
また、ぴしっとした整然さが運気UPのカギです。
インテリアに関しても雑多な置物は避け、ファブリックなどもシリーズで揃えるなどして統一感を出すと良いです。
2-6. 東南のトイレはフレッシュなオレンジや黄緑でいい人間関係を作る
東南は凶の要素が少なく、どんな色でも比較的なじんでくれる無難な場所です。
ただ、人間関係や人の縁を司る方位のため、できるならオレンジや黄緑といった軽くて爽やかな色味を使うと、停滞していた人間関係に良い影響を与えます。
木の方角でもあるので観葉植物を置くのもいいですね。
2-7. 南西のトイレは裏鬼門、緑で浄化をすると家庭運に貢献
南西は裏鬼門と呼ばれ、主に女性に関わる方角です。
ここに悪い気がたまると、家庭でのトラブルや夫婦仲の悪さにつながるとされています。
不浄の気がたまりやすい方角なので、緑や黄色などの爽やかで明るい色を使いましょう。
ラベンダーなども相性が良いとされています。
2-8. 北西のトイレはベージュ、クリーム色などで社会的評価がアップ
北西の方角は社会的な地位、名誉などの運気を左右する方位です。
ここでは高級感を意識してベージュやクリームなどの色味を持ってきましょう。
チープなものは厳禁、あくまでリッチテイストを心がけると社会的評価を高めることができます。
ただし、水の要素を持ち冷えやすい場所でもあります。
選べるなら温かみのある色をチョイスし、視覚から暖かさを取り入れられるようにしましょう。
3. トイレインテリアの風水上NGなこととは
トイレで運気を上げたいと思った時、色味だけでなくインテリアにも注目すべきです。
良かれと思ってやっていたインテリアで運気を下げている可能性も大いにあります。
3-1. トイレ備品の直置き
風水では、物をずっと置いておくことは気の流動性を殺すこととして嫌われています。
そのため、多すぎる買い置きなどでトイレットペーパーなどを床に直接置いておく、といったことも当然NG。
長く置けば置くほど、物は悪い気を吸い込みます。
棚などを利用して目立たない場所に収納するなど物を少なくスッキリさせましょう。
3-2. トイレの本棚
トイレに本棚、そうでなくても数冊本を置いている家庭は多いと思います。
しかし、これも風水上よくありません。
紙類は気を吸い込みやすく、トイレに溜まった悪い気も吸ってしまいます。
悪い気をとどめたものを更に置いておくことで更にトイレの運気が悪くなり・・・といった負のスパイラルが発生してしまいます。
3-3. トイレのカレンダー
自分好みのデザインであれば、単なる予定表としてだけではなくインテリアとしても楽しめるカレンダー。
ただ、風水上はトイレに置くのは避けた方がいいアイテムです。
トイレはそもそも陰の気を持ち、いい気が溜まりにくい場所。
そんな場所に「未来」を意味するカレンダーを張っておくことにより、未来そのものに悪い気を持たせることになってしまうからです。
また、紙ということでカレンダーそのものも悪い気を吸ってしまいます。
3-4. トイレの過度な装飾
トイレのみならず、風水では物の流動性、循環性を以て気を巡らせると考えられています。
そのため、装飾品は厳選された物を手入れの行き届く範囲で置くのが鉄則。
こと、トイレという悪い気を貯めやすい場所に置きっぱなしのものがあることは運気を下げてしまうことになってしまうのです。
3-5. 長居できるアイテムの設置
例えば窓がある場合、トイレでたばこを吸うために灰皿が置いてあったり、本を持ち込むためにちょっとした台を置いていたりしますね。
この台そのものも陰の気をまとってしまうため良いものではありませんし、それ以上にトイレに長居する環境を作ってはいけません。
トイレは陰の気を強く持つ場所。
できれば立ち入る時間は極力短くすることが運気を逃がさないコツです。
もし、そういったものがある場合は撤去し、そもそもトイレに長時間入るものではないという認識を家族間で確認し合うようにすると良いですね。
4. トイレ掃除のポイント
風水上良いトイレの色とインテリアを見てきましたが、それ以上にトイレで重要なのは清潔なこと。
トイレ掃除を的確に行い、良い運気を呼び込みましょう。
ここでは、トイレの掃除方法の一例をご紹介します。
4-1. 毎日洗うが鉄則
掃除道具は出しやすい棚で
トイレの汚れは時間が経てば経つほど頑固になるもの。
北のトイレでは水の性質のため冷えやすく汚れが落ちにいですし、南のトイレでは火の性質によりあたたかいですがその分悪臭が発生しやすくなります。
掃除の日を決めるより、毎日掃除すると考えてちょこちょこ掃除に切り替えた方が汚れを確実に落とすことができます。
しかしちょこちょこ掃除にする時、ついつい掃除道具をそのまま出しておきたくなりますが、これはやってはいけません。
トイレの陰の気が染みついてしまい、せっかく掃除をするアイテムで運気を下げていくことになってしまいます。
出しやすい棚などを設置するか、あるいは観葉植物で目隠しをするのも良いでしょう。
観葉植物は悪い気を吸い取る働きもありますから、お世話が面倒でなければ大変良いアイテムです。
4-2. 床をしっかり拭いて悪臭を防ぐ
便器の掃除はしっかりしていても、床まで拭くとなると面倒で、という方は多いかもしれません。
しかし、実は床には尿などの飛び散りにより雑菌が繁殖しています。
ここをしっかり拭くことにより、びっくりするほど匂いがなくなります。
悪臭は悪い気の好物ですから、これを断つことにより良い気が入ってくる隙間が生まれます。
また、トイレマットは頻繁に洗濯し、トイレのスリッパの裏側もまめに拭きましょう。
もしそういったアイテムのメンテナンスまで手が回らないようであれば、いっそのことなくしてしまうのも手です。
シンプルなトイレは掃除もしやすく、気の循環も良くなります。
4-3. 換気扇や窓も要注意
集合住宅の場合は換気扇が、戸建ての場合は小窓が付いていることの多いトイレ。
これは風水上、気が流れるため大変良いことなのですが、汚れているとなると話は別です。
風水学では、気の出口が汚れていると、悪い気がそこでとどまってしまうとされています。
そのため、むしろ悪い気のたまり場になってしまうのです。
換気扇は使い捨てできるカバーなどをすればこまめに変えるだけでよく、窓は磨いておきましょう。
磨かれたものには悪い気を払う作用があるため、更に悪い気を追い出す効果が期待できます。
4-4. 置く系殺虫剤はおすすめできない
トイレの隅に置いておくタイプの殺虫剤を設置するご家庭は多いと思いますが、これは風水上二重の意味で問題です。
まず、生き物を殺すことが運気ダウンにつながります。
殺虫剤はその場で捕獲するタイプとしばらく経ってから聞いてくるタイプとがありますが、その場で捕獲するタイプは強力な陰の気を持ち続けるため一番おすすめできないタイプです。
また、トイレインテリアの際にもご紹介しましたが、留まるものは良くない気をためる性質があります。
殺虫剤は3~4か月、長いものだと半年ほど置きっぱなしになります。
その間、殺虫剤にはトイレの陰の気が溜まり続けてしまうのです。
そこで、虫の予防にはアロマを使用してみるのはいかがでしょうか。
ティーツリーやユーカリなど、さっぱりした香りを選ぶと気分もいいですね。
もちろん、長い間置き続けると悪い気を溜めることに変わりはありませんのでこまめに取り換えるようにしましょう。
重曹を小瓶に入れ、アロマオイルを垂らすと手軽な上、使い終わったら掃除に使えばよいのでいいことづくめです。
4-5. トイレの蓋は閉めておく
トイレの水は汚水、悪臭、よどみと、風水で嫌われる要素をふんだんに持っています。
そこで、トイレの蓋は使用後必ず閉めるようにしてみましょう。
それだけでも陰の気を閉じ込め、拡散しない効果があります。
衛生上でも、トイレの蓋を閉めて水を流すことにより菌の飛散を防ぐことができます。
蓋の掃除は必須になりますが、床や壁の掃除の手間が減るはずです。
まとめ
トイレがきれいだと気持ちが良い、というのは老若男女どんな人でも共通して言えることです。
その清潔なトイレに、更に風水のエッセンスを盛り込んで気の巡りをよくすることは大変良いことです。
そもそも、風水のルールは清潔で規律正しい生活をしていればおのずと守られてくるもの。
日陰のトイレはあたたかい色味を使い、暑いトイレには涼し気なカラーを取り入れるという大変合理的なインテリアの提案です。
風水の知識を使い、自宅のトイレを過ごしやすく運気の巡るトイレにしましょう。
自宅に風水を取り入れてみようかな、と思ったら、できれば最初に考えてほしい場所が「トイレ」です。
風水上、大変重要な場所となるトイレ。
トイレのインテリアを変更したり、トイレにいいアイテムを加えることで、家全体の運気もグッとあがってきます。
では、トイレはどうしてそんなに重要なのでしょうか?
今回は、風水におけるトイレの重要性と、そのポイントをご紹介します。
1. 風水でのトイレとは?
1-1. そもそも風水とは
風水とは、古代中国の思想です。
気の流れを物の位置でコントロールするという考え方で、古くは都市計画など、建物をどこに建設するかということを決めていました。
日本に渡ってからは家相術が取り入れられ、独自の発展を遂げています。
自然界のものはすべて陰と陽、そして五行(木、火、土、金、水)の性質を持つと考えられており、そのバランスを保ち良い気と悪い気をコントロールするということが風水の基本です。
1-2. トイレが象徴するもの
風水では、水と風は大変重きを置かれます。
清らかな水があるところ、むやみな風を防ぐところこそ繁栄のための「気」が溜まるとされています。
トイレは当然、水の性質を持つため、運気UPの要です。
しかし、排泄物やそれによる雑菌などで汚れやすく、それに伴って匂いも発生します。
また、トイレという性質上どうしても常に水をためておかなければいけません。
汚れ、悪臭、よどみと、大切な場所なのに運気の下がる要素ばかりが揃っているのです。
そのため、風水上良い状態にしておくと、良い気がどんどん溜まっていくとされています。
トイレをメンテナンスすることは、悪い気を払い、良い気を招くという二重の意味があるのです。
2. 風水でトイレ壁紙の色別効果
では、風水上トイレの壁紙はどのような色が良いのでしょうか。
風水ではどの方角にトイレがあるかで与える影響が異なってきます。
それぞれの方位ごとのお勧めの色と効果をご紹介します。
2-1. 北のトイレはベージュやアイボリーなどの暖かな色で冷え防止
北は水の性質を持ち、トイレと相性のいい場所です。
しかし、水の要素で統一されてしまうことにより体が冷え、健康上あまりよくはないと言われています。
目にも温かい色を使うと良いのですが、暖色とは言え赤などを使用するのは厳禁です。
赤は火の性質を持ち、水の性質と相殺し合い、バランスが崩れやすくなってしまうためです。
そのため、優しいベージュやアイボリーなどで穏やかな色味を加え、暖かさも暖かなイメージにしましょう。
ホットよりもウォームを意識してみてください。
2-2. 東のトイレは赤やピンクで冷たいイメージを払拭
東には発展性、成長を司る方位で、木の性質を持っています。
そのため、エネルギーを促す赤やピンクを使ってみましょう。
2-3. 西のトイレは黄色で金運UP
金運を司るのが西の方角です。
黄色、しかも高級感のある色味を使用すると良いとされています。
2-4. 南のトイレは白や青で運気を穏やかに
火を司り、水の性質を持つトイレを配置するにはバランスの悪い南。
火と水の相殺効果で、イライラしたりふさいだりと精神上の健康が保てなくなります。
トイレが南にある場合、白や青などの水の性質を持つ色を使って水の要素を追加してください。
さらりと涼し気な雰囲気に保つことで、火の要素を逃がします。
2-5. 北東のトイレは白やラベンダーで高貴さを出すと一族繁栄につながる
北東とは、鬼門と呼ばれる重要な方角。
男性や一族などを象徴し、不動産や相続、財産なども関係してきます。
この運気を損なうと、家主が不慮の事故にあうなどの思いもよらない不運が巡ってくるとされています。
色は白、紫などで清潔感ときちんと感を演出してください。
また、ぴしっとした整然さが運気UPのカギです。
インテリアに関しても雑多な置物は避け、ファブリックなどもシリーズで揃えるなどして統一感を出すと良いです。
2-6. 東南のトイレはフレッシュなオレンジや黄緑でいい人間関係を作る
東南は凶の要素が少なく、どんな色でも比較的なじんでくれる無難な場所です。
ただ、人間関係や人の縁を司る方位のため、できるならオレンジや黄緑といった軽くて爽やかな色味を使うと、停滞していた人間関係に良い影響を与えます。
木の方角でもあるので観葉植物を置くのもいいですね。
2-7. 南西のトイレは裏鬼門、緑で浄化をすると家庭運に貢献
南西は裏鬼門と呼ばれ、主に女性に関わる方角です。
ここに悪い気がたまると、家庭でのトラブルや夫婦仲の悪さにつながるとされています。
不浄の気がたまりやすい方角なので、緑や黄色などの爽やかで明るい色を使いましょう。
ラベンダーなども相性が良いとされています。
2-8. 北西のトイレはベージュ、クリーム色などで社会的評価がアップ
北西の方角は社会的な地位、名誉などの運気を左右する方位です。
ここでは高級感を意識してベージュやクリームなどの色味を持ってきましょう。
チープなものは厳禁、あくまでリッチテイストを心がけると社会的評価を高めることができます。
ただし、水の要素を持ち冷えやすい場所でもあります。
選べるなら温かみのある色をチョイスし、視覚から暖かさを取り入れられるようにしましょう。
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