ツバメの巣は地域に依って時期は異なりますが、大体3月~6月の間によく民家の軒先で見かけますね。
ツバメが巣を作った家は幸運が訪れるということで、縁起が良いと昔からとても喜ばれます。
また、ひなが生まれ、親鳥がエサを持って帰るとみんな大きな口を開けるのは何とも可愛いものですね。
ところで、ツバメの巣にはどんな風水的効果があるのでしょうか?
見ていきましょう。
- ツバメの巣の風水効果
- ツバメのフン対策
- ツバメの巣を守る方法
- ツバメは子宝の象徴
- ツバメの巣作りの時期
- ツバメが巣作りをする条件
- まとめ
1. ツバメの巣の風水効果
1-1. ツバメは運気の良い場所に巣を作る
ツバメは殆どの場合、家の玄関の軒下に巣を作ります。
そして、玄関はその家に気が入って来る、人間にとってとても大切な場所ですね。
ツバメは風通しが良くて気持ちの良い所に巣を作ります。
ジメジメしている所や陰の気が籠っているような所は不思議と避けます。
更に、ツバメは鬼門には巣を作らないという話もあります。
つまり、ツバメが巣を作る家は、風水的に見ても良い気がある場所なのです。
ツバメは自然に生きる動物として、巣作りに最も適した家を選んでいるのでしょうが、実はその家こそ風水から見ても良い気に溢れている家なのです。
それで、「ツバメが巣をつくる家は病人が出ない」というような言い伝えもあるのでしょう。
日当たりが良く、風通しが良い家は湿気も悪い気も逃げやすく健康にも良いですね。
ツバメが巣を作る家は、人間に取っても良い環境の家と言えます。
1-2. 繁栄している家・店等に巣を作る
ツバメの様な小さな鳥は、人の声がする所には巣を作りそうにありませんが、実は反対です。
いつも人の声がしている、人の出入りが頻繁な所にこそツバメは巣を作ります。
時には男兄弟3人のとても賑やかな家の軒先で平然と子育てをしたりしています。
そして、普通の家だけでなく商売をしているお店の軒先にも1つどころか3つも4つもツバメの巣が見られる所もあります。
ツバメは帰巣本能があるので、前の年に巣を作った家やお店に戻って来てまた巣を作ります。
つまり、居心地の良い家ならツバメは死ぬまで巣を作りにやって来ます。
また、このように人の声がある家に巣を作る訳は、ツバメにはカラスや蛇、猫等の天敵がいますが、それらから人間に守ってもらおうとしているのではないかという説が一般的です。
つまりツバメは人間を敵とは見做していないようです。
だから、最も人目に着く玄関先に巣を作るのではないかということです。
この説が正しいのは、ツバメは空き家には巣を作らないことからもわかります。
このようにツバメは、人間から見ると、絶えず来客があって賑やかで明るい雰囲気を持った家が好きなのです。
これが風水的に見ても、普通の家庭なら家庭円満で笑いの絶えない仲の良い家族が住む家、そして、お店なら沢山のお客さんに愛されている商売繁盛のお店ということになります。
どちらもとても良い気を持っている家やお店ということになります。
1-3. ツバメが巣を作った家は良いことが起きる
風水ではこのようにも言われています。
これは、元々風水的に良い環境の家に巣を作るのがツバメですが、更に、ツバメが玄関先に巣を作ることに依ってフンの始末をする為に、自然と今まで以上に玄関先や家を綺麗にするようになります。
また、靴にフンが付くこともあるので、靴の手入れがマメになったり、靴を出しっぱなしにしないでちゃんと靴箱に入れるといった習慣も身に付くようになります。
それが益々幸運を招くことに繋がるのです。
風水では、玄関の三和土には必要最小限の靴だけを置き、それ以外は靴箱にきちんとしまうことが幸運を招くポイントとされています。
4人家族なのに、三和土に6足も7足も靴が出ていませんか?そういう家にはツバメは巣を作りに来てくれません。
2. ツバメのフン対策
2-1. 巣の下に紙を敷く
ツバメのひなは、フンをする時はちゃんとくるっと半回転してお尻を巣から出してフンをします。
巣の中には兄妹が4~6匹くらいはいるので、それぞれが巣の中でフンをしたら大変です。
よく出来ている物だと感心しますね。
しかし、ひなのフンも大きくなるに連れて大きくなっていきます。
そして、巣の真下は毎日フンだらけ・・・ということにあります。
掃除もフンが乾いてからにしたいものですね。
そこで、掃除は朝行うのが良いでしょう。
夜の間は親鳥も巣の中にいてエサを運んできませんから、ひなもフンを殆どしないだろうからです。
その時、巣の真下、フンが落ちる範囲に新聞に入れられているチラシでも何でも要らない紙類を敷いておくと片付けが楽です。
紙は風で飛んでしまう場合があるので石等で飛ばない様に押さえておきましょう。
ガムテープで貼りつけるのも良いですが、綺麗に剥がれる場合だけにしましょう。
2-2. 巣の下に段ボールを置く
これは忙しい人向けのフン対策です。
フンが落ちる範囲をカバーする位の大きさの段ボールを置いて、中に紙類を敷いておきます。
こうしておけば紙類だけを2~3日に1回取り替えるか、ちょっと長いですが、段ボールの高さが10~15cmあればひなが巣立つまでそのままでも大丈夫です。
しかし、何と言っても運気が出入りする玄関先のことですし、臭いもあるので、段ボールを置いても出来るだけ掃除はマメにするように心掛けましょう。
3. ツバメの巣を守る方法
3-1. カラス対策:ネットを張る
ツバメに取って一番の敵はカラスです。
カラスはツバメの卵を取って自分のひなに与えたり、ツバメのひなを連れ去って、恐らく食べることもあります。
カラスは飛べるだけに巣の下に何かしても効果はありません。
その為、軒下にツバメの巣から10cm程離れた所にネットを垂らします。
10cmだとツバメの親鳥は入れますが、カラスは身体が大きいのでネットの中に入ることが出来ないのです。
また、動物はネットや布を張ると、ネットは身体が絡まってしまいますし、布はそれを突破することをしません。
鳥だけではなく、現にバッファローの様な大きな動物も、移動させたい場合は大きな布で囲ってしまうと、バッファローはその布の中から出ることはありません。
3-2. カラス対策:天井に金属製の網を取り付ける
これはその家のお父さんが出来なければ、外壁に関係することなので専門家に任せた方が良いでしょう。
やはりツバメの巣から10cm程離れた所に、軒先の天井から巣の高さ分の長さの金網を取付けるのです。
これなら、うっかり者のカラスがネットに絡まったのを逃がしてやるような手間も掛かりません。
金網の大きさも40cm四方もあれば充分です。
網みそんなに細かくなくても構いません、カラスが通れなければ良いのですから。
3-3. 蛇対策:巣の近くにある配管をビニールで覆う
カラス対策は上記の様なものですが、他にも天敵がいます。
まず蛇ですが、これはなかなか厄介で、外壁も平気で登ってツバメの巣に辿り着き、卵やひなを食べてしまいます。
そこで、対策としては、巣近くの壁面や配管、雨樋い等をビニールで覆いましょう。
大きなビニール袋(ゴミ捨て用の45?や60?)を裂いて長方形にします。
そのうち3辺を両面テープで壁や配管に貼りつけます。
巣の周りまで貼るお宅もあります。
蛇はツルツルした所は登りにくので諦めます。
また、下の1辺を貼らないことで、蛇はまず登る取っ掛かりを失くし、余計登りにくくなるのです。
3-4. 蛇対策:木酢液を撒く
蛇が嫌がる木酢液を巣の周囲に撒きます。
蛇は壁面も登るので巣の下だけではなく、壁面にも塗布します。
これは毎日行って下さい。
他に蛇除け剤も売っているので、それを巣の周りだけでなく家の周囲にも撒いておくと効果が高いそうです。
3-5. 猫対策:ネットを下の方に張る
猫はなかなか厄介ですが、何か台や車でも無いと巣までジャンプ出来ません。
しかし、ひなだけでなく親鳥も狙うので、巣の下にネットを横に貼ります。
ネットだと爪や足が絡んでしまいますし、柔らかいので巣までジャンプすることが出来ません。
とに角巣までジャンプする台となりそうな物は取り除いて下さい。
それから、特に自分の飼い猫がツバメの巣を狙わない様に気を付けて下さい。
3-6. 猫対策:柑橘類やスプレーを使う
猫は柑橘類の匂いが苦手です。
しかし、芳香剤を置いておいても開けたてでないと効果はすぐになくなってしまいます。
それで、巣の下にいくつかレモンやすだち等を2つか4つに割って置いておきます。
2日程経ったら新しい物と替えます。
レモンの香りはかなり苦手なので、効果は期待出来ます。
他に、センサーが猫を感知するとビーという音がし、自動で猫が嫌がる臭いのスプレーが噴射すると言う優れ物もあります。
これは24時間赤外線センサーが働き、猫を監視する物です。
スプレーの成分はアルコールが主体なので、害はありません。
4. ツバメは子宝の象徴
ツバメが巣を作った家は子宝に恵まれる、という言い伝えもあります。
ツバメは豊作の象徴でもあり、引いては金運の象徴でもあるので、人間に於いては子宝の象徴なのでしょう。
実際ツバメは子だくさんですから、子宝の象徴と言えるでしょう。
前述の通り、ツバメは運気の良い家、人の声がする明るく賑やかな家が好きです。
そして、そんな家は夫婦の仲も良いので赤ちゃんにも恵まれやすいのです。
また、子育てをするツバメの姿を見ていると気持ちが癒され、妊娠しやすい精神状態になって行くとも言われています。
5. ツバメの巣作りの時期
ツバメの巣作りは地域に依って多少のずれはありますが、3月下旬から6月上旬にかけてです。
春から初夏にかけての気持ちの良い時期ですね。
卵からひなが孵化するのが4月から7月なので、ひなが寒くて死んでしまわないような、その地域が温かくなり始めた時期から巣作りを始めます。
巣作りは毎日着々と行われ、数日~1ケ月程で出来上がります。
前に使っていた巣が残っていれば改装(?)して使うこともあるので、そういう場合は1週間ほどで出来上がります。
それにしても、ひなが親鳥と同じ位の大きさになるまで使うので、巣はかなり丈夫に出来ています。
巣立ちをする頃にはひな達でいっぱいですが、それでもそこから飛ぶ練習をしているので、重さにも充分耐えられるだけの強度があります。
6. ツバメが巣作りをする条件
6-1. 人が生活していて往来が多い場所
ツバメは、天敵から自身の身やひなを守る為に人と共存している面があります。
そして、人間がツバメを追い払わないこともわかっています。
それで、天敵があまりいない人の往来があり、巣を作る家自体にも活気がある所を選びます。
蛇などは都会にはいないと考えがちですが、ちょっと池や水があれば普段は家の庭の雑草の中や、川岸の草むらに隠れて住んでいます。
夕立の後など、思わぬところから蛇が這いだしてきて驚くこともありますね。
ましてやカラスや猫は日本中至る所にいますから、ツバメにとっては少しでも条件の良い場所を選んで巣を作っている訳です。
人間もツバメを幸運の象徴と見ていますから、進んでツバメを天敵から守ろうとします。
両者はとても良い関係を築いているのですね。
6-2. 日当りと風通しが良く、雨がしのげる場所
日当りについては直射日光は好みませんが、風通しが良いのは絶対条件です。
そして、それは前述の通り家に取っても良いことで、風水的にも良い運気がやって来る家の条件となっています。
やはりツバメは良い気を好むようです。
6-3. ちょっとした引っかかりがある場所
これは絶対条件ではありませんが、まず巣を作る時にちょっとでも出っ張りなどがあると、そこから巣を作り始めると後が楽ですね。
また、巣を支える役割も期待出来ます。
ただ、軒下に出っ張りがある家はあまりありません。
それでもツバメは上手に巣を作ります。
まとめ
ツバメは古来から人間との結び付きが強く、豊作の象徴、金運アップ、子宝の象徴、家の気を高める、と良いことばかりを人間に提供して来てくれました。
そして、人間も自然とツバメ可愛く思い、ある面では崇めて、天敵から守る駆風をしてきました。
如何でしたか?
こんなに人間とツバメが密接な関係にあったとはちょっと意外だったかもしれません。
でも、こうしてお互いに良い印象を持っているからこそ、都会でもツバメは巣作りを続けているのでしょう。
ツバメが巣を作る家は良い気を持っている、そして、ツバメが良い気を運んで来てくれる。
人間は天敵をツバメから遠ざける。
こんな良い関係はなかなか自然界では見られませんね。
これからも大事にして行きたい関係だと思います。
ツバメの巣は地域に依って時期は異なりますが、大体3月~6月の間によく民家の軒先で見かけますね。
ツバメが巣を作った家は幸運が訪れるということで、縁起が良いと昔からとても喜ばれます。
また、ひなが生まれ、親鳥がエサを持って帰るとみんな大きな口を開けるのは何とも可愛いものですね。
ところで、ツバメの巣にはどんな風水的効果があるのでしょうか?
見ていきましょう。
1. ツバメの巣の風水効果
1-1. ツバメは運気の良い場所に巣を作る
ツバメは殆どの場合、家の玄関の軒下に巣を作ります。
そして、玄関はその家に気が入って来る、人間にとってとても大切な場所ですね。
ツバメは風通しが良くて気持ちの良い所に巣を作ります。
ジメジメしている所や陰の気が籠っているような所は不思議と避けます。
更に、ツバメは鬼門には巣を作らないという話もあります。
つまり、ツバメが巣を作る家は、風水的に見ても良い気がある場所なのです。
ツバメは自然に生きる動物として、巣作りに最も適した家を選んでいるのでしょうが、実はその家こそ風水から見ても良い気に溢れている家なのです。
それで、「ツバメが巣をつくる家は病人が出ない」というような言い伝えもあるのでしょう。
日当たりが良く、風通しが良い家は湿気も悪い気も逃げやすく健康にも良いですね。
ツバメが巣を作る家は、人間に取っても良い環境の家と言えます。
1-2. 繁栄している家・店等に巣を作る
ツバメの様な小さな鳥は、人の声がする所には巣を作りそうにありませんが、実は反対です。
いつも人の声がしている、人の出入りが頻繁な所にこそツバメは巣を作ります。
時には男兄弟3人のとても賑やかな家の軒先で平然と子育てをしたりしています。
そして、普通の家だけでなく商売をしているお店の軒先にも1つどころか3つも4つもツバメの巣が見られる所もあります。
ツバメは帰巣本能があるので、前の年に巣を作った家やお店に戻って来てまた巣を作ります。
つまり、居心地の良い家ならツバメは死ぬまで巣を作りにやって来ます。
また、このように人の声がある家に巣を作る訳は、ツバメにはカラスや蛇、猫等の天敵がいますが、それらから人間に守ってもらおうとしているのではないかという説が一般的です。
つまりツバメは人間を敵とは見做していないようです。
だから、最も人目に着く玄関先に巣を作るのではないかということです。
この説が正しいのは、ツバメは空き家には巣を作らないことからもわかります。
このようにツバメは、人間から見ると、絶えず来客があって賑やかで明るい雰囲気を持った家が好きなのです。
これが風水的に見ても、普通の家庭なら家庭円満で笑いの絶えない仲の良い家族が住む家、そして、お店なら沢山のお客さんに愛されている商売繁盛のお店ということになります。
どちらもとても良い気を持っている家やお店ということになります。
1-3. ツバメが巣を作った家は良いことが起きる
風水ではこのようにも言われています。
これは、元々風水的に良い環境の家に巣を作るのがツバメですが、更に、ツバメが玄関先に巣を作ることに依ってフンの始末をする為に、自然と今まで以上に玄関先や家を綺麗にするようになります。
また、靴にフンが付くこともあるので、靴の手入れがマメになったり、靴を出しっぱなしにしないでちゃんと靴箱に入れるといった習慣も身に付くようになります。
それが益々幸運を招くことに繋がるのです。
風水では、玄関の三和土には必要最小限の靴だけを置き、それ以外は靴箱にきちんとしまうことが幸運を招くポイントとされています。
4人家族なのに、三和土に6足も7足も靴が出ていませんか?そういう家にはツバメは巣を作りに来てくれません。
2. ツバメのフン対策
2-1. 巣の下に紙を敷く
ツバメのひなは、フンをする時はちゃんとくるっと半回転してお尻を巣から出してフンをします。
巣の中には兄妹が4~6匹くらいはいるので、それぞれが巣の中でフンをしたら大変です。
よく出来ている物だと感心しますね。
しかし、ひなのフンも大きくなるに連れて大きくなっていきます。
そして、巣の真下は毎日フンだらけ・・・ということにあります。
掃除もフンが乾いてからにしたいものですね。
そこで、掃除は朝行うのが良いでしょう。
夜の間は親鳥も巣の中にいてエサを運んできませんから、ひなもフンを殆どしないだろうからです。
その時、巣の真下、フンが落ちる範囲に新聞に入れられているチラシでも何でも要らない紙類を敷いておくと片付けが楽です。
紙は風で飛んでしまう場合があるので石等で飛ばない様に押さえておきましょう。
ガムテープで貼りつけるのも良いですが、綺麗に剥がれる場合だけにしましょう。
2-2. 巣の下に段ボールを置く
これは忙しい人向けのフン対策です。
フンが落ちる範囲をカバーする位の大きさの段ボールを置いて、中に紙類を敷いておきます。
こうしておけば紙類だけを2~3日に1回取り替えるか、ちょっと長いですが、段ボールの高さが10~15cmあればひなが巣立つまでそのままでも大丈夫です。
しかし、何と言っても運気が出入りする玄関先のことですし、臭いもあるので、段ボールを置いても出来るだけ掃除はマメにするように心掛けましょう。
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