最近では100円ショップでも求めやすくなった観葉植物ですが今回はその中でも人気のテーブルヤシを紹介します。
正しい育て方と正しい置き場所を知って、毎日の生活に良いエネルギーを取り入れましょう。
- テーブルヤシはどんな植物?
- テーブルヤシの育て方
- ハイドロカルチャー
- テーブルヤシの花言葉
- テーブルヤシの風水的な効果
- 風水別おすすすめの場所
- テーブルヤシが大きくなったら?
- もし枯れてしまったら?
- テーブルヤシのほかにおすすめの観葉植物
- まとめ
1. テーブルヤシはどんな植物?
1-1. テーブルヤシとは?
細い葉をたくさん広げる華やかさがありますが、背丈は10cm~50cmほどで上に伸びていきます。
小ぶりのものが一般的なので置く場所を選びません。
また、寒さに強く、乾燥にも強いので世話が簡単で育てやすく、初心者でも安心で人気の観葉植物の一つです。
1-2. 科目、原産地
ヤシ科の植物でメキシコ~南アフリカが原産国です。
標高1000メートル以上の場所に自生しており、耐寒性がある品種です。
また、ある程度育つと、小さくて黄色い花のつぼみをつけた枝が育ちます。
雌と雄が近くにいないと種子を実らせないのが花です。また、花をつけた枝が生えると、生育が遅くなりますので、もし不要であれば切ってしまっても大丈夫です。
1-3. 名前の由来
テーブルヤシ(英名:parlor palm)parlor room=居間という意味で、英名でも居間のヤシという意味です。
高さは10cm~50cmほどのものが一般的で、生長が遅く、どんなに育ったとしても2mほどまでの大きさにしかなりません。
「テーブルで育てられるヤシ」が名前の由来になっています。
また学名のチャメドレア(Chamaedorea elegans)には、「小さなプレゼント」という意味があります。
1-4. テーブルヤシの効果
テーブルヤシには、主にホルムアルデヒド(マニキュアのようなにおいがする)やアンモニアなどの有害物質を除去してくれる清浄効果があるといわれています。
その効力はなんとNASAのお墨付きですので空気がよどむ場所にはピッタリです。
1-5. テーブルヤシの種類
テーブルヤシ(エレガンス):一般的なテーブルヤシです。
高さが2mほどに生長する品種です。
ヒメテーブルヤシ(カマドレア・テネラ):高さが1mほどに収まるテーブルヤシの中でも小型なものです。
灰緑色でつやのあるかわいらしい葉が、双葉状に育ちます。
キレバテーブルヤシ(エルンペルス):3mほどになる大型のものです。
小さな葉っぱを交互にいくつもつけます。
メキシコケンチャ:耐陰性、耐寒性が高い小型の品種です。
日陰でも0度を下回らなければよく育ちます。
2. テーブルヤシの育て方
2-1. 日当たり
直射日光の当たる場所ですと葉が日焼けして枯れる原因になりますので、直射日光のあたらない日当たりのよい場所に置くとよいでしょう。
半日陰や日陰でも十分育ちますから、置き場所を選ばないのがテーブルヤシの魅力です。
全くの日陰に置く場合は、定期的に日光を当てたほうが、健康的に育ちます。
2-2. 毎日の水やり
冬になる前の10月ごろまでは生育期になりますので、たっぷり水を与えてあげましょう。
水はけが悪かったり、水を与えすぎると根腐れの原因になりますので注意が必要です。
また、テーブルヤシは乾燥に強いので、土の表面が乾いたなと思ったら水をあげるくらいで大丈夫です。
2-3. 土の選び方
水はけをよくするために、鉢の下には大粒の軽石や敷石などの水はけ石を敷きましょう。
また、穴があいているタイプの鉢植えにすると、水はけもよくなります。
その上に赤玉土をたっぷり入れて、腐葉土をいれてあげると良いです。
2-4. 冬の過ごし方
耐寒性があるテーブルヤシで、室温が10度以上あれば特別問題ありません。
ですが、5度以下になるようなあまりにも寒い場所や、暗い場所などで心配であれば、冬の間は移動させたほうがベターです。
また冬の間はあげる水の量を少し減らしたり、水やりの間隔をあけるなどをして調整しましょう。
2-5. 健康的に育てるために
テーブルヤシは高温多湿を好む植物ですので、たまに霧吹きなどで葉に水をあげると、湿度が保たれ防虫効果も高まります。
テーブルヤシを健康的に育てるためには、強い日光や風のあたらない場所で、乾燥しすぎないように水を与え適度に湿度を保つことがコツです。
3. ハイドロカルチャー
3-1. ハイドロカルチャーで育ててみよう
水耕栽培と呼ばれ、土を使わない栽培方法です。
底に水抜き穴を必要としないため、受け皿などもいりません。
ハイドロボールと言われる粒上の石材は、植物に適当な水分と空気を保持します。
また、清潔で軽く、「室内に土はちょっと心配」と懸念される人にも受け入れられやすいです。
3-2. ハイドロカルチャーでの育て方
小ぶりなテーブルヤシは、ハイドロカルチャーとの相性は良いです。
植え替えをするときは根を良く洗い、軽く乾かしてから植え替えましょう。
ハイドロボールは無数の小さな穴があいており、そこに水をためていますので、容器の中に水がなくなっても、2~3日様子を見てから、水を上げると、根腐れせずにすむでしょう。
3-3. 注意点
根腐れをしないために、ミリオンAを底に敷き詰めることが大事です。
ハイドロカルチャーは土栽培とは違って、本来土で分解されるようなゴミも、容器の底にたまりやすくなりますので、1年に1回ほど、ミリオンAを入れ替え、ハイドロボールを洗うとよいでしょう。
またその際に根を洗い、少し乾かしてから入れることも忘れないでください。
4. テーブルヤシの花言葉
4-1. 「あなたを見守る」
育てる人に寄り添うように、テーブルの上で育つことから、つけられた花言葉です。
学生さんや、新社会人、転勤、結婚など、これから新しい場所で生活をする人など、家族のように身近な存在の人への贈り物にピッタリですね。
5. テーブルヤシの風水的な効果
5-1. 風水とは、
古代中国が発祥であり、「万物には良い気と悪い気がある」という環境学で、学問の一つです。
「うさんくさい」と思う人も多くいらっしゃいますが、風水とは「こうしたほうが気持ちよく生活できる」というものと、「理にかなっている」というものを併せ持つものなのです。
神経質になる必要はありませんが、よりよい日々を送れるように自分の生活を気にかけてみるのも、大事なことかもしれませんね。
5-2. 観葉植物は風水のラッキーアイテム
観葉植物など生きている植物には、「気」を浄化して再生するパワーがあります。
新しい浄化された気を取り込むことで、人の気持ちを落ち着かせたり、体のバランスを整えてくれます。
観葉植物は手軽に健康運をあげる風水のラッキーアイテムなのです。
5-3. 植物ごとによって違う意味
一概に観葉植物と言っても、形や育ち方によって風水の意味合いも変わってきます。
丸い葉っぱは「気持ちを丸くする」、尖った葉っぱは「気持ちを活発にする」、
葉が上を向いているものは「陽の気」を発し、気持ちを高ぶらせ、葉っぱが下を向いているのは「陰の気」を発し、気持ちを落ち着かせる効果があります。
しかし、植物を枯らしてしまったり、ホコリがかぶってしまったままであれば運気を下げてしまいますので、よく面倒を見てあげてくださいね。
5-4. テーブルヤシはどんな意味がある?
テーブルヤシには「対人運」をあげてくれる効果があります。
テーブルヤシの細くて上向きの葉っぱは、「陽」の気を発し、気持ちを明るく活発に、そして前向きにさせてくれます。
人間嫌いを解消させたり、人との交流を新しく広げたり、人間関係を良好にするラッキーアイテムなのですね。
5-5. テーブルヤシにぴったりの方角
風水では、方角によってつかさどる運勢も違います。
「対人運や恋愛運」をつかさどる方角は南東となります。
南東の方角に観葉植物(生きている植物)を置くと、人との交流が発展しやすくなりますので、対人運を上げるテーブルヤシとは相性が良く、相乗効果も期待できます。
5-6. 鉢植えにも意味があった!?
対人運のテーブルヤシであれば、白くて丸みを帯びた鉢がおすすめです。
白は調和を表し、丸い形は円滑に気が流れることを表しますので、「人間関係を調和し、円滑に」してくれます。
また、プラスチック製や安っぽい器は、チープな人間関係を引き寄せてしまいます。
おしゃれですがガラス製のものは、冷たい人という印象を与えやすいともいわれていますので、鉢にも配慮して、お気に入りのものにするとよいでしょう。
6. 風水別おすすすめの場所
6-1. 鬼門と裏鬼門
鬼門とは、風水的によくないと言われている方角で、鬼門は北東、裏鬼門は反対の南西と言われています。
北東は日があたりにくく、冷たく暗い場所になりやすいです。
「気を滞らせない」ためにぜひ植物を置いて頂きたいです。
6-2. 玄関
玄関はその家の「顔」であり、人だけでなく「新しい気」の出入り口にもなりますので、風水では最も重要な場所です。
背の高い観葉植物を置くことで悪い気を追い払ってくれたり、浄化してくれる効果があります。
葉っぱが丸みを帯びているもののほうがおすすめですが、
「陽」の気を持つテーブルヤシもぴったりでしょう。
6-3. リビング
リビングは「家庭運に影響を与える場所」とされています。
テレビやステレオなどの家電は、良い気を乱すと言われています。
テレビなどの電化製品の横に観葉植物を置くと、良い気が乱れるのを防いでくれる効果があります。
テレビを見る際に緑が目に入ると、リラックス効果も生まれます。
6-4. 寝室
寝室は、心と体を休める場所で、健康運をつかさどる部屋です。
人のエネルギーは夜寝ている間に部屋に出ていき、そして目覚めたときに朝日を取り込むことで新鮮でいい気を取り込むことができるのですが、寝室に悪い気がたまると疲れが取れず健康運が下がってしまいます。
観葉植物を置くことで、「生きている」良いパワーを取り込むことができます。
しかしテーブルヤシは「陽」の活発な気を発しますから、寝室や寝る場所はできるだけ避けると良いでしょう。
6-5. 浴室
浴室では、体の汚れを落とすと同時に、悪い気や厄も一緒に流します。
悪い気がこもらないように、水や気の流れをよく循環させましょう。
「水」の気は「陰」の気を多く含みますから、「陽」の気を持つ観葉植物は、悪い気を浄化してくれますので、浴室や洗面台の近くにテーブルヤシを置くと、「気」が明るくなりますよ。
6-6. トイレ
よく「トイレには神様がいる」「成功している人ほどトイレ掃除をする」と言われるように、トイレを明るく清潔に保つことは全体の運勢を上げるためにとても大事です。
とくにトイレ不浄の場所で、悪い気がたまりやすいので、テーブルヤシのもつ「イキイキと活発な陽な気」と「空気を浄化する力」は効果抜群です。
6-7. ベランダ
ベランダは、玄関の次に運気の出入りが多い場所です。
窓から陽の光や風と一緒に、いい気や悪い気が出入りします。
なので、玄関と同じく、いつも明るく清潔に保ちましょう。
枯れてしまうと悪い気を寄せ付けてしまうので、常に気を配るようにしましょう。
テーブルヤシは直射日光を浴びると葉が枯れてしまうおそれがありますから、ベランダに置くときは直射日光を避けて日当たりのよい場所に置くとよいでしょう。
7. テーブルヤシが大きくなったら?
7-1. 株を分ける
100円ショップなどで買ってきたときなどには、根の土をよくほぐし、一回り大きい鉢に植え替えるとよいでしょう。
通常、買ってきたときには数株で植えられているものが多いので、
株を分けて植え替えすると増やすこともできます。
テーブルヤシが大きくなってきたときには、株分けをするとよいでしょう。
7-2. 株の分けかた、植え替え方
まずは根を傷つけないように土を優しく払います。
そして株を優しく引っ張ると、そのまま分けることができますので、新しく植え替えましょう。
また、せん定をするときには、テーブルヤシは葉の内側から新しい葉が生えてきます。
新芽を切ってしまうと次の芽が出てこずに枯れてしまうこともありますので、注意して古い葉を切ることにしましょう。
8. もし枯れてしまったら?
8-1. 一株だけ残って枯れてしまった場合
枯れてしまった株と分けましょう。
株分けの手際で、まだ枯れていない株を分けてあげるとよいでしょう。
テーブルヤシは生命力が強いため、根気よく育ててあげると、また新しい芽を出すこともあります。
また、枯れてしまった葉は早めに切ること、根腐れをしている根は切り分けることが大事です。
8-2. 今後枯れさせないために
特に冬の間は水やりをすると土が冷えますので、上げすぎると根腐れやカビの原因になるので注意が必要です。
水が多すぎないか少なすぎないか、日光が少ないか、強すぎるか、温度が低すぎないか、湿度が高いか低いか、環境に注意しましょう。
また、カビや害虫が発生している場合は、よく洗い、乾かして土なども新しくしましょう。
8-3. どうしても枯れてしまうときには?
病気になっている場合がありますので、土も新しくしたほうがよいでしょう。
また、風水的に、悪いエネルギーが充満していたり、気が乱れているような部屋では植物はびっくりするくらい早く、何度も枯れてしまうことがあります。
また、あなたや家族の負のエネルギーなどに影響されることもよくあります。
何度も枯れてしまうときには、もしかしたら、植物からあなたへの「気をつけて」というメッセージなのかもしれませんね。
9. テーブルヤシのほかにおすすめの観葉植物
テーブルヤシのほかにも、育てやすく人気の観葉植物があります。
ガジュマルは「多幸の樹」とも呼ばれ、丸く上向きの葉は明るく前向きな陽の気を呼んでくれます。
パキラも育てやすく、初心者にはおすすめです。
また強い生命力を持ち、高い背に鋭い葉は悪い気を追い払ってくれます。
アイビー(ハデラ)も強くて丈夫なので、育てやすく、また切って水につけているだけでも育つなど、場所を選ばないのでおすすめです。
まとめ
身近なお店で求めやすく、育てやすいテーブルヤシ。
生活する空間に置くものは、毎日見るものになりますから、より良い場所でイキイキとしているテーブルヤシを見るほうが、気分も前向きになりますよね。
「あなたを見守る」テーブルヤシを、どうぞあなたも愛情込めて育ててください。
大きくなったら、株を分けて、親しい人や隣人に贈るのも素敵でしょう。
毎日のあなたの生活が良いものになりますように。
最近では100円ショップでも求めやすくなった観葉植物ですが今回はその中でも人気のテーブルヤシを紹介します。
正しい育て方と正しい置き場所を知って、毎日の生活に良いエネルギーを取り入れましょう。
1. テーブルヤシはどんな植物?
1-1. テーブルヤシとは?
細い葉をたくさん広げる華やかさがありますが、背丈は10cm~50cmほどで上に伸びていきます。
小ぶりのものが一般的なので置く場所を選びません。
また、寒さに強く、乾燥にも強いので世話が簡単で育てやすく、初心者でも安心で人気の観葉植物の一つです。
1-2. 科目、原産地
ヤシ科の植物でメキシコ~南アフリカが原産国です。
標高1000メートル以上の場所に自生しており、耐寒性がある品種です。
また、ある程度育つと、小さくて黄色い花のつぼみをつけた枝が育ちます。
雌と雄が近くにいないと種子を実らせないのが花です。また、花をつけた枝が生えると、生育が遅くなりますので、もし不要であれば切ってしまっても大丈夫です。
1-3. 名前の由来
テーブルヤシ(英名:parlor palm)parlor room=居間という意味で、英名でも居間のヤシという意味です。
高さは10cm~50cmほどのものが一般的で、生長が遅く、どんなに育ったとしても2mほどまでの大きさにしかなりません。
「テーブルで育てられるヤシ」が名前の由来になっています。
また学名のチャメドレア(Chamaedorea elegans)には、「小さなプレゼント」という意味があります。
1-4. テーブルヤシの効果
テーブルヤシには、主にホルムアルデヒド(マニキュアのようなにおいがする)やアンモニアなどの有害物質を除去してくれる清浄効果があるといわれています。
その効力はなんとNASAのお墨付きですので空気がよどむ場所にはピッタリです。
1-5. テーブルヤシの種類
テーブルヤシ(エレガンス):一般的なテーブルヤシです。
高さが2mほどに生長する品種です。
ヒメテーブルヤシ(カマドレア・テネラ):高さが1mほどに収まるテーブルヤシの中でも小型なものです。
灰緑色でつやのあるかわいらしい葉が、双葉状に育ちます。
キレバテーブルヤシ(エルンペルス):3mほどになる大型のものです。
小さな葉っぱを交互にいくつもつけます。
メキシコケンチャ:耐陰性、耐寒性が高い小型の品種です。
日陰でも0度を下回らなければよく育ちます。
2. テーブルヤシの育て方
2-1. 日当たり
直射日光の当たる場所ですと葉が日焼けして枯れる原因になりますので、直射日光のあたらない日当たりのよい場所に置くとよいでしょう。
半日陰や日陰でも十分育ちますから、置き場所を選ばないのがテーブルヤシの魅力です。
全くの日陰に置く場合は、定期的に日光を当てたほうが、健康的に育ちます。
2-2. 毎日の水やり
冬になる前の10月ごろまでは生育期になりますので、たっぷり水を与えてあげましょう。
水はけが悪かったり、水を与えすぎると根腐れの原因になりますので注意が必要です。
また、テーブルヤシは乾燥に強いので、土の表面が乾いたなと思ったら水をあげるくらいで大丈夫です。
2-3. 土の選び方
水はけをよくするために、鉢の下には大粒の軽石や敷石などの水はけ石を敷きましょう。
また、穴があいているタイプの鉢植えにすると、水はけもよくなります。
その上に赤玉土をたっぷり入れて、腐葉土をいれてあげると良いです。
2-4. 冬の過ごし方
耐寒性があるテーブルヤシで、室温が10度以上あれば特別問題ありません。
ですが、5度以下になるようなあまりにも寒い場所や、暗い場所などで心配であれば、冬の間は移動させたほうがベターです。
また冬の間はあげる水の量を少し減らしたり、水やりの間隔をあけるなどをして調整しましょう。
2-5. 健康的に育てるために
テーブルヤシは高温多湿を好む植物ですので、たまに霧吹きなどで葉に水をあげると、湿度が保たれ防虫効果も高まります。
テーブルヤシを健康的に育てるためには、強い日光や風のあたらない場所で、乾燥しすぎないように水を与え適度に湿度を保つことがコツです。
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