ホットリーディングの手法・恋愛に応用 | SPITOPI

相手が自分のことをよく知っていたり、まるで心の内を呼んでいるような発言をされて驚くことがあるでしょう。

スピリチュアルカウンセラーや霊能者を名乗る人たちがそのようなことをしたら、本当に霊的なパワーがあると信じてしまうかもしれません。

しかしながら、そうした人は霊的なものではなく現実的な手法を用いて、相手の心を読みとっているのです。

その手法には、ホットリーディングや、コールドリーディングといったものがあります。

ここでは、ホットリーディングの手法や、コールドリーディングとの違い、ホットリーディングの応用法などについて紹介します。

相手の言葉をうっかり鵜呑みにしないためにも、このような手法を理解しておくと良いでしょう。

1. ホットリーディングとは?

ホットリーディングとは、占い師や霊能師、スピリチュアルカウンセラーなどが、事前に得た情報を活用することを意味しています。

何故占い師などが相手について、事実を指摘したり、心の内が読めるかというのは、このような技法が使われているからなのです。

ホットリーディングは相手を占う前や、相手の心を読む以前から行われています。

たとえば、テレビで行うような霊的診断では、占う相手の情報を事前にリサーチしていることが多いです。

さまざまな情報を集め整理し、相手がどんな心境なのか、どのような状態なのか推測することができるのです。

また、その場に居合わせた人を占う場合は、その人の容姿や服装、視線や態度から分析し、相手の感情や想いを推理していくのです。

占い師や霊能師というのは、いわば観察力や洞察力、情報収集力、心理戦などにすぐれた探偵と言っても良いでしょう。

そして、いかにも霊的なパワーで相手の心を読みとったような、演技力も必要なのです。

2. 『ホットリーディング』と『コールドリーディング』の違い

占い師や霊能者は、上記のようなホットリーディングの他にも、コールドリーディングを用いることもあります。

コールドリーディングとは、相手を信じ込ませるための話術であり、誘導尋問と言っても良いでしょう。

たとえば、相手の協力を仰ぎ、より相手から話を引きだすことによって、相手について知ることができます。

また、複数の答えがある質問をし、相手に答えを選ばせることによって、相手の感情を読み取るヒントにします。

他にも言葉を投げかけて、相手の表情や反応から、相手の感情を読み取ることもできるでしょう。

しぐさや、服装、目の動きや、発汗の度合いなど、さまざまな観点から相手を観察することで、情報を集めるのです。

そして、相手の心や状態を読み、当てることで、相手を信じ込ませます。

その理由として、霊的なパワーや、魂のメッセージ、神や守護霊からのお告げなどといったことをこじつけてしまうのです。

これらの手法を繰り返し、相手の心を引きこむことで、占い師や霊能師としての力が示されるのです。

さらに、事前にホットリーディングをしておけば、より確実に信憑性のある言葉や診断として相手が評価してしまうことも多いのです。

しかし、ホットリーディングや、コールドリーディングは、必ずしも騙しの手口として使われるものではありません。

普通のカウンセリングにおいても、さまざまな事前調査や情報収集が必要になるでしょう。

また、これらの手法を用いて相手を催眠状態にし、心をケアする心理療法も存在するのです。

ホットリーディングやコールドリーディングは、ネガティブな使用法だけではないことを理解しましょう。

3. 事前調査が一番大事

ホットリーディングで一番重要なことは、事前に相手のことを調査することです。

いざ、診断をする中で、ちぐはぐな事や相手に関係ないことを指摘しても、相手からの信ぴょう性は失われるだけです。

ですから、事細かに調べ、相手を理解しておくことが重要なのです。

したがって、情報収集能力のない占い師や、霊能師は、上手く自分の力を発揮できないと言えるでしょう。

4. ホットリーディング手法

4-1. 基本的には会う前に時間を作る

ホットリーディングを用いるためには、相手に会う前に情報収集をする時間を作っておくことです。

いきなり会っても、相手のことを知らないで当然なのです。

自分の信ぴょう性や、超常性を示し、高めるためには、時間をかけてリサーチするように心がけましょう。

中には、いきなり会っても、自身の話術や演技力によって、相手を読みとる、コールドリーディングに優れている人もいます。

5. 情報収集の方法

5-1. ソーシャルネットワークで調べる

ホットリーディングにおける情報収集には、さまざな方法があります。

たとえば、本人のSNSを調べると良いでしょう。

ツイッターは、リアルタイムの呟きや状況を示している場合が多いので、今の相手の心境や生活状態を知るのに向いています。

しかし、文字数が少ないので多くの情報を一つのツイートから知ることは難しいです。

相手のツイートをさかのぼると良いかもしれません。

また、インスタグラムにおける写真は自信がアピールしたいものを示している場合が多いです。

時に承認欲求が見え隠れすることもあるので、そうした心理状態を読みとり、リーディングに生かしていくと良いでしょう。

5-2. 本人のブログ

本人のブログを調べることで、さまざまな情報を得ることができるでしょう。

SNSよりも長文で、より詳しく近況や、感情を読みとることができる場合が多いので活用してみましょう。

ただし、ネット上の情報を全て鵜呑みしてはいけません。

相手が、SNSやブログで虚構を騙っていることもあるのです。

ですから、表面的な情報だけではなく多角的に調べる必要があるのです。

5-3. 独自方法で調べる

ホットリーディングにおける情報収集の仕方には、他にもさまざまあります。

まず、カウンセリングを予約制にし、相手と会うまでに1~2週間ほどの時間の猶予を作ります。

その間に独自のルートを用いて情報収集するのです。

たとえば、探偵を雇い身辺調査をすることもあるでしょう。

また、自分の仲間を遣って、セールスマンなどを装い相手の自宅を訪問させることもあります。

そして相手の家や、生活状況などを詳しくリサーチさせるのです。

6. ホットリーディングを恋愛に応用するには?

6-1. 相手の趣味や行きたい場所を事前に知る

ホットリーディングを恋愛で応用するには、一番に事前調査が必要です。

相手の好みや、相手の趣味、相手の行きたそうな場所、相手の欲しいものなどをリサーチすると良いでしょう。

しかし、あまりにこそこそと嗅ぎまわっていると、かえって相手に怪しまれることもあるので注意が必要です。

相手によっては、正々堂々と正直向き合った方が賢明な場合もあるので気をつけましょう。

また、相手の情報を知る際に、相手の友人から情報を聞き出すことも大切です。

要求的になるのではなく、相手の友人へ感謝の気持ちを伝えると、印象が良くなるでしょう。

その印象の良さが、友人を伝って、本人伝わることもあるのです。

あまりしつこくなりすぎないのが、事前調査において必要なことです。

6-2. 相手合わせた場所に誘う、デートをする

事前調査で得た情報を生かし、相手に予定や気持ちに合わせたデートプランを立てると良いでしょう。

相手の好きな場所であったり、時間帯を合わせたり、服装に気をつけたりと、できることは何でも行うと良いでしょう。

しかし、あまりにも完璧だとかえって不自然なので、少しプランに欠陥がある方が、相手からの信頼が高まることもあります。

人と言うのは完璧を求めながらも、完全な存在に対して畏敬や畏怖を感じ、距離をとってしまうのです。

ですから、あなた自身は完璧を貫くのではなく、あなたらしさを失わないことが大切なのです。

そして、打算的になるのではなく、相手を心から思いやることが大切です。

見返りを求めるような関係性と言うのは、すぐに見透かされてしまうものです。

あなたが素直な気持ちを見せることで、相手の心も開かれていくのです。

7. ホットリーディングで騙されやすい人の特徴

7-1. スピリチュアルな存在や事象を信じやすい

スピリチュアル的なものを信じやすい人は、ホットリーディング騙されてやすいです。

自分について、さまざまなことを言い当てられてしまうと、やはり霊的なものは存在すると感じいってしまうことでしょう。

そういう人は、占いジプシーやスピリチュアルジプシーになりやすく、さまざまな占いや霊的診断に手を付けてしまうことも多いです。

効果があるのかよく分からない、霊的なアイテムを買ってしまうこともよくあるでしょう。

目に見えないものではなく、目に見える現実を信じなければなりません。

7-2. 運命や宿命といった言葉に惹かれやすい

運命や宿命といった言葉に惹かれやすい人は、ホットリーディングに騙されやすいです。

今までの行いは、自分自身の運命に基づくものだと決めつけてしまえば、自分の責任から逃れたり、相手を責めることもなくなります。

その気楽さや、逃げの気持ちから、無意識的に運命や宿命を信じてしまうことが多いのです。

しかし、運命や宿命は、自分自身を縛ってしまう言葉でもあります。

その言葉によって視野が狭くなり、自分の可能性に気づけないまま一生を終えてしまうこともあるのです。

運命を決めつけたり、運命を恨んだりするのではなく、今を乗り越える気持ちが大切なのです。

7-3. 主観的な生き方をしている

ホットリーディングに騙されやすい人は、主観的な考えや、主観的な生き方にとらわれています。

視野が狭く、自分の感情が優先されるため、自分の思っていることを相手に当てられると理解された、分かってくれていると勘違いしやすくなるのです。

そして、主観に基づいて考えるため、客観的に相手は怪しいということに気づけなくなります。

また、周囲からの意見や忠告に耳を傾けず、自分にとって心地の良い言葉ばかり受け取ってしまうのです。

その結果、騙され、洗脳されてしまうこともあり得るのです。

7-4. 繊細で感じやすい

ホットリーディングに騙されやすい人は、繊細で敏感な性格をしています。

周囲の人よりも、さまざまな刺激に弱く、ストレスを感じやすいです。

その結果、相手のホットリーディングによって理解してもらえることが自身の癒しになることも多いです。

また、感覚敏感さのために、霊的存在を信じやすくもなるのです。

鈍感である方が、実は幸せである場合が多いのです。

7-5. 情報を鵜呑みにしがち

ホットリーディングに騙されやすい人は、表面的な情報を鵜呑みにしがちです。

相手に自分のことについて読み当てられて、まさにその通りだ、相手は凄いと信じ込んでしまうことがあるでしょう。

相手を疑うことをせず、自分で相手を調べることもしないために、ホットリーディングに流されてしまうのです。

ただ情報を鵜呑みにするのではなく、自分で調べる癖や、考える癖をつけることが大切です。

まとめ

ホットリーディングで一番大切な手法は、事前に相手を調査することです。

ホットリーディングは、恋愛において生かすことができますが、その程度を間違えてしまうと相手からの信頼を失うことになるでしょう。

また、ホットリーディングを用いた霊感商法などに騙されないように気を付けることも大切です。