一人っ子に多い性格｜特徴 | SPITOPI

あなたは一人っ子と聞くとどのようなイメージを持ちますか。

昔は兄弟が多い方が良いという価値観が強い人が多かったせいか、また一人っ子自体が少なかったためか、一人っ子というと「ワガママ」「メンタルが弱い」といったネガティブなイメージを持たれることもあったかもしれません。

ですが、今は少子高齢化の時代です。

一人っ子は珍しくも何ともありません。

むしろ周りにどんどん増えているといった印象です。

ここでは一人っ子に多い性格や特徴をまとめて紹介しています。

1. 一人っ子の基本的な性格

一人っ子の基本的な性格としては、おっとりしている、自分の世界があるといったことがわかりやすい特徴です。

もちろん個人的な性格の違いはありますので、勝気な一人っ子であれば、ちょっとワガママ気質に見られることが多いです。

気弱な一人っ子タイプの場合は打たれ弱く、優しいといったことがマイナス面となる場合もあります。

いずれにしても親からの愛情を良くも悪くも独り占め、そして兄弟間による仲の良さや時に争いごとなども無縁ですので、我が道を行く個性的な性格の人が多いのが特徴的です。

2. マイペースな人が多い

一人っ子といえば「マイペース」と言われることが多いです。

このマイペースという言葉、良い意味で使われる場合とちょっと嫌味というか悪い意味で使われる場合とあります。

一人っ子は兄弟がいない環境で育っていますので基本的に家の中では自分の思う通りに行動できます。

兄弟がいますと自分が遊んでいても相手からちょっかいをかけられたり、邪魔されたり、遊びに誘われたりとなかなか落ちつかないこともあるでしょう。

時にはケンカになってしまうこともあります。

そういった経験があるからか、兄弟が多い人ほど人づきあいなど要領よくこなせるのはそのためかもしれません。

一人っ子の場合はいつでも自分のペースで生活していたためか、どうしてもマイペースになってしまう傾向はあります。

3. 落ち着いている

一人っ子の人にありがちな特徴にどこか物静か、同世代の他の人より落ち着いているといったところがあります。

兄弟がいる人はしっかり者だったり、甘えん坊だったりという雰囲気が出ています。

「お兄ちゃんっぽい」とか「妹キャラ」などと何となく見た目や雰囲気で相手の家族構成が想像できてしまったりもします。

一人っ子の場合は家の中で一人静かに遊んだり、勉強する時間が長くなるためか、落ちついた雰囲気を持っている人が多いです。

接するのが両親という上の世代の人だけで、自分から強く自己主張しなくても、親から構われるからといったことも関係あるのかもしれません。

4. 家族を大事にする

一人っ子の人は両親から愛情を独り占めで生活してきたという割合が高いです。

そして、自分の他に親を見る兄弟もいないとわかっているからでしょうか。

親のことを大切に思っている人が多いです。

また自分が大人になって家族を作ると、「自分が一人っ子だったから」と子供は複数持ちたいと思う傾向があります。

家族のことをすごく大事にしているといった印象が強いです。

兄弟がいると、仲良くしたり助け合ったりということができる反面、仲が悪くなってこじれると最悪という面もあります。

兄弟仲が悪くなってそこに親がどちらかの味方についたりすると、家族関係がぎくしゃくしてしまうというリスクがあります。

一人っ子の人はそういったトラブルとは無縁ですし、常に親と自分との関係性だけを考えていれば良いのです。

5. 一人の時間が好き

一人っ子で育った人で、子供の頃兄弟が欲しかった、一人で寂しかったと言う人もいるのですが、案外一人でも平気そうだったりするのが特徴的です。

一人で遊んだり、過ごすことが子供の頃から日常だったので、大人になってからも一人で過ごす時間を好んだり、上手に過ごしているといった人が多いです。

いつも誰かとつるんでいないと寂しい、嫌だという人ほど兄弟でわいわい過ごしていた人にありがちな特徴です。

6. 喧嘩するのは苦手

一人っ子に人は、喧嘩や争いごとが苦手なのが特徴です。

もちろん一人っ子の人でも気が強い性格の人はいますが、基本的には喧嘩には慣れていないものです。

やはり子供の頃の喧嘩の相手といったら年の近い兄弟でしょう。

兄弟喧嘩をよくしている子は学校に行くようになって集団生活が始まってからも強いものです。

一人っ子の親は「自分の子は喧嘩慣れしていないし、大丈夫かしら」と気になってしまうのは仕方ないことといえるでしょう。

どうしても経験不足だからです。

一人っ子は家の中で兄弟がいないので、喧嘩をする必要性がない状態で育っています。

喧嘩は一人ではできません。

経験が少ないまま成長していきますので、人と衝突したり、争ったりというのは苦手、どう対処したらいいかわからないのです。

7. 甘えん坊な一面もある

一人っ子の人は、両親や祖父母からの愛情を一人で受けていた身です。

子ども一人に対して周囲の大人の数の方が多いのですから、どうしても甘やかされる傾向にはあります。

兄弟がいると上の子は我慢を強いられたり、下の子は上を見習うようにお説教されたりと、何かと比較されて育っていきます。

しっかりしなきゃとか、負けられないといったライバル意識、競争心のようなものがあったりもします。

一人っ子の場合はそういった感覚はないので、いつまでも甘えん坊タイプのままという特徴があります。

年齢のわりには純粋でほんわかしたイメージがある人が多いのが特徴的です。

8. 自分の意見がある

ふわっとした印象が強い一人っ子ですが、人に流されているわけではありません。

むしろその逆で自分の意見はしっかり持っているのです。

協調性が育つのは兄弟がいる人の方に多いでしょう。

一人っ子は家の中では自由で、協調性が必要とされる場面があまりないので、成長するにつれ、ちょっとワガママっぽい態度になってしまう人もいます。

「自分が嫌なものは嫌」「自分がしたいと思ったらする」こういった価値観が、ちょっと強過ぎたり、相手に押しつけてしまうようなことがあると、よく言われてしまうのが「一人っ子だからワガママ」という言葉です。

どこまで主張したらいいのか、悪いのか、その匙加減というのは経験をしながら身に着けていくものです。

幼い時から兄弟で育っている人は我慢したり、主張したりということを繰り返して学んでいくのですが、一人っ子の場合はそれは家の中ではあまり経験できません。

時に、ワガママ気質に見えてしまうこともあります。

9. 両親と仲良しの場合が多い

一人っ子の人は両親から大切にされていて、仲良くしている場合が多いです。

兄弟が多いと、親子の間でも相性があったり、また誰かがいるから自分が全てをしなくてもいいだろうなんてなりがちです。

実際、親の介護、相続の問題が始めると、兄弟間で喧嘩になったり、親との関係も悪くなったりする場合が実際にあります。

一人っ子の場合は、兄弟間と調整する必要もありませんし、親も子供は一人だけですので何でも一人の子に話します。

そういったことから、両親と常に関わっているということになりますし、絆も強いです。

10. のんびり屋さんが多い

一人っ子は競争相手がいないまま育ちます。

学校では友達という競争相手がいますが、家に帰れば一人の世界。

親から兄弟と比較されるということもありません。

親からしても他に子供がいませんから、比較対象がないわけです。

どちらかといえば大らかにマイペースで育ててる傾向になります。

一人っ子の人は競争する必要がないので、のんびりとした性格になるのも理解できます。

11. 空気が読めない、要領が悪い

一人っ子の人は、家の中で大人からの愛情を受けるのが当たり前で育ってきています。

結果的に周りの人はみんな自分に良くしてくれるという価値観になります。

家の中ではそうなのですが、外の世界は違います。

人を押しのけてでも自分が上に行く人、競争心が強い人、色々な価値観の人がいるわけです。

そういった価値観の人と初めてぶつかり合うようになるのは、学校に行き出してからでしょう。

一人っ子の人は空気が読めなかったり、要領が悪くて損をしてしまう場面が多いのが特徴的です。

どうしても兄弟の多い子の方が、集団生活というものに対して場慣れしていますし、経験値が高いからです。

それは大人になってからも同じで、やはり要領がいい人は、家族や兄弟が多かったり、人に慣れている人が多いのです。

12. 独占欲が強い

一人っ子の人は、愛されるのが当たり前で生きてきています。

当然それは恋愛面においても反映されます。

恋愛相手に対して「自分だけを見て欲しい」といった独占欲が強い傾向にあります。

親が自分を愛してくれたように、相手も自分だけを見て欲しい、他の人と仲良くしないで欲しいという欲求が強いです。

13. 素直である

一人っ子の人は、親からの愛情をたっぷりもらって可愛がられている傾向が強いため、人あたりが良くて素直な性格なことが多いです。

可愛がられている人、大切にされている人というのは相手を信頼する、素直に愛情を受け取ることが身についています。

また相手を疑うということを知らないことも多く、お人好しで騙されやすい傾向もあります。

14. お金に無頓着なところもある

一人っ子というと、どうしても親もお金をかけてしまう傾向にあります。

他に子供がいないので余裕があるというのもあります。

結果として欲しいと思った物は買ってもらいやすい状態にあり、そのまま成長していくと、お金に対して無頓着になってしまいやすい傾向はあります。

「我慢しなさい」と子供の頃に言われた経験が少ないというのも関係します。

欲しいと思ったら買う、このような価値観になってしまって、結婚して生活レベルが落とせないなんて悩みに発展する可能性もあります。

まとめ

以上、一人っ子に多い性格、特徴をまとめて紹介しました。

優しくておっとり、のんびりした雰囲気を持っている人が多いと感じます。

また自分の世界があり、さほど他人に執着してこないといった面もありますので、基本的にはおつきあいしやすいタイプです。

ただ性格的に攻撃的なタイプですと、周囲にちょっとワガママかなと感じさせてしまいます。

理解し合って上手に関わっていきたいです。