仕事で創造力・創造性を高める方法 | SPITOPI

皆さんは想像力と創造力の違いをしっかり説明できるでしょうか。

まず想像力は物事の可能性や将来性、感情や立場を考えてみる能力の事です。

頭の中で行う事なので正解はありません。

そして創造力は生み出す能力になります。

頭の中で想像した物を実際に形にする事なので、想像の後に創造していくというのが正解だと思います。

今回はその創造力を高める方法をお話しします。

1. 情報を集める

創造するには材料が必要になります。

まず何かを想像して発想してから創造する事になりますが、必ずきっかけは必要になります。

家事をしながら、通勤時に、雨の日になどの何気ないフッとした時に発想している場合もあれば、普段からこうなれば楽だな、こうしたら面白いのになと常に想像しているかもしれません。

実際殆どがすぐに忘れてしまって過ぎ去ってしまうのですが、気に留める事で何かのヒントになっていきます。

それを集めて情報として書き留めたりストックしてみるのです。

ヒントやネタが増えると自分の思考回路が分かりますし、どんな事が普段気になっていて、好きなのか嫌いなのかが分かってきます。

そうなると創造力が働きやすくなり、まず動くべき方向性が分かってきます。

2. 一つに執着しない

自分はこれが好き、こんな事に興味があると思ってそれに特化するとします。

元々沢山の情報を持っていたり、その道に対して多くの知識があるのであればいいですが、ただの好きな感情だけではすぐに行き詰ってしまうでしょう。

つまり目的やビジョンはしっかり立てないといけませんが、そこに行き着くまでのプロセスは別に何を参考にしてもいいのです。

そしてもっと言えば模索中に更に素晴らしい発想が生まれ創造力をかきたてるかもしれません。

視野を広げ物事を色んな角度から見てみると、また違ったものが見えてくるかもしれません。

逆に全く興味がない事にも目を向けてみると面白い事に繋がる可能性があります。

自分の思いだけに執着せず全く関係のないものにも目を向けて意識を分散させる様にしてみましょう。

3. ルーティンを組んでみる

ルーティンとはご存知の通り毎日決まったルールを自分に設けてその通りに過ごす事です。

一日中ではなく、朝起きてから出勤する迄や、帰宅して眠るまでなど人によって様々ですが、有名芸能人やスポーツ選手など自己管理が必要な人や成功者程、ルーティンを組んでいる事が多い様に思います。

ルーティンを組むと少しのズレに気付くようになります。

いつも同じ事をしているので感覚が繊細になっており、異変があると気付くようになります。

体調の変化、他人との比較、何より時間を区切る事でダラダラしなくなり大切に使うようになります。

集中力が高まるので効率が上がり、結果的に創造力に繋がっていきます。

4. 環境を変える

大きな旅行や何泊も海外旅行をするとなるとそれぞれ事情があったり経済的に難しい部分があると思います。

皆が皆すぐに行ける訳ではない事は分かりますが、たまに息抜きに遠出をしたり近くの公園に出掛けるだけでも創造力を高めるには有効だと思います。

とにかくいつもと違う環境を感じて日常に些細な事でいいので、何か変化を取り入れるようにします。

ボーっとするだけでもいいのです。

何もせず何も考えず過ぎ去る人を目で追うだけでもいいでしょう。

その時には何も感じなくても日常に戻った時にピンと直感が働き創造力に繋がるかもしれません。

5. 普段見ない物をみてみる

大人になると新しい事に挑戦したり、取り入れてみる事に億劫になってしまい、勇気が出ない事はないでしょうか。

本当はしてみたいけどなかなか重い腰を上げる事が出来ないなど、どうしても積み重ねた習慣を崩す事が難しくなります。

では今行っている習慣の中で変化をつけてみるというやり方もあります。

例えば雑誌を見る人は漫画に変えてみたり絵本を読んで見るようにします。

有名デザイナーのスタイルブックやインテリアの本などもいいでしょう。

DVDなども全く観た事のないジャンルを観てみる。

別に最後まで観る必要はないですし寝てしまってもいいのです。

ですが、なぜつまらなかったかは記憶に残ります。

そこから何かヒントを得るかもしれません。

人は同じ事ばかりしていると慣れてしまい感性が鈍ってしまいます。

刺激をしてあげる事で再び感性が蘇り、好きなものに対しても違う見方に変わるかもしれません。

6. こだわりに触れてみる

世界には一流の職人の方が沢山いらっしゃいます。

日本にも多種多様な方面の職人さんがいらっしゃいますが、名前が前に出ていない事が多々あるのでなかなかお目に掛かる事がないかもしれません。

例えば一流のハイブランドは誰もが知っていると思います。

ですが本物であればブランドではなくてもファンが沢山いらっしゃいます。

革製品や陶器や食器などジャンルはありますが、日本人の繊細で細やかな作業は世界一と言っても過言ではありません。

せっかく恵まれた環境にいるので一度本物を観に出掛けてみてはいかがでしょうか。

普段入らない様なお店は緊張しますが、入っただけで職人の技や信念を垣間見るかもしれません。

美しい作品や精密な作業などに圧倒されてしまうでしょう。

創造力は体感をする事によっても得られます。

実際に素晴らしい仕事をする職人の作品に触れる事は確実に財産になると思います。

7. ウィンドウショッピングをしてみる

もちろん気に入れば購入すればいいのですが、要はモデルになった気持ちで今まで着た事がないようなファッションや色彩の物を試着したり鏡で合わせてみるのです。

これは数やパターンが多ければ多い程効果的なので、ウィンドウショッピングと表現しましたが、新しい冒険になるので帽子をかぶってみたり、普段絶対に履かないような物やこの際パーティに行く時に着るようなドレスやスーツ、小物類を観に行ってみてもいいかもしれません。

自分には縁がないと決め付けてしまっては創造力とはかけ離れてしまいます。

何の為の創造力を思い出して下さい。

鮮やかなドレスやピンヒール、お洒落なビジネスグッズ、逆にファストファッションなどを鏡に合わせるだけで何かを必ず感じる筈です。

何より普段と違う自分を発見出来る事は大変有益な情報ではないでしょうか。

8. 独自の方法にこだわらない

どれだけ努力をして、想像力を働かせ、斬新な発想をして創造をしても、現在人にはゼロの状態から物を生み出す事は不可能に近いのです。

ない物が無い現在社会において、無の状態から何かを生み出す事はもはや失くすよりも難しいかもしれません。

これから生み出すものは、必ず昔のコピーです。

焼き写しているに過ぎないのですが、その際にオリジナリティを加える事は可能です。

つまりその創造力を身につけなければいけません。

例えば先人達が発明し創造したもののなかには残念ながら消えていった物が沢山あります。

その中には回り回って現在に蘇っていたり、まだ再発掘されていないだけで素晴らしい物が隠れているかもしれずヒントになる事は必ずあると思います。

例えば、昔はお米を土窯で炊いていましたが、木を切って薪を運び焼べた後に必死で火をおこさなければいけませんでした。

そんな重労働を失くす為に時代はスイッチ一つで炊き上げてくれる炊飯ジャーを生み出しました。

ですがまた時が流れ現在の人は、土窯で炊いたお米の美味しさを残して重労働は失くすといった方法を発明し、小さな土窯や土窯型のIH仕様など様々な方法で選択肢を増やす事に成功しています。

この事からも結局基になるのは昔のものであり、それを便利にしたり進化させる事が大切なのです。

オリジナリティを突き進める事ではなく、自分色に染めていく感覚で進める事が大切です。

9. テレビを観ない様にする

仕事から帰って用事を済ませてホッと一息つく時に、テレビを観て過ごす事が日課の方も多いと思います。

一日の終わりは好きな番組を観ながらそのまま眠りに就くといったリラックスの仕方もあると思いますが、週に一度だけ一日中テレビを点けない、もしくは夜は観ないという空間を作ってみると創造力が高まる状況を作り出せるかもしれません。

テレビを消すとかなり静かになりませんか。

日常の起きている中で、無音や無音に近い状態になる事はなかなかないと思います。

またテレビからはどうしても情報が入って来てしまいます。

一方的な意見や情報を耳にする事になり、他人の活動状況を観る事になります。

その時間を自分の活動の時間にして瞑想したりリフレッシュに使ったり、運動をするなど自分の空間にしてしまいましょう。

古典的ですがパズルや知恵の輪の様な手先と頭を使う物は非常に脳を活性化させるのでいいかもしれません。

また大人の塗り絵や書道などもいいでしょう。

手先を動かしほぼ無音状態の空間で過ごす事は貴重な体験になります。

10. メモを取るクセをつける

創造力は日常生活の中で閃く事が多いと言われています。

歩きながら急に降ってわいたようにアイディアが浮かんでくる話を聞いた事はありませんか。

意識していない時ほどインスピレーションが冴えて、意識してしまうとそれに囚われてしまい自由に発想できないのかもしれません。

ですが無意識の時なので何の用意もしておらず、せっかく閃いても次に何かの動作をしてしまうと忘れてしまう事もあるでしょう。

そうなると余りにも勿体ないので常にメモを取るクセをつける様にしましょう。

紙に書いてもいいですが、スマホにメモをしてもいいと思います。

あとで見返して良ければ採用すればいいですし、ダメでも何かのヒントになるかもしれません。

また日記の様にその日に気になった事やニュースを記録してもいいでしょう。

何気ない事は生活しているとどうしても忘れ去ってしまいます。

小さな事も積み重ねると山になるので重要な作業になります。

まとめ

大きな変化は難しくても、自分にできる範囲で生活に変化をもたらすと、思いもよらない事を想像していたり、発想をするかもしれません。

それがのちに創造力に繋がっていく場合もあるので一度参考にしてみて下さい。

大発明家になるかもしれません。