初対面なのに、なれなれしい口調で話しかけてくる。
年下なのに、敬語を使わず、タメ口で話してくる。
この間まで敬語だったのに、急にタメ口になった。
など、相手のタメ口や口調の変化で、困惑することがしばしばあります。
この記事では、タメ口をしやすい人や、タメ口をする人の心理についてまとめました。
この記事を参考に、そうした人に対してどう対応すべきか、考え、実践していきましょう。
- タメ口とは?
- 敬語だったのに急にタメ口になる人の理由は?
- タメ口で話す心理. 年下遍【もともとフレンドリーな性格である】
- タメ口で話す心理. 年下遍【敬語や敬称に対して無知である】
- タメ口で話す心理. 年下遍【相手のことを侮っている】
- タメ口で話す心理. 異性遍【誰にでもフレンドリーな性格である】
- タメ口で話す心理. 異性遍【付き合いたいという意思がある】
- タメ口で話さないほうがいい人とは?【目上の人や初対面の人には基本的には敬語が無難】
- 誰にでもタメ口で話す人の特徴
- 敬語かタメ口は人によって変えるのがベスト
- まとめ
1. タメ口とは?
タメ口とは、いわゆる「友達口調」の俗称のことをいいます。
タメというのは、とばく用語である「同目(ゾロ目)」を指します。
同じ数字が並んでいる意味から、同じ年代や地位の人と話す様子を、タメ口と呼ぶようになったと言われています。
具体的に説明すると、呼称については、~様、~殿、~さん、~先輩、~先生、~部長(などの地位)などの敬称を使わないことを意味します。
そして、~ちゃんや、~君、呼び捨て、あだ名などで相手を呼ぶ状態を指しています。
口調については、ですます調を使わず、~だ、~だね、~だよ、というように常体を使い、フランクに話す様子を指します。
そのことから、友人関係においては問題ありませんが、上下関係がある場合に、タメ口を用いることで、問題や混乱が生じやすくなるのです。
日本のマナーやモラルにおいても、目上の人や初対面の人に対しては、敬語を使うことが基本であるとされています。
しかし、年代が下がるにつれて、敬語に対する認識や知識が薄くなっていることが、タメ語における摩擦を生んでしまう一因となっているのです。
2. 敬語だったのに急にタメ口になる人の理由は?
この間まで、敬語だったのに、急にタメ口になる人には、共通する性格や特徴があります。
まずは、内弁慶な性格であることが特徴的です。
基本的には、警戒心が強く、臆病です。
多くの敵を作らないようにするために、初対面の人に対しては、敬語を用いることが多いです。
年上だけではなく、同年代の人であっても同様です。
しかし、一旦仲が良くなると、心を許し、タメ口になることがとても多いです。
敬語からタメ口への変化というのは、親密度の指標として用いることもできるのです。
ですから、混乱することもありますが、タメ口を使う相手に対して不快だと感じないのであれば、関係を続ける方が良いでしょう。
もちろん、態度の急変に嫌な気持ちがしたら、距離を置くことも大切です。
また、相手の足元を見るタイプの人も、最初は敬語を使ってくることが多いです。
この性格の人と関わる場合は、警戒することが大切です。
急にタメ口になったということは、相手のことを侮っていたり、見下している状態を意味している場合もあるのです。
「この人なら敬語を話さなくてもいい」「少々無礼でも許されるだろう」といった、自分勝手な価値観を押しつけていることがあるのです。
自分より強い者に巻かれて、腰ぎんちゃくになるような人も多いので気をつけましょう。
時には、踏み台にされたり、利用される場合もあるので、距離置いて静観した方が、平和的です。
急にタメ口になるタイプの人と付き合うには、こうした点を踏まえて、付き合うことが大切です。
3. タメ口で話す心理. 年下遍【もともとフレンドリーな性格である】
年下なのに、タメ口で話してくるタイプの人は、基本的にフレンドリーな性格です。
年齢や、性別、地位などに関係なく、誰とでも仲良くなりたい、興味を持った人と関わりたいという気持ちが強いのです。
また、積極的に意図するわけではなく、自然とタメ口で話してしまう人もいるでしょう。
そうした人は、家族もフレンドリーで、あっけらかんとした性格の人が多いです。
親子、兄弟というよりも、友達のような感覚で付き合ってきたので、外の人間ともそのように触れ合える、触れ合いたいという感情があるのです。
ですから、つい先輩や上司にタメ口を使ってしまい、失敗することもあるでしょう。
ですが、基本的に明るく前向きな性格なので、そうした失敗に対してくよくよすることは少ないです。
また、ストレートではっきりとした物言いをする人も多いです。
オブラートに包まないせいで、周囲と衝突してしまうこともあるので気をつけましょう。
日本人的な思考と言うよりは、外国人的な思考が強いタイプとも言えます。
時に、周囲から浮いてしまうこともありまりますが、マイペースな性格なので、のらりくらりと世を渡っていくでしょう。
そうした年下の振る舞いに、羨ましさや、嫉妬を抱いてこともあるかもしれません。
4. タメ口で話す心理. 年下遍【敬語や敬称に対して無知である】
タメ口で話す年下の人というのは、無知である場合もあります。
敬語や敬称に対する知識が薄く、普段話しているのと同じように話してしまうタイプの人もいるのです。
上下関係は理解していても、ちゃんとした敬語を話せない人もいるでしょう。
また、上下関係そのものを無視するようなタイプの人間もいます。
そうしたことから、目上の人との衝突が生まれてしまうこともあるので気をつけましょう。
大人になってからでは、知らないでは済まされないことは、たくさんあります。
敬語だけではなく、マナーやモラル、法律や規則といった、きまりを身につけていきましょう。
知らないことは恥ずかしいことかもしれませんが、自ら学んでいく姿勢があればそれは恥ではなく、誇りになります。
分からないことがあれば、自分から見聞きするように心がけましょう。
また、後輩や年下がタメ口で話しかけたきた場合は、攻撃的に指導するのではなく、丁寧に言葉を教えることも大切です。
頭ごなしの、叱責というのは、時にパワハラに捉えられる時もあります。
少々大変ではありますが、そうした丁寧な指導も大切なのです。
5. タメ口で話す心理. 年下遍【相手のことを侮っている】
タメ口で話してくる年下で一番厄介なタイプは、相手のことを見下したり、侮ったりするような人です。
そもそも、上下関係に興味がなく、相手へ敬意を払うことをしないような人もいるでしょう。
しばしば、集団生活で浮いてしまう人や、一人でいることが楽な性格の人に多いです。
それよりも厄介なのが、自分が相手より有能だと感じているようなタイプの人です。
自分に対する特別意識が強く、常に優越感に浸っていたいような性格をしています。
相手への精神的なマウンティングをすることが多く、タメ口では収まらず、言葉や態度に攻撃性が現れる場合もあります。
こうした性格の人は、しばしば、年上のみならず、周囲の人たちと軋轢が生じる場合が多いです。
プライドが高く、反省することが少ないので、腫れ物や厄介者扱いされることもあるでしょう。
このような年下の指導に手を焼いてしまうような事案も少なからずあるのです。
6. タメ口で話す心理. 異性遍【誰にでもフレンドリーな性格である】
初対面なのに、タメ口で話してくる異性というのは、誰にでもフレンドリーな性格である場合が多いです。
性別や、年齢、地位、言葉の違いなどに臆することなく、関わりたいと感じた相手に対して、積極的に話しかけようとします。
しばしば、なれなれしい印象を持たれやすいのがネックと言えるでしょう。
フレンドリーな性格と言うのは、気質的なものでもあります。
もともと、ポジティブであったり、明るい性格であったり、大らかな性格である場合が多いです。
そのような性格から細かいことを気にせず、生活や仕事、人間関係などにおいて大ざっぱになってしまうことも多いです。
そうした、大らかさと雑っぽさが合わさり、タメ口として表現されてしまうのです。
同性からはウケが良いですが、異性からは警戒されることもあるので、気をつけなければなりません。
特に、仲良くなりたい異性がいる場合は、相手がどんな性格なのか考えて、話し方や話す言葉を選ぶように心がけましょう。
7. タメ口で話す心理. 異性遍【付き合いたいという意思がある】
タメ口で話してくる異性には、相手と深く関わりたい、という意思があることが多いです。
良い意味でとらえるのであれば、二人の関係が深くなってきた時に、タメ口で話し合えると良いでしょう。
異性的だけではく、フレンドリーに付き合えるというのは、関係が長続きしやすくなるコツでもあります。
お互いに、楽しく話し合えるような環境を作っていきましょう。
しかし、初対面の異性や、会って間もない異性にタメ口で話しかけられた場合は注意が必要です。
「この人なら付き合える」「この人ならいける」といったように、相手を侮ったり、見くびったりしている場合が多いからです。
そうした相手とは、あまり良い付き合い方ができないので、距離を置いた方が良いでしょう。
相手がどのような態度をしているのか、どんな表情と雰囲気を持っているのか、きちんと観察することが大切です。
8. タメ口で話さないほうがいい人とは?【目上の人や初対面の人には基本的には敬語が無難】
目上の人と話す際や、初対面の人に話しかける場合は、基本的には敬語を使うことが大切です。
そもそも、マナーやモラルとして敬語は存在しています。
相手を敬う気持ちや、大切に思う気持ちを言葉にすることで、よい関係が築かれるのです。
また、日本人は、なれなれしい態度というのをあまり好みません。
初対面の場合は、最初は敬語を使う方が良いでしょう。
ですが、あまり堅苦しくなりすぎても、関係が縮まらない場合もあるので、適度な敬語を使うことが大切です。
ですます調だけでも良いので、さりげなく敬語を使えるように心がけていきましょう。
9. 誰にでもタメ口で話す人の特徴
誰に対してもタメ口で話す人というのは、フレンドリーであっけらかんとした性格の人が多いです。
性別や、年齢、地位などよりも、その人自信と仲良くなりたい、腹を割って話したいという気持ちが強いのです。
そうした感情や、願いから、言葉に表れてしまうことがしばしばあるのです。
ですが、TPOを理解せずに、タメ口を使ってしまうと、問題は生じやすくなります。
状況を判断して、言葉を選べるようになることで、よりよい付き合いができるでしょう。
また、誰に対してもタメ口で話す人は、子供のような性格をしている場合も多いです。
さまざまなことに無知であったり、無邪気であることが多いです。
社会的なルールや知識を知らずに、自分の思うままに生きているようなタイプの人も中にはいるでしょう。
自分の世界だけで生きていけるなら良いのですが、いざ社会に出ると困ってしまうことも多いです。
家族や友人のサポートが必要な場合もあるでしょう。
しかし、知らないことというのは、恥ではありません。
これから知識として身につけられる希望でもあるのです。
知らない事を前向きにとらえ、学習していくように心がけましょう。
10. 敬語かタメ口は人によって変えるのがベスト
敬語を使うか、タメ口を使うかは、人によって変えたり、TPOに応じて変えることが大切です。
基本的には、目上の人や、先輩や、初対面の人に対しては、敬語を使えるように心がけるようにしましょう。
付け焼刃の敬語と言うのは必ずボロが出てしまうものです。
何度も練習したり、繰り返し使うことで、自分の言葉や表現として身につけていくことが大切です。
また、敬語は仕事においても基本的であり、重要な知識です。
相手方と連絡をとったり、文章を交わしたりする際に、タメ口では許されないのです。
社会に出て困らないように、言葉遣いや書式についてのマナーやモラルを学んでいきましょう。
もちろん、常に敬語でなければいけないわけではありません。
友人や、恋人、家族などと普通に話す際は、いつも通りの言葉で良いのです。
ナチュラルな雰囲気で話すことで、よりよい関係が築かれるからです。
相手や、状況によって言葉を変えられるように心がけましょう。
まとめ
敬語から急にタメ口で話しかける人には、内弁慶なタイプの人が多いです。
仲良くなっても問題はありませんが、その後の付き合い方に変化を感じた際は気をつけましょう。
自分を見下したり、侮ったりするような態度が多ければ、あまり付き合いをしない方が良いです。
また、敬語とタメ口は、使い分けるようになることが大切です。
職場においては、基本的には敬語を使えるように、心がけましょう。
また、初対面の人に対しても、無礼のないように接することが大切です。
そして、一番大切なのが、言葉はもちろんのこと、相手に対する敬意や思いやりです。
その気持ちを忘れなければ、自然と良い言葉や正しい言葉で接することができるでしょう。
初対面なのに、なれなれしい口調で話しかけてくる。
年下なのに、敬語を使わず、タメ口で話してくる。
この間まで敬語だったのに、急にタメ口になった。
など、相手のタメ口や口調の変化で、困惑することがしばしばあります。
この記事では、タメ口をしやすい人や、タメ口をする人の心理についてまとめました。
この記事を参考に、そうした人に対してどう対応すべきか、考え、実践していきましょう。
1. タメ口とは?
タメ口とは、いわゆる「友達口調」の俗称のことをいいます。
タメというのは、とばく用語である「同目(ゾロ目)」を指します。
同じ数字が並んでいる意味から、同じ年代や地位の人と話す様子を、タメ口と呼ぶようになったと言われています。
具体的に説明すると、呼称については、~様、~殿、~さん、~先輩、~先生、~部長(などの地位)などの敬称を使わないことを意味します。
そして、~ちゃんや、~君、呼び捨て、あだ名などで相手を呼ぶ状態を指しています。
口調については、ですます調を使わず、~だ、~だね、~だよ、というように常体を使い、フランクに話す様子を指します。
そのことから、友人関係においては問題ありませんが、上下関係がある場合に、タメ口を用いることで、問題や混乱が生じやすくなるのです。
日本のマナーやモラルにおいても、目上の人や初対面の人に対しては、敬語を使うことが基本であるとされています。
しかし、年代が下がるにつれて、敬語に対する認識や知識が薄くなっていることが、タメ語における摩擦を生んでしまう一因となっているのです。
2. 敬語だったのに急にタメ口になる人の理由は?
この間まで、敬語だったのに、急にタメ口になる人には、共通する性格や特徴があります。
まずは、内弁慶な性格であることが特徴的です。
基本的には、警戒心が強く、臆病です。
多くの敵を作らないようにするために、初対面の人に対しては、敬語を用いることが多いです。
年上だけではなく、同年代の人であっても同様です。
しかし、一旦仲が良くなると、心を許し、タメ口になることがとても多いです。
敬語からタメ口への変化というのは、親密度の指標として用いることもできるのです。
ですから、混乱することもありますが、タメ口を使う相手に対して不快だと感じないのであれば、関係を続ける方が良いでしょう。
もちろん、態度の急変に嫌な気持ちがしたら、距離を置くことも大切です。
また、相手の足元を見るタイプの人も、最初は敬語を使ってくることが多いです。
この性格の人と関わる場合は、警戒することが大切です。
急にタメ口になったということは、相手のことを侮っていたり、見下している状態を意味している場合もあるのです。
「この人なら敬語を話さなくてもいい」「少々無礼でも許されるだろう」といった、自分勝手な価値観を押しつけていることがあるのです。
自分より強い者に巻かれて、腰ぎんちゃくになるような人も多いので気をつけましょう。
時には、踏み台にされたり、利用される場合もあるので、距離置いて静観した方が、平和的です。
急にタメ口になるタイプの人と付き合うには、こうした点を踏まえて、付き合うことが大切です。
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