愚痴が多い人の特徴・対処方法 | SPITOPI

本人は無自覚のうちに周囲の人を疲弊させてしまう、愚痴が多い人には、どのような特徴や傾向があるのか、様々な例を挙げながらご紹介しつつ、そのような人と対面したときの対処法を探ります。

1. 愚痴が多い人とは?

愚痴が多い人に見られる傾向として、まず最初にあげたいのは、ストレスに対する耐性が弱いことです。

同じ出来事に遭遇したとしても、愚痴を言う人と言わない人がいるのは、そのことが確実に関連しており、ストレスを感じやすい性格の人がそれを発散させるために、多くの愚痴を吐き出すことになります。

また愚痴が多い人ほど、マイナス面に目がいきやすい傾向があり、重箱の隅をつつくような細かいことにまで、不平不満を言い出します。

普段は明るい性格に見えても、SNSでは愚痴をばら撒いていることもあるので、優しい人に見える人でも注意が必要です。

2. 愚痴が多い人の特徴【不安に陥りやすい】

愚痴が多い人に見られる特徴として、不安に陥りやすい性格は不可欠要素です。

人間の攻撃性をあらわにするのは、不安から解放されたい時に強く出るものですので、自分に何らかの圧力がかけたと感じさせるものには、返す刀ですぐに愚痴を言うことになります。

例えば大雪によって電車のダイヤが乱れた時、駅員に駆け寄って文句を言いまくる人もいれば、スマホを取り出して読書の時間にする人もいるように、自分の中で不安を大きくしてしまう人ほど、たくさんの愚痴を吐き捨てます。

3. 愚痴が多い人の特徴【怠け癖がある】

怠け癖がある人は、他の人よりも不平不満を募らせやすく、すぐに愚痴を吐くことになります。

めんどくさいが口癖になってるような人は、他の人にとって何のストレスも感じないようなことでもストレスを抱えてしまうため、その都度、愚痴を吐かねばならず、結果的に不快な気持ちを増幅させていると言えます。

なぜなら愚痴を吐くことで自己正当化した思考回路が生まれてしまうので、本当は怠けていたいという自我が強くなり、不快に感じる体感指数が高まってしまいます。

少しでも愚痴を減らしたいのであれば、怠けることによって過分に面倒に思えることを知りましょう。

4. 愚痴が多い人の特徴【合理的ではないことを嫌う】

愚痴が多い人の特徴として、合理的ではないことを嫌う傾向があります。

このような傾向を見せる人は、他人の提案の問題点を見つけ、頭悪いな、と見下すことが多く、もっとこうすれば無駄を省けるのにという思いから、愚痴を言いたくなるメンタルが出来上がります。

実際にそれが正論である場合もあるので、無駄な努力を強いられることにストレスを感じてしまう事も分からなくはありませんが、大人であれば頭ごなしに相手を卑下することなく、新たな提案として建設的なリアクションをすべきです。

5. 愚痴が多い人の特徴【自分のルールを押し付ける】

愚痴が多い人は、自分のルールを押し付ける傾向があります。

相手と共通のルールを共有していない状態で、さも一般論のような申しつけをするため、相手にとってはなぜそのようなマイナーな不満が出るのかさっぱり理解できず、単なる愚痴として処理されてしまいます。

自分の中だけで正しいと思っていることを押し付ける熱量は、常に自分の意見は正しいと思っている思い上がりが根底にあり、自分は教える側の人間だと信じて疑わない性格も読み取ることができます。

何の実績もないのに、エキスパートのような口調で問題点を指摘する人がいますが、第三者にとっては不毛な愚痴でしかありません。

6. 愚痴が多い人の特徴【疲れやすい】

身体的にも精神的にも疲れやすい人は、すぐに愚痴を吐く傾向があります。

人間は疲労すると判断力が鈍り、思うように動けなくなるため、本来のスペックが下がってしまった不満から、手が止まる代わりに口が饒舌になります。

そこから読み取れるのは、疲れている人間は休むべきという新たな正論を生み出した身勝手な視点であり、仕事中にもかかわらず煙草を吸いに行ったり、自分の力不足が招いた問題にもかかわらず、自己正当化します。

まともな性格の人なら、自分が疲れやすいことを問題視し、筋力やメンタルのトレーニングを始めるでしょう。

7. 愚痴が多い人の特徴【自分に甘く他人に厳しい】

すぐに愚痴を言う人は、自分に甘く他人に厳しい傾向があります。

そのため、自分は何度も遅刻してもまともに謝ることはないにもかかわらず、相手が遅刻をするといつまでもしつこく愚痴を言うような事態に見舞われます。

また、愚痴が生まれる根底には、不平不満が眠っているものですが、相手は愚痴も言わずに我慢してくれている場合だと、同じことを何度繰り返しても反省がなく、ヘタをすると自分は相手よりも優しいとすら考えている場合もあり、周囲の評価と自己評価のギャップが激しいケースも多々あります。

8. 愚痴が多い人の特徴【他人を低く見ている】

基本的に他人のことを見下している人は、息を吐くように気軽に愚痴を言います。

このような傾向が見られる人は、自分のことに対する愚痴ではなく、他人の悪いところを見つけ出しては愚痴る場合がほとんどで、芸能人の不倫問題なども黙ってはいられず、朝から晩までそのことについてネットの掲示板に張り付いては、持論を展開し、自身の正義感と承認欲求を満たします。

また、世の中バカばっかり、という基本姿勢があるゆえに、問題を起こす前から先入観で偏見の目で見ていることも多く、職業蔑視なども平然と行うことがあります。

9. 愚痴が多い人の特徴【やらないで良い理由を見つけがち】

なぜ愚痴をたくさん言うことになるのかといえば、自分を正当化するためや、自分の権利を獲得するために、不満を漏らすケースもあります。

そこから読み取れるのは、やらなければいけないことから解放され、怠けていたい気持ちの表れであり、やらないことを正当化するための理論を口から吐き出します。

このような傾向を見せる人は、基本的に論争をするのが好きで、論破することによって自分を正当化できることの快楽が身についていることが多く、過去にそのような成功体験があったことから、ボキャブラリー豊かな愚痴を吐くことになります。

10. 愚痴が多い人の特徴【被害者意識を募らせがち】

被害者意識を募らせがちな人は、すぐに愚痴を吐く傾向があります。

誰も陰口など言っていないのに被害妄想でそのような不満を抱えてしまう人は、まるで火のないところに煙を立てるかのように自作にお不満を作り出し、愚痴を吐き出すことになります。

そこから読み取れるのは、本人の疑心暗鬼の視点であり、親から愛されなかった人ほど、このような傾向が見られることが多いです。

本来であれば無条件に愛されるはずの幼き日々の寂しさは、自分は愛されない人間という自覚を強く植え付け、どんなに優しくされてもそれを信じられず、愚痴の種を作ってしまいます。

11. 愚痴が多い人の特徴【実力が伴っていない】

理想の自分に対し実力が伴っていない人ほど、現実の満たされない自分を受け入れることができず、愚痴を漏らすことになります。

そうすることで自己正当化してしまうので、理想の自分に生まれ変わるための努力をすることもなく、いつまでも同じところで自分を慰めているだけになってしまいがちです。

このような傾向が見られる人は、そのことを自覚しない限り、延々と環境のせいにしたり、成功者を恨みながら、同じ愚痴を吐き続けることになりますので、勇気を出して真の自分の姿を鏡に映してみましょう。

12. 愚痴が多い人の特徴【忍耐力がない】

忍耐力がない人は、多くの愚痴を吐く傾向があります。

疲れた、もう無理などという愚痴の定番は、他の人はまだ頑張っているにもかかわらず、自分だけが我慢の限界を迎え、誰よりも早く愚痴を吐き始めます。

愚痴というものは、我慢の限界を迎えれば誰もが口にするものですし、相手の過失によって愚痴を吐かざるを得ないような状況というのももちろんありますが、自分の忍耐力がないゆえに多くの不満を抱えてしまうとすれば、特例で甘えさせてくれる機会は、子供や急病人でもない限り、考えにくいです。

13. 愚痴が多い人の特徴【罪の意識を感じない】

自分が悪いことをしても罪の意識を感じない人は、自分がそのことで誰かに注意されても受けれることができず、反論として愚痴を吐き出すことになります。

例えば明らかなるいじめの加害者だとしても、そのような加害を加えたのは相手に問題があったからだなどと論点をすり替え、全く正当性のないように愚痴を吐き出し、応戦します。

しかし多くの場合、このように自分の過失を認めず、謝罪ができない人は、周囲の人もフォローできなくなり、去っていくことがほとんどですので、孤立することになります。

14. 愚痴が多い人の特徴【叩いて良い人を探して生きている】

叩いて良い人を探して生きているかのような人は、人よりも多くの愚痴を吐きがちです。

不倫報道など、すでに社会的に制裁されていたり、多くの人から叩かれている人を探し出し、愚痴をぶつけることで、自分のストレスを発散しています。

特にそれが男女問題の場合は、自分の彼氏や旦那への愚痴を投影しているケースもあり、愚痴にも熱が入ります。

自分の生活を何も脅かさないにもかかわらず、なぜ芸能人の不倫なんかにそんなに熱くなれるのかの答えが、そこにあります。

15. 愚痴が多い人の特徴【損をしたくないと言う気持ちが強い】

損をしたくないという気持ちが人一倍強い人は、愚痴を吐くことによってそれを主張します。

たとえば自分が定価で買った商品が翌日にセール価格で売り出されている時など、前日にそれを教える義務はないので、お店としては何の落ち度もないのですが、自分が定価で買わなければならないのはおかしいと言わんばかりに、愚痴としか言いようがない正当性のないクレームを叩きつけます。

16. 愚痴が多い人の特徴【嫌われることを恐れてない】

嫌われることを恐れていない人は、相手の都合も考えず、自分がすっきりするためだけに愚痴を吐き出します。

嫌われる勇気という本がベストセラーになる時代に、それを履き違えるかのようなわがままぶりを誇示する人は、まるで当たり屋のように見るもの全てに愚痴を吐き、悪びれもなく傷つけます。

このような傾向が見られる人は、自衛するために距離を取る以外の手段がありませんので、心を病んでしまう前に諦めましょう。

17. 愚痴が多い人の特徴【他人の気持ちを想像できない】

愚痴が多い人は、他人の気持ちを想像できないという一面も持っています。

相手も苦労も理解することができれば、問題を起こしたとしてもそこに愚痴を叩きつけるようなことはありませんが、そうした想像力を欠いているため、自分の思いだけに愚痴を吐き捨てることになります。

他人の痛みを全て共有することはなかなかできることではありませんが、他人の気持ちに寄り添うことなく、自分の気持ちだけで生きている人は、結果的に愚痴の多い人生となり、自分自身を苦しめることになります。

18. 愚痴の多い人と付き合うのは疲れる理由

愚痴の多い人と付き合っていると、周囲の人は必ずと言っていいほど疲弊することになります。

否定的な意見を肯定し直すために頭をフル回転させなければならないことは、誰もが実感するストレスであり、その愚痴の矛先が、自分のアイデンティティを司っている仕事や、ハマっている趣味ともなると、相手の愚痴を覆すための熱量も高まり、論争が終わった頃にはぐったりすることになります。

人間は共感によって結びつくのが自然ですので、否定的なことをすぐ口にする人と親交を結ぶのは、容易ではありません。

19. 愚痴が多い人と付き合うときの対処方法

愚痴が多い人と付き合うときの対処方法として忘れてならないことは、愚痴を聞き流さずに、その都度、指摘することです。

ただ一言、また愚痴ってるね、とだけ伝えれば、愚痴を吐く回数を自覚させることができます。

息を吐くように愚痴を言う人は、自分の愚痴に気づいていない場合も多いですので、そのことを軽く指摘してあげるだけで、改善される場合もあります。

また、例えば恋人など、深い愛情をもって接することができる相手の場合は、愚痴を言う事でこの人のストレスが減るならばと、肯定的に受け入れてしまうのも一案です。

まとめ

愚痴が多い人の特徴とその対策方法について、まとめてみました。

他人を不快にする愚痴を平然と吐く人と時間を共有することは、とても疲れますが、発想の転換や接し方を変えるだけで、不快感をなくしたり抑えることもできますので、愚痴が多いこと以外は魅力的なところもある人を見捨てずに、本人も辛いであろう今の境遇から救ってあげましょう。